おすすめのどんでん返し小説をご紹介
数ある小説カテゴリの中でも、特に人気が高いのがどんでん返しのあるストーリー。衝撃の展開や意外なラストが待ち受ける物語は、日常に新鮮な刺激をもたらしてくれます。
今回は、どんでん返しがおもしろいおすすめの小説をいくつかまとめてご紹介!日本で有名な作家ものから世界の名作まで幅広くお届けしますので、ぜひお楽しみください。
おすすめのどんでん返し小説|日本
名作をベースにした本格派小説
日本国内では、綾辻行人の小説のどんでん返しがおもしろいとして有名です。
「十角館の殺人」は、世界の名作「そして誰もいなくなった」をベースにしたミステリー小説です。
物語は、とある島に大学生数人が訪れることから始まります。
ひとり、またひとりと命を落としていきますが、ある1文を境に物語の進行ががらりと変わるどんでん返しが待ち受けていますよ。
どっしりした読後感に浸れる小説
どんでん返しの小説はトリック重視の構成が多いですが、「慟哭」では人間の影の部分について深く描かれています。
重厚な後読感が味わいたいなら、こちらの小説がおすすめですよ。
物語の核となるのは、連続幼女殺害事件。
事件を追う捜査一課長と、新興宗教にハマる男性の視点が交互に登場します。
一見すると無関係な2者の驚愕の事実が明かされるとき、誰もが持つ人間の闇が見えてくるはずです。
叙述トリックが巧みな推理小説
「ロートレック荘殺人事件」は、SF作家として有名な筒井康隆の渾身のミステリー小説です。
叙述トリックを巧みに使った王道のどんでん返しストーリーですが、筒井康隆らしいブラックな要素が盛り込まれ、読み応えのある1冊となっています。
事件は、郊外のある洋館にて起こります。
犯人捜しの推理だけでなく、ミステリーとしての是非が大論争となったそのあとのさらなるどんでん返しも秀逸ですよ。
二度読みたくなる刺激的な恋愛小説
日本国内では、事件解決意外のどんでん返しもとても人気があります。
中でもおすすめなのが、人気作家乾くるみの「イニシエーション・ラブ」。
映像化もされ、小説を読まない層からも絶大な支持を受けています。
主人公は、遠距離恋愛となったあるカップル。
甘くほろ苦い青春ラブストーリーとして物語は進行しますが、ラスト2行で衝撃のどんでん返しが待っています。
温かな人間模様もみどころの小説
日本でも有名な伊坂幸太郎が手掛けた小説「アヒルと鴨のコインロッカー」は、映画化や舞台化もされた、知名度の高いどんでん返しの物語。
ライトな世界観で描かれており、リラックスして読みたい日にもおすすめです。
ミステリー小説としては珍しく、ゆったりと現実感のある流れで物語は進んでいきます。
叙述トリックを使ったどんでん返しだけでなく、温かくて切ない人間模様もみどころです。
すかっとするオチが気持ちよい小説
どんでん返しの小説には、後味も重要なポイントですよね。
すっきり爽快な読後感が味わいたい方には、「カラスの親指」がおすすめです。
不可思議な5人と1人の共同生活を中心に描かれますが、ラストのどんでん返しまでの伏線がとても丁寧に混ぜ込まれており、他にはない疾走感で最後まで目が離せません。
すっきりとできるどんでん返しで、暗い話が苦手な方にもおすすめです。
さらりと読めるのに空恐ろしい連続短編小説
日本の人気作家乙一の小説は、独特な世界観が読む人を惹きつけます。
「GOTH」は、どんでん返しを用いた短編を3編収録した小説。
すべての話は連続ものとなっており、ドラマのような感覚で気楽に読むことができますよ。
一方物語は、死を大々的に扱ったホラー調のミステリー。
短編ということもあり伏線に気が付くのも困難ですが、その分衝撃的などんでん返しが楽しめます。
おすすめのどんでん返し小説|世界
密室殺人の金字塔!世界で愛される小説
「クローズド・サークル」の金字塔として、世界中で愛されているアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」。
孤島で繰り広げられる連続殺人事件が主軸となっていますが、予想外のどんでん返しのある小説としても有名です。
犯人の仕掛けるトリックは非常に緻密に練られているので、推理好きな人にもおすすめ。
犯人と真相がわかったあとも、それを踏まえてもう一度読みたくなる作品です。
謎解きをたっぷり堪能できる小説
足跡の謎に迫る推理ものは古典的ではありますが、シンプルだからこそ謎解きが楽しいものです。
「貴婦人として死す」は、そんな足跡トリックを使ったミステリー小説。
主役である探偵ヘンリー・ベルメール卿と一緒に、複雑で巧妙なトリックの推理を楽しめます。
伏線も実に華麗に回収され、どんでん返しの完成度も上々。
推理小説でありながらユーモアのあるシーンも多く、手軽に読めておすすめです。
緊張感のある法廷劇がおもしろい小説
世界のどんでん返し小説では、アメリカの迫力ある法廷劇も人気です。
法廷というあまり馴染みのないシチュエーションでありながら、明快な展開でぐんぐん読めるのが「推定無罪」。
日本で刊行されるやいなや、大ベストセラーとなった名作です。
検事補が主役となるこの物語の作者は、現役の検事補。
現役だからこそのリアリティあふれる世界観は、ミステリーに慣れ親しんでいる人にもおすすめです。
鮮明に描かれる猟奇事件の小説
刑事を主役に、猟奇的な殺人事件の謎に迫る「悲しみのイレーヌ」。
残酷な描写はありますが、全体に流れる透き通るような雰囲気が、物語を美しく彩ります。
小説をまるごと使った仕掛けが圧巻で、どんでん返しをされた後の驚きも並ではありません。
シリアスな事件を扱ったテーマながら、翻訳の精度も高く、読みごたえ抜群のおすすめ小説です。
人間の闇に背筋が凍る小説
「ミスティック・リバー」は、クリント・イーストウッド監督によって映画化され、小説好きだけでなく多くの層に支持を受けました。
友人関係であったとある少年3人ですが、そのうちの1人が一時誘拐された事件によって関係にひびが入ります。
時はたち、誘拐から免れた元少年の娘が惨殺されます。
3人それぞれの語りで進んでいく物語は、ラストのどんでん返しによって衝撃の展開を迎えます。
ダイナミックな世界観のSF小説
タイムトラベル小説が好きな方には、「永遠の終わり」がおすすめです。
時間を操作し人類を保護しようと活動するタイムパトローラーの、時空を超えた恋愛、そして人類存亡のSF物語です。
宇宙や時間の永遠性を存分に活かした本作は、ただのどんでん返しストーリーではない、ダイナミックな世界観を楽しめます。
要所要所で明かされる地球に関する事実に、ドキドキがとまらなくなることお墨付きです。
死者の面影にぞくっとする小説
「レベッカ」は、イギリスのお屋敷を舞台に繰り広げられる、どんでん返しがおもしろいサスペンスの物語です。
語り手である「わたし」は、富豪のもとに後妻として嫁いだ良心的な女性。
夫のお屋敷での生活が始まりますが、亡き前妻の面影、そして前妻を信奉していた屋敷の使用人からの冷遇で、憔悴しきってしまいます。
物語の後半では、ことのあらましについて大きなどんでん返しが発生しますよ。
おすすめのどんでん返し小説をご紹介まとめ
おすすめのどんでん返し小説をご紹介しましたが、気になるものはありましたか。ミステリーやサスペンス、ホラーなど、どんでん返しのある小説はやっぱり楽しいものですよね。
すかっと爽やかな後味も、余韻の残るものもまた小説の楽しみです。今回おすすめした作品を読めば、退屈な休日に刺激がもたらせるはずですよ♪
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