高学年の小学生が夢中になるおすすめ本。子供心を刺激する作品はこんなにも面白い

小さな頃は親子で一緒に絵本を読む機会もありますが、高学年の小学生ともなるとどのような本を選べばいいのかわからないという声も耳にします。思春期の入り口に立つ高学年の小学生にこそ読んでほしい、そんなおすすめの本を見ていきましょう。

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高学年の小学生が夢中になるおすすめ本。子供心を刺激する作品はこんなにも面白い
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

高学年の小学生が夢中になる本とは?

子供を本好きにしたいと願う親御さんは多いですよね。

小さな頃は親子で一緒に絵本を読む機会も、人気の読み聞かせをする機会もありますが、高学年の小学生ともなるとどのような本を選べばよいのかわからないという声も耳にします。

思春期の入り口に立つ高学年の小学生にこそ読んでほしい、そんなおすすめの本を見ていきましょう。

高学年の小学生におすすめの本【日本の小説】

高学年の小学生が主人公の冒険ファンタジー

まずは、日本の小説の中から高学年の小学生に読んでほしい本をおすすめしていきます。

主人公が身近に感じられる本は、作品世界に入りやすく高学年の小学生が夢中になって読んでくれるでしょう。

『二分間の冒険』は、日本の小学校が舞台の冒険ファンタジー。

高学年の小学生が主人公ですから、リアルに勇気をもらったりドキドキしたりと夢中になれる面白い本です。


 

 

盲目の店主が営むあずかりやさんを巡る物語

高学年の小学生は、自分の気持ちをなかなか親に話さなくなってくる年齢です。

親としては心配なこともあるかもしれません。

そんな時は、面白いと感じた本の話を親子で話し合うと、お互いの気持ちも理解でき本を読む楽しさが広がっていくでしょう。

『あずかりやさん』は1日100円でなんでも預かる不思議で面白いお店の物語。

2022年にはシリーズ5冊目も出ています。


 

「死」を見届ける小学6年生の夏休みを描いた小説

小学6年生の夏休みという高学年の小学生がリアルに感じられる設定と、一人暮らしの老人が迎えるであろう「死」を見届けるために観察するという衝撃的なストーリーの『夏の庭』も、高学年の小学生におすすめの本です。

少年たちの悩みや老人との不思議な友情に、高学年の小学生は夢中になるでしょう。

読書感想文にもおすすめの面白い本です。


 

どこから読んでも面白い5分で読める短編小説

本が好きではない高学年の小学生に、本の楽しさを味わってもらいたい場合は、短編小説がおすすめです。

飽きる前に読み終われる話の短さがポイントになります。

高学年の小学生が夢中になって読む面白い本として人気を集め、シリーズ累計で400万部を突破している『5分後に意外な結末ex』は、まさに1篇が5分で読める短編小説集です。

本の楽しさを知るきっかけになるかもしれません。


 

壮大な異世界を舞台にした少女の成長物語

本の楽しさを知り、本が大好きな高学年の小学生には『獣の奏者』がおすすめです。

勇気のある少女エリンが主人公の壮大なファンタジー小説が、高学年の小学生向けの文庫になっています。

不思議で少し怖い闘蛇や人になついてはいけない王獣などが登場する全8巻の大作ですので、読みごたえがあるでしょう。

ほかにも単行本や文庫本、コミック版があります。アニメ化もされました。

同じ作者の『鹿の王』や『香君』もおすすめです。


 

高学年の小学生におすすめの本【海外の小説】

全世界で愛されている不朽の名作ファンタジー

次に、海外の小説の中から高学年の小学生に読んでほしい本をおすすめしていきます。

子供の頃読んだことがある親御さんも多い古典的名作は、親子で感想を語り合う楽しさもあるでしょう。

子供たちが洋服ダンスを抜けて異世界へ行く『ナルニア国物語』は、全世界で1億2千万部突破という名作中の名作ファンタジー。

日本語版でも複数の出版社から出ているおすすめの本です。


 

時代を超え教科書でもおすすめされる名作

小学生の国語の教科書には、それぞれの学年に対応したおすすめの本が掲載されています。

『とぶ船』もそんな1冊です。うす暗い小さな古道具店で買った船は、実は空を飛ぶ魔法の舟だったという導入は王道のファンタジー。

兄弟姉妹4人で、エジプトや昔の時代のイギリス、北欧神話の世界へと冒険旅行に出発します。

上下巻に分かれていますが、下巻まで読み通すと結末に感動を覚えることでしょう。

親子で読んでほしい1冊です。


 

内気な少年を取り巻く涙と笑いの友情物語

海外の面白い児童小説は、もちろん古典作品ばかりではありません。

2018年にニューベリー賞、2019年にドイツの児童文学賞を受賞した『ハロー、ここにいるよ』は、高学年の小学生におすすめの勇気がもらえる本です。

主人公は好きな女の子に「ハロー」も言えないおとなしい少年。

ある日、いじめっこに古井戸に閉じ込められてしまった主人公を友達が協力して救い出す、涙と笑いに満ちたおすすめの友情物語です。


 

ちょっぴりビターな家族を描く文学賞受賞作

『スアレス一家は、今日もにぎやか』は、2019年にニューベリー賞を受賞したおすすめの本です。

主人公は高学年の小学生の少女メルシ。サッカーが上手な彼女は名門私立校に編入するのですが、クラスメイトと自分の家族の違いに直面します。

家族ってめんどくさい!と嘆くメルシに、高学年の小学生は共感するところがあるのではないでしょうか。


 

苦手を克服する少年の大きな勇気を描いた作品

第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書でもある『ぼくの弱虫をなおすには』は、2021年に出版されました。

本の中に描かれているのは1976年のアメリカ。

偏見や差別が残る時代を背景に、苦手なものを克服していく小学生の男の子の姿を描いています。

怖いものや苦手なものは誰にでもありますよね。

お友達と一緒に苦手に挑戦していく主人公からは大きな勇気がもらえるでしょう。


 

 

高学年の小学生におすすめの本【小説以外】

偉人たちの失敗から楽しく学べるベストセラー

続いて、小説以外の作品の中から高学年の小学生に読んでほしい本をおすすめしていきます。

本を読むことに慣れていない高学年の小学生や、フィクションにあまり興味を持てない高学年の小学生には、短いエピソードがたくさん入っている『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』がおすすめです。

トリビア的な知識も身につくので、親子でクイズを出し合っても楽しめます。

テレビでも紹介されているベストセラーです。


 

 

10分で読める偉人の伝記の大人気シリーズ

世界の偉人たちのお話をもう少し読んでみたい高学年の小学生には『10分で読める伝記 5年生』がおすすめです。

タイトルにあるように、10分で読める伝記が12人分収録されています。

5年生向けのこちらは、信長にクレオパトラ、宮沢賢治にアンネ・フランクというラインナップ。

累計520万部を突破している人気シリーズです。


 

哲学を通して考える力を養い人間力を高める本

『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉:哲学者から学ぶ生きるヒント』は、人気の10歳シリーズの1冊です。

10歳は、小学4年生から5年生というまさに高学年にあたる年齢。

この本は、どうして勉強しなければいけないのか、どうしていじめはなくならないのか、生きている意味はあるのかといった彼らの悩みに哲学者の言葉を通して考えていく内容です。

自ら考える力を養うことは、高学年の小学生の人間力を高めることにもつながります。


 

極地の歴史や現状を知り未来を考える一冊

北極に7回、南極に3回も取材に行った記者による環境ノンフィクション『北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと』も、高学年の小学生におすすめの本です。

理科の分野に興味のある高学年の小学生たちはもちろん、これまであまり興味がなかった小学生もこの本を読むことで、極限の世界である北極や南極のことを調べたくなるかもしれません。


 

希少動物の密輸や密売の裏側がわかる本

こちらの本も環境ノンフィクションシリーズの1冊です。

『消えたレッサーパンダを追え!警視庁「生きもの係」事件簿』は、タイトル通り、実際に発生した生きものを巡る事件を描いています。

高学年の小学生にとって、将来の進路はそれほどシリアスな問題ではないかもしれません。

けれども、お仕事の裏側が分かるノンフィクションを読むことで、少しずつイメージが広がっていくのではないでしょうか。


 

高学年の小学生に面白い本をおすすめしよう

学校での友人関係をはじめ、先生や親、兄弟に対するいろいろな感情を抱える高学年の小学生は、本を通して他の人の気持ちを推し量ったり、共感したりする方法を学ぶことができるでしょう。

また、純粋な楽しみとして本の魅力を知ることができれば、これから先の人生の支えになってくれるかもしれません。高学年の小学生には、ぜひ面白い本をおすすめしてあげてくださいね。

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