春に読みたくなるおすすめの小説15選。きっとお気に入りの一冊になる作品をご紹介

暖かな春になると、読書が捗りますね。今回は、春に読みたいおすすめの小説をご紹介します。出会いや別れを題材にしたものから、桜をテーマにしたものまで、どこか春を感じる小説をたっぷりピックアップしましたよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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春に読みたくなるおすすめの小説15選。きっとお気に入りの一冊になる作品をご紹介
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ライター

小さくて可愛いものに目がない、30代の4歳ママです。シルバニアファミリーとセボンスター、90年代サンリオグッズの収集に子供以上にハマっています。話題のファッションやヘアスタイル、その他のあれこれについて、分かりやすくご紹介します。

春に読みたい!おすすめの小説15選

暖かな春になると読書がはかどりますね。今回は、春に読みたいおすすめの小説をご紹介します。

出会いや別れを題材にしたものから、桜をテーマにしたものまで、どこか春を感じる小説をたっぷりピックアップしましたよ。

タイトルとともに簡単なあらすじやおすすめポイントもお届けしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

春に読みたいおすすめの小説|青春

誰もが共感できる青春を描いた小説

春になると、自分の若かりしころを思い出す方も多いのではないでしょうか。

そんなノスタルジックな気分の日に読みたいのが、青春にまつわる短編をおさめた「檸檬のころ」。

夢を追って上京を志す女子高生の恋愛や、なかなか都合よく交差しない友情のお話など誰もが経験したような、ほろ苦くも懐かしい物語が詰まっています。

読みやすい文体ですので、あまり本を読まない人にもおすすめです。


 

 

青春とSFの調和が見事な小説

爽快感のある小説が読みたい方には「時をかける少女」がおすすめ!同タイトルの映画などで長年愛されている、読む人を選ばない名作小説です。

主人公は、ひょんなことからタイプリープ能力を得た中学生。能力を使い学生生活を縦横無尽に満喫する姿に、なんともスカッとした気分になれます。

SFやロマン、サスペンスなどの要素をバランスよく組み合わせた、爽やかな春の日にぴったりな一冊です。


 

卒業の1日を題材にした小説

「桐島、部活やめるってよ」でお馴染みの、作家朝井リョウの短編小説「少女は卒業しない」は、廃校による卒業式の1日を7人の異なる生徒の視点で描いています。

高校生ならではの透明感や別れとの向き合い方など、登場人物それぞれの青春が彩り豊かに味わえる1冊。

春を迎えるにふさわしい、さわやかな青春物語が楽しめますよ。短編ならではの、ほんのりとリンクされた設定も見どころです。


 

春に読みたいおすすめの小説|恋愛

純愛の尊さを教えてくれる小説

アメリカの恋愛小説「グレート・ギャッツビー」は映画化や舞台化もされた不朽の名作。

貧富の差で荒れる戦後の物語ですが、物であふれる現代にも通じるものがあります。

連日連夜、パーティを営む高級住宅の住人たち。その中心人物となるギャッツビーの純粋な愛が思わぬ結末を呼び込んでしまいます。

環境とともに恋が形を変える春におすすめの、透き通るような読後感が味わえる小説です。


 

禁断の愛を美しく描いた小説

あたたかいはずの春の風が、なぜかひりひりと胸に染みる…そんなときに読みたいのが禁断の愛を描いた「狂王の庭」です。

物語の舞台は、タイトルの通り狂王の庭と呼ぶにふさわしいほど荘厳に広がっていく庭園。

庭と連動するように禁断の愛に没落していく華族が織りなす、幻想的な世界観に圧倒される1冊です。

長編で内容も重厚感があるため春休みなどに、じっくり読むのがおすすめですよ。


 

現代の悩める女性すべてに響く小説

今を生きる若者を主役にした小説で人気を集めている、現代作家の飛鳥井千砂。

そんな彼女が描く「女の子は、明日も。」では、30代女性4人組にスポットが当てられています。

傍目にはキラキラと輝いているように見える4人ですが、誇れない恋愛真っ只中だったり、生々しい葛藤があったり…。

さまざまな縺れを抱えながら迎えた春におすすめの、それでも毎日が愛おしい!と思える小説です。


 

春に読みたいおすすめの小説|ファンタジー

日本神話をベースにしたファンタジー小説

窓を開けると心地よい風が体を優しく包み込む…そんな春の夜にはファンタジーの世界に、どっぷりつかってみるのもおすすめです。

「空色勾玉」は神話を元に運命と恋を描いたシリーズもの小説。数奇な運命を背負う2人の男女の生き様が力強くも美しい世界観で描かれています。

タイトルからもうかがえる和風ロマンな物語は、不安定な春の気候も日本の情緒として感じることができますよ。


 

旅を通して人生を再考できる小説

春は別れの季節であるとともに新たな始まりの季節でもあります。

つい二の足を踏んでしまいがちな新しい季節には人生を振り返ることのできる旅の小説はいかがでしょうか?

突如として文明を失った世界を舞台に主人公ラゴスは当てもなく旅を続けます。

最後まで掴めないラゴスの旅を通して続いていく自分の人生を再考することができる、考察の楽しい1冊です。


 

日常にひそむ不思議に陶酔できる小説

広島県尾道市と瀬戸内海を舞台にファンタジックな日常を描いた連載短編小説。中には「桜絵師」との短編も含まれ、どことなく春を感じさせる1冊です。

広島弁を使用した独特な文体で非日常的ながら、どこか懐かしい気分にもひたれます。

切ない話、ちょっぴり怖い話など、町民を取り巻く幻想的で心温まる体験記が春の癒しになりそうですね。


 

 

春に読みたいおすすめの小説|推理

訳アリ兄弟が事件に迫る迫力の小説

人気作家である伊坂幸太郎のミステリー小説、「重力ピエロ」。

映画化もされた物語ですが、「春が二階から落ちてきた」との冒頭文があまりにも有名ですよね。

ストーリーは謎の連続放火の真相に迫る、ある兄弟の目線で進行します。

緻密に計算された謎解きはもちろんのこと、完読した後にはタイトルに秘められたメッセージについて再び考えること必至です。


 

 

巧みな叙述トリックが爽快な小説

普通のミステリー小説は飽きてしまったという方は、巧みな叙述トリックが楽しめるこちらはいかがでしょうか。

バリエーション豊かな登場人物、謎が謎を呼ぶ全体の構造に加え最後にはミステリー小説のだいご味である、どんでん返しも待ち受けています。

タイトルの「桜」にまつわる名言はストーリーの中にも見事に組み込まれており、春に読みたいおすすめの1冊です。


 

化学オタクの女の子が活躍する小説

ミステリー小説というとシリアスなものが定番ですが、こちらの小説の主役は12歳の女の子。

化学を武器に痛快に事件を解決していく姿は春から始まる新生活の後押しとなってくれそうですね。

「春」と入ったタイトルは事件が復活祭で起こったことに由来します。エンタメ性の高い内容で小学生の読書としてもおすすめです。


 

春に読みたいおすすめの小説|SF

人間の心の奥底に触れられる小説

春といえば、咲き乱れる花。そんな色鮮やかな世界を連想するタイトル「アルジャーノンに花束を」は、世界的に人気のある感動のSF小説です。

手術によって知能指数を上げるという一風変わったSF要素が主軸となり、人間の深層心理、そして人と人との関わりについて深く考察することができますよ。

人間関係が不安になったり、自分のあるべき姿に迷いが生じたり、そんな春の日に読みたい1冊です。


 

気楽に読める本格派小説

何かと忙しい春。じっくり読書する暇がないという方は、隙間時間に読めるショートショートがおすすめです。

SF御三家の1人である星新一の傑作集を50話収録した「ボッコちゃん」は、1話あたり数分で読める短さながら、読後感はずっしりと重みを感じられるものばかり。

小説好きな人の「読みたい」気分をしっかりと満たしてくれますよ。風刺の効いたものや笑えるものなど、SFの世界を気楽に楽しめます。


 

狂気の歴史を描いた長編小説

SFの世界を本格的に楽しみたい方には、「新世界より」がおすすめ。上下巻で構成された、長編の物語です。

舞台は、超能力が一般化した1000年後の日本。表紙からイメージできる牧歌的な環境で物語が始まりますが、読み進めるごとに不自然さを感じるようになります。

おだやかな春にあえて読みたい、シリアスな世界観が魅力の本格SF小説です。


 

春に読みたい!おすすめの小説15選まとめ

春に読みたくなる、おすすめの小説をご紹介しました。

春の気候にぴったり寄り添う、さわやかな小説からセンチメンタルな気分になれる小説、そしてちょっぴり怖い小説まで。様々な感情を引き出してくれるのが春の読書のだいご味です。

今回お届けした作品に気になるものがあれば、ぜひこの春手に取ってみてはいかがでしょうか。

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