《最新》一度は観ておきたい映画化された小説特集。邦画・洋画のおすすめ集めました

洋画でも邦画でも、小説を原作にしている名作はたくさんあります。最新の洋画作品の中には、日本の小説を原作にしているものもあるそうです。ここでは、2021年と2022年に公開予定の映画を中心に、映画化された原作の小説を見ていきましょう。

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《最新》一度は観ておきたい映画化された小説特集。邦画・洋画のおすすめ集めました
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

最新の映画化された小説を読んでみよう

洋画でも邦画でも、小説を原作にしている名作はたくさんあります。最新の洋画作品の中には、日本の小説を原作にしているものもあるそうです。

小説のジャンルもいろいろで、恋愛小説や青春小説、ミステリー小説などが次々に映画化されています。感動的な人間ドラマや、サスペンス映画の中にも、小説が原作のものが多数。

ここでは、2021年と2022年に公開予定の映画を中心に、映画化された原作の小説を見ていきましょう。

おすすめの映画化された人気小説【洋画】

全5作になる『ファンタスティック・ビースト』

まずは、海外発の洋画から。最初におすすめする映画化された作品は『ファンタスティック・ビースト』シリーズです。

聖書に次いで世界中で売れたといわれる大人気小説『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフとして、2016年に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開されました。

全部で5作予定されていて、2018年に第2作、そして2022年に第3作が公開予定になっています。原作は小説ではなく脚本です。


 

 

心を描く人間劇『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

2021年に公開された『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、 トーマス・サヴェージによる同名小説が映画化された人気作品です。

ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しました。ジャンルは、西部劇です。1920年代が舞台で、大きな牧場経営を仕事にしている裕福な兄弟が主人公。

カリスマ性のある兄と未亡人と結婚した弟との確執を通し、人間とは何か、愛とは何かが描かれています。


 

少年の成長物語『カオス・ウォーキング』

続いての小説を映画化した人気作品は、2021年公開の『カオス・ウォーキング』。

2008年に出版されたパトリック・ネスの小説『心のナイフ』が映画化されたSF作品です。

主人公のトッドは、もうすぐ13歳になる少年ですが、作中の近未来では13歳が正式な大人になる年齢。

ある日、偶然に見つけたあることが原因で、街を出ていくこととなるトッド。少年が成長していく姿を描く感動的な小説です。


 

壮大なSF大河『DUNE 砂の惑星』

人気俳優ティモシー・シャラメを起用して映画化されたSF大河ドラマ『DUNE/デューン 砂の惑星』は、1965年に発表されたフランク・ハーバートによる同名小説が原作です。

これまでに何度も映画化が検討された人気小説ですが、壮大なスケールと複雑な物語が実現を拒んできたといわれています。

2021年に公開された本作は好評を博し、2023年に第2部の公開が決定しています。


 

読み継がれている『ほんとうのピノッキオ』

2021年11月に公開予定の『ほんとうのピノッキオ』は、幻想的で美しいダーク・ファンタジー映画です。

1883年に出版されたカルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』は、これまでに何度も映画化された人気児童文学。

ディズニーのアニメ映画でもよく知られていますね。ダーク・ファンタジーの鬼才であるロバート・ゼメキス監督による映画化も進行中とのこと。

本作では、原作に忠実に描いている悪童・ピノッキオが魅力的です。


 

本当の強さを描く『クライ・マッチョ』

日本での公開が2022年1月に決まった『クライ・マッチョ』は、クリント・イーストウッドの監督50周年記念作品とされた映画です。

1976年にN・リチャード・ナッシュが発表した同名の小説を映画化した洋画ですが、原作の日本語訳がまだ出ていません。

老いたロデオスターと、ひょんなことから旅路を共にする不良少年との交流を通し、本当の強さ(マッチョ)とは何かを考えさせる作品です。


 

魂の彷徨が描かれる『ナイトメア・アリー』

22年2月に公開が予定されているダーク・ファンタジーの鬼才ギレルモ・デル・トロ監督最新作『ナイトメア・アリー』も、小説が原作の洋画です。

映画化されたのは、1946年に発行されたウィリアム・リンゼイ・グレシャム の『ナイトメア・アリー 悪夢小路』。

映画化に合わせて2020年に文庫化された伝説的なノアール小説です。カーニバル、マジシャン、タロットと怪しい小道具に囲まれた世界が楽しめます。


 

日本の小説が原作『バレット・トレイン』

来年公開予定の新作から、もう1本。ブラッド・ピット主演での映画化が発表されたのは、日本人作家・伊坂幸太郎の人気長編小説『マリアビートル』です。

東京発盛岡行の新幹線の車内を舞台に、殺し屋たちがバトルを栗費ゲルという魅力的なストーリー。

原題は新幹線を意味する『Bullet Train(バレット・トレイン)』となっていますが、日本公開に合わせて邦題が付くかもしれませんね。


 

 

おすすめの映画化された人気小説【邦画】

封印した記憶が戻る『ファーストラヴ』

続いては、邦画作品として映画化された小説を見ていきましょう。直木賞受賞作品の中にも映画化された作品は多くあります。

島本理生の長編ミステリー『ファーストラヴ』は、ドラマ化もされた人気小説です。2021年に公開された映画は、北川景子が主演を務めました。

父親を視察した女子大生と、彼女を取材する臨床心理士、国選弁護人などが織りなすドラマです。


 

 

若いままで永遠を生きる『円弧(アーク)』

芳根京子主演の『Arc アーク』は、中国系アメリカ人作家ケン・リュウによる小説『円弧(アーク)』が映画化された作品です。

こちらは『もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2』に収録されています。

人類史上で初めて不老不死となった女性を通して、アンチエイジングの先にあるストップエイジングの世界を描く小説です。


 

魂の再生を描く『ムーンライト・シャドウ』

国内だけでなく海外でもよく知られる有名作家である吉本ばななの小説は、これまでにも映画化されたことがあります。

彼女のデビュー作『キッチン』に収録されていた短編小説で、大学の卒業制作として執筆されたものです。

恋人を失った女性が、沈み切った日々からゆっくりと再生していく姿が描かれています。2021年に公開された映画では、人気女優の小松奈々×宮沢氷魚が主演です。


 

ヒットの予感!『そして、バトンは渡された』

2021年公開の映画は、2019年に本屋大賞や紀伊国屋書店・キノベス!大賞を受賞した人気小説が映画化された作品です。

永野芽郁×田中圭×石原さとみという豪華メンバーがメインを張り、大ヒット間違いなしと言われています。

主人公は17歳の女子高生優子。優子は、3人の継父と1人の継母という血の繋がらない親の間をリレーされてきました。

でも、彼女は不幸ではないのです。コミカライズもされているので、ぜひ一度読んでみて下さい。


 

ネット発『ボクたちはみんな大人になれなかった』

こちらも2021年11月に、森山未來と伊藤沙莉主演で公開される邦画です。

コンテンツ配信サイトでの連載で人気を集め、2017年に出版された燃え殻による小説が映画化されたもの。

あいみょんやEXITの兼近、吉岡里帆など著名人からも絶賛コメントが寄せられている小説は、元カノに間違ってSNSの友達申請を送ってしまった男性の1日を描きます。


 

人気シリーズの最新作『沈黙のパレード』

人気作家の1人である東野圭吾による、ガリレオシリーズの第9弾『沈黙のパレード』も2022年に映画が公開予定です。

元々は福山雅治主演でテレビドラマ化されたガリレオシリーズは、映画化もこれで3作目となります。

小さな町で起こる看板娘の殺人事件をきっかけに、誰もが被害者であり誰もが加害者である悲しい事件が起こるのです。

天才物理学者である湯川が手こずる謎は、読みごたえがあるでしょう。


 

多角的に物事を考えたくなる『流浪の月』

広瀬すず×松坂桃李のコンビで映画化された『流浪の月』は、2022年公開予定の邦画です。原作は、2017年に本屋大賞を受賞した小説。

9歳で誘拐事件の被害者となった少女と、その犯人として逮捕された大学生のその後を描く作品です。

子供時代の事件のレッテルを張り続けられる少女、「誘拐」の裏側にある真実、「世間」からの圧力など、現実世界で今起こっていることを見つめなおすきっかけになる小説ではないでしょうか。


 

英国版未来ロボット!『TANG タング』

『TANG タング』は、元・嵐の二宮和也主演で2022年公開予定の邦画です。映画化されたのはデボラ・インストールの小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。

英国版『ドラえもん』という評価もあります。AIが日常生活に組み込まれている近未来、中年のダメ男がレトロなロボットを見つけたのが物語の始まりです。

壊れかけのロボット・タングの作り主を探す珍道中が繰り広げられます。映画では日本に舞台を移しています。


 

映画化された人気小説を読んでみよう

日本公開が2021年、そして2022年に予定されている洋画と邦画の中から、小説を映画化した作品を紹介しました。

小説を映画化した場合、文庫版が出版されたり、表紙に映画の主演俳優が起用されたりするので注目度が高まるでしょう。

映画化をきっかけに、原作を読んでみようと思う人も増えるはず。映画の中に描き切れなかったエピソードも楽しめるので、気になる作品があればぜひ手に取ってみて下さい。

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