読書感想文におすすめの本!高学年版
夏休みの宿題で出ることの多い読書感想文は本の選び方にコツがあります。小学校高学年からは自分なりの意見も求められますから、考察のはかどる作品がおすすめです。
そこで今回は読書感想文が書きやすい本をご紹介。成長、友情など高学年に人気のテーマごとにまとめましたので、お子様の書きたい内容をもとに選んでみてくださいね。
高学年向け読書感想文のおすすめ本|人生・成長
人生観について考察できるファンタジー本
高学年の読書感想文では人生について考えられる本が人気です。
世界の名作「モモ」は変わりものの女の子と泥棒の物語ですが、盗まれたものはなんと時間。
時間を節約しようと、せかせか生きる大人たちにモモが豊かな生き方を教えます。
読書感想文では自分なりの時間の使い方や時間の大切さを書くことができますね。哲学的なお話ですがファンタジーで読みやすく高学年におすすめです。
苦手克服や成長について学べる海外本
青少年読書感想文コンクールでは毎年、委員会おすすめの本が課題図書として指定されます。
読書感想文に適した本が選定されていますので本選びに迷ったときは参考にしてみるのがおすすめです。
2022年課題図書「ぼくの弱虫をなおすには」は5年生になることが怖いゲイブリエルが主人公。
人種差別など高学年から考えたい問題についても提起されており、読書感想文が書きやすい一冊です。
大切なものが何か考えさせられる海外本
児童書「なんでももってる(?)男の子」は、お金持ちの男の子が主役の海外本。
ページ数は多いですが挿絵も、しっかり組み込まれているので読書が苦手な高学年にもおすすめです。なんでも持ってる主人公と、ごく普通の男の子。
そんな二人の友情を通して、お金持ちでも満たされないのは何故なのかが優しく描かれます。読書感想文では大切なものや成長について書くことができますよ。
高学年向け読書感想文のおすすめ本|家族・友情
家族愛で人生を立て直す成長本
5年生、6年生の高学年からは読み応えのある小説にも挑戦したいもの。家族など身近なテーマは感情移入しやすいので読書感想文も書きやすいですよ。
引きこもりの青年が家族や人との出会いの中で徐々に人生を立て直していく「生きる」。まもなく思春期を迎える、もしくは迎えた高学年の子供に響くことでしょう。
保護猫を通して命の大切さを学べる本
読書感想文では背伸びせずに子供が読みやすい本を選ぶのがポイント。読書が苦手な子には高学年向けの絵本がおすすめです。
過去に課題図書として話題となった「ぼくとニケ」は保護猫と子供たちがつむぐ心温まるストーリー。
大切な家族の一員であるペット、そして命について考えさせられます。ややシビアなシーンもありますが、だからこそ深みのある読書感想文が書けるはずです。
信じる心と友情を描いた永遠の名作本
「メロスは激怒した。」との書き出しで始まる「走れメロス」は、あまりにも有名な名作本。
古くから教科書にも掲載されている作品ですので高学年の読書感想文として間違いないチョイスです。
友情や正義、信頼感について骨太に描かれた物語ですが、短編ほどの長さで読みやすいのも◎。
こちらの一冊には様々な短編が収録されていますので読書好きな高学年にはたまりませんね。
高学年向け読書感想文のおすすめ本|冒険
想像力が育まれる長編ファンタジー本
想像力がかきたてられる冒険の本も高学年には人気があります。
架空の物語の中から読書感想文に触れるテーマを自分で探すことになりますから意外と読む力が身に付きますよ。
「ナルニア国物語」は異世界で冒険する王道ファンタジーですが大人にも人気の長編作品です。
読書感想文のためだけでなく親子で共有する一冊として長く楽しめそうですね。
ダイナミックな進行で感想を書きやすい本
読書や読み書きに苦手意識がある高学年には起承転結のはっきりした本がおすすめです。
普段本を読まなくても話の筋道をたどりやすく読書感想文も、スムーズに書けるはずですよ。
双子姉妹の夜の大冒険を描いた「アイとサムの街」は分かりやすく、かつ引き込ませるストーリーが魅力。
大人にはノスタルジックな冒険物語ですが、5年生や6年生なら子供ならではの視点で読書感想文を書けるでしょう。
冒険の楽しさと大人への一歩が描かれる上下本
イギリスの児童書「とぶ船」は場所と時間を縦横無尽に航海する不思議な船のお話。
「全財産ともう少し」の代金を支払い船を手に入れた、ある4人兄弟は一陽来復の旅を楽しみます。
この本が優れている点は、夢物語で完結せず大人への階段を登る結末が用意されていること。
成長までの過程を丁寧に描いた作品は中学校入学を目前に控えた高学年の読書感想文におすすめです。
高学年向け読書感想文のおすすめ本|歴史
現代風の挿絵で読みやすい織田信長の伝記本
歴史に興味のある高学年は教科書に出てくる偉人について読書感想文で深堀りしてみても楽しいですよ。
有名な戦国武将である織田信長は憧れてしまうような武勇伝が多く高学年に人気があります。教科書で織田信長を学習するのは主に6年生からです。
こちらの一冊はアニメタッチな表紙と挿絵で親しみやすく歴史を好きになる、きっかけにもなりそうですね。
感想を書きやすい世界の偉人本
世界的に有名なマザーテレサの一生に迫った伝記も高学年の読書感想文にうってつけです。
愛や思いやりを基盤としたテーマは5年生や6年生にも理解しやすく彼女のどういった行いに感動したか、生き方の見本として何を参考にすればいいかなど読書感想文の題材としては、とても書きやすい一冊ですよ。
彼女が遺した孤児院の現状などにも触れると出来栄えもよくなります。
言い伝えをもとにした歴史エンタメ本
かつて大阪城には虎がいたそうな。そんな言い伝えをもとに描かれた「大阪城とシロ」は虎の餌としてやってきた犬と救助を試みる子供たちのお話です。
教科書を面白おかしく発展させた内容は高学年の興味をそそり、人と被らないユニークな読書感想文が書けそうですね。
大阪城へ実際に足を運び、自身の体験と合わせて感想をつづるのもおすすめです。
高学年向け読書感想文のおすすめ本|社会・国際
戦争を考えるきっかけになる絵本
高学年になると戦争などの国際問題についても少しずつ触れていくことになります。
非常に難しい問題ですから、まずは読書感想文で自分の考えをまとめてみるといいですね。
「戦争で死んだ兵士のこと」は戦死した兵士の姿が1ページ目に描写されます。
1時間前、10日前と少しずつ兵士の人生を逆再生していくシンプルな物語ですが、淡々と進むからこそ個々の考えや思いがめぐることでしょう。
いじめについて深く掘り下げる漫画本
5年生、6年生の高学年にとって、いじめはとても身近な社会問題。読書感想文でいじめをテーマにすることは情操教育にも役立ちます。
センシティブなテーマを読書感想文にするなら小難しくない漫画本がおすすめです。
「いきのびる魔法」は、いじめとの向き合い方や逃げ方、そして死についてまで高学年が、これから直面するであろう問題を深く掘り下げています。
環境問題を優しく伝える実話本
2022年課題図書のひとつとして選定された「捨てないパン屋の挑戦」。
廃棄問題への取り組みで評価されているパン屋さんにスポットを当てた、話題性の高いノンフィクション本です。
食品ロスや労働問題など大人も直面している現代の課題について親子で一緒に考えてみてもいいですね。
提起されるテーマが多く、読書感想文が書きやすい高学年向けの一冊です。
読書感想文におすすめの本!高学年版まとめ
高学年向け、読書感想文におすすめの本をご紹介しました。本選びは子供の興味が湧くことが、もちろん一番のポイント。
ですが読書感想文の書きやすさで選ぶなら、まずはテーマを決めることがおすすめです。子供の好みを考慮しながら素敵な読書感想文を書けるよう、お手伝いしてあげてくださいね!
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