初心者でも読みやすい古典のおすすめ21選。教養も身につけられる素敵な本を読もう

教養を高めたいと思ってもどんな本を読めばいいのか迷ってしまいますよね。そんな時は、長く読み継がれている古典の分野がおすすめです。今回は《日本》《海外》《ビジネス》の3分野に分けて、おすすめの古典を21冊ご紹介します。

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初心者でも読みやすい古典のおすすめ21選。教養も身につけられる素敵な本を読もう
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tomomy08

ライター

夫と猫一匹と暮らす30代の主婦ライターです。毎日をゆったりと過ごしたいので、家事が楽になる便利雑貨や、時短の家事術を常に取り入れています。生活にゆとりができるような役立つ情報をわかりやすくお届けしていきます。

おすすめの古典をご紹介

年間7万冊以上の新刊が発行される現代、教養を高めたいと思ってもどんな本を読めばいいのか迷ってしまいますよね。そんな時は、長く読み継がれている古典の分野がおすすめです。

今回は《日本》《海外》《ビジネス》の3分野に分けて、おすすめの古典を21冊ご紹介します。

読書初心者でも気軽に読めるようなものを集めたので、読書は苦手という方もぜひ古典にチャレンジしてみてくださいね。

おすすめの古典《日本》

日本人なら読んでおきたいおすすめの古典

『古事記』とは、日本という国の成り立ちを神話の時代から描いた日本最古の書物です。

日本史の授業で聞いたことがあるという人も多いのでは?

こちらはそんな古事記をライトノベル風に現代語訳したもので、本を1冊読み切ったことのない人でもスムーズに読める、日本の古典入門におすすめの本です。

実は歴史書としてだけでなはく、面白い話も多い古事記の世界を楽しんじゃいましょう。


 

 

千年たっても色褪せない恋愛模様を描いた古典

光源氏を主人公として数多くの女性との恋愛模様を描いた『源氏物語』。

雅な貴族の中で繰り広げられる愛憎劇は、千年以上たった今読んでも面白いです。

瀬戸内寂聴氏始め様々な方が現代語訳にしておられますが、その中でもおすすめしたいのが作家の角田光代氏が訳されたバージョン。

とても読みやすく、現代小説のようにすらすらと読めるので読書や古典に抵抗がある人にぴったりです。


 

忙しい人におすすめしたい古典のエッセー

源氏物語を紹介したのなら、こちらも忘れてはいけない『枕草子』。

清少納言が宮中の生活や自分の思ったこと、起きた出来事をつづったエッセーです。

こちらは初心者向けにわかりやすく訳されており、古典は高校の授業以来という方にぴったり。

1つ1つの話が短く独立していて、平安時代の文化や生活様式がよくわかるので、忙しいけれど古典を読んで教養を高めたいという人におすすめです。


 

源平合戦を描いた「無常観」の物語

ドラマや映画が好きな方なら『平家物語』を読んでみてはいかがでしょうか。

鎌倉時代に成立した軍記物語で、平氏の栄華や没落、源氏の台頭をドラマチックに描いています。

貴族社会から武家社会への転換期でもあり、武士の生き方や女性達の悲哀を感じる物語です。

こちらは源平争乱の時系列がわかりやすいダイジェスト版なので、古典や読書初心者でもすらすら読めます。

こちらを楽しめたら、完全版にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。


 

古典でホラーを楽しむ時におすすめ

『雨月物語』は江戸時代末期に上田秋成によって書かれた怪異小説です。

9つの短編からなり、義兄弟との約束を守るため自刃し会いに来た幽霊や、幽霊となっても待ち続ける妻など、怖いだけでなく胸を打つ、切ない美しい物語が流麗な語り口で描かれています。

読書初心者のホラーが好きという方の古典入門におすすめしたい本です。


 

江戸時代を旅する気分になれる古典

お笑いや旅好きな方なら『東海道中膝栗毛』がおすすめです。

江戸時代の有名な滑稽本で、主人公の弥治郎兵衛とその居候の喜多八が借金取りから逃れるため、東京から歩いて伊勢までお参りに行く道中を描いたドタバタコメディ。

軽妙な語り口でテンポよくお話が進むので、古典初心者でもとっつきやすい作品です。

旅行ブームを巻き起こしたほどに、リアルな庶民の生活や旅の様子が描かれているので、これを読んで江戸時代のお伊勢参り気分を味わってみてはいかがでしょうか。


 

話題の教養・倫理についての名作

『君たちはどう生きるか』はマンガ化したものがメディアで話題になったのでご存知の方も多いでしょう。

コペル少年とその叔父の交換日記の体裁で構成されています。

物事をどう捉えるかや社会構造、人との関係性について考えさせられる古典です。

元々子供向けに書かれたものなので、読書初心者でも読みやすくおすすめです。この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね。


 

 

おすすめの古典《海外》

4人姉妹の成長を描いた良作

アメリカ文学の古典からまずご紹介したいのが『若草物語』。何度も映像化されているのであらすじだけは知っている方も多いでしょう。

南北戦争の時代の日常や少女たちの悩み、大きな試練などを通してマーチ家の4人姉妹達が大きく成長していく物語です。

この訳本はきめ細やかな描写ですが読みやすい文章なので、読書初心者の方でも物語の世界にひたることができますよ。


 

 

スペイン内戦下で燃え上がる恋

アメリカ文学の古典からもう一つご紹介したいのが『誰がために鐘は鳴る』。

反ファシスト軍として内戦に参加したアメリカ人ロバート・ジョーダンとスペイン人の娘マリアの恋物語です。

戦略上重要な橋を爆破するというミッションを前に愛し合う2人ですが、その裏にはそれぞれに苦悩や心の傷を抱えています。

ただのラブストーリーではなく、ヘミングウェイ自身の内戦取材を元に書かれた重厚な小説です。


 

中国古典入門におすすめ

教養のために海外の古典を読もうと思ったら、絶対に外せないのは『論語』です。

春秋時代の中国の思想家、哲学者・孔子の言葉を弟子が書き残したものです。

今から2000年以上も前の本ですが、人間として変わらず必要とされる基本道徳について「子曰く」という形式で書かれています。

こちらは初心者向けに解説されている本なので、読書が苦手な方の中国古典入門におすすめですよ。


 

読書初心者におすすめの海外の童話

海外の童話でおすすめしたいのが『星の王子様』。

砂漠に不時着した飛行士が、小さな星からやってきた王子様と出会ったことから、忘れかけていた子どもの心を取り戻していく物語です。

海外だけでなく日本でも愛されている童話なので、ご存知の方も多いのでは?

あまり長くないですし作者本人の描いた味のある可愛い挿絵もあるので、読書初心者におすすめですよ。


 

ドロドロの愛憎・復讐劇が好きな方におすすめ

世界の十大小説に数えられることもある『嵐が丘』。

孤児ヒースクリフが拾われた先で虐げられ、愛するキャサリンにも裏切られて家を飛び出します。

裕福になって帰ってきた彼が望んだのは、幸せではなく復讐でした。

そこから2つの家の2代にもわたる彼の壮大な復讐劇が劇的に描かれています。

古典長編小説ですが、ラブストーリーかつドロドロ系なので読書初心者でも飽きずに読めますよ。


 

ギリシャ哲学に興味があるのなら

大学生におすすめされることも多いギリシャ哲学。難しくて挫折してしまった方もいらっしゃることでしょう。

こちらは古代ギリシアの大哲学者ソクラテスが自身の考えを法廷で表明した『ソクラテスの弁明』と死刑を宣告され受け入れる様子を対話形式で書いた『クリトン』の2篇です。

古典かつ難しいテーマなので読みやすい本ではありませんが、分厚くはないのでギリシャ哲学初心者におすすめですよ。


 

ロシア文学を読んでみたい方におすすめ

幾度となく舞台化、ドラマ化もされており、ロシア文学トップクラスの知名度を誇るといってもいい『カラマーゾフの兄弟』。

カラマーゾフ家の三兄弟とその父親、周辺の人々が織りなす愛憎劇。

国家と教会、貧困、家族の対立、児童虐待、異性関係など様々なテーマが描かれた濃密な物語です。

せっかく古典を読むなら、ゆっくり1冊の本を楽しみたい人におすすめですよ。


 

 

おすすめの古典《ビジネス》

日本人なら誰でも知っている経営者の著作

目まぐるしく変わるビジネスの世界については、毎年たくさんの本が出版されています。

そんな中でも20年以上読まれているおすすめの古典的ビジネス書についてご紹介しましょう。

『道をひらく』はPanasonicの創業者松下幸之助が自分自身の経験を書いた随想書です。

ビジネスにおいてはもちろんのこと、人生の指針となるような言葉も多く、日本人なら1回は読んでおきたい作品です。


 

 

新札や大河ドラマで話題のあの人の本

『論語と算盤』は日本資本主義の父ともいわれる渋沢栄一の書いた古典的名著です。

先ほどご紹介した『論語』と経済やビジネスの関係について書かれており、道徳的な部分をいかにビジネスに落とし込むかという内容になっています。

企業のモラルが問われることも多い現代にこそ、読むべき本なのではないでしょうか。論語と合わせて読むのがおすすめですよ。


 

ビジネスにおすすめの古典の作品といえば

ビジネスに役立つ古典といえば、『論語』と共におすすめなのが『孫子』。

中国春秋時代の軍事思想家、孫武によって書かれたといわれる戦略書です。

ビル・ゲイツ氏や孫正義氏の愛読書としても知られ、ビジネスの世界で競争する現代人にも応用できる考え方が数多くあります。

初心者向けの解釈本もあるのですが、読書に慣れてきた方には原文や読み下し文も載っているこちらがおすすめですよ。


 

マネジメント分野でおすすめの古典

マネジメントを学びたいなら『人を動かす』がおすすめ。

1936年に初版が刊行されたまさにビジネス書の古典ですが、時代に合わせて改訂されてきているので、現代でも通用するマネジメントの名著です。

人を動かす・好かれる・説得する・変えるための原則が実例をまじえつつ語られています。

対人関係のヒントにもなるので、リーダーポジションでない方にもおすすめしたい古典の名著ですよ。


 

マンガ化もされ話題になったビジネス書

『7つの習慣』は全世界で3000万部売れている超人気ビジネス書です。

「成功」の原則を7つの習慣としてまとめており、副題に人格主義の回復とあるように、人としてあるべき姿について書かれています。

かなりボリュームがありますが、読みやすいので読書初心者でも、自分を変えたい思った時には躊躇せず、ぜひ手に取って欲しいおすすめの自己啓発書ですよ。


 

コピーライティングの古典的名著

『ザ・コピーライティング』は80年以上読み継がれてきた、コピーライティングの古典ともいえる本です。

人の心を動かす広告、言葉についてその法則や書き方が解説されています。

読書初心者にはちょっと読みづらいかもしれませんが、間違いなくビジネスの場で役に立つでしょう。

普段のコミュニケーションで活かせそうな内容なので、コピーライティング関係の仕事でなくてもおすすめですよ。


 

ビジネス書が苦手な人におすすめ

『ザ・ゴール』は機械メーカーの工場を舞台に、業務改善プロセスを小説としてわかりやすく描いた名作です。

業務改善を学ぶのが主目的ですが、主人公の家庭の問題、登場人物の苦悩や達成感も描かれておりビジネス書初心者の方にこそおすすめしたい本です。

経営やビジネスの場だけでなく、家庭の生活をより良くするヒントにもなるかもしれませんね。


 

おすすめの古典まとめ

今回は読書初心者でも気軽に読めるおすすめの古典について、21冊ご紹介しました。

日本や海外の面白い古典や、仕事や家庭でも役に立ちそうなビジネス書を中心にセレクトしたおすすめばかりです。

ご紹介した本で古典を読むのに慣れたなら、さらに読書の幅が広がります。素敵な女性を目指して、楽しく教養を深めていってくださいね。

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