小学生高学年におすすめの読書をご紹介!
遊びや勉強で忙しくなる小学生高学年。自発的に読書をする時間も減ってしまいますよね。
「もっと本に触れてほしいほしい」と思っているパパ・ママのために、今回は小学生高学年におすすめの読書本を大公開。
みんなが知る名作から隠れた人気小説まで、男子も女子も夢中になる本をご紹介していきましょう。
この時期の読書は、読解力や表現力を鍛えることにも繋がります。ぜひ、本選びの参考にしてみてくださいね。
小学生高学年におすすめの読書《導入方法》
興味を引くジャンルから選択
読書に興味を示さない小学生高学年のお子さんのために、まずは興味を引くジャンルの名作や小説を選んであげることが大切です。
本嫌いの子供は、自分が「読みたい」と思う本を見つけるのが苦手。はじめは、ファンタジーや推理系、ホラーなど、どのようなものが好きかを把握し、こちらから提供してあげるとよいでしょう。
小学生高学年が読書好きになるきっかけづくりは、楽しい本との出会いから始まります。
簡単な声かけによる誘導
「この本、面白いらしいよ」「ママ、いまこの名作小説読んでるんだ」など、手渡しながら小学生高学年のお子さんにさりげなく声をかけてみましょう。
読書が楽しみになるような、ポジティブな言葉をかけてあげるといいですね。小学生高学年は感受性が豊かな時期でもあります。
無理に押しつけるのではなく、気軽に読書の楽しさを伝えられるといいですね。
目の触れるところに配置
「今は読みたくない」「読書なんてしない」と、小学生高学年のお子さんの反応はイマイチなこともあるでしょう。
そんなときは、学習机の上や子供部屋の本棚など、目に触れる場所に置いておきましょう。小学生高学年にもなると、自分の意思で物事を決めたい気持ちがあります。
自分が読書したいタイミングになったら、自分から本を開いてくれるはず。気長に待ってみましょう。
視点の違う本でもアプローチ
小学生高学年は、読書をきっかけにあらゆることに関心が広がっていくお年頃でもあります。
「この子はファンタジーは苦手」と決めつけず、面白いと感じた本は積極的に薦めてあげてもよいでしょう。
小学生高学年の新しい発見になるかもしれません。このとき注意したいのは、名作であってもあまり長編を選ばないようにすること。
新たなジャンルなら、3~4日で読書できるものがおすすめです。
本の話題を共有
「あの本、あそこが面白いよね」「犯人はあの人じゃない?」など、読書内容をお子さんと討論するのも、小学生高学年の読書意欲を掻き立てるきっかけになりますよ。
「自分はこう思う」と自分の意見を積極的に発言する力を育むこともでき、一石二鳥です。食事のときやテレビを観ながらなど、リラックスしている時間に話し合ってみましょう。家族みんなで読書が楽しめるといいですね。
小学生高学年におすすめの読書《ファンタジー系》
絡み合う現実と物語の世界
ドイツの作家が描いたファンタジーの名作。
夏休みなど時間があるときに読んでほしい、小学生高学年におすすめの本です。
滅亡寸前の王国ファンタージエン。この国を救うには、人間界から子供を連れてくる必要があり……。
10歳の主人公バスチアンが読書をしている現実の世界と、本の中の世界が少しずつ絡み合い見事にひとつに重なっていくストーリーは高学年の女子男子問わず圧巻です。
チョコレート工場の摩訶不思議な世界
映画化されたことでも知られるファンタジーの名作です。
チャーリーの町にあるチョコレート工場。
5人の選ばれし子供が工場見学に招待されるところから、奇妙で面白い物語が始まります。
小学生が大好きなお菓子を題材に、不思議がいっぱい散りばめられたストーリーは最後まで飽きることなく読書が楽しめます。
読書に抵抗がある小学生高学年のお子さんには、映画を見せてあげてから薦めてもよいでしょう。
4人兄弟による冒険ファンタジー
こちらも言わずと知れた名作ファンタジーですよね。
疎開先の大きな衣装ダンスの中に入った4人の兄弟。
そこには、まったくの別世界「ナルニア国」がありました。
どこにでもいるような4人の子供たちが勇気を出して魔女と戦う姿は、読書を通して小学生高学年の胸を打つはずです。
文字は小さめなものの挿絵が繊細で面白いため、比較的スラスラと読書しやすい一冊。
はじめは親子で一緒に読み始めるのもおすすめです。
恐竜好きのための大冒険
恐竜好きな小学生高学年の男子にぜひ読んでほしい名作本。
夏休み、どこにも行けずに退屈していた3人組が恐竜の世界へと冒険に出掛ける小説です。
物語のあちこちに伏線が置かれ、最後に回収されていく様子が読書をしていて気持ちよいでしょう。
また、夏休みの読書感想文にもぴったり。
登場人物の気持ちを考えながら読み進めると、小学生高学年もより濃い読書ができます。
骨董品店に集まる世界の物語
一冊で世界旅行に行った気分を味わえる、夢いっぱいのファンタジー。
小学1年生のレンちゃんが立ち寄ったのは、シワシワのおばあちゃんが営む骨董品のお店。
そこに並ぶ品々は、すべておばあちゃんが世界を回り集めてきたものでした。
商品一つひとつに旅行中の不思議なエピソードがあり、どこか幻想的。
短編集のようになっているため、読書時間がとれない小学生高学年の女子にもおすすめです。
小学生高学年におすすめの読書《ミステリー系》
イギリスが誇る名探偵の事件簿
ミステリーや推理小説が好きな小学生高学年のお子さんには、ぜひ世界的名作「シャーロック=ホームズシリーズ」を薦めてみてください。
独特の世界観で巻き起こる殺人事件の数々は、読書にのめり込んでしまうこと間違いなしです。
また、風景が繊細に描かれているので、ロンドンの街の様子を想像しながら読み進めるのも楽しいでしょう。
男子も女子もハマってしまう面白い小説シリーズです。
頼りない男のドタバタ推理小説
一見やぼったい夢水清志郎は、自称名探偵。ただ、物忘れの名人でもあり、どこかマイペースで頼りないのです。
そんな彼の周りで、不可解な事件が次々と起こります。夢水清志郎の普段の姿とミステリーを解いていくときのギャップが面白い名作小説。
シリーズを読み進めるほど、彼のファンになってしまいます。小学生高学年のちょっとした読書時間にも読みやすいボリュームですよ。
不思議が集まる短編集
不思議で面白いストーリーがたくさん詰まった短編小説。
ミステリー好きな小学生高学年の子へのプレゼントにもおすすめの本です。
表題の「ねらわれた星」は、異星人が恐ろしいウイルスを地球にばらまくところから始まります。
「読書って退屈」という潜在意識をひっくり返すような、クスッと笑ってしまうストーリーが満載。
親子でどのお話が面白かったか話し合ってもいいですね。
ちょっと不気味な妖怪の短編集
妖怪や幽霊に興味がある小学生高学年のお子さんにおすすめのミステリー小説。
鬼や謎の美少女、人ではない何かなど、ちょっと不気味な世界観が広がります。
静寂な雰囲気で綴られた文章は、読書しながらも背筋がぞくっとしそう。怖いけど読みたくなるような、クセになる一冊です。
小学生高学年であれば、一気に読み終えてしまう子もいるでしょう。
同じフレーズから始まる違った世界
7つの短編が集まったミステリー小説。
いずれのお話も冒頭が「声が聞こえた」のフレーズから始まり、そこからまったく違った世界へと展開していきます。
「この一冊であなたは短編のとりこになる」とあるように、短編集が初めての小学生高学年のお子さんにもおすすめ。
どのストーリーを読んでも、ドキドキの読書時間が楽しめること間違いなしです。
小学生高学年におすすめの読書《コメディ系》
人気の三人組が繰り広げるコメディ
多くのシリーズを展開している高学年に人気の名作「ズッコケ三人組」。
見た目も性格もまったく違うハチベエ・ハカセ・モーちゃんの男子小学生3人組が、身のまわりで起こる奇想天外な事件を解決していきます。
日本版「トムソーヤの冒険」のような、ワクワクドキドキが止まらない作品で、読書に消極的な小学生高学年にもぴったり。
3人のやりとりが面白いコメディ的な要素も満載です。
漫才コンビを志す青春ストーリー
小学生高学年には、お笑い好きのお子さんも多いはず。
そこでおすすめの名作が「The MANZAIシリーズ」です。
あらゆるコンビが最高の漫才を目指していく様子が描かれ、コメディの中にも青春ドラマが詰まっています。
中学校生活を楽しみにしている小学生高学年の6年生にもぜひ読んでほしいコメディ小説。
漫才のことはもちろん、学校生活の風景も読書をしながら楽しめますよ。
あるクラスの生徒たちの人間模様
世界的人気作家、ルイス・サッカーのデビュー作となった名作です。
間違って30階建てとなってしまったウェイサイド・スクールの最上階にあるクラス。
そこで繰り広げられる奇妙でへんてこな毎日が、思わず読書したくなる面白い短編小説です。
短いストーリーが30話集まっていて、コメディでありながら考え深いヒューマンストーリーでもあるところがミソ。
高学年でも、読み応え抜群です。
博士とゾウアザラシのおかしな漫画
人気連載が単行本になった漫画小説。
博士とゾウアザラシの奇想天外な冒険は、夢中になって読むファンが続出するほど人気です。
登場人物も絶妙なキャラクターばかりで、読書時間を飽きさせません。
また、コメディタッチなのにどこか文学的な雰囲気は、大人をも魅了しています。
ズラズラと書かれた活字が苦手な小学生高学年お子さんにも読みやすいでしょう。
オナラで始まるタイムスリップ物語
「オナラ」というワードが小学生高学年の興味を掴むコメディ小説。
大阪で暮らす5年生の平太は、得意だったはずの絵で友達を傷つけてしまいます。
そんなある日、江戸時代にタイムスリップしてしまった平太は、絵師として活躍していくのです。
オナラで時空を行き来する様子が、何とも拍子抜けで面白いですね。歴史を習う小学生高学年にフィットする内容になっています。
小学生高学年におすすめの読書まとめ
小学生高学年は、どうしても読書の時間から遠ざかってしまいがち。
とくに、スマホ時間が多くなると、名作の児童本や小説に触れる機会はどんどん減ってしまうでしょう。
まずは、その子が惹かれる本を見つけてあげることが大切です。人気の名作から選んでもいいですし、男子・女子それぞれ興味のある本を探してもいいでしょう。
読書の時間は小学生高学年のお子さんの頭と心を育む大切なツール。ぜひ習慣にしてみましょう。
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