働く女性を描く人気のキャリアウーマン映画
仕事を頑張る女性を主人公にしたキャリアウーマン映画は、日本でも海外でも人気があります。現代においても、性別を理由に注目されたり辛い目に遭ったりすることはよくあることのようです。
それでもめげず成長していくキャリアウーマン映画を観て、励まされる人も多いことでしょう。ここでは人気のキャリアウーマン映画をチェックしていきます。
おすすめのキャリアウーマン映画【邦画】
バカリズムが脚本を担当したキャリアウーマン映画
まずおすすめしたいのは、キャリアウーマンを描いた日本映画です。篠原涼子さんが主演を務める『ウェディング・ハイ』は、敏腕のウエディング・プランナーが主人公。
どんな要望にも「ノー」を言わない彼女の前に一癖も二癖もあるゲストがあらわれ、人生最良の日に前代未聞のハプニングが起こりそうになります。
それを阻止しようと奮闘するキャリアウーマンを描く2022年公開のコメディ映画です。
ドラマから映画化されたキャリアウーマン映画
2022年公開の『七人の秘書 THE MOVIE』は、連続テレビドラマ、スペシャルドラマを経て、映画化と進化してきた人気作品です。
秘書たちは目立たないように銀行や病院、警察などいろいろな組織の中に溶け込んで働いています。
彼女たちの真の目的は、キャリアウーマンという側面を利用して理不尽な扱いを受けている弱者たちを救い、日本社会に蔓延する悪しき習慣を痛快にぶっ潰すこと。
映画では一族経営の巨大企業に挑みます。
前科者と触れ合い成長するキャリアウーマン映画
有村架純さんが演じる保護司の佳代が、罪を犯した「前科者」達の更生や社会復帰に向けて奮闘する姿を描く『前科者』も、おすすめのキャリアウーマン映画です。
2021年に漫画を原作としてテレビドラマ化され、2022年に続編として映画化されました。
佳代は保護司でもありますが、大学時代の奨学金と会社員時代の借金のためにコンビニや新聞配達のバイトもしています。
前科者と触れ合い成長していく佳代の姿を描くおすすめの映画です。
生きづらさを感じる女性のキャリアウーマン映画
おかざき真里さんの人気漫画を原作とした2021年公開の『ずっと独身でいるつもり?』は、作家が主人公です。36歳独身のまみを田中みな実さんが演じています。
恋愛や結婚をしていないと周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配される日々に、生きづらさを感じる姿は多くの女性の共感を集めるのではないでしょうか。
ほかに元ファンの女性、インスタ主婦、そしてパパ活女子といった女性も登場します。
生きる楽しさを知るキャリアウーマン映画
2019年に公開された『最高の人生の送り方』は、人生を家庭に捧げてきた主婦と、仕事に捧げてきた女社長の2人が同時に余命宣告を受け、残された人生の過ごし方を共に考えていく物語です。
専業主婦役を吉永小百合さん、キャリアウーマンの女社長を天海祐希さんが演じました。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンによる同名の人気映画を原案に、舞台を日本にしキャラクターを女性化したおすすめの映画です。
科学の力を信じるキャリアウーマン映画
2021年に公開された『科捜研の女 -劇場版-』は、1999年から続く人気テレビドラマの映画化です。
沢口靖子さんが演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)に所属する法医研究員の榊マリコが、転落死した女性教授の鑑定に挑みます。
難事件を解決に導くため科学の力を信じ誠実に仕事に打ち込むキャリアウーマンであるマリコの姿は、20年以上たっても変わりません。
あきらめないマリコの姿からは勇気がもらえるでしょう。
心の闇に迫る臨床心理士のキャリアウーマン映画
2021年に公開された『ファーストラヴ』は、女性人気の高い北川景子さん演じる臨床心理士が主人公のキャリアウーマン映画です。
臨床心理士の真壁由紀の元に、父親を刺殺したとされる女子大生の取材の依頼が舞い込みます。
彼女への取材をしていくうちに、意外な背景が明らかになっていくサスペンステイストの日本映画です。
人気作家、島本理生さんによる原作小説は直木賞を受賞しました。
おすすめのキャリアウーマン映画【洋画】
差別を潜り抜けて活躍したキャリアウーマン映画
続いては海外で制作されたキャリアウーマン映画の中から、おすすめの人気作品を見ていきましょう。
2017年に公開された『ドリーム』は、1961年のアメリカが舞台になっています。主人公のキャリアウーマンは、3人の黒人女性です。
彼女たちは白人と有色人種が分断されていた時代、NASAの計算手として働いていました。
さまざまな差別や嫌がらせをかいくぐり、ロケット発射の立役者となるのです。
特殊能力で成功を掴むキャリアウーマン映画
2019年にアメリカで公開された『ハート・オブ・マン』は、スポーツ選手の代理人として活躍しているアリが主人公です。
代理人業界は男性中心の社会なので、女性であるアリは見下されたり邪魔をされたりすることがありました。
ある時、アリは男性の心の声が聞こえるようになり、その能力を仕事に駆使し成功を掴みます。
ところが、プライベートではその能力が邪魔をする、という人気のロマンティックコメディ映画です。
女性差別に屈しなかったキャリアウーマン映画
2019年に公開された『ビリーブ 未来への大逆転』は、アメリカの最高裁判事となったルース・ベイダー・ギンズバーグの実話が元になった社会派映画です。
素晴らしく優秀なのに、女性という理由でキャリアが続けられなくなったり意見を聞き入れられなかったりする中、ルースはあきらめずできることをコツコツつづけていきます。
その強い心が、史上初の男女平等裁判への挑戦につながったのです。
セクハラに対峙するキャリアウーマン映画
2020年に公開された『スキャンダル』は、FOXニュースの創立者のセクハラに対する告発を描いた作品です。
告発者は元人気キャスターの女性。現在の人気キャスター、メインキャスターの座を狙う若手キャスターを交えた3人の女性を中心に、メディアを震撼させた騒動が描かれます。
日本でもパワハラやセクハラが告発されていますが、海外でも状況はほとんど変わらないことがよくわかるキャリアウーマン映画です。
無実の囚人を救ったキャリアウーマン映画
2021年に公開された『モーリタニアン 黒塗りの記録』も、実話を元にしているキャリアウーマン映画です。
911の同時多発テロ事件後にテロリストの容疑を受け、長期にわたって収容されていた男性のために奔走する女性弁護士をジョディ・フォスターが演じています。
次々に明らかになる事実は、現実とは思えないほどひどい内容ばかりです。最終的に釈放されるのですが、失われた時の長さを考えると何とも言えない気持ちになります。
人生の再起をはかるキャリアウーマン映画
2021年に公開された『パリの調香師 しあわせの香りを探して』は、パリの香水業界にその名を響かせた天才女性調香師・アンヌが主人公のキャリアウーマン映画です。
重大な秘密を抱えながらなんとか仕事をこなしていたアンヌですが、偶然知り合ったことごとく不運なタクシー運転手・ギヨームの善良さに触れ、人生を掛けた仕事の再起をはかります。
彼女の奮起に勇気がもらえる映画です。
ハイブランドを支えるキャリアウーマン映画
2022年に公開された『オートクチュール』は、人気高級ブランド「ディオール」のアトリエを舞台にしたフランス発のキャリアウーマン映画です。
オートクチュール部門のアトリエ責任者エステルは引退を考えているのですが、地下鉄内でのひったくりで知り合った移民二世の少女にお針子としての才能を見ます。
立場も環境も違う二人の女性の交流が描かれる、海外のキャリアウーマン映画です。
人気のキャリアウーマン映画を楽しもう
日本、そして海外で人気のキャリアウーマン映画を見てきました。社会に出て働くということは、男性女性問わず厳しいこともありますが、女性の場合は不遇な扱いを受けてきた時期が長かったり、男性中心社会の枠になじみ切れなかったりすることも多いようです。
だからこそ、最後まであきらめず成功する女性を描くキャリアウーマン映画は、観る人に勇気とカタルシスをくれるのでしょう。
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