説得力を高める簡単なメソッドを大特集
ビジネスでは相手と交渉して納得させたり、説得して何かをお願いする機会が多々ありますよね。そんなときに「すげなく断られてしまう」「アレコレ突っ込まれて納得してもらえない」など辛い経験をしたことがあるのなら、説得力を鍛えてみませんか。
今回は説得力を簡単に鍛えるメソッドについてご紹介します。実は説得力というのは単にコミュニケーションだけの問題というわけではないのですよ。
そこも踏まえて説得力のある人の共通点についてもまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
説得力のある人の共通点
そもそも説得力とはどんな力なのでしょうか。説得力とは「相手に自分の考えや意見がもっともだと認めさせる力」あるいは「相手の心を納得させ、行動してもらう力」です。その手段が会話だったり文書だったりというコミュニケーションなのです。
仕事をする上では欠かせない「説得力」。ここでは説得力のある人の共通点について、5つご紹介します。あなたにあてはまるところがあるかどうかチェックしてみてくださいね。
共通点①信頼されている
人は自分のよく知らない人よりも、自分が信頼している人の意見や話に耳を傾けますよね。まず相手の話を聞こうと思えるかというのは説得の第1歩となるので、相手から信頼されているというのはすこぶる重要です。
また相手が納得できないことを交渉する際に「この人は信頼できるから、とりあえずやってみよう」と、人に対する信頼によってそれを受け入れることも多々あります。「この人には責任感がある」「約束は必ず守ってくれるはず」など自分は信頼に値する人間であるのを、相手に知ってもらっているというのは大切なのです。
共通点②経験や実力がある
ただ仕事では、その方をよく知らないままでも業務に取り組んだり、交渉したりするケースもありますよね。
そのときに説得力を上げられるかどうかはその方の持つ経験や実力、実績なのです。相手の人柄を信頼するほどの材料や時間はなくとも、その業務の経験があったり実績があったりすれば、言うことや意見を聞いてみようと思えますよね。
目に見える実績や資格取得、何年間か実務を経験していたなど客観的にわかるスキルは、説得力を高めてくれるのです。
共通点③根拠があり論理的に話している
感情に訴えるというのもアリですが、やはり仕事では相手に了承してもらうためには、明確な根拠が文書や会話にあることが大事でしょう。それは「こじつけですよね?」と言われないよう、「〇〇白書」のデータなど、事実に基づいている根拠である必要があります。
またそれを示す際、意見や主張と根拠の因果関係がわかるよう、筋道だててわかりやすく話さなければなりません。根拠と道理にかなっていることの2つがあって始めて説得力が上がるのです。
共通点④相手のツボをおさえている
より説得力のあるプレゼンや会話をするためには、相手のツボをおさえるというのも必要です。「これをしたらどんなメリットがあるのか」に興味のある方もいれば「これをすることによって、どんな手間や作業が発生するのか」が気になる方もいますよね。
人によって気になるポイントや突っ込みたくなる箇所は異なるので、説得したい方が何を気にするのか読み取り、それについての情報を厚くすると、より納得してもらいやすいというわけですね。
共通点⑤自信があるように見える
話している中身のクオリティが大切なのは当たり前ですが、実は態度やボディランゲージも説得力の要素の1つなのです。いくらプレゼンの中身や文書がわかりやすくてよくても、それをやっている方がビクビクおどおどしていては「大丈夫かな?」と不安になって納得しづらいですよね。
逆に落ち着いた自信のある態度や口調であれば「この人に任せてみよう」と思えるはずです。自信があるように相手に見せることも、ときに必要なのですね。
説得力を高める簡単なメソッド
ここまでは説得力がある人の特徴や、説得力を高める要素について見てきました。今のあなたにあてはまるところ、心がけている部分があったかもしれません。
特に仕事という場では論理的に考える、伝えることは必要ですし、土台となっているので、すでにやっている方も多いことでしょう。それを前提として、ここからは説得力を身に着ける簡単なメソッドについてまとめました。
簡単なメソッド①相手の話に耳を傾ける
「納得してもらう」というと、コミュニケーションにおいては話す方に注目しがちですが、実は相手の話に耳を傾けるのは、説得力が向上する簡単なやり方なのですよ。
しっかりと話を聞く姿勢を見せることで相手の信頼度がアップしますし、話をよく精査すれば相手の興味や知りたい部分、求めている部分を知れるというメリットがあります。
説得力を高い人の共通点①と④を満たせるということになります。ただ黙って聞くだけでなく、笑顔で相手の話を引き出す相槌をうったり、共感したりしつつ、まずは話に耳を傾けるのを心がけましょう。
簡単なメソッド②事前に議論に巻き込む
説き伏せたい相手が普段から一緒に仕事をしている、訪問しているような方なら事前に議論に巻き込むというのも簡単にできるメソッドです。説得や提案をする本番より前に、その相手とプチ打ち合わせをしておいて案出しし、それに対応したプレゼンや説得をするのです。
単に聞き取るというよりは、一緒に議論をすることで共通点④を実現できるというメリットがあります。またコミュニケーションの回数も増えるので、信頼関係にもいい影響があるはずです。時間や機会が必要ですが、チャンスがあれば挑戦してみてくださいね。
簡単なメソッド③相手の理解できる言葉で話す
いくら筋道だっていて中身がよくても、相手が理解できなければ納得しないですよね。専門用語や難しい外来語を多用し、ある意味では「体裁のいい」プレゼンや文書であっても、聞いている方にとってはけむに巻かれたような気持ちになりますし、あまりいい気はしないので意味がありません。
相手のわからない言葉で説明することにメリットはないのです。ですから説得力をアップしたければ、相手の知識レベルや専門的な部分への理解に歩調をあわせて、言葉を選ぶようにしてくださいね。
簡単なメソッド④自信とゆとりのある話し方
自信があるように見せるというのも、説得力アップには必要でしょう。別に本当に自信を持たなくとも背筋を真っすぐにし、相手の目を見ながら話をするだけでも簡単に印象は変わるはずです。また「えーっと」「あー」などのつなぎ言葉は、自信がないように見えるのでやめましょう。
焦って早口に喋るのもNGです。相手を疲れさせてしまいますし、「何か隠しているのか」「自信がなさそう」という印象になってしまいます。説得力を上げたいのなら、ゆっくりと落ち着いて話すことを意識してくださいね。
簡単なメソッド⑤相手が話を聞ける環境を作る
「メリットはわかっていても時間がない」など、ご紹介したメソッドができない場合もあるでしょう。そんなときは相手が話を聞ける環境を作るのも、説得力を上げるのに簡単でよい方法です。バタバタと忙しいときに何かをお願いされても、「ちょっと後で」と言ってその場で決断できませんよね。
また「異性と2人きりは苦手」逆に「周りの目が気になって話に集中できない」など話を聞けないと感じる原因は人それぞれにあります。そこに寄り添い、相手が話を聞ける環境を作ることで、相手を納得させられる確率をアップできるはずですよ。
説得力を高める簡単なメソッドまとめ
今回は説得力の高い人の共通点や、説得力を鍛える簡単な方法についてまとめました。すぐに取り入れられそうな方法はありましたか。
説得力というと「上手に話さなければならない」「キレイな文書で出さないと」とコミュニケーションにおいてアウトプットの部分を意識しがちですが、そうでない部分も大切なのがご理解いただけたはずです。
今回まとめた説得力を鍛える方法を使いつつ、自分を磨いてより成長していってくださいね。
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