宮沢賢治のおすすめ作品をご紹介!
幻想的で美しい作品を多数残した宮沢賢治。声に出して読みたくなる詩から、子供に愛される人気の童話まで幅広く作品を残しています。
今回は250以上もある宮沢賢治の作品から「詩」「小説」「童話」に分けて、おすすめの作品を紹介していきます。
命の在り方や人間の幸せについて考えさせられる素敵な作品ばかりです。ぜひ人気の作品をチェックしてみてください。
宮沢賢治のおすすめ作品《詩》
声に出して読みたくなる人気の作品
『雨ニモマケズ』は、国語の教科書にも掲載されている宮沢賢治の代表作で、学生時代に暗唱したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この作品は宮沢賢治が実家で闘病中のときに執筆された詩で、没後に発見されました。
これまでにさまざま解釈がされてきた奥深い作品で、宮沢賢治が考える人間の強靭性を綴っています。
くじけそうなときに読んでほしいおすすめの作品です。
宮沢賢治の心に触れられる人気作品
38歳という若さで亡くなった宮沢賢治は、亡くなった後に出版された作品が大半で、生前に出版された作品はたった2つだけ。
そのうち1作品が『春と修羅』という詩集です。表題作の『春と修羅』は、春の美しい情景と宮沢賢治の内面を見事に描いた作品。
仏教徒の宮沢賢治は怒る自分を修羅に例えて、作品の中に消化させています。
文字列も特徴的な作品となっているので、手に取ってみてください。
亡くなった妹へ綴った詩
『永訣の朝』もとても人気のある詩で、最愛の妹トシが亡くなったときに書いたといわれている切ない作品です。
真っ直ぐな精神の持ち主で優秀だったトシは、宮沢賢治に強い影響を与えた人物とされていて、この詩からもその様子が読み取れます。
人と別れることの悲しみを改めて実感させてくれるおすすめの作品です。
宮沢賢治が自然を描いたおすすめの作品
『春と修羅』に収録されている詩『小岩井農場』にも注目です。
花巻の農学校で教鞭を執っていた宮沢賢治は小岩井農場が好きで、たびたび足を運んでいたこともあり、この作品が作られました。
宮沢賢治が小岩井農場で見た自然、美しい景色が臨場感たっぷりに描かれていて、読んでいると楽しい気持ちになれると人気があります。
ほのぼのしたいときにおすすめの作品です。
静かな畑の様子を描いた作品
1926年に綴られた『白菜畑』は『春と修羅 第三集』に収められている作品です。
入院生活を終えた宮沢賢治が白菜畑を見て思いを綴った詩で、ただそこにある自然の風景を静かに描かれています。
1924年に刊行された『春と修羅』から2年しか経過していませんが、作風がガラリと変化しています。
より現実的に書かれた宮沢賢治の詩に触れたい方は、ぜひチェックしてみてください。
宮沢賢治のおすすめ作品《小説》
岩手の高原で繰り広げられる物語
岩手県の遠野市、奥州市にまたがる高原地帯を舞台にした『種山ヶ原』。
自然を愛していた宮沢賢治の気持ちが強く感じられる人気の短編小説となっていて、読みごたえがありますよ。
種山ヶ原に住む主人公・達二が成長していく様子が描かれ、その当時のリアルな暮らしや種山ヶ原の自然を感じ取れます。
童話以外の宮沢賢治の小説を読んでみたい方にもおすすめの作品ですよ。
宮沢賢治を知りたい方におすすめの作品
『イギリス海岸の歌』も、宮沢賢治の小説を読みたい方におすすめです。こちらの作品は、宮沢賢治が農学校で教師をしていたときに執筆した自叙伝のような小説。
やわらかい文章で書かれているため、普段読書をあまりしない方にも良いですよ。
宮沢賢治が職場近くの川辺で考えていたことや身のまわりで起きたことなどを綴っていて、宮沢賢治の人柄がわかる作品となっています。
自己犠牲をテーマとした人気作品
次におすすめする『グスコーブドリの伝記』は人気のある作品で、アニメ化もされています。
イーハトーブの森で育った主人公・グスコーブドリという男の生涯を描いたもの。
冷害による飢饉のせいで大切な家族を失ったグスコーブドリが、イーハトーブ火山局で働きだし、冷害が起こらないように力を尽くしていくというストーリーで、最後まで目が離せませんよ。
差別について考えさせられるおすすめの作品
『猫の事務所』は猫が主人公の人気作品です。5匹の猫が働く事務所で1匹の猫がいじめられていて…という物語となっています。
登場するのが猫でとても可愛らしい雰囲気なのですが、物語のテーマはいじめや差別についてです。
現代の社会でも日常で起こりうる問題で、読み終えた後に考えさせられますよ。
宮沢賢治の理想が描かれた小説
宮沢賢治の作品の中でも長い小説に分類される『ポラーノ広場』。読みごたえのある作品を探している方におすすめです。
モリーノ市博物局で働く主人公のキューストと少年たちが伝説のポラーノの広場を追い求める物語。
主人公は宮沢賢治と似ている部分が多く、ポラーノの広場は宮沢賢治が理想としていた農村のあるべき姿とも言われています。
宮沢賢治の求める理想とリアルを感じられる面白い作品です。
宮沢賢治のおすすめ作品《童話》
ゾッとするけれど面白い人気童話
『注文の多い料理店』は、数ある童話の中でも人気です。
ある青年紳士2人が狩りに出かけ、迷ったところに現れたのが「山猫軒」というおしゃれな料理店。
入ってみると、注意書きがあって…。読んでいくうちに、「まさか…」と思わず声を出してしまう展開になっていきます。
青年紳士の会話で話がどんどん進んでいくので、スラスラと読めるでしょう。
魅力溢れる宮沢賢治の代表作
チェロを弾いていた宮沢賢治。音楽が好きということでも有名で、その宮沢賢治の思想が強く反映されているのが『セロ弾きのゴーシュ』という童話です。
演奏があまり上手ではないセロ弾きのゴーシュが、動物たちとコミュニケーションをとることで、演奏が上手くなっていくというストーリー。
読み終わった後に爽快感を感じられる宮沢賢治の代表作です。
メッセージ性の強いおすすめ童話
宮沢賢治の代表作である『銀河鉄道の夜』。絵本やアニメ、舞台にもなるほど人気で、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
銀河鉄道の夜は、少年のジョバンニと相棒のカムパネルラが銀河鉄道を旅する物語。
とても幻想的なお話で、少し読むだけで物語の世界へ引き込まれていきますよ。
宮沢賢治の死生観や伝えたかったことが強く作品に出ています。
冬に読みたい人気作品
『雪渡り』は白い子ぎつね紺三郎と雪国に住んでいる子供の兄妹・四郎とかん子とのふれあいを描いた童話です。
子ぎつねの紺三郎は兄妹に信用してもらうために、狐の幻燈会に誘って…。
この作品は宮沢賢治のデビュー作とされており、宮沢賢治の世界観にどっぷり浸れる作品となっています。
美しい文章で綴られる童話は、お子様にもおすすめですよ。
風刺のきいた大人も引き込まれる童話
『なめとこ山の熊』は、熊と猟師のシンプルなストーリー。とても短く読みやすい童話で人気です。
本当は熊を狩りたくはないが、家族を養うために仕方なく熊を狩る主人公の小十郎。
ある日、いつも通りに熊を狩ろうとしたところ「やり残した仕事があるから、2年待ってくれ」と言われて、という物語です。
因果応報とは何かを感じさせてくれるでしょう。
宮沢賢治のおすすめ作品のまとめ
今回は、記憶に残る数々の物語や詩を残してきた宮沢賢治の代表作を厳選してご紹介いたしました。まだ読んだことがない作品はありましたか?
国語の教科書や教材で宮沢賢治の作品に触れたことがある方も、改めて宮沢賢治の本を手に取ってみると、何か違う感情が溢れてくるかもしれません。
ぜひ宮沢賢治の作品を味わってみてくださいね。
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