《9月》時候の挨拶例文まとめ。上旬、中旬、下旬別に参考になる書き方をご紹介

今回は、9月の時候の挨拶の例文をご紹介します。うだるような暑さが少しずつ収まってくる9月。この時期に目上の方やビジネスの相手にお手紙を書く場合、どんな時候の挨拶を使ったらよいのでしょうか?

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《9月》時候の挨拶例文まとめ。上旬、中旬、下旬別に参考になる書き方をご紹介
hirocchi

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新しもの好きなアラサー女子です。都会〜田舎間の快適な二拠点生活を目指し、仕事・ライフスタイルの両方を大切にできる方法を探しています。

9月の時候の挨拶を上手に使おう!

うだるような暑さが少しずつ収まってくる9月。この時期に目上の方やビジネスの相手にお手紙を書く場合、どんな時候の挨拶を使ったらよいのでしょうか?

今回は、9月の時候の挨拶の例文をご紹介します。まだまだ暑い上旬、少しずつ秋を感じる中旬~下旬まで幅広くご紹介です。

9月の時候の挨拶例文【上旬】

9月の時候の挨拶例文【上旬】

現代では9月上旬はまだまだ夏の気候の地域も多いですが、暦上では立秋(8月7~8日頃)に秋の気配が立ち始めるとされています。ただし、時候の挨拶の大前提として「暦上」ではなく「実際の気温・気候」に合わせた言葉を使うのが適切とされています。

こちらでご紹介する例文は、そんな暑さがあったり少し過ごしやすく感じられたりなど、バリエーション豊かな9月上旬に使いたい時候の挨拶です。

 

 

まだまだ暑い9月初めに使いたい例文

​​残暑の候、暑さが厳しい毎日ですが、貴社ますますご健勝のことと存じます。

​​出典:https://kurashi-no.jp/

暑さが残る9月上旬に使いたい時候の挨拶がこちらです。「残暑見舞い」などでも使われる「残暑(残暑)」は、文字通り「暑さが残る時期」という意味。

本来は立秋を過ぎた8月上旬から使える時候の挨拶ですが、最近ではまだまだ暑苦しいままのことも。また、「暑さが厳しい毎日ですが」などと少しフランクに(口語調)続けることにより、ビジネスでも堅苦しすぎない文章になっています。

 

心和らぐ涼しさが感じられる例文

​​拝啓 新秋の候、皆様におかれましては、なお一層ご清祥のことと、ご拝察いたしております。

出典:https://sakidori-lab.com/

暑さが和らいできたら使いたい9月の時候の挨拶がこちらです。新秋はおよそ8月下旬~9月上旬ごろに適した単語。まだまだ暑くもありますが、地域によっては少しずつ朝夕の気温が下がってきて優しい気候になり始めたころに使いましょう。

また、こちらの例文は「漢語調」と言われる、目上の人に使いたい方式です。もう少しくだけた「口語調」は親しい友人や親戚向けにするなど、上手に使い分けましょう。

 

気持ち良い気候が目に浮かぶ例文

​​台風一過の折、青く澄んだ空が気持ちまで晴れやかにしてくれるようでございます。
​​ご無沙汰しておりますが、○○様にはますますご盛栄のことと拝察いたしております。

出典:​​https://www.midori-japan.co.jp/

相手との穏やかな関係性が目に浮かぶような、口語調の時候の挨拶例文です。時候の挨拶は必ずしも「~の候」や暦通りの言葉だけには囚われすぎず、最近の気候や季節のあらわれを自分の言葉で表すとオリジナルの時候の挨拶ができます。

こちらの例文では、台風が来た後の気候を表現。景色が想像できるだけでなく、とてもナチュラルで自然な流れで本文へと書き進められる点が素敵ですね。

 

繊細な気遣いを感じる結びの例文

​​夏の疲れが出ませんようにお祈りしております。

出典:https://mshabit.info/

時候の挨拶は書き出しだけでなく、結び(本文が終わった後の最後)にも使われます。こちらは、今後も健康でいてほしいやお年を召された方へも使いたい9月の時候の挨拶の例文。

夏の終わりは暑さが続いたことや寒暖差が激しくなることから、体調を崩しやすいですよね。そのことを相手への気遣いへと上手に使っているので、「季語や最近の気候で上手く時候の挨拶を書けない!」方にもおすすめできます。

 

9月の時候の挨拶例文【中旬】

9月の時候の挨拶例文【中旬】

暑さが残る9月も、10日前後の「十五夜」などのイベントを経てだんだん過ごしやすい気候になってきますよね。ここでご紹介するのは、9月中旬にぜひ使いたい時候の挨拶の例文です。

徐々に秋らしい時候の挨拶がマッチするようになる時期です。秋の香りがする例文の中から、「これだ!」というものをセレクトしてくださいね。

 

親しみやすいワードで秋を表す例文

​​秋晴の候、食欲の秋、スポーツの秋、どんな秋をお過ごしですか?

出典:https://sakidori-lab.com/

9月中旬~下旬の幅広い期間に使える時候の挨拶がこちら。少しずつ暑さが和らいできて、すっきり晴れるようになるとよりいっそう明るい気持ちになりますよね。「秋晴の候」はそんな心地よい秋晴れの時期に使いたい時候の挨拶です。

また、こちらの例文では「スポーツ」「食欲」など、季語ではないですが秋の定番ワードがたくさん使われており、親しみを感じる時候の挨拶となっています。

 

文面も涼やかなスマートな挨拶例文

​​白露の候、皆々様にはますますご発展のことと大慶至極に存じます。

出典:https://season-greet.com/

9月中旬の時候の挨拶例文がこちら。「白露」は1年を24の期間に分けた「二十四節気」のひとつで、白露が始まる9月8日頃から次の二十四節気・秋分(9月23日頃)までの期間を指します。白露は夜冷え込んだ際、明け方に草木についた露が白く見えること。

「朝晩涼しくなりましたね」のように書き出すのも素敵ですが、季節の言葉に絡めた「~の候」を使うとよりスマートで風流な文面になるでしょう。

 

秋らしい季語「月」を用いた例文

名月の候、□□先生の素晴らしいご活躍を拝聞しております。

出典:https://www.midori-japan.co.jp/

秋の季語として「月」を用いた時候の挨拶です。9月は中秋の名月があり、なんとなく「お月見」のイメージがありますよね。それに加えて秋は乾燥した天気の日も多く空気が澄み渡り、月がきれいに見えやすいという実は、科学的にもお月見に適している季節なんです。

中秋の名月そのものは9月中旬とは限りませんが、「素敵な季節ですよね」と相手に語り掛けるようなおすすめの時候の挨拶です。

 

親しみやすい印象の可愛い例文

​​このところお月様がきれいです。お月見していますか?

​​出典:https://www.midori-japan.co.jp/

親しい友人などにも使える、とてもフランクな時候の挨拶です。「名月の候」の通り、月は秋にとても綺麗に見えやすく、9月のシンボルとして時候の挨拶にもよく使われます。

また、お月見をする中秋の名月は例年9月中旬~下旬のことも多く、季節を表す時候の挨拶にはぴったりです。かなり親しみのこもった表現なので個人的なお手紙にベター。お団子や月見酒、ウサギなど、楽しみな想像が膨らみますね。

 

9月の時候の挨拶例文【下旬】

9月の時候の挨拶例文【下旬】

9月も下旬になると、名実ともに秋が感じられる雰囲気。この頃に適した時候の挨拶は、中旬に比べて「秋」の漢字が多く使われたりするなど、さらに秋らしさが深まります。

こちらでご紹介するのは、やや涼しくなった気候とともに相手に届けたい9月下旬にぴったりの時候の挨拶例文です。

 

 

幅広い期間使える時候の挨拶例文

​​拝啓 仲秋の候 天高く、秋の気配がいっそう濃くなってきました。

​​出典:https://entame-lab.com/

9月中旬~下旬にかけて、幅広く使える時候の挨拶が「仲秋の候」です。仲秋は「秋の半ば」という意味で、秋を3つに分けた初秋・仲秋・晩秋でも真ん中、具体的には9月10日~10月10日の約1か月を指します。

長めの期間使えるので、9月中の時候の挨拶にぴったり。また、仲秋の候に加えて「天高く」「秋の気配」など趣のあるワードを丁寧に使うことで、澄んだ景色が思い浮かぶようですね。

 

なじみ深い昔の言い回しを使った例文

​​​​謹啓 秋分の候 ご家族様におかれましてはご清適の段慶賀の至りに存じます。

出典:​​https://xn--yck3a8bvc9b.com/

現代でもなじみ深い9月の時候の挨拶の例文がこちら。例年9月22~23日ごろの秋分の日は国民の休日なので、それを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

「秋分」とは「二十四節気」のひとつですが、同じく二十四節気の「夏至」「冬至」「春分」などと同じぐらいポピュラー。昔の人の言い回しに風流を感じながらも意味も分かりやすい、おすすめの時候の挨拶になります。

 

思わず食欲が掻き立てられる例文

​​美味しい秋の味覚に、暑さで疲れた体が元気を取り戻すこの頃、
​​○○様におかれましては、ますますお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。

​​出典:https://www.midori-japan.co.jp/

親しみを込めたお手紙などを送るなら、こんな時候の挨拶がおすすめ。9月も下旬になるとお店でぶどうや柿、さんまやキノコなど秋らしい食材もぐっと増えますよね。

秋らしさを表す単語やものはたくさんありますが、中でも味覚は老若男女問わず多くの人の共通話題です。「時候の挨拶を使ってみたいけど、書き方がイマイチわからない…」という、時候の挨拶初心者の方にもうってつけのフレーズ。

 

季節の植物を用いた風流な例文

​​コスモスの花が秋風に揺れる季節となりました。○○様には、ますますお元気のことと承り、何よりと存じます。

出典:​​https://mshabit.info/

大切な人の近況をお伺いするときの時候の挨拶に、こんな例文はいかがでしょうか。数ある季語の種類でも、お花などの植物は気候をより的確に表現していて、「季節外れ」ということはあまりありません。

コスモスはもちろん、街中でも見かける「紅葉」は地域により9月下旬~11月ごろなどに使いたい季語。日常の植物をうまく取り入れて、より簡単かつ親近感のあるオリジナルの時候の挨拶を作ってみてくださいね。

 

9月の時候の挨拶例文まとめ

今回は9月の時候の挨拶を上旬~下旬別にご紹介しました。まだまだ暑さが残る9月上旬は「残暑」「新秋」など。少しずつ季節の変化を感じられる中旬~下旬にかけては「秋晴」「仲秋」など、秋らしい時候の挨拶が適切です。

時候の挨拶で秋らしさを感じられると、お手紙やハガキもより風流になります。適切に使って、今後も円滑な人間関係を築くのに活用してくださいね!

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