冬に読みたくなる、おすすめの小説。心温まる恋愛ものやミステリー作品19選

寒い冬はお部屋をあったかくして、お気に入りのドリンクを片手に小説を読みながら過ごしてみませんか?今回はそんなときにおすすめな冬がモチーフの名作や、冬に読みたくなるようなハートウォーミングな小説をご紹介します。

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冬に読みたくなる、おすすめの小説。心温まる恋愛ものやミステリー作品19選
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tomomy08

ライター

夫と猫一匹と暮らす30代の主婦ライターです。毎日をゆったりと過ごしたいので、家事が楽になる便利雑貨や、時短の家事術を常に取り入れています。生活にゆとりができるような役立つ情報をわかりやすくお届けしていきます。

冬に読みたいおすすめの名作小説をご紹介!

寒い冬はお部屋をあったかくして、お気に入りのドリンクを片手に読書時間を過ごしてみませんか?今回はそんなときにおすすめな冬がモチーフの名作や、冬に読みたくなるようなハートウォーミングな小説をピックアップしました。

読みやすいものや映画やドラマになっているもの中心にあつめたので、普段あまり本は読まないという方もこの冬ぜひチャレンジしてみてくださいね。

冬におすすめの小説《恋愛》

電車を舞台にさまざま恋愛模様が描かれる小説

寒い冬、心温まる恋愛小説を読みたいのなら『阪急電車』がおすすめ。

阪急今津線を走る電車を舞台に、そこで出会った2人が恋愛に発展していく様子や、婚約者を同僚に寝取られウェディングドレスで乗り込んだOL、DV彼氏と別れられない女子大生などの様子が描かれています。

「普通の人」のさまざまな恋愛模様を通して、人生の機微を感じられる名作小説ですよ。


 

女性なら思わず共感してしまう恋愛短編小説

冬ってなんだか過去の恋愛を振り返ってセンチメンタルな気持ちになりませんか?そんなときにおすすめなのがこちらの作品です。

片思い、不倫、失恋と恋愛に不器用な女性たちが、路地裏のセレクトショップを訪れ、自分と向き合っていくという小説です。

女性なら思わず共感し、そして自分の恋愛の思い出に浸ってしまう、そんなちょぴりほろ苦くて甘い冬の時間を過ごせます。


 

春に始まった切ない恋の小説

寒い冬、日差しあたたかな春が待ち遠しいですよね。そんなときは春に始まった恋を描いたこちらの小説がおすすめです。

大学院生の主人公の「僕」の前にあらわれた運命の人・斎藤恵。

せっかく運命の人に出会ったのにその人との恋愛は許されない、そんな切ないシチュエーションの作品です。

人を好きになるという突き動かされるような熱い気持ちを思い出せますよ。


 

恋愛の思い出に隠れた真実が重い名作小説

こちらは『愛を読む人』という名前で映画化されていてご存知の方も多いでしょう。

15歳の主人公の僕は親子ほども年の離れたハンナと恋に落ちます。逢瀬のときに必ず「本を読んで」という彼女に疑問を持ちつつも会う2人。

しかし急にハンナが失踪し、関係は突然終わります。長い年月が経った後2人は再会しますが、そこは戦争犯罪を裁く場でした。

読んだ後いろいろと考えさせられる名作です。


 

実際にあった恋愛コラムをまとめた小説

こちらもアン・ハサウェイやエド・シーランも出演して話題になったドラマの原作です。

ニューヨーク・タイムズに掲載された「モダンラブ」という愛にまつわるコラムをまとめたもの。

そのほとんどが作家やジャーナリストによって書かれた実話で、さまざまな形の愛や恋愛が語られています。

1つ1つが短く独立しているので、忙しい方でも楽しめますよ。


 

不器用な女性の淡い恋を描いた小説

冬のイベントといえばクリスマス。そんなクリスマスイブに生まれたコミュニケーションに自信のない主人公・冬子が、ある日物理教師をしている三束(みつつか)と出会い戸惑いながらも恋を自覚していくという作品です。

繊細な心理描写に心打たれるはず。ただ、独特の文章で少し読みづらい部分もあるので、読書慣れしてから読むのがおすすめです。


 

日本史上最も有名な事件を描いた恋愛小説

1968年12月10日に実際におきた「三億円事件」を題材にした恋愛小説です。

どこにも居場所のない主人公・みすずが新宿の薄暗いジャズ喫茶に心の安息を求め、そこで出会った青年たちと共に世紀の大事件を引き起こすという物語です。

青年の1人、岸への恋心のため命をかけて事件を実行したみすずの切なさが胸を打ちます。ぜひ事件の起きた冬の時期に読んでみてくださいね。


 

冬におすすめの小説《ミステリー》

あまりにも有名な名作推理小説

こちらは、ミステリーの女王アガサ・クリスティの最も有名な作品の1つ。

冬のヨーロッパを走るオリエント急行でアメリカの富豪が殺され、しかも大雪によって立往生してしまいます。

後ろ暗いところのある被害者と鉄壁のアリバイを持つ乗客たち。仕掛けられた多くの謎に名探偵ポワロが挑みます。

かなり奇抜な結末ですが、同時に胸をうつものがある名作です。


 

冬の出会いから始まった純愛ミステリー小説

学生時代、冬に出会った雪乃という女性と恋に落ちた主人公でしたが、その後彼女は姿を消します。

12年後、その彼女を警察が追っているのを知った新聞記者の主人公が、調査を開始。

「彼女はいったい何者なのか?」という問いの答えを求めていきます。

京都を舞台にした春夏秋冬の若き日の恋愛模様と、現在の謎とをいったりきたりしますが、読みやすく最後まで一気読みしたくなる小説です。


 

人気作家が名作に挑んだミステリー小説

こちらはクリスティーの名作『そして誰もいなくなった』に、西村京太郎氏が挑んだ意欲作。雪で孤立した山荘で、次々と殺人が起きます。

なんと冒頭部分でメイントリックをバラすという大胆な手法がとられていますが、きっとあなたは最後に「騙された!」と思うはず。

1971年初出と少し古い小説ですが、今なお色褪せない作者初期の名作。冬にまつわるミステリーをお探しならおすすめですよ。


 

冬におすすめなほっこりするミステリー小説

寒い冬、ミステリーもほっこりするようなものが読みたくなりますよね。そんなときはこちらの作品がおすすめです。

雪深い村でスープ専門店を継ぐことになった主人公・ラッキー。ただ頼りにしていた凄腕シェフがなぜか殺人事件の容疑者になってしまい、謎解きに奔走します。

ミステリー要素だけでなく冬に飲みたいスープやサンドイッチの描写が美味しそうで、巻末にはレシピも付いています。


 

吹雪の中起こる連続見立て殺人を描いた小説

猛吹雪に遭遇した男女8人がたどりついた洋館「霧越邸」。

そこに住む怪しい住人たちに冷ややかに迎え入れられながらも安堵したのも束の間、雪によって外界と隔絶してしまいます。

そこで北原白秋の歌に見立てられて起こる連続殺人は、雪と氷の世界、アール・ヌーヴォー調の洋館の雰囲気も相まって幻想的でさえあります。

冬の夜、あたたかいドリンク片手にゆっくりと読みたい小説です。


 

冬を舞台にした叙述ミステリーの名作小説

巧みな文章で読者をだます叙述トリック。その名手である中町信氏の遺作となったのがこちらの『三幕の殺意』。

雪降る尾瀬沼畔の山小屋の離れで住人が殺され、小屋の方には被害者に恨みを持つ人間が複数いる状態の中で、容疑者の1人であるベテラン刑事がアリバイ崩しに挑みます。

1度目は素直に読んで、2度目は作者の仕掛けた文章トリックに注目しながら読んでみてくださいね。


 

冬におすすめの小説《ファンタジー》

冬に閉ざされた世界を救うファンタジー小説

戦時中ロンドンから疎開した4人の兄弟が、古いお屋敷にある衣装ダンスから別世界ナルニアへと導かれます。

魔法や不思議な生き物たちが存在する世界で、ライオン・アスランの助けを得ながら、彼らが冬に閉ざされたナルニアを救うべく奮闘する王道ファンタジーです。

聖書を下敷きに児童のために書かれた名作ですが、大人が読んでも面白いので、お子さんと一緒に読んでみてくださいね。


 

心ふるえる現代ファンタジー小説

悪事を働いた3人の少年がとある廃屋に逃げ込みます。そこはかつてさまざまな人の悩み相談を請け負っていた雑貨店でした。

廃業したはずのその店に時空を越えて相談の手紙が届くようになり、3人はそれに応えていくことになります。

実は彼らの住む児童養護施設と雑貨店とは深い関係があり、随所に張り巡らされていた伏線が最後には大きな感動を呼びます。

冬に読みたいハートウォーミングな小説です。


 

冬の間に読破したい大人気小説

両親を失い、叔父夫婦に引き取られ酷い扱いを受けていたハリーは、ホグワーツから入学許可証が届いたことにより、実は魔法使いであることが発覚します。

無事入学したハリーやその友達ロンたちの学校生活は興奮の連続。

しかしハリーの両親を殺し、彼自身に額の傷を残したヴォルデモートが復活を企んでおり、それを阻止するために彼らは立ち上がります。

冬の間に一気読みしたいファンタジー小説ですね。


 

冬至の夜を舞台にした小説

冬至の夜、2人の語り部が物語をつむぎます。

交互に語られる物語は、内容は違えど全て、死なない体を持ち、冬至が来ると人を喰う美しい魔物たちの話。幻想的なその世界観にどっぷりはまってしまうはず。

始めそれぞれの物語は関係がなさそうですが、読み進めていくにつれ混じりあい1つの流れとなり、強い余韻を残す結末へと向かいます。

冬の時期まとまった時間をとって読破したいおすすめ小説です。


 

複雑な北欧神話を物語にした小説

ゲームやマンガのモチーフとして出てくることも多い北欧神話。オーディーンやロキという神様を聞いたことのある人も多いのでは?

雪と氷に包まれた北欧地域の神話を紐解くというのも冬の読書におすすめです。

こちらは北欧神話の断片的な詩や散文を集めて物語にしたもので、神々や巨人たちの物語が活き活きと語られています。


 

クリスマスの時期に読みたい名作小説

冬のイベント、クリスマス。そこで絶対におさえておきたい物語が『クリスマス・キャロル』です。

ディケンズのクリスマス小説で、ケチで意地悪な老人スクルージがクリスマスイブに過去・現在・未来をそれぞれ旅した結果、改心してクリスマスを迎えるという王道のストーリー。

思いやりの心と生きていることへの感謝が広がる、あたたかい名作です。この機会にぜひ原作にふれてみてくださいね。


 

冬に読みたいおすすめの名作小説まとめ

今回は冬の読書タイムにおすすめの小説を、恋愛・ミステリー・ファンタジーのジャンル別にまとめました。

センチメンタルな気持ちになる小説や、心温まる小説、ドキドキワクワクする小説などさまざまな冬にまつわる物語をご紹介したので、きっと興味のあるものが見つかったはず。

1人で素敵な読書時間を過ごすもよし、誰かと一緒に読んで感想を語り合うもよし。冬の豊かなおうち時間の参考になれば幸甚です。

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