初心者さんにもおすすめ「読みやすい小説」15選。物語に引き込まれる面白い本を厳選

初心者におすすめの読みやすい小説をご紹介

読書しようと思っても「どんな小説を読んだらいいんだろう」「最後まで読める面白い小説ってなに？」と考えて、手が止まってしまったことはありませんか？今回は初心者さんや久々に読書を楽しみたい方に向けて、おすすめの読みやすい小説をピックアップしました。

長く人気のある名作から最近映像化された話題の作品まで、見どころをわかりやすくご紹介します。読みやすい小説ばかりですので、ぜひ手に取ってみてください。

読みやすいおすすめ小説《恋愛・日常》

大人女性の日常を描いた名作

31のお話が掲載されている読みやすい短編小説集です。どのお話も31歳の女性が登場し、それぞれが1番大切にしているものについて繊細に描かれています。

女性ならではの悩みも書かれているので、共感できる部分もあって読みやすいです。

短編集となっているので、まとまった時間がとれない忙しい方でも読みやすいでしょう。

 

 

人気作品の続きが見られる面白い小説

こちらは今でも根強い人気を誇る映画『プラダを着た悪魔』の続編です。

主人公のアンドレアは、かつてのライバルと高級結婚情報誌の会社を起業し成功を収めます。プライベートでも結婚し、順風満帆な生活が待っていると思いきや…。

映画で登場した人物が物語にたくさん出てくるので、久しぶりに読書する方でも読みやすいですよ。

 

いろいろな物語を味わえる小説

直木賞を受賞した小説家・江國香織さんの初期作品が収録された短編集。

9つの短編小説が収録されていてどのお話もテーマが違うので、いろいろなテイストを1冊で楽しめます。

柔らかい文体で定評があるので、初心者さんでも読みやすいです。人気作品『きらきらひかる』の10年後を描いた短編もあり、江國香織の世界に浸れますよ。

 

夫婦の関係や仕事に悩む女性が描かれた小説

『A2Z』は日本を代表する小説家・山田詠美さんの小説です。

大手出版社で働く30代の既婚女性が夫婦関係や仕事に悩みながらも、新たな恋に落ちてしまうという物語。

主人公がどうなっていくのか気になって、どんどん小説を読み進めていけるでしょう。

主人公の揺れ動く気持ちがリアルに描かれていて、とても読みやすいですよ。

 

変化する人間関係が面白い小説

大人の恋愛が描かれた小説を読みたいなら、島本理生さんの『2020年の恋人たち』もおすすめです。

ワインバーを営んでいた母が急死し、店を引き継ぐかの選択肢を主人公が迫られるところから物語は始まります。

付き合っている恋人や新しく出会う人たちの関係がどんどん変化していくところが見どころです。人間模様が面白く、読みやすい小説となっています。

 

読みやすいおすすめ小説《ミステリー》

婚活がテーマとなったミステリー小説

『傲慢と善良』は、婚活や結婚がテーマとなっている面白い小説です。婚活で出会った男女。

結婚の準備が進んでいたのに突然婚約者が失踪してしまい、西澤架が婚約者の行方を追うというストーリー。

小説を読んでいると彼女の過去や家族との関係がどんどん見えてきて、ハラハラできる読みやすい作品です。

タイトルにある「善良」「傲慢」についても考えさせられますよ。

 

映像化もされた人気のミステリー小説

『夜明けの街で』は、たくさんの有名作品を生み出している小説家・東野圭吾さんの作品。

こちらの作品は不倫の話にミステリーが加わったお話で、これまで東野圭吾作品を読んだことがない方にもおすすめです。

不倫する奴なんてバカだと思っていた主人公・渡部が、派遣社員の秋葉と不倫関係に。ただ、その秋葉には誰にも言えない秘密があって…というミステリー小説です。

 

イヤミスを堪能できる面白い小説

読み終えたとき、嫌な気分になる小説のことをイヤミスと言いますが、そんなイヤミスの三大女王と言われる湊かなえさんの小説も、読みやすいのでおすすめです。

『豆の上で眠る』は姉妹をテーマにしたミステリー作品。

2年間行方不明だった姉が家に帰ってきますが、家族や周りが喜ぶ一方、妹は姉が本物なのか信じられなくて…。

登場人物の心理描写が巧みで、読みやすいのが湊かなえ作品の魅力ですよ。

 

1人の女性の生き方を描いた小説

『ザリガニの鳴くところ』は、2021年に本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれました。

とある湿地でたったひとりで育った少女・カイアは、湿地で起こった殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。

彼女は本当に犯人なのかどうかを追っていくミステリーとなっています。

ミステリー要素の他、過酷な人生を生きるカイアの物語が率直に描かれていて、読みやすいですよ。

 

音楽をテーマにした面白いミステリー小説

祖父や従姉妹が焼死、自身も大火傷を負いながらもピアニストになるため、ピアノの練習に励む16歳の遥。

現役ピアニストである岬と出会って猛特訓の日々が始まるのですが、遥の周りでは次々に怪事件が起こっていきます。

描写が綺麗でわかりやすく、初心者さんにもおすすめの読みやすい作品のひとつ。シリーズ化されているので、読みやすいと感じたら続きを読むのもおすすめです。

 

 

読みやすいおすすめ小説《ファンタジー》

魔法の世界を楽しめる王道ファンタジー

『ハリーポッター』シリーズは、魔法使いや魔法動物などが出てくる王道のファンタジー。

ハードカバーの他、読みやすい文庫本サイズも販売されていて、手に取りやすいですよ。

1990年代のイギリスを舞台にした作品で、ホグワーツ魔法学校での生活や闇の魔法使いヴォルデモートとの関係が描かれています。

子供から大人まで楽しめる読みやすい小説で、初心者さんにもおすすめです。

 

 

勇敢な少女の冒険が描かれたファンタジー

小説家フィリップ・プルマンの『黄金の羅針盤』は、カーネギー賞やガーディアン賞に輝いた名作。

両親を亡くした少女ライラが守護精霊ダイモンとともに、誘拐された子供たちの捜索に出発するところから始まる物語です。

読んでいくと、スケールの大きさに引き込まれること間違いなし。

物怖じしないライラの姿に勇気をもらえます。また、新しい世界観や価値観に出会えるでしょう。

 

大人も読みやすい日本のファンタジー

『空色勾玉』は、日本に古くから伝わる死生観や東洋特有の思想が反映されたファンタジー作品。

日本の神話をテーマとしていて、大人でも読みやすい上質な内容に仕上がっています。独特な言い回しにも美しさを感じられるでしょう。

どこか懐かしさを感じる本作品は、読みやすい小説で気分転換したい方におすすめです。

 

幅広い世代に愛されるファンタジーの名作

読みやすいファンタジーの名作を探しているなら、『はてしない物語』もおすすめしたい小説です。

本好きな主人公の少年が古本屋さんで「はてしない物語」という本に出会います。その面白い本に夢中になり読みふけっていると、不思議なことが起こっていき…。

世界中で翻訳されている本作品は、子供から大人まで幅広い世代の方に人気ですよ。本の装丁も美しく、手に取りたくなるでしょう。

 

劇場アニメ化された話題の人気小説

最後にご紹介する読みやすい小説は、『かがみの孤城』です。2018年に本屋大賞を受賞、2022年には劇場アニメ化もされました。

不登校で支援教室にも通えず引きこもっている主人公のこころが、自室の鏡をくぐった先のお城で同じ悩みを持つ子供たちに出会って…というファンタジーです。

なぜ子供たちは城に集められたのか。ミステリーの要素もあり、普段読書しない方にも読みやすいですよ。

 

初心者におすすめの読みやすい小説まとめ

今回ご紹介した小説はどれも読みやすいと人気があるものばかりで、普段本を読まない初心者さんにもおすすめです。日常生活で悩んでいることがある方は恋愛や日常を描いた小説、現実を忘れて物語の世界に浸りたい方はミステリーやファンタジー小説を読んでみてはいかがでしょうか。

読みやすい小説に出会うと、読書がどんどん楽しくなりますよ。ぜひお気に入りの小説家やシリーズを見つけてみてくださいね。

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