大人向けの絵本をご紹介!
じわじわとブームが広がっている大人向け絵本。短時間でも手軽に楽しめるうえに、読んだ後はインテリアとして飾ってもおしゃれな表紙の本が多いのも、人気の理由です。最近では贈り物としても定番になってきています。
こちらでは、大人向け絵本を選ぶ際のポイントと、人気作の中から厳選したおすすめの作品をお伝えします。
「絵本なんてたくさんあるけど、大人向けのおすすめはどれ?」「贈り物に絵本を選びたい。大人に人気があるのはどの作品?」
こういった方はぜひ参考にしてみてください。
大人向けの絵本をご紹介《海外》
大人に人気の絵本は、海外のものがかなり多いんです。
海外っぽいキャラクターがかわいいものや表紙がおしゃれなもの、ちょっぴりダークなお話まで。贈り物としても人気の、海外の人気作品7選のご紹介です。
愛や幸せについて思いを馳せる一冊
少年たちが毎日木登りをして遊んだ、おおきな木の物語。児童書としても人気です。
おおきな木が大人になるまでの少年の成長を見守るお話なのですが、「木」は何を表す隠喩なのかを考えながら読んでみてください。
木の包み込むようなやさしさに癒され、愛や人生の幸せについて思いを馳せてしまう一冊です。
エドワード・ゴーリー、まずはこれがおすすめ
大人向け絵本のダークジャンル人気作家といえばこの人、エドワード・ゴーリーです。
表紙にも描かれている謎の生き物が、ある一家を訪れることからお話は始まります。
彼の著書は残酷なものも有名ですが、こちらはちょっぴりダークで、シュールな感じなので初心者にもおすすめです。
文字のない、絵だけで語られる捨て犬の孤独
ある飼い犬が捨てられるシーンから始まる文字のない絵本。
モノクロのデッサンのみですが、それが哀愁を引き立て、犬の悲しげな表情に胸が痛みます。
最後に救いがあるのでバッドエンドではありませんが、動物を飼うことの責任について改めて考えさせられる作品です。
大人のための不思議なファンタジー短編集
内容も絵のタッチも異なる短いお話が15本入った短編集です。
設定はファンタジーなのにどこか懐かしい感じがしたり、自分や身近な誰かを投影したり。
何度も読み返したくなってしまいます。まさに大人に大人気の作品、ファンタジー好きのあの人への贈り物にも。
生きる意味をやさしく問いかけてくれる作品
葉っぱとして生まれたフレディーの一生を描いた物語。
著者のレオ・バスカーリアはアメリカの哲学者で、この本の題材も哲学的ですが堅苦しくなく読みやすいのでおすすめです。
「生きる意味や死とは何なのか」という哲学をわかりやすく噛み砕いて、大人から子供まで、全ての読者に問いかけるような絵本。
四季の移ろいを鮮やかに想像させてくれる描写も魅力の一つです。
幼い少女に振り回される大怪盗たち
色使いが目を引く表紙がおしゃれなこの作品は、半世紀以上も愛されている世界で人気の絵本。
不気味な大怪盗の3人組が、ある少女との出会いで3人の人生が大きく変わっていきます。
ちょっとダークな雰囲気を醸し出す冒頭から、ほんのりあたたかい終わり方。
大人になって読むと、懐かしさと共に3人にちょっと愛着を感じてしまいます。
肩肘張らずに読めるのもおすすめポイントです。
贈り物にしたい、うっとりするほど美しい絵
この絵本の人気のポイントは、華やかな絵。
インテリアにもおすすめの、飾っておきたくなる表紙はもちろん、お話の最後までドレスや背景など細かく描き込まれた美しい絵が続きます。
おしゃれな人への贈り物として選んでも喜ばれると思います。ただのヒロインではなく、ちょっと謎めいたおひめさまたちも魅力的。
童心を思い出すようなおとぎ話は、大人だって眺めているだけで幸せな気持ちになれますよ。
大人向けの絵本をご紹介《日本》
細かいニュアンスまで著者が書いたままの言葉で読めるのが日本の絵本の良いところ。
大人が読むなら言葉にもぜひ注目してほしいです。
絵はもちろん、せっかくなので美しい日本語が心地よい作品も合わせて、おすすめ7作品をご紹介。
「もしも」の後悔を救ってくれる話題の人気作
「もしもあのとき○○していたら…」と、誰でも一度は考えたことがありますよね。後悔は大人になるほど増えていくもの。
そんな「もしも」をたくさん抱えている人の心を、少し軽くしてくれるお話です。ちょっぴりシュールな絵もかわいらしくて、クセになりますよ。
読む人を選ばない内容なので、抱えすぎてしまう友人への贈り物にもおすすめです。
繊細で美しい、贈り物にもおすすめの一冊
花や蝶が描かれた表紙絵がとってもおしゃれですが、本文もため息が出るほど美しい絵と美しい日本語に癒される、大人のご褒美のような一冊。内田也哉子さんのワードセンスが光ります。
薄い紙が使われており、次のページが透けて見える仕掛けもこの本の繊細さを際立たせています。おしゃれな女性への贈り物にもおすすめです。
健気なお姉ちゃんの姿に胸がぎゅっとなる名作
きょうだいが生まれお姉ちゃんになった主人公のなっちゃんが、ひとりで身の回りのことを「ちょっとだけ」やってみるという内容。
赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんを思う、健気でやさしいなっちゃんの姿と、最後のお母さんのセリフについうるっときてしまいます。
子どもが生まれた友人への贈り物にもおすすめ。
平和について考えさせられる衝撃の最後
緑が豊かなパグマンという村に住んでいる主人公のヤモが、お父さんと一緒に街にさくらんぼを売りに行った日のお話。
冒頭、街の様子や人々の会話が楽しげに描かれていますが、実はこれ世界の問題提議作として有名な作品なんです。
最後まで読むと、世界の平和について改めて考えさせられます。大人にも子どもにも、たくさんの人に読んでほしい絵本です。
恋人への贈り物にもおすすめの癒しの一冊
犬のカップルが、「もしわたしが〇〇だったらどうする?」という風な、他愛のない質問をし合う絵本。
その質問と答えのかわいさや愛の深さに、あたたかい気持ちになれると大人気です。
恋人への贈り物にもおすすめ。口下手なあなたの代わりに、「こんな風に大切に思っているよ」というメッセージになってくれるかも。
かわいい動物たちと、ユーモアあふれる世界観
表紙のシロクマが、つい手に取ってしまうほどのかわいさ。
妙に人間っぽい動物たちがシュールで、クスっと笑えるユーモアあふれる世界観を楽しめる絵本です。
マンガのようにコマ割りになっているのも斬新。大人向け絵本初心者の方にも読みやすく贈り物にもおすすめです。
やさしい絵を美しい言葉が飾る詩画集
水彩の美しい絵本作家で画家のいわさきちひろさんの絵に、人気作家の江國香織さんが詩を書いた最強タッグのなんともぜいたくな詩画集。
日常で何気なく感じることを、きらきらした言葉に書き出したような詩たちを堪能できます。
「6歳の大人から100歳のこどものための美しく、いさぎよい本。」と謳われているように誰でも楽しめるので、贈り物にもぴったりです。
大人向けの絵本をご紹介まとめ
気になる一冊は見つかりましたか?贈り物用で探していたけれど、自分が読みたくなってしまったという方もいるのではないでしょうか。
「絵が好き」「お話が面白そう」「この作者の名前聞いたことがある」など、みなさんのアンテナに引っかかるものがあったら嬉しいです。
忙しくても短時間で楽しめる大人向け絵本、まだまだたくさん素敵な作品があります。
電子書籍を利用すればさらに手軽に楽しめますが、サイズ・紙の質感などにもこだわって作られている作品が絵本には多いので、できれば紙の本がおすすめしたいところ。まずは一冊、ぜひ手にとってみてください。
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