魅力的でクセになる《ダークファンタジー》映画21選。大人におすすめしたい人気作品

ダークファンタジーとは、悲劇的な展開や残酷な描写があったり、不思議で不条理な世界観や幻想的なキャラクターが描かれている作品です。ここでは、おすすめのダークファンタジー映画を見ていきましょう。気になる作品は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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魅力的でクセになる《ダークファンタジー》映画21選。大人におすすめしたい人気作品
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

大人も魅了されるダークファンタジー映画

ダークファンタジーとは、悲劇的な展開や残酷な描写があったり、不思議で不条理な世界観や幻想的なキャラクターが描かれている作品です。

怪奇やホラーの要素もありますが、あくまでもベースはファンタジー。ここでは、おすすめのダークファンタジー映画を見ていきましょう。

監督別やジャンル別に人気作品をピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめのダークファンタジー映画【ティム・バートン】

名作『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

ダークファンタジー映画といえば、ティム・バートンは最初に名前が挙がる人気監督と言っても過言ではありません。

特にジョニー・デップとタッグを組んだ作品は、名作が多いとされています。『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007)』もその1つ。

家族を奪われた復讐で殺人を犯す理髪師が主人公の、大人が魅了されるミュージカル要素もあるダークファンタジー映画です。


 

 

海外ゴシックに魅了される『ダーク・シャドウ』

続いてのおすすめ映画『ダーク・シャドウ(2012)』も、ティム・バートン監督とジョニー・デップが組んでいる人気ダークファンタジー作品。

黒魔術によって家族や恋人を殺され、自身はヴァンパイアとされた主人公が、200年の眠りから目覚め家族の再興を目指す物語です。

世界観は海外ゴシック系のダークファンタジーですが、200年のギャップ故に主人公が巻き起こす珍騒動が大人向けの笑いを引き起こします。


 

人気の『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2016)』は、そのタイトルからもダークファンタジーの雰囲気が伝わってくるおすすめ洋画です。

ティム・バートン監督作品ですが、こちらにはジョニー・デップは出演していません。

16歳の少年が祖父からの遺言を頼りに訪れた小さな島で出会う人々は、それぞれ奇妙な能力の持ち主でした。

彼らは1940年9月3日を繰り返し生きている、というダークファンタジー映画です。


 

おすすめのダークファンタジー映画【ギレルモ・デル・トロ】

孤独な少女を描く『パンズ・ラビリンス』

続いておすすめするダークファンタジー映画は、ギレルモ・デル・トロ監督によるスペイン映画です。

海外では、ダークファンタジージャンルの人気が高く、良質の洋画作品が次々に誕生しています。

ギレルモ・デル・トロ監督も、孤独な少女の内面に広がっていく世界と現実世界の乖離を描いた『パンズ・ラビリンス(2006)』でダークファンタジー映画のヒットメイカーとして広く知られるようになりました。


 

本物の怪物を描く『クリムゾン・ピーク』

『クリムゾン・ピーク(2015)』は、ゴシックホラー映画に分類されることもある作品です。

ダークファンタジーの名手であるギレルモ・デル・トロ監督が描く愛憎劇でもあります。

舞台は、20世紀初頭のニューヨーク。死者と通じる力を持つ娘、亡くなった母からのメッセージ、父の不審死、どこかおかしな姉と弟。

本当の怪物とは何か、と考えさせらる人気ダークファンタジー映画です。


 

愛の物語『シェイプ・オブ・ウォーター』

ギレルモ・デル・トロが監督と共同脚本を務めた『シェイプ・オブ・ウォーター(2017)』は、アカデミー賞4部門を獲得した人気ダークファンタジー映画です。

発話障害の女性イライザが、清掃員として働いている宇宙センターに運び込まれた半魚人と意思の疎通を図るストーリー。

社会的弱者とされる人々に光を当て、真の愛を描いおすすめのの洋画作品です。


 

おすすめのダークファンタジー映画【テリー・ギリアム】

人気童話作家が主役の『ブラザーズ・グリム』

ダークファンタジー映画を代表する3人目の海外の監督は、テリー・ギリアム。

大人気のディストピア洋画『未来世紀ブラジル(1985)』や人気絶頂のブルース・ウィルスとブラッド・ピットが共演したSF映画『『12モンキーズ(1995)』などでも知られる監督です。

『ブラザーズ・グリム(2005)』は、有名な童話作家のグリム兄弟を主人公にしたダークファンタジーコメディ映画になっています。


 

孤独な少女の『ローズ・イン・タイドランド』

「ギリアムのアリスは孤独の迷宮をさまよう」というキャッチコピーが付けられた洋画『ローズ・イン・タイドランド(2006)』も、おすすめのダークファンタジー映画です。

ドラッグ中毒の両親と暮らす10歳の少女ローズが主人公。

母、そして父が相次いでオーバードーズで亡くなり取り残された少女が出会う、壊れかけた隣人との奇妙な交流が描かれていきます。

かなりダークな世界ですが、ローズの無邪気さが救いです。


 

心の奥を覗き見る『Dr.パルナサスの鏡』

『Dr.パルナサスの鏡(2009)』は、主人公を演じる人気俳優ヒース・レジャーが撮影中に急逝したことで、ストーリーを改変したことでも知られるダークファンタジー映画です。

実際にヒースと交流のあった3人の俳優たちが協力したという裏話を知ると、また違った印象を持つかもしれません。

1000年生きているパルナサス博士が娘の命を悪魔と賭けて、客の心の奥を覗き見る不思議な興行をしてるストーリーです。


 

おすすめのダークファンタジー映画【子ども】

閉鎖された孤児院が舞台の『永遠のこどもたち』

海外の人気監督が手掛けるおすすめのダークファンタジー映画を紹介してきました。ここでは子どもがメインとなる人気作品を見ていきましょう。

『永遠のこどもたち(2007)』では、孤児院で育った女性ラウラが、夫と病弱な息子とともに長く閉鎖されていた孤児院にやってきます。

ここは彼女が育った孤児院でしたが、息子が行方不明になってしまうのです。切なくともしみじみ幸せなラストに驚かされるおすすめ作品です。


 

愛とは何かを問いかける『ラブリーボーン』

ファンタジーの王道作品でもある『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で知られる人気監督ピーター・ジャクソンによる『ラブリーボーン(2009)』は、主人公が1973年に殺されている14歳の少女スージーです。

スージーは死んでからも、家族や初恋の人、そして犯人の人生を見届けています。

娘の死、姉の死は、家族を変容させていくのですが、それぞれがスージーを愛していたことは確か。愛とは何か、を問いかける映画です。


 

正直に生きることは難しい『怪物はささやく』

スペインとアメリカが合作した『怪物はささやく(2016)』は、13歳の少年コナーが主人公。

不治の病に倒れ余命いくばくもない母親との二人暮らしの少年です。ある日、コナーの前に怪物が現れ、三つのお話を聞かせるといいます。

その後四つ目のお話はコナーが作れ、真実を語れ、と迫るのです。

イチイの木の怪物とコナーとの交流は、何を伝えようとしているのか、見ている人それぞれに答えがあるのではないでしょうか。


 

 

おすすめのダークファンタジー映画【魔法】

人気の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

続いておすすめするダークファンタジー映画は、魔法や魔法使いが登場する作品です。

子どもから大人まで楽しめる作品の中にも、ダークな雰囲気を感じるものがあります。

書籍と映画の記録を次々に塗り替えた大ヒット作品『ハリーポッター』シリーズの新シリーズの1作目は、2013年に発表されました。

2026年に予定されている5作目まで想定されています。魔法動物たちの造形が、ダークファンタジー映画ならではです!


 

 

マーベルコミックの『ドクター・ストレンジ』

マーベルコミックを原作にしたダークファンタジー映画『ドクター・ストレンジ(2016)』では、主人公の天才外科医が、交通事故で致命傷を負ってしまうストーリー。

最終的に修業を積んで魔術師となり、人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれていきます。

スピリチュアルな世界観と、それを表現する3Dテクニックも堪能できるおすすめ作品です。


 

伯父さんは魔法使い『ルイスと不思議の時計』

『ルイスと不思議の時計(2018)』は、両親を不慮の事故で亡くし孤児となった10歳の少年ルイスが伯父ジョナサンに引き取られていく物語。

一人暮らしの伯父の屋敷には、沢山の時計があり怪しい雰囲気です。さらに、隣人のツィマーマン夫人は何とも奇妙。

実は、伯父のジョナサンはポンコツ魔法使いで、隣人は一流の魔女でした!子どもも大人も楽しめるダークファンタジー映画です。


 

おすすめのダークファンタジー映画【吸血鬼】

小さな恋物語『ぼくのエリ 200歳の少女』

続いておすすめするダークファンタジー映画は、吸血鬼が登場する作品です。吸血鬼は、異形のモンスターの中でも人気がある存在。

どこか耽美な雰囲気が魅力なのかもしれません。こちらは2008年公開のスウェーデン映画です。

孤独な少年オスカーと、お隣に引っ越してきた少女エリの物語は、彼女の父親代わりの男が死ぬことで急変していきます。

リメイク版『モールス(2010年)』もおすすめです。


 

異色の吸血鬼ストーリー『ヴァンパイア』

人気映画監督の1人、岩井俊二によるダークファンタジー映画『ヴァンパイア(2012)』は、日本とカナダ、アメリカの合作です。

自殺サイトで知り合った女性を殺害し、その血を飲むヴァンパイアは、実は高校の生物教師サイモンでした。

アルツハイマーを患う母親と暮らし、気弱なところがあるサイモンですが、自殺希望者から採血して死に至らしめているのです。

日本人俳優としては、留学生役で蒼井優が出演しています。


 

国を守るために闘う『ドラキュラZERO』

『ドラキュラZERO(2014)』は、15世紀の中世、現在のルーマニアの一部であるトランシルヴァニアに実在したヴラド・ドラキュラの史実と創作である小説『吸血鬼ドラキュラ』をミックスしたダークファンタジー映画です。

民衆にも臣下にも慕われていた名君主が、無茶な要求をしてくる強国オスマントルコに立ち向かうため、強大な闇の勢力と契約を交わすというストーリー。

迫力ある映像美も人気です。


 

おすすめのダークファンタジー映画【ホラー】

生者と死者がひしめき合う屋敷『アザーズ』

続いておすすめするダークファンタジー映画は、ホラーの要素が強めの作品です。『アザーズ(2001)』は、第二次世界大戦終戦直後のお話です。

日光を浴びてはいけない娘と息子を、広大な屋敷で育てている母親が主人公。夫は出征したきり帰ってきません。

そこに現れた3人の使用人によって、閉ざされた屋敷での生活が少しずつ軋みはじめます。

見えない侵入者は、死者。母親の奮闘で、屋敷を取り戻すストーリーです。


 

オッドアイのヒロインが美しい『リヴィッド』

フランス映画『リヴィッド(2011)』は、老人たちの家を回る巡回看護師リュシーが主人公のダークファンタジー映画です。

彼女の瞳は美しいオッドアイ。

ヒロインは、若いころ有名なバレエ教師だった老女が財産を隠し持っているという噂を真に受け、ボーイフレンドたちと老女の屋敷に忍び込みます。

そこで目にしたものは、恐ろしくも美しい少女の人形でした。侵入がバレ、邸内は不思議な空間へと変容し主人公たちを追い詰めます。


 

「何か」に育てられた孤児の姉妹『MAMA』

『MAMA(2013)』は、スペインとカナダの共同制作映画です。精神を病んだ父親が、妻を殺した後、娘たちを連れて逃避行中に迷い込んだ小屋。

そこで娘も殺そうとする父親を「何か」が逆に殺します。その「何か」は、その後5年間にわたってしまいを育てるのです!

発見された姉妹は、父親の弟が引き取りますが「何か」も一緒についてきてしまいます。ギレルモ・デル・トロが製作総指揮をとりました。


 

人気のダークファンタジー映画を楽しもう

おすすめのダークファンタジー映画を、監督別、テーマ別に紹介しました。

ダークファンタジーの申し子ともいえるティム・バートン監督をはじめ、人気監督の作品はどれも大人が楽しめる作品です。

不条理な世界観や孤独な登場人物が描かれることが多いダークファンタジー映画ですが、メタファーやシンボルを読み解きながらじっくり楽しんでみませんか。

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