女性が読みやすい、おすすめの歴史小説21選。のめり込むほど面白い人気作品をご紹介

面白いエピソードや人気の歴史的名士が活躍する、おすすめの歴史小説を時代別にピックアップして紹介します。歴女(れきじょ)という言葉が流行した時期があります。歴史は苦手!という人もぜひ、名著や傑作をかじってみませんか?

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女性が読みやすい、おすすめの歴史小説21選。のめり込むほど面白い人気作品をご紹介
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たがめかめの

ライター

アラフィフwebライターです。3児の母と派遣社員とトロンボーン…たくさんのわらじを履いています。スタイリッシュな生活にあこがれていますが、実際は程遠い毎日。情報を収集しながら日々勉強の毎日です。

おすすめの歴史小説をご紹介!

歴女(れきじょ)という言葉が流行した時期があります。歴史ものが好きな女性のことを指しており、時代背景を考察することや聖地巡礼と称してその土地へ足を運ぶといった人も見られました。

歴史は苦手!という人もぜひ、名著や傑作をかじってみませんか?面白いエピソードや人気の歴史的名士が活躍する、おすすめの歴史小説を時代別にピックアップして紹介します。

おすすめの歴史小説《戦国時代》

武田と上杉の戦いを現した人気歴史小説

越後の国を統一した大名、上杉謙信をフィーチャーした人気の歴史小説です。

天才的ともいえる軍略を持つ上杉謙信が関東管領を拝命し、武田信玄との戦いである川中島の戦いまでを描いた小説です。

上杉謙信を取り上げた小説の中でも読みやすい、丁寧に書き込まれている面白い小説です。

「川中島の戦い=信玄視点」の作品が多い中、謙信視点での作品として珠玉の名作といえるでしょう。戦国時代ファンにおすすめしたい傑作です。


 

 

補佐役が主役!面白い視点がおすすめの歴史小説

戦国時代の武将が主役の歴史小説は数多くありますが、こちらは豊臣秀吉の異父弟に当たる豊臣秀長の物語です。

秀吉が厚い信頼を寄せていた側近の一人で、天下統一の立役者ともいわれた人物です。

ちょっと視点を変えると秀吉がとたんに頼りなく思えたり、ブレーンとしての秀長の力強さに気づくなど面白い発見があるかもしれません。

裏から見た天下統一を知りたい人におすすめの小説です。


 

大人気軍師官兵衛ファンへおすすめ歴史小説

大河ドラマでも話題になった軍師官兵衛。この原作にもなった司馬遼太郎の歴史小説です。

著者自らが敬愛する黒田官兵衛を描いた作品なので、そのダンディズムや戦わずして勝つといった信念が魅力的に描かれています。

長編大作の小説ですが、戦国時代の背景を予習したうえで読み進めていくと、面白いですよ。

大河ドラマから原作に興味を持った人でも読みやすいおすすめの小説です。


 

武田家滅亡後の真田家視点の歴史小説

武田家討伐後、残されてしまった家臣の真田家。生き残りのために翻弄されていくさまが描かれた超大作の歴史小説です。

戦国時代ならではの駆け引きや、情報戦などを経て真田家をリードした真田昌幸の物語が描かれています。

人生の選択イベントが目の前に何度となく現れる小説は、読んでいても面白いと感じるでしょう。人気の作家、池波正太郎さんのおすすめ作品です。


 

影武者の悲哀がわかるおすすめ歴史小説

徳川家康の影武者を務めたばかりに、家康没後も家康としてふるまう必要に迫られてしまった影武者、世良田二郎三郎を描いた歴史小説です。

完全なる家康のコピーとして鎮座せざるを得なくなった二郎三郎の奔走が面白い小説です。

人気の徳川家康の小説も、没後まで見ていくと興味がさらに深まるでしょう。

また、戦国時代小説ファンが登場人物の徳川秀忠の執拗さをどうとらえるかもみどころです。


 

男の嫉妬をたっぷり楽しめる歴史小説

戦国時代の北信濃で活躍した、合戦屋といわれる軍師石堂一徹が主役の歴史小説です。

戦国時代の物語が好きという人の中には、男同士の駆け引きや嫉妬といった、戦いとはことなるエピソードが良いという人も見られます。

まさに、この小説では石堂一徹や登場人物の哀惜がリアルに描かれていて面白いですよ。戦国時代の戦いの中に『別要素』を見出したい人におすすめの小説です。


 

秀吉と利休の因縁を知るおすすめ小説

茶道の大家として知られる千利休は、戦国時代で必ず名前が出てくる人物です。

この小説は、あらゆる時代小説で描かれる千利休像に疑問を持った筆者が、新解釈の下でがいた空想ファンタジー小説です。

茶の湯事件からさかのぼり、利休を取り巻く人々の語りで読み進めていく内容となっています。わびさびに興味を持っている人は読みやすい小説ではないでしょうか。


 

 

おすすめの歴史小説《平安時代》

ライトに読める平安貴族の歴史小説

古典文学である「とりかえばや物語」を人気作家である、氷室冴子さんがライトに解釈した面白い小説です。

短編小説の「ざ・ちぇんじ!」というタイトルとしても知られていますよね。古典文学に慣れ親しむための入り口としてもおすすめです。

初めて平安時代の小説に触れる人にもおすすめです。氷室冴子さんの小説は読みやすいので、本が苦手という人にも読んでほしい一冊です。


 

 

源氏物語を新解釈で読むおすすめの一冊

源氏物語の中でも珠玉の三角関係を描いた「宇治十帖」を、人気作家の林真理子さんが新解釈で描いた歴史小説です。

「浮舟の物語」というとピンとくる方もいるのではないでしょうか。女性ならではの感性で描かれているので読みやすいのではないでしょうか。

平安時代の恋愛、しかも三角関係のはざまにある女心に感情移入したい人に読んでほしい小説です。


 

平安時代の宮廷物語小説

氷室冴子さんが平安時代の宮廷をモチーフにして描いた、人気のフィクション小説です。恋愛が中心の面白い展開で平安時代を描いています。

途中、争乱などに巻き込まれるシーンなどもありますが、歴史に忠実に描かれている部分が多いので、歴史小説初心者はこちらの足掛かりにするのもおすすめです。

同タイトルで昭和時代に人気となったコミカライズ版もあるので、併せて読み進めるのもよいですね。


 

おすすめの平安時代のシンデレラ物語

継母に虐げられながら育てられてきた落窪が、貴公子に見初められるまでのシンデレラストーリーが描かれています。

海外のストーリーのように読みやすい展開で、平安時代のストーリーを初めて読む人にもおすすめの小説です。

原文版や現代語訳版などいろいろな種類の小説本が出ているので、好みに応じて取り寄せてみましょう。

平安時代にも「ネガティブシンキング」があったことに驚かされます。


 

平安時代の女性のモラルはいずこ?

平たく言ってしまえば「実録・平安時代女性不倫読本」ともいえる面白い歴史小説です。

平安時代の恋愛小説として読み進めていくと、その人間関係に「あなたにモラルはある?」と問いかけたくなるほど、驚きの展開が待ち受けています。

リアルさを求めたい人は、読みやすい文体でまとめてある新訳版を読むのをおすすめします。


 

女性の機微が伝わるおすすめ歴史小説

藤原道綱母が綴る21年分の日記です。

申し分のないスペックを持つ夫は、愛情を注いでくれずに絶望を感じたといったヘヴィな内容から、自分の身の上を嘆くというような内容などが読みとれます。

平安時代も今も女性の気持ちは変わらないことに気づかされます。新訳版で読みやすい版を選ぶと、さらにわかりやすく読み進められるのでおすすめです。


 

歴史背景を支持した人気の空想歴史小説

もし関白家の藤原頼長が女性で僧侶の西行法師と恋仲にあったら?鮮烈な設定から始まるおすすめしたい歴史小説です。

白河上皇の死去後から保元の乱までの戦乱が続く時代を切り取っています。

頼長が女性であることはトップシークレットで、普段は男性として生きているという設定です。

そのため妻をめとるといった理不尽さや、その妻との関係なども克明に描かれています。初めて女性でありたいと願った頼長の恋心にもキュンとしてしまいます。


 

 

おすすめの歴史小説《江戸時代》

江戸時代~幕末を語るならおすすめの一冊

人気作家である司馬遼太郎さんの歴史小説の中で、坂本竜馬を題材にした作品は、江戸から幕末にかけてのできごとには外せないものです。

ここでおすすめする長編小説「竜馬がゆく」では、数奇な運命をたどる竜馬の生涯が描かれています。

坂本竜馬を題材にしたドラマなどの土台はすべて司馬遼太郎作品だといわれることも。活字で竜馬の活躍を読みたいなら、ぜひこちらの歴史小説を読んでみましょう。


 

 

江戸が生まれるプロセスとは

今となっては大都会東京ですが、かつては低湿地で水びたしの土地で、お世辞にも活用するには難しい土地だったということを想像できるでしょうか?

家康が持つ甲斐や駿河などの所領と交換に、「北条家の旧領関東二百四十万石」の譲渡を豊臣側に持ち掛けられたことから話は始まります。

活用するには難しい土地から、江戸城を確立させたストーリーを面白い視点で書き上げられています。江戸の黎明を知るためのおすすめ歴史小説です。


 

江戸時代のおすすめ怪奇歴史小説

江戸時代の怖い話がまとめられた人気の歴史小説です。

中国の物語小説の影響を受けていますが、当時の思想や日本の文化が織り込まれており、日本の文学らしさが見え始めている読みやすい小説です。

9つの作品から成り立っていますが、次の作品には必ず前作品の要素と結びついた内容が織り込まれており、最終的に一つの作品としてみることができる、面白い作りがなされているおすすめの歴史小説です。


 

江戸の料理に思いをはせられる歴史小説

ドラマ化されたフィクションの歴史小説です。

主人公の「澪」のはかなさと機転を利かせた料理の腕前に、江戸時代の料理はどんなものだったのか想像を掻き立てられます。

逆境やこんなにも負けない、主人公のポジティブさにも元気がもらえます。

シリーズ化されているので、ぜひ全巻併せて読むことをおすすめします。巻末のレシピ帖も人気で、再現料理を作るのもおすすめです。


 

渋い歴史小説といわれるおすすめの一冊

人気ドラマなどで見たことがあるという人もいるでしょう。

女性が読むには渋い歴史小説かもしれませんが、実在した人物を忠実なる時代考証の上で描かれた作品なので、江戸の生活に興味があるという人におすすめできる小説です。

池波正太郎作品は読みやすいので、どんどん読み進められるのではないでしょうか。


 

当時発禁となった異色の恋愛歴史小説

江戸時代の恋愛模様はどうなのか?と思ったら、こちらの歴史小説をおすすめします。

当時、寛政の改革によって出版統制が行われていた時代に出版された古典文学です。

「人情本」は、今でいうところの「成人向け小説」に近い表現がなされていたため、幕府から絶版を言い渡されたという経緯がある本です。

三角関係による恋愛や当時の風俗などを垣間見ることができるおすすめ歴史小説です。


 

スペクタクル巨編のおすすめ歴史小説

子供向けの歴史小説や、古典文学のコミカライズなどで読んだことがある方も多い「南総里見八犬伝」。

江戸時代に書かれた一大スペクタクル巨編のおすすめ小説です。

完成され非の打ちどころがないストーリーは、歴史に興味がないという人でもぐいぐい引き込まれてしまいます。

現代語訳版で読むと、面白いストーリーがさらに際立ちます。


 

おすすめの歴史小説のまとめ

おすすめ歴史小説を時代ごとに分けて紹介しました。当時に発表されたものや、現在において当時の時代背景をもとに描かれたフィクションなどさまざまですが、歴史や風俗などを知る手掛かりとなる資料として読むことも一案です。電子書籍版も多く出版されているので、通勤や通学のお供にぜひ取り入れてみてくださいね。

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