受験生がプレッシャーにならない応援メッセージのポイント
受験生にメッセージを送る際には、プレッシャーにならないよう配慮することが大切です。
大きな重圧の中で頑張っている受験生を、余計に緊張させてしまうような言葉はNG。
では、どんなメッセージなら応援の気持ちが伝わるのでしょうか?
優しい口調で書く
プレッシャーにならない応援メッセージを書く1つめのポイントは、優しい口調を使うことです。そのほうが相手も素直にあなたのメッセージを受け取ることができます。
受験生は大きなプレッシャーの中で頑張っています。学校や塾などで、厳しい言葉をかけてくる指導者もいるはず。個人間でのメッセージまで、手厳しくしないよう注意したいですね。
リラックスして前向きになってもらえるような言葉遣いを心がけましょう。
頑張っていることを称える
試験に向けて頑張っている、努力していることを称えるメッセージにしましょう。自分の頑張りを友達や先輩後輩に認めてもらうと嬉しいですし、自信がつくからです。
もし志望校のレベルが高くても、あとどれくらい努力しないといけないなどプレッシャーを与えるのはNG。本人は何度も模擬テストを経験し、自分の学力をしっかり把握しています。メッセージを送る側は、学力ではなく努力を評価してあげたいですね。
結果報告を強要しない
メッセージの中で、結果報告を求めないことも大切。合格したら教えてね!などの一言は、大きなプレッシャーになってしまうからです。
ただでさえ、学校の先生や家族などには報告しなくてはいけません。嬉しい結果ならよいですが、残念な結果を報告しないといけない場合もあります。友達や先輩後輩にまで報告を強要されると、辛いものがありますよね。
応援している身としては結果が気になるかもしれませんが、相手のタイミングでの報告を待ちましょう。
プレッシャーにならない受験の応援メッセージ例文|親から子供
ここからは、プレッシャーにならない受験の応援メッセージを、例文とともにご紹介していきます。
まずは親から子供に対してのメッセージです。一番近くで見てきた存在ですから、応援の気持ちをしっかり伝えたいですね。
見守る気持ちを伝える父親からのメッセージ
- いよいよ試験当日だな。今まで頑張ってきたのをしっかり見ていたよ。リラックスして挑んでね。
今まで見守ってきた気持ちを伝える、父親からの応援メッセージです。頑張っていたことを親は見てくれていたんだと知れるだけで、受験生は嬉しいものです。
家族からは当日に応援の言葉をかけることが多いでしょう。試験当日は本人も緊張しているタイミングなので、サラッと簡潔に伝えるのがベストです。
不安に寄りそう父親からのメッセージ
- お父さんも受験のときは緊張で心臓が張り裂けそうだったのを覚えているよ。緊張しているのはみんな同じだから安心しろよ。
親が高校受験や大学受験を経験してきたなら、経験談を語るのもよいでしょう。親も同じ経験をしてきたんだと知ると、心強くなります。
緊張していたり不安だったりするのはみんな同じだという主旨の言葉も、不安なのは自分だけじゃないんだと分かって安心できますね。
具体的な努力に触れる母親からのメッセージ
- いつも夜遅くまで受験勉強して頑張っていたよね。きっとその努力は報われるよ。今日までお疲れさま!
どんなふうに頑張ってきたかを書きながら、激励の言葉を贈りましょう。「夜遅くまで勉強していた」「友達と遊ぶ時間も惜しんで頑張っていた」など具体的な努力に触れるのは、家族だからこそ贈れる言葉だからです。
今日までの努力を称え、我が子にお疲れさまの気持ちを伝えたいですね。
家族のぬくもりを感じる母親からのメッセージ
- 今まで頑張ってきたんだから、今日はリラックスして乗り切ってね!帰ったら家族で鍋パーティーしようね。
プレッシャーを与えず、とにかくリラックスできるメッセージならこのような例文はいかがでしょうか。
受験を終えて家に帰ったらリラックスできる時間が待っているというのは、受験生の安心感につながります。家族のあたたかさを感じられるメッセージは、親だからこそ贈れる言葉ですよ。
プレッシャーにならない受験の応援メッセージ例文|友達から友達
友達から友達に送る受験の応援メッセージは、ちょっとくだけた面白い内容でもOK。親しい存在からの言葉なら、プレッシャーにもならないですし嬉しいものですよ。
一緒に受験する仲間なら、お互いに励ましあって前向きになれるメッセージにしたいですね。
同じ学校に通う友達への応援メッセージ
- いよいよ大学受験当日だね!ホント毎日頑張っていて、努力家だなあっていつも感心していたよ!今日も前向きにファイト!
同じ学校に通っている友達なら、相手の努力も間近で目にする機会があったはず。そんな姿を称え、受験当日にもプレッシャーにならない程度のメッセージを贈りましょう。
例文のように深刻にならずに軽めの口調を心がけると、友達もリラックスして前向きに頑張れますよ。
同じ学校を受験する友達への応援メッセージ
- ついにこの日が来たね!お互い不安もあるけど、自信を胸にやり切ろう。合格したら一緒にご飯行こうね。
高校や大学など、同じ学校を受験する友達には、お互いの気持ちを分かち合うような例文はいかがでしょうか。
合格したら…という未来の話も、共に戦ってきた仲間ならプレッシャーにならず、むしろ希望に感じられるものです。合格した先の未来をイメージして、一緒に頑張れたらよいですよね。
違う学校を受験する友達への応援メッセージ
- お互い、今まで頑張ってきたことに自信を持ってやり切ろうね。頭が真っ白にならないようリラックスを心がけよう!
こちらは、違う学校を受験する友達へのメッセージです。別々の学校を受験するとしても、同じ受験生には変わりありません。受験生同士ならではの共感できる応援メッセージを綴ってみましょう。
合否だけに気が行かないよう、自分たちでリラックスを心がけるような文言も入れたいですね。
親しい幼なじみや親友への応援メッセージ
- 合格できてもできなくても、あなたの価値は変わらないし、ずっと友達だよ♪
結果がどうなってもずっと友達でいたいという気持ちを改めて表明したメッセージ例文です。「合格したい!」という感情でいっぱいになっている友達には、あえて結果にこだわらないメッセージを入れることで、肩の力を抜いてもらいやすくなります。
必ず合格する!という確信を伝えるメッセージではないので、どちらかというと親しい間柄向けの例文です。
プレッシャーにならない受験の応援メッセージ例文|後輩から先輩
続いては、後輩から先輩にエールを伝える場合の例文です。
先輩が受験シーズンになると、あまり部活にも顔を出さなくなって、寂しい思いをすることもありますよね。
そんな気持ちをそのまま伝えるだけでも、慕ってくれる後輩がいるんだ!と嬉しくなりますよ。
同じ部活の先輩への応援メッセージ
- 受験が終わったら、部活にも顔を出してくださいね!みんな先輩にまた会えるのを楽しみにしていますから。
部活でお世話になった先輩に、エールとともに愛情を伝えましょう。先輩は部活にはなくてはならない存在なのだと伝えることで、合格して後輩たちによい結果報告ができるように頑張ろう!と思えるものです。
何より、部活動から距離をおいても慕ってくれる後輩がいることが励みにもなりますよね。
勉強を教えてくれた先輩へのメッセージ
- 先輩が教えてくれた方程式の覚え方、すごくわかりやすかったんですよね。そんな先輩ならきっといつも通りで大丈夫ですよ!
勉強が得意な先輩には、自信をもってもらえるようにこんな例文はいかがでしょうか。試験当日を迎えると不安も襲ってきますが、そんなときにこんな一言をもらえると、きっとまた自信を取り戻せます。
勉強が得意な人ほどプレッシャーを感じやすいので、いつも通りで大丈夫という一言も応援になりますよ。
志望校が同じ先輩への応援メッセージ
- 今日は肩の力を抜いて頑張ってください。先輩が合格したら、自分も先輩の背中を追いかけられるように頑張ります!
志望校が同じ先輩への応援メッセージは、はっきりと目標を掲げた言葉を贈るのもおすすめです。同じ学校を目指すことを話しているくらいの間柄なら、合格にかける熱い思いも共有しているはずだからです。遠慮なく熱い気持ちをメッセージにして、合格への励みにしてもらいましょう。
身体を気遣いたい先輩へのメッセージ
- 試験会場は寒いと思いますので、身体を冷やさないよう注意してくださいね!先輩ならきっと大丈夫ですよ。
身体をねぎらいたい先輩向けの、応援メッセージの例文です。先輩相手に「頑張れ」とは言いづらいですが、このような表現ならしっかり防寒して実力を発揮してほしい、という気持ちが伝わりますよ。
会う機会があるならカイロなどの差し入れを渡すのも、プレッシャーにならない応援の仕方です。
プレッシャーにならない受験の応援メッセージ例文|先輩から後輩
先輩から後輩に応援メッセージを送る際は、プレッシャーにならないよう特に注意しましょう。後輩が相手だからといって、偉そうな態度を取っては絶対にNG。
先輩相手だと返信にも気を遣ってしまうので、できれば当日ではなく前日までに送っておくとプレッシャーにならないですみますよ。
母校の後輩への応援メッセージ
- 受験までの道のりは大変だったと思うけど、よく頑張ってきたよね。あとは当日、努力の成果を出せますように!
後輩相手に送りたい、スタンダードな応援メッセージの例文です。受験勉強を頑張ってきたことを称えながら応援されると後輩も嬉しいですよ。
とくに母校の後輩相手だと、受験勉強の流れを自分も経験してきた分、説得力があります。努力が水の泡にならないように祈ってあげると、きっと力になるでしょう。
進学校の後輩への応援メッセージ
- 〇〇高校の指導は厳しかっただろう。よく頑張ってきたね。大学に入ったら楽しいことがたくさんあるからね!
とくに厳しい指導をされる進学校の後輩には、こんな例文もおすすめ。厳しい受験勉強に耐えたことをほめられると、後輩も頑張ってよかったという気持ちになりますよ。
合格という直接的な言葉を用いず、入学後のイメージが湧く表現にすると、プレッシャーにならないで期待が膨らみます。当日も前向きに頑張れそうな例文です。
同じ学校を受験する後輩へのメッセージ
- きみが高校(大学)に入学してくるのを心待ちにしているよ!
自分と同じ学校を受験しようとしている後輩相手には、こんな応援メッセージを。入学してきたら嬉しいという気持ちを素直に伝えることで、ますます気合いが入るものです。
受験当日は時間配分をしながら集中力を維持するなど、メンタルコントロールも必要になります。そんなときに慕っている先輩が待っていてくれると思うと、励みになりますよね。
プレッシャーに弱い後輩へのメッセージ
とくにプレッシャーに弱い後輩には、こんな応援だとプレッシャーにならないですみますよ。英語でユーモアを交えることで面白い印象になり、不安な心をリラックスさせてあげられるでしょう。
簡潔で短い一言メッセージは、返信がプレッシャーにならないのもメリット。後輩相手だからこそ、サクッと応援の気持ちを伝えるだけにしておくのがおすすめです。
【NG】受験生がプレッシャーに感じる応援メッセージの特徴
- 絶対合格しなさい!と強い言葉を使う
- 合否の連絡を強要する
- 落ちたときのデメリットに触れる
プレッシャーにならないメッセージを書くために、以上のようなことはしないよう注意しましょう。
合格しろ!などと直接的にプレッシャーを与えるのはもちろん、合否連絡を強要するのもNGです。
また、「もし落ちたら~しなくてはならない」「不合格なら~になってしまう」など、落ちた場合のデメリットに触れるのも避けて。応援どころかマイナスの気持ちになってしまいますよ。
プレッシャーにならないメッセージで受験生を温かく応援しよう
受験は人生において大きな挑戦です。頑張ってきたことを試す場でもある分、ただでさえプレッシャーに苛まれるので、せめて応援メッセージはプレッシャーにならないよう注意したいですね。
NGな例も踏まえて、例文を参考に子供や友達、先輩後輩に贈りたい応援メッセージを考えてみましょう。一生懸命考えたメッセージならあなたの気持ちはきっと相手に伝わり、受験の励みになりますよ。
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