ビジネス向けの会食のマナーをご紹介!
社会人になると増えてくるのが、会食や接待ですよね。会食や接待などの宴会が辛いと思う人も多いですが、どうせ行くならばビジネスマナーをしっかりと身に付けて職場外でも仕事が出来るビジネスパーソンを目指してみませんか?
会食におけるビジネスマナーやスムーズに過ごすコツを知っておくことで、上司や取引先との関係を良好なものにすることが出来るはずですよ。
今回は会食や接待のビジネスマナーの他にも、当日をスムーズに過ごせるコツなども紹介していきます。会食や接待の前に本記事をチェックしてマナーや宴会の所作を覚えましょう。
ビジネス向けの会食のマナー《準備編》
会食のマナーを意識するのは、会の当日だけではありません。事前に準備をしっかりと行っておくことで、よりスムーズに会食を成功させることが出来るでしょう。
「事前に準備することがある」と聞くと億劫に感じてしまうかもしれません。しかし、事前に準備を行うだけでワンランク上のビジネスパーソンを目指すことが出来るはずですよ。
幹事の方には欠かせないポイントや身だしなみについて等重要なポイントを端的にご紹介するので、準備に迷ったらぜひ記事を参考にしてください。
①:会食のお店選びは慎重に
会食を行う上で、気をつけたいのがお店選び。ビジネスマナーとは少し違うかもしれませんが、会食を成功させるためにお店選びはとても大切。
幹事を任されてお店選びをする時には、「個室がいいのか大衆的な店がいいのか」「店内での喫煙は可能か」「食事や飲み物のメニューは豊富か」「待ち合わせしやすい場所か」などを確認しておくと良いでしょう。
WEBサイトだけではお店の雰囲気や食事の美味しさが分かりませんので、事前にランチを利用して下見をしておくのもおすすめです。
ランチに行く時間がなければ、SNSでお店に行ったお客様の口コミや料理の写真をチェックしておくと良いでしょう。
②:会食相手の情報などをリサーチする
相手の情報をリサーチしておけば、当日どんな話をすればいいかある程度練ることが出来ます。会食の場だけではなく今後ビジネスパートナーとして仕事を円滑に進められるように、相手の会社の状況なども把握しておくこともマナーの一つです。
相手の情報の他には、会食当日の天候を調べておくのも良いでしょう。事前に天候を調べておけば、傘の準備をしておくなど相手への気遣いをスムーズに行えます。
気遣いや心遣いを意識して、会食当日では周りのビジネスパーソンとの差をつけるチャンスです。
③:会食に適した身だしなみをする
社会人のマナーとして身だしなみにも気を遣い、ビジネスを行う上で信用を得られるようにしましょう。服装は暗い色味のスーツがベター。シャツは白色系、スカートの丈は膝下を選びましょう。
アクセサリーを身に付けても良いですが、あまり華美なものは控えて、会食相手より高級なものは身に付けないようにするのがマナーです。
女性と男性で気をつけておくべき身だしなみのマナーは多少異なりますが、清潔感を意識することがコツ。会食相手が大切な顧客や今後取り引きをする会社であれば尚のこと、適した身だしなみの準備は大切です。
ビジネス向けの会食のマナー《入店編》
事前に準備を行って、いざ会の当日。友人同士の食事会ならば何も気にせず席について大丈夫ですが、会食の場合そうもいきません。特に会食の相手が大切なお客様や今後取引の可能性がある会社役員の場合、入店してすぐの行動が重要になってきます。
そこでここでは、入店後〜会食が始まる直前までに出来る「会食をスムーズに過ごせるコツ」をご紹介していきます。入店後の行動によって、臨機応変に対応することも出来ますのでお店には少し早めに到着しておきましょう。
①:お店の方には挨拶しておく
一見すると「ビジネスマナーと何の関係があるの?」と思われるかもしれません。しかし、入店時お店の方に「今日は大切な会食なので、よろしくお願いします」と挨拶をしておくことで、お店の方との協力体制を上手くとることが出来るでしょう。
例えば、提供される料理の中で会食の相手が苦手な食べ物があったとします。そうした場合、あらかじめお店と良いコミュニケーションがとれていれば、メニューの変更などを柔軟に行ってくださる可能性があります。
②:トイレの場所や喫煙スペースなどを把握しておく
入店し挨拶を終えたら、「トイレの場所・個数」「喫煙スペースの場所」を把握しておきましょう。上記を知っておくことで、突然会食相手の顧客様から「お手洗いはどこにある?」と聞かれた際にスムーズに答えることが出来ます。
また最近は、テーブルで喫煙が出来ないお店がほとんど。事前に喫煙出来る場所を知っておき、滞りなくアテンド出来るようにしておきましょう。そのためには集合時間よりも少し早めに入店しておくことが大切。
マナー以前に人として当たり前のことですが、遅刻は絶対にしないようにしましょう。
③:席は基本的に下座に座るようにする
会食での座席が決められていない場合は、顧客の方や取引先の会社の方を上座に、自分たちは下座に座るようにしてください。
上座と下座を簡単に説明すると、「上座は出入り口から一番離れている奥の席」「下座は出入り口から一番近い手前の席」です。
お店によっては上座と下座が分かりにくい場所もあるので、入店後スタッフの方に聞いておくと良いでしょう。ただ、「トイレが近いので手前の席に座りたい」という顧客の方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時には臨機応変な対応をして、顧客様が快適に過ごせる環境を作ることも会食をスムーズに過ごすコツの一つです。
ビジネス向けの会食のマナー《食事編》
会食や接待にあまり慣れていない方にとって、特に食事の時間はどう過ごせばいいか迷ってしまうものですよね。色々なことを同時に気を遣わなければいけないため「食事のビジネスマナーは難しい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここでは分かりやすく3つのポイントに分けてご紹介しますので、会食初心者の方でもマナーをしっかりと意識することが出来るはず。会食を成功させるための重要なポイントを学んでいきましょう。
①:乾杯やお酌の所作は完璧にしておく
食事中の所作やビジネスマナーを見て、「この人は仕事が出来る人だ」と判断する顧客様もいらっしゃるでしょう。それだけ社会人にとって乾杯やお酌は大切なコミュニュケーションと言えます。
目上の方と乾杯する際のポイントは、両手でグラスを持ち、相手のグラスよりも下の位置で乾杯すること。ラベルがついている瓶やボトルからお酌をする際は、ラベルを上向きにして手で隠さないようにボトルを持ちながら注ぎましょう。
②:先回りをして気遣い出来るようにする
気遣いや心遣いは、ビジネスマナーを意識する上で大切なポイントです。相手が飲み物を飲み干す前に次の飲み物を伺うなど、相手が快適に食事を楽しめるように気を遣いましょう。
他にも、料理に応じて取り皿やおしぼりを追加で頼んでおいたり、会の終盤や度数の高いお酒を飲む時には人数分のお水を頼んでおいたりと細やかな気遣いも会食マナーのコツです。
今後お付き合いがあるだろうと予測出来る顧客様や上司には特に先回りをして気遣いをしましょう。
③:食事をしながらも会話でもてなす
気遣いやマナーを徹底していても、沈黙の時間が多いと楽しくなかったという印象がついてしまいます。天気の話や時事ネタなど当たり障りのない話から始めて、提供される料理や飲み物の話や出身地や趣味などパーソナルな話題で話を盛り上げましょう。
会食相手によってふさわしい会話の内容は変わりますが、何より意識したいことは、相手を不快にさせない態度や言葉遣いです。
ビジネスパーソンとしての話し方を意識して、笑顔で話すようにしましょう。またお話しをする方の目を見ながら聞くのも、好印象を抱かれるマナーの一つです。ぜひ意識をしてください。
ビジネス向けの会食のマナー《会計・お見送り編》
食事の時間が終わればあとは帰るだけとなりますが、実はここにも会食を成功させるコツが隠されているんです。
会食の場ですと自らもお酒を飲んで酔っ払ってしまうことがあるかもしれませんが、会食が終わるまで気を抜かずにしっかりとビジネスマナーを意識しておきましょう。
ここではお会計時のコツやお見送り時のコツなどをご紹介していきます。会食相手をお見送りするまで気遣いやビジネスマナーを忘れずに、会食を成功させましょう。
①:会の終盤で帰り方を自然に聞く
会食が終盤に差し掛かった時、相手の帰り方を自然に聞きましょう。必要であれば、タクシーをお店の方に手配してもらってください。
休みの前日や終電後はタクシーが混み合い、中々来ない場合もあるので早めに手配していただくのがおすすめです。
またタクシー代を自社で負担出来る場合は、相手にその旨を伝えてタクシーチケットやタクシーの代金を封筒に入れてお渡ししてください。
タクシーではなく、電車でお帰りになる方ももちろんいらっしゃいます。最終電車に余裕を持って間に合うように、会食のスケジュールをあらかじめ組んでおきましょう。
②:会計は見えないところでスムーズに
会食相手に気を遣わせないように、会計は相手の見えない場所で行うようにするのもマナーです。お手洗いなどを口実に席を立ち、お会計をするのがスムーズで自然なのでおすすめ。
また領収書をいただく際、宛名や但書きでもたつかないようにあらかじめお店の方に名刺を渡しておくと良いでしょう。そうすることでよりスムーズにお会計を済ませることが出来ます。
食事を終えて、お見送りまでもたつかないようにしっかりと準備をしておきましょう。
③:お見送りの際に手土産を渡す
取引先の会社や大切な顧客様との会食の場合、手土産を渡すのもマナーの一つです。会の始めに渡すと荷物になるため、手土産を渡すのはお見送りの時がおすすめ。
一般的に、手土産を渡す際には「紙袋から中身を取り出して渡す」のがマナーですが、それだと持ち帰りづらい可能性があります。
「袋に入れたまま、失礼します」と言葉を添えて、袋に入ったまま手土産をお渡ししましょう。
ここで大切なのは頑なにマナーを守るということよりも、いかに相手をもてなすことが出来るかということです。相手のことを優先的に考えて、臨機応変な対応を心がけましょう。
ビジネス向けの会食のマナーまとめ
会食や接待で役に立つビジネスマナーや会当日のコツなどをご紹介しました。ビジネスマナーと聞くと難しい印象をもたれるかもしれませんが、大事なことは相手に気遣いをする心です。
会食では自分がホストとなり、相手をもてなし楽しんでもらうことを意識して準備しましょう。マナーを知りコツを掴んでおけば、今よりも楽しく実になる会食になるはずですよ。
正しいビジネスマナーを身に付けて、円滑な人間関係を築き、デキるビジネスパーソンを目指してくださいね。
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