ギュッと胸が締めつけられる。甘くも切ない恋愛小説18選をテーマ別にご紹介

恋愛小説のシチュエーションは甘いだけではなく、苦しく切ない展開に思わず読み進めてしまう恋愛小説もあるでしょう。今回は、大人の女性にぜひ読んでほしいおすすめの恋愛小説を片思いや、お別れといったカテゴリに分けてお伝えします。

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ギュッと胸が締めつけられる。甘くも切ない恋愛小説18選をテーマ別にご紹介
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たがめかめの

ライター

アラフィフwebライターです。3児の母と派遣社員とトロンボーン…たくさんのわらじを履いています。スタイリッシュな生活にあこがれていますが、実際は程遠い毎日。情報を収集しながら日々勉強の毎日です。

大人におすすめ切ない恋愛小説をご紹介

叶わない恋や幼馴染み同士の恋愛など、恋愛小説のシチュエーションはそれぞれです。なかには甘いだけではなく、苦しく切ない展開に思わず読み進めてしまう恋愛小説もあるでしょう。

大人の女性にぜひ読んでほしいおすすめの恋愛小説を片思いや、お別れといったカテゴリに分けてお伝えします。泣ける展開やハッピーエンドにならないもどかしさなどを体感したい人は必見です。

切ない恋愛小説《片思い》

みんなが片思いの切ない恋愛小説

青春群像の中でもちょっと「こじらせ系」の恋愛小説です。

みんながそれぞれに片思いをしており、純愛だけではなく、ゆがんだ恋愛感情も入り組んでいるおすすめの作品といえます。

もとは漫画が原作となっていますが、ノベライズ版で読むとその片思いの切ない感じがぐっと伝わることでしょう。

ハッピーエンドだけど、どこか切なさが胸に残る大人にもおすすめしたい小説です。


 

 

不倫なのにとても切ない恋愛小説

この恋愛小説の登場人物は、それぞれに不倫をしています。片思いもしかりで不倫が始まる瞬間も描かれた作品です。

そして、どこかで登場人物同士がつながっています。この物語の面白いところです。

このような紹介だとドロドロの展開が予想されますが、くどくなくさらりとした読後が待っています。

切ない気持ちや悪びれなく逢瀬を繰り返す描写、不倫のやめ時など大人の恋愛模様はどうしてこんなにも複雑なのか思い知らされるおすすめの小説です。


 

病気の相手との切ない恋愛小説

タイトルはどうしてもドキリとせざるを得ないのですが、この恋愛小説をどんどん読み進めていくことで、このタイトルの意味が切ないほどよく伝わります。

余命宣告をされている片思いの相手に必要とされること、誰かを信じ必要とすることというように、大人になりかけた登場人物の二人の間で芽生えてくる感情や、精神的な成長がわかる物語です。

2016年の発表以来不動の人気を誇るおすすめの恋愛小説となりました。


 

片思い相手が同性だった切ない恋愛小説

男性との官能的な性愛におぼれながらも、心は女性の友達を思っているという、ゆがんでいながらもピュアな片思いが描かれた大人の恋愛小説です。

その友達から届く言葉やはがきの端々に女友達のエロスを見出しながら、お互いのきっかけを探し出そうとしている主人公の女性の切ない感情は必見です。

同性愛が今ほど公になる前の作品ですが、大人の恋愛の多様性を示唆しています。揺らぐ心の機微を見つめたい人におすすめです。


 

切ない短編恋愛小説集

現実的な考えしか持てない大人に読んでほしい恋愛小説といえます。他界した彼女への思いを引きずったまま大人になった青年の物語などが収録されています。

叶わない恋がベースとなっていますが、心が解放されるような温かい気持ちで読み終えられます。

応援したい気持ちが芽生えたり、続編を読みたいと思うかもしれません。短編ばかりが収録されているので、短時間で少しずつ読み進めたい人にもおすすめです。


 

不倫から生まれる切ない恋愛小説

高校生の主人公と主婦との間で繰り広げられる切ない物語です。単純な体だけの関係から、主人公は欲を満たすだけでは収まらない感情を覚えていきます。

同級生の彼女ができたことで二人に別れが訪れますが、その後の再会やゆがんだ関係がもたらした結果に、読み手が衝撃を受ける恋愛小説です。

単なる学生と大人の女性の不倫では終わらないストーリーはあっという間に読み終えてしまうことでしょう。


 

狂おしいほど切ない恋愛小説

ゲーテの有名な恋愛小説です。叶わない切ない恋にもがき苦しみ、いろいろな感情におぼれながら自ら命を絶つウェルテルの苦悩がつづられています。

つづられた手紙を公開するような流れの「書簡体小説」なので、時系列で変わっていくウェルテルの悩みや苦しみが手に取るように伝わってくるでしょう。

2部構成で、リアルな展開にどんどん読み進められるおすすめの小説です。恋愛哲学にも通じる一冊です。


 

切ない話満載の短編恋愛小説

「負け犬」と揶揄される世代予備軍の女性が、痛々しく滑稽な恋愛を繰り広げる短編集です。

片思いだけではなく、どこかしら自分の中にも潜んでいそうな狂気が表現されています。

常軌を逸した行動が目立つのですが、物語に登場する男女に、切ない感情を抱いてしまうからとても不思議です。

ストーリーにのめりこんでしまうほど、不器用な恋愛を応援したくなる恋愛小説ですよ。


 

三角関係が切ない恋愛小説

同棲していた彼に好きな人ができて別れた。その彼が好きな人は、私の家でなぜか一緒に住んでいる。彼女にとって、彼のことは眼中にない。

私はまだ彼が好きだ。そんな三角関係から不思議な恋愛関係に発展していくストーリーです。

同棲を解消し切ない片思いの関係なのに、とても柔らかくて暖かくてさわやかなラストが迎えられます。

ありそうでなさそうな関係性に、興味が持てる人気作家の江國香織の恋愛小説です。


 

 

切ない恋愛小説《別れ》

思い人との別れが切ない恋愛小説

年上の彼女がおなかの赤ちゃんともろとも死んでしまうという、慟哭のラストが切ない気持ちを高めてくれます。

人を愛することや家族の絆、大人の恋愛には純愛ばかりではないことをしっかりと示してくれるおすすめの恋愛小説です。

この物語は「ヘブンリーブルー」「天使の梯子」「天使の棺」と連作で完結するので、紹介した本作のほか、3冊合わせて読んでみると暖かくも切ないストーリーに心が温かくなることでしょう。


 

 

恋人との別れで始まる切ない恋愛小説

余命がわかっている恋人のリビングニーズをかなえるために、病院の外へ連れ出す主人公のまっすぐで切ないほど愛情の塊が伝わる恋愛小説です。

彼女を思う、主人公の幼すぎる感情が大人の目にはどのように映るでしょうか。大人になってから読むと新たな発見が得られる一冊です。

高校生のピュアな心に戻って読み進めてほしい恋愛小説です。別れのつらさがダイレクトに伝わってくるでしょう。


 

別れを引きずる主人公が切ない恋愛小説

手ひどい仕打ちを引きずり、心を満たすために周りの男性と自暴自棄で体を重ねる主人公と、精神的なお友達と体の付き合いを重ねる親友、主人公に片思いする後輩君。

おかしな関係性から心のリハビリ、そして癒しに展開していく主人公の心の動きが読み取れる恋愛小説です。

切ない気持ちをそれぞれに持つとともに、主人公がどんなに元カレを思っていたのかわかる表現に、読み手も切ない気持ちになります。


 

ただ切ないだけの珠玉の恋愛小説

突然に死んだ友達とその彼女、大学で出会った女性との間で揺れる恋心を繊細に描いた珠玉の恋愛小説です。

何度も読み返して登場人物の心の機微やその関係性がわかるたびに、新しく切ない気持ちが芽生えていくほどです。

センセーショナルな別れや驚愕の展開が山場で起こり、ただただ切ないだけで終始する恋愛小説なので、恋愛にたけた人もそうでない人にもおすすめします。

村上作品を初めて読むという人におすすめの恋愛小説です。


 

別れが切ないけど前を向ける恋愛小説

ニューヨークの片隅で繰り広げられる切ない恋愛小説です。

彼女の愛の重さに目を背けてきた彼は、彼女の心変わりによって訪れた別れによって、彼女の存在や愛の大きさに気づきます。

それと同時に彼の心が壊れていくさまが、読み手の心にも重くのしかかりますが、読後は前を向いていこうという気持ちになれますよ。

恋愛模様としては古典ですが、当時としては話題の人気作となりました。


 

年齢は関係ない!別れが見える切ない恋愛小説

大人の恋愛に年齢は関係ありません。学生時代の恩師に恋心を抱くアラフォー女性の恋愛小説です。

67歳の恩師と緩やかなお付き合いを重ね、恋愛関係に発展します。

ゆったりとした時間だけが過ぎる中、生きてきた時間だけはごまかすことができず、先生との別れが訪れます。

それまでが一連のストーリーですが、主人公の切ない気持ちや子供のようなかわいらしさに、ほっこりするおすすめのストーリーです。


 

望まない別れが切ない恋愛小説

放浪先の海外で出会う染織家とカメラマン、惹かれ合うのに時間がかからなかった二人の激しくも切ない大人の恋を描いたおすすめの恋愛小説です。

二人が別れを選んだのは必然ではなく、そうせざるを得なかったから。

不条理としか言えないラストと報われない二人の恋愛は、苦しくて切ないとしか表現しようがありません。

お互いの感情が最後まで大きく絡み合うおすすめの恋愛小説です。


 

幼くも献身的な愛が切ない恋愛小説

看護学生の主人公と、病魔に侵された恋人との間で織りなされる切ない物語です。彼は骨肉腫という病気で主人公との別れを迎えます。

看護学生として献身的に看護をする姿と、現実を受け止めきれずに心が折れそうになってしまう幼さのバランスに注目です。

とても切ないストーリーに泣ける要素があります。

生きることや献身的な愛など、大人になって改めて考えさせられるのではないでしょうか。少女小説ですが、大人にもおすすめです。


 

友よりも愛を選んだ結果訪れる切ない恋愛小説

夏目漱石の「こころ」は友情よりも恋愛感情を選んだ、「先生」の心の機微をつづった小説です。

恋愛小説というには内容が重たいのですが、卑怯なずるさが友の命を奪ってしまったという後ろめたさがどこまでもついて回ります。

学生時代、概要だけは学んだことがあるという人はぜひ、本編を全文読んでみるとよいでしょう。嫉妬の切なさなどがより克明に伝わるおすすめの小説です。


 

大人におすすめの切ない恋愛小説まとめ

大人におすすめしたい切ない恋愛小説は、映画やドラマと異なり、セリフの口調やキャラクターを自分の中で想像しながら楽しめるところがよいところです。

自分の好きな俳優さんなどを想像しながら疑似恋愛を楽しむのいいですね。かつて読んだことがある恋愛小説などは、泣けるシーンを思い浮かべながら読み返してみましょう。

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