おすすめの読みやすいミステリー小説
大きな事件の推理だけでなく日常に潜む身近な謎解きやサスペンス、ファンタジーなど、さまざまなテイストが盛り込まれているミステリー小説は初心者さんにも、おすすめの面白い作品がたくさんあります。
ここではベストセラーになっている有名な作品や人気作家の代表作、読みやすい人気シリーズや短編小説などのおすすめを見ていきましょう。
おすすめのミステリー小説《ベストセラー》
「このミス」大賞受賞のベストセラー小説
初心者さんにおすすめしたいミステリー小説はベストセラーになっている人気小説です。
指針の1つとなるのが「このミステリーがすごい大賞」。大賞受賞作は軒並みベストセラーになるほど信用のあるコンテストです。
新川帆立さんの『元彼の遺言状』は2021年の大賞受賞作。凄腕の女性弁護士が活躍する、おすすめの遺産相続ミステリーです。
メディアミックスでも人気のミステリー小説
続いておすすめするミステリー小説は三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖』です。
第1巻は2011年に出版され、2022年3月には10巻目が出版される予定のベストセラー。
ドラマ化とアニメ映画化、さらに実写映画化もされています。
美貌の古書店店主・栞子(しおりこ)が古書にまつわる謎を解いていく、おすすめのビブリオミステリー小説です。
長編と短編があるラノベ風ミステリー小説
『掟上今日子の備忘録』は西尾維新さんによるベストセラー、忘却探偵シリーズの第1巻です。
主人公の掟上今日子(おきてがみきょうこ)は寝ると記憶がリセットされる忘却探偵。
そのため、依頼された事件はほぼ1日で解決に導いていかなければなりません。
ラノベテイストでサクッと読めるおすすめのミステリー小説。冤罪体質の青年とコンビを組む長編小説と刑事と組む短編小説があり、両方ともおすすめです。
中華後宮ラブと謎解きのミステリー小説
ライトノベルの中でも、ミステリー小説は人気があります。特に最近人気が高まっているおすすめは古代中国の後宮を舞台にしたミステリー小説です。
『盲目の織姫は後宮で皇帝との恋を紡ぐ』は中途失明した氾蓮香(ハンレンカ)が後宮内で起こる事件や謎を解決していきます。
さらに、謎を持つ皇帝との恋愛要素も盛り込まれ目が離せません。既に5巻まで出ているベストセラーのミステリー小説です。
食欲と謎解きを一挙に満たすミステリー小説
美味しい食べ物とミステリーも相性のよい、おすすめの組み合わせです。
古今東西、さまざまなシチュエーションで食べ物と謎解きの組み合わせが描かれてきました。
友井羊さんの『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』はシリーズ累計52万部以上のスープミステリーです。
手作りスープのお店を経営している店主が、お客さんから持ち込まれる謎を解明していきます。7巻目の『朝食フェスと決意のグヤーシュ』が最新作です。
おすすめのミステリー小説《有名作家》
人気のミステリーシリーズ連作短編小説集
ミステリー小説には、人気の高い有名作家さんが何人もいます。続いては、作家で選ぶおすすめミステリー小説を見ていきましょう。
ミステリーに限らず、面白い作品を次々に生み出している人気作家・伊坂幸太郎さんの『AX』は、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズの3巻目です。
前作が長編小説だったのに対し、こちらは短編集。より読みやすくおすすめです。
ゴシック・ミステリーの到達点とされる小説
本屋大賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』の作者・恩田陸さんによる正統派ゴシック・ミステリー小説『薔薇のなかの蛇』も、おすすめです。
ミステリー初心者さんには正統派ゴシック・ミステリーは敷居が高いと感じられるかもしれませんが、恩田さんの筆力にかかればそんな心配はご無用。
バラをかたどったお屋敷でのパーティーという、めくるめく世界を楽しんでください。
長く愛されている旬のミステリー短編小説集
人気作家・石田衣良さんによるベストセラー『池袋ウエストゲートパーク』シリーズも、おすすめのミステリー小説です。
単行本では2021年に17巻目が出版されているロングセラーでもあります。
池袋を舞台に日常の謎から大きな企業や裏社会も絡む謎まで、旬なミステリーをフルーツ屋のマコトが解決していく短編小説集です。
長瀬智也さんと窪塚洋介さんコンビでのドラマ化も伝説になっています。
京都を舞台にした胸キュンミステリー小説
続いておすすめしたいミステリー小説は望月麻衣さんの人気シリーズ『京都寺町三条のホームズ』です。
2015年に1巻が出版されて以来、既に17巻まで続いています。
京都の骨董店店主と女子高生のコンビによる謎解きと胸キュンのラブストーリーが楽しめる、おすすめミステリー小説です。
同じ作家さんの『京洛の森のアリス』『太秦荘ダイアリー』というシリーズも人気です。
たくましいお嬢さまが活躍するミステリー小説
海外の有名ミステリー作家の作品も、おすすめしましょう。
初心者さんでも気軽に読み始める事ができる『英国王妃の事件ファイルシリーズ』は日本語版では「貧乏お嬢様」のタイトルで親しまれています。
王位継承権34番目の貧乏侯爵令嬢であるヒロインが体当たりで事件に挑む、おすすめの人気シリーズです。
2021年には最新刊『貧乏お嬢さまの危ない新婚旅行』が出版されています。
おすすめのミステリー小説《短編集》
人気ベストセラー作家のさっと読める短編集
ミステリー小説を読みなれていない人は、まず短編小説から読んでみてはいかがでしょう。
短編のミステリー小説は1作1作が短いので短時間で読むことができます。
ベストセラー作家でもある東野圭吾さんの短編集『素敵な日本人 東野圭吾短編集』は9作のミステリー短編小説が収録されています。
1話1話は、さっと読めるので時間がない人にもおすすめです。
人気シリーズが多数あるベストセラー作家の一冊
初心者さんにも読みやすいミステリー小説のベストセラー作家といえば、北村薫さんも外すわけにはいきません。
衝撃的なデビュー作であり6巻まで出ている『円紫さん』シリーズ、正体は大富豪の一人娘である『覆面作家』シリーズ、昭和初期を舞台とした『ベッキーさん』シリーズ、本にまつわる謎を解く『中野のお父さん』シリーズと、短編小説の人気シリーズがたくさんありどれもおすすめです。
5分で読めるショートショートミステリー小説
『図書室の奥はあやしい相談室 (5分間ノンストップショートストーリー)』は、サブタイトルにあるように1話5分で読めるミステリーのおすすめショートショート小説集です。
舞台は、リベルタス学園中等部図書室。新しく図書委員となったカイトとキョーコのをはじめ図書委員たちが、さまざまな相談事を解決していきます。
作中に登場する名著が各章のタイトルになっているので要チェックです。
殺し屋探偵が解く日常の謎が楽しめる短編集
人気ミステリー作家の石持浅海さんには、いくつもの短編シリーズがあります。こちらは2巻出ている「殺し屋探偵シリーズ」。
経営コンサルタント会社を運営しながら650万円で殺しを請け負う富澤允が主人公です。
彼はビジネスライクに依頼をこなす敏腕殺し屋ですが、依頼にまつわる小さな日常の謎が気になってしまうキャラ。
同じ作家の「座間味くん」シリーズも、おすすめの短編ミステリー小説です。
人類を襲うパンデミックを扱うミステリー小説
原稿用紙で言うと10枚から70枚ほどの短編小説は、国内外の人気作家によるアンソロジーも数多く編まれています。
『伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選』のテーマは、パンデミック。
エドガー・アラン・ポーさんやコナン・ドイルさん、西村京太郎さんや皆川博子さんなど有名ミステリー作家の作品を8編収録した、今、この時代だからこそ読みたいおすすめの短編ミステリーアンソロジーです。
おすすめの人気ミステリー小説を楽しもう
初心者さんでも楽しめる読みやすいミステリー小説をベストセラー、有名作家、そして短編集と3つのジャンルに分けておすすめしました。
ミステリー小説は広義では推理小説に分類されますが、ファンタジーやSF、ラブロマンスにコメディと謎解き以外の要素も盛り込まれた作品が多くあります。気になる1冊を見つけてミステリー小説を楽しんでみてくださいね。
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