大人だからこそ読みたい「児童文学」15選。心にスッと入りこむ名作まとめ

児童文学は、実は大人にこそ読むべき名作もたくさんあることをご存じですか。子供の頃は気付かなかった作者の思惑が、大人になって初めて読みとれるかもしれません。また、大人になったからこそ、心に染みるメッセージが隠されていることも。

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大人だからこそ読みたい「児童文学」15選。心にスッと入りこむ名作まとめ
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maaaaari

ライター

整理収納アドバイザー2級の資格をもつ30代2児の母です。無印とカフェ巡りが大好きで、無印グッズを使っておうちをカフェ風インテリアにしようと奮闘中。いいなと思った暮らしのアイデアを発信していきます。

大人におすすめの児童文学の名作をご紹介!

児童文学とは、0~12歳の子供を対象とした本のこと。しかし、実は大人にこそ読むべき名作もたくさんあることをご存じですか。

子供の頃は気付かなかった作者の思惑が、大人になって初めて読みとれるかもしれません。また、大人になったからこそ、心に染みるメッセージが隠されていることも。

今回は、そんな大人におすすめの児童文学の名作を一挙大公開。読書タイムに、ぜひとり入れてみてくださいね。

大人におすすめの児童文学の名作《楽しみ方》

名作の楽しみ方①様々な視点で読むこと

名作の楽しみ方①様々な視点で読むこと

子供の頃に読んでいた人気の児童文学。大人になって改めて読むと、全く違う物語のように感じたことはありませんか。子供から大人になるまでの成長や変化は、ものの捉え方を大きく変えます。

児童文学をより楽しむなら、同じ名作をあらゆる視点で読み返すと面白いでしょう。視点を変えれば、それだけ児童文学の面白さも倍増するはず。お気に入りの一冊でぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

名作の楽しみ方②世界に入り込むこと

名作の楽しみ方②世界に入り込むこと

大人が児童文学を読むと、どこか漠然と読み進めてしまいがち。せっかく楽しむなら、名作の世界観にどっぷり浸かってみましょう。おすすめは、深夜か早朝の静かな時間に読むこと。無音の中で読書をすると、その内容がスッと頭に入りやすくなります。

また、できる限り一気読みをするのもポイント。児童文学はスラスラ読めるものばかりなので、中断せずに読み切った方が面白いですよ。

 

名作の楽しみ方③挿絵を楽しむこと

名作の楽しみ方③挿絵を楽しむこと

児童文学の大きな魅力は、個性豊かな挿絵。物語といっしょに、この挿絵にも注目するとより面白いですよ。子供の本にある挿絵の大きな目的は「子供が飽きないように」「より楽しめるように」などの理由があると思います。

でも、実は文章で表現しきれなかったエッセンスを加える役割も持っているのです。美術館の絵を眺めるように、じっくり味わってみてくださいね。

 

名作の楽しみ方④作家縛りで読むこと

名作の楽しみ方④作家縛りで読むこと

お気に入りの児童文学の名作があったら、同じ作家の別の名作を探してみるのも面白いでしょう。作家の性格やクセが感じとれて、よりその世界観に引き込まれていくはず。

また、児童文学の物語で「この作家はきっとこんな人だったのでは」など、より深い思考を巡らせることもできます。もしかしたら、ファンになってしまうような作家に出会えるかもしれませんよ。

 

名作の楽しみ方⑤子供と一緒に読むこと

名作の楽しみ方⑤子供と一緒に読むこと

児童文学の名作を読んで「面白い」と思ったら、さっそく一緒に読んでみましょう。自分では思いつかなかったような捉え方や新たな発見をさせてくれるはずですよ。

また、同じ児童文学の名作を共有することで、共通する話題ができるきっかけにもなります。「子供ともっと会話をしたいな」と感じたら、お気に入りの児童文学をぜひ活かしてみましょう。

 

大人におすすめの児童文学の名作《日本》

日本の児童文学①繊細な少女の成長

数々の賞を受賞し、実写映画化も果たした児童文学の人気の名作です。主人公のまいは、ちょっと繊細で傷つきやすい少女。

ある日、そんなまいの前に「おばあちゃん」と名乗る魔法使いが現われるところから物語が始まります。

まいが暮らす現代社会とは対照に、おばあちゃんの自然豊かな生活が何とも面白い作品。

また、人の死もテーマに掲げ深く考えさせられる内容です。


 

日本の児童文学②熱い青春と友情

人気作家あさのあつこが描いた児童文学の名作です。

延べ1000万部を超える大ヒットを記録したベストセラー小説でもあり、子供だけでなく多くの大人に今も愛読されています。

ピッチャーとしての才能に溢れた少年がキャッチャーとなる少年と出会い、共に切磋琢磨して最高のバッテリーを築き上げるストーリー。

読むたび、彼らの姿がどこか懐かしく感じられるはずです。


 

日本の児童文学③幸せを知るファンタジー

独特の世界観が人気を集める作家、宮沢賢治の児童文学の名作。

少年ジョバンニは、ふと気付くと親友カムパネルラと一緒に鉄道に乗っていました。

美しい銀河の描写と思いもよらぬ出来事に翻弄されながら、ジョパンニは本当の幸せについて考えるのです。

大人になって読んでも想像力が掻き立てられる児童文学のひとつ。宮沢賢治の世界へ、いざ飛び込んでみましょう。


 

日本の児童文学④都会と田舎のギャップ

思わぬトラブルで、岐阜から東京に訪れてしまった飼い猫のルドルフ。

野良猫のイッパイアッテナと出会い、都会の暮らしを始めるストーリーです。

猫目線の描写が面白いこの名作は、アニメや映画にもなっている人気児童文学。

価値観の違った猫たちの掛け合いや、それを取り巻く個性豊かな登場人物が物語を盛り上げます。

2匹の友情に大人は胸を打たれますよ。


 

日本の児童文学⑤思春期の悩みや葛藤

ジブリ映画でも知られる児童文学の名作。背伸びしたい年頃の女の子を描いた甘酸っぱい人気作品です。

魔女の母と人間の父の間に生まれた主人公のキキは、13歳になって独り立ちを決めます。

ただ、夢描いていた世界と現実には大きな差がありました。

悩んだり傷ついたりしながら成長する彼女の姿に、自分を重ね合わせて読んでも面白いですね。


 

 

大人におすすめの児童文学の名作《海外》

海外の児童文学①本当に大切なもの

言わずと知れた児童文学の名作。フランス人の飛行士であったサン=テグジュペリによって描かれた世界的人気小説です。

王子様が出会う面白いキャラクターを通し、人生において大切なものを教えてくれるストーリーが魅力。

子供だけでなく大人の心にも染みる名言がたくさん隠されています。

「ちょっと疲れたな」というとき、ほっこりさせてくれる癒やしの児童文学です。


 

 

海外の児童文学②奔放な少女の暮らし

長編小説を読みたい方には、ひとりの少女の暮らしが描かれたこちらの児童文学がおすすめ。

孤児院に暮らしていた主人公のアンは、ある一家に引き取られます。

そこで幸せな生活を送るのかと思いきや、彼女の奔放な性格が裏目に出て、あらゆる騒動を起こしてしまう羽目に。

元気いっぱいのアンというキャラクターは、多くの読者から人気を集めています。


 

海外の児童文学③少年たちの友情と絆

世界30か国以上に翻訳されている児童文学小説の名作。

5人の寄宿学生を中心に、彼らを取り巻く大人たちの様子が繊細に描かれています。

おすすめのポイントは、5人それぞれの性格に着目すること。

全く違った性格や背景をもつ彼らの思いに、どこか共感するところがあるはずです。

あの頃の熱い友情や絆を思い出しながら読んでみてくださいね。


 

海外の児童文学④子供目線のサスペンス

スリルを味わいたいなら、こちらの児童文学の名作がおすすめ。

ある日大事なお金をすられてしまったエーミール。どうにもならない状況に、ある少年が救いの手を差し伸べます。

子供ながら協力して犯人に立ち向かう姿に、思わず応援したくなる人気の名作。

ドイツのベルリンを舞台に描かれ、その背景を思い浮かべながら読むのもまた面白いでしょう。


 

海外の児童文学⑤小人の世界

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作としても知られる、イギリスの児童文学の名作。

人間のものをこっそり借りながら暮らす小人のアリエッティは、ある日人間の少年と知り合ってしまいます。

好奇心旺盛の少女の気持ちが鮮明に描かれ、どこか切なさを感じるストーリー。

小人の視点が面白いので、子供と一緒に楽しむ児童文学としてもおすすめです。


 

大人におすすめの児童文学の名作《絵本》

絵本の児童文学①生と死

子供よりも大人からの支持が熱い人気の名作。輪廻転生を繰り返している猫を中心に、生と死、愛についてを描いています。

どこか哲学的な要素も含み、人によって捉え方が全く違う点も面白いところ。

猫の気持ちが豊かに表現され、思わず涙してしまう方も多いでしょう。

長く読み継がれている名作なので、ぜひ一度手にとってみてくださいね。


 

絵本の児童文学②クリスマスの世界

クリスマスが近いワクワクしたシーズンに読んで欲しい名作。

サンタクロースを信じる少年のもとに、急行「北極号」という大きな汽車が現われます。

汽車に乗って冒険へ旅立つと、そこには素敵なクリスマスの世界が広がっていました。

子供の頃、一度は思い描いたことのある奇跡がここに詰まっています。

クリスマスに多くの家庭で読まれる、世界でも人気の物語です。


 

絵本の児童文学③幼い頃の気持ち

日本の人気絵本作家林明子の名作です。女の子のぬいぐるみが主人公になっていて、その健気な姿に心打たれる大人も多いはず。

二人で遠く離れて暮らすおばあちゃんのもとへ出掛けるシーンは、ハラハラドキドキしてしまいます。

子供を持つ親はもちろん、幼い頃の自分の姿を思い浮かべながら読んでもジンとくるストーリー。

あたたかみのある絵も癒やされます。


 

絵本の児童文学④世界を凝縮

世界を100人の規模に縮小した、斬新な児童文学の人気の名作。大人が読んでも「へぇ」と言ってしまうような面白い作品です。

例えば、「100人のうち男性は何人、女性は何人」というように、具体的な割合を分かりやすく教えてくれるのがこの名作の魅力。

世界のことを勉強し始める小学生の高学年にもぜひ読んであげたいおすすめの児童文学です。


 

絵本の児童文学⑤ひとりの少年の人生

大きな木と少年の友情を描いた人気の名作。少年が成長していくにつれ、お互いの関係性がどんどん変化していきます。

どこか哲学的で切ないストーリーでもありますが、木と少年の絆に心温まるはずです。

仕事に追われ頭が固くなってしまった方や、あの頃の純粋な気持ちを思い出したい方にもおすすめ。

子供と一緒に読んでも面白い名作です。


 

大人におすすめの児童文学の名作まとめ

大人になって失ってしまった子供の頃の気持ちを、少しだけ思い出させてくれる児童文学の名作たち。

普段から読書をする方もそうでない方も、たまには子供の本を手に取ってみても面白いですよ。

また、人気の名作を読むのもいいですが、書店に立ち寄ってフィーリングで探してみるのもおすすめ。あらゆる名作に触れて、凝り固まった感性に磨きをかけましょう。

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