短い時間でも充実のおすすめの短編映画21選。人気の邦画・洋画・アニメ作品を厳選

短編映画とは、上映時間が1時間未満の短い映画のこと。北欧最古の映画祭であるタンペレ映画祭や世界最大のアニメーション映画祭のアヌシー国際アニメーション映画祭など、短編映画中心の映画祭も盛んです。おすすめの短編映画をジャンルに分けてご紹介。

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短い時間でも充実のおすすめの短編映画21選。人気の邦画・洋画・アニメ作品を厳選
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

短い時間でも楽しめるおすすめの短編映画まとめ

短編映画とは、上映時間が1時間未満の短い映画のことです。ショートフィルムとも呼ばれています。

北欧最古の映画祭であるタンペレ映画祭や世界最大のアニメーション映画祭のアヌシー国際アニメーション映画祭など、短編映画中心の映画祭も盛んです。

近年では、日本でも短編映画をネット配信したりする例が増えています。ここでは、おすすめの短編映画を邦画・洋画・アニメの3ジャンルに分けて見ていきましょう。

おすすめの人気短編映画【邦画】

小説を読んでいるようなおすすめ短編映画

まずは、邦画のおすすめ短編映画から見ていきましょう。倉田健次監督による『ピカレスカ Novela Picaresca(30分)』は、コメディドラマに分類される短編映画です。

「悪い子になりたい」という思いを抱えていた古本屋の店主ヨーコが、ある小説家の一言をきっかけに無知で無垢な犯罪を引き起こします。

短編小説を読んでいるような気分になる、というレビューも寄せられている作品です。


 

 

一人の男性を巡る親友女子を描く人気短編映画

今野雅夫監督による『おともだち(14分)』は、第6回武蔵野映画祭入選、第3回映画少年短編映画祭決勝大会進出、とよまの灯台短編映画祭入選といくつもの短編映画祭で認められた作品です。

親友二人が好きになってしまった男性を間に、揺れる気持ちや衝動的に展開する事柄が描かれていきます。

今野監督には『高飛車女とモテない君(13分)』という短編映画もあるのでチェックしてみて下さい。


 

大学生のほろ苦い青春を描くおすすめ短編映画

続いておすすめしたい短編映画は、塩野峻平監督作品の『レイディオ(45分)』。夢もなく友人もいず、深夜ラジオを聞くことだけが趣味の大学生が主人公です。

そんな彼が、大学のゼミで同じラジオを聞いている女子学生と知り合い、話が動いていきます。

THE BLUE HEARTSが歌う名曲「リンダリンダ」が響く青春ドラマです。


 

高校生の三角関係を描くおすすめ短編映画

四本研祥監督による『待つには遠すぎた初恋(12分)』は、高校生のコミュニケーションがテーマになったおすすめの短編映画です。

親友のカレンとミカコ、そして留学生のアレックスの3人の青春ドラマが描かれています。

留学生アレックスはミカコに恋をし、バイリンガルのカレンは2人の間で通訳をしますが、彼女には秘密が…というストーリーです。


 

淡く切ないラブストーリーが楽しめる短編映画

石橋夕帆監督の『閃光(36分)』は、淡く甘いラブストーリーです。主人公の和也は、元カノが結婚することを知った夜に公園で台湾人の女性と出会います。

二人の刹那的な暮らしを一瞬だけ照らしてくれるのは、月華(ユェファ)という名前のヒロインの放つ暖かで儚げな光。

リアルな「今」が切り取られたおすすめの短編映画です。


 

無気力な女子高生を描くおすすめ短編映画

「OHARA BROS.」として兄弟で活動をしている小原剛、小原健監督による短編映画『CARPEDIEM カルぺ・ディエム(40分)』は、第14回山形国際ムービーフェスティバル2018にて、最優秀俳優賞を含む3つの賞を受賞したおすすめの作品です。

無気力で死にたいと考えている女子高生が出会った美しい女の子と、渋谷の街がはらむ混沌が描かれています。


 

新しい地図の3人が出演したおすすめ短編映画

おすすめの邦画短編映画、最後はオムニバス形式の作品を見ていきましょう。オムニバスとはいくつかの独立した作品をまとめて1本にしているスタイルです。

元SMAPの3人が出演することで話題を呼んだ『クソ野郎と美しき世界(105分)』は、園子温監督と稲垣吾郎、山内ケンジ監督と香取慎吾、太田光監督と草彅剛の組み合わせでそれぞれ撮影された短編3本と、児玉裕一監督がオールスターで撮影した短編がまとめられています。


 

 

おすすめの人気短編映画【洋画】

リアルな人種問題を描くおすすめ短編映画

続いておすすめする短編映画は、洋画作品です。アメリカのアカデミー賞には、短編映画賞があります。

ガイ・ナティーヴ監督による『SKIN短編(21分)』は、2018年にアカデミー短編映画賞を受賞しました。

ネオナチの父親とその息子を中心にしたストーリーは、決して単なる物語ではなく現実世界とリンクしています。

ブラック・ライヴズ・マター運動の盛り上がりに合わせ、再び注目を集めているおすすめの短編映画です。


 

 

一分間戻って挑戦する男性を描く人気短編映画

デヴォン・エイブリー監督による『一分間タイムマシン(6分)』は、超短編のおすすめ映画です。主人公ジェームズは、手持ち型のタイムマシンを持っています。

そのタイムマシンが戻れるのは、一分前の世界のみ。これを使って何度もリベンジを繰り返しながら、ヒロインであるレジーナを口説きます。

修正を繰り返しながら、口説き続けるコメディ要素もあるおすすめの短編映画です。


 

移動アイス屋に憧れる少年を描く人気短編映画

ウィル・ナッシュ監督による『アイスクリーム(2分)』も、かなり短い超々短編映画です。キッズ向けの内容ですが、大人が見ても楽しめるはず。

2015年に発表された短編映画ですが、舞台は1990年代のイングランドです。

移動式アイスクリームショップのアイスクリームマンに憧れる少年の姿が描かれています。


 

夫婦の愛と父娘の愛を描くおすすめ短編映画

新進気鋭、20代のイタリア人映画監督ニコラス・モルガンティ・パトリニャーニによる『旅立ち(17分)』は、妻の意思を受け入れる夫の姿を描く人気短編映画です。

愛とは何か、愛のために何ができるのか、どこまで愛を求めるのか、という問いが投げかけられています。

主人公は、娘に真実を告げなくてはと試みながらも、彼女を失いたくないと悩み恐れている姿を描くおすすめの短編映画です。


 

高齢の男女の静かな交流を描く人気短編映画

ベンジャミン・ウォルフ監督による『Bis Gleich(20分)』は、「近いうちに」という意味のタイトルのドイツ映画です。

字幕は英語ですが、台詞はほとんどないので心配しないでください。

道を隔てて向かいに住んでいる高齢男女は、毎日の習慣を共有しながらも実際には会ったことがありません。

静かに、深く、言葉にできないつながりを深めていくことになる2人を丁寧に描いているおすすめの短編映画です。


 

化学装置が変える人生を描くおすすめ短編映画

コウシック・ランガナタン監督による人気のインド映画『全能(34分)』も、おすすめの短編です。

ミームクリエイターでもあるエンジニアリングを学んできた主人公は、現在無職という設定になっています。

そんな主人公が、偶然発見したユニークな科学装置。それが、彼の人生を永遠に変えてしまうというおすすめのSFドラマです。


 

5つの街を走るタクシーを描く人気短編映画

最後におすすめする洋画は、短編映画のオムニバス作品です。

1991年に発表されたジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット(129分)』は、5つの短編から成り立っています。

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの街を走るタクシーが舞台。

車内で繰り広げられるタクシードライバーと乗客の人間模様を描く、おしゃれな短編映画のオムニバス作品はおすすめです。


 

 

おすすめの人気短編映画【アニメ】

人気長編作品の後日談を描くおすすめ短編映画

続いておすすめする短編映画はアニメ作品です。『アルベルトの手紙Ciao Alberto(8分)』は、Disney+で配信されている短編作品。

ピクサー作品『Luca(あの夏のルカ)』の後日談となるスピンオフの短編アニメです。

おまけ作品というよりも世界観をそのまま受け継いだ特別な物語になっているので、『あの夏のルカ』を見た方はぜひチェックしてみてくださいね。

2021年11月12日から、日米同時配信されています。


 

 

宇宙と地球での遠距離恋愛を描く人気短編映画

『君の名は』『天気の子』で知られる新海誠監督が、2002年に初めて劇場公開した作品が『ほしのこえ(25分)』です。

ジャンルは恋愛ものですが、宇宙に旅立った少女と地球に残る少年との遠距離恋愛を描いています。携帯電話のメールがモチーフになっている作品。

第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門のほか、第6回文化庁メディア芸術祭などで受賞しているおすすめの短編映画です。


 

人気監督が手掛けるおすすめの恋愛系短編映画

同じく新海誠監督が2013年に発表した短編アニメ映画『言の葉の庭(46分)』も、おすすめの作品です。

アメリカのロサンゼルスやマレーシアのプチョンで開催された映画祭でも上映されています。

『万葉集』をモチーフに、靴職人を目指す男子高校生と、退職し故郷に戻る予定の高校教師との淡い恋愛を描く短編小説です。


 

アカデミー短編アニメ賞受賞の人気短編映画

加藤久仁生監督による『つみきのいえ(12分)』は、2008年に発表された短編アニメ映画です。日本映画として初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞しました。

海面上昇によって水没しつつある街に残っている老人が、積み木のような家に暮らしているというストーリー。

落としたパイプを拾うため海の中へと潜っていく老人は、家族との思い出を回想していきます。


 

美しい映像で描くキツネザルの人気短編映画

マーク・スミス監督によるストップモーションアニメ映画『Two Balloons(9分)』も、おすすめです。

トロント国際映画祭TIFFキッズでは、成人審査員賞と最優秀短編アニメ賞を受賞しています。気球で旅をするキツネザルの物語。

美しい映像とともに、ほっこりするストーリーが展開していきます。キツネザルが人間の比喩的存在なのかもしれません。


 

ノスタルジックな写真館のおすすめ短編映画

なかむらたかし監督による短編アニメ映画『寫眞館(17分)』は、一人の女性と写真館の主人の交流を描いています。

明治・大正・昭和と、激動の3つの時代を通じて展開していくストーリーは、ノスタルジックな雰囲気が溢れています。

なかむらたかし監督は『AKIRA』では作画監督を務め、長編アニメ映画『パルムの樹』も手掛けている人気監督です。


 

ブタの少年とキツネの転校生の人気短編映画

東京出身の堤大介監督と、南カリフォルニア出身のロバート・コンドウ監督の共作『ダム・キーパー(18分)』は、アカデミー短編アニメ賞にノミネートされたおすすめ作品です。

独りぼっちのブタの少年が主人公。彼は、家族が代々受け継いできたダム・キーパーの仕事をしています。

その仕事の重要さを平和ボケした町の人々が忘れているなか、転校してきたキツネがブタの少年を大きく変えるきっかけとなる物語です。


 

短い時間でも楽しめるおすすめの短編映画まとめ

上映時間が1時間未満の短編映画を、邦画・洋画・アニメの各ジャンルごとにおすすめを紹介しました。映画好きの人はもちろん、普段はあまり映画を見ない人にも短い時間で楽しめる短編映画はおすすめです。

Amazon Primeをはじめ、インターネット上で見ることができる短編映画が多いので、気になる作品はぜひチェックしてみてくださいね。

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