おすすめの旅エッセイをご紹介!
旅に出たいけれど、気軽に旅に行けなくなった今。気分転換に旅エッセイを読んでみるのはいかがでしょうか。実際に旅行に行けなくても旅エッセイを読むと、その土地に行ったような気分になれますよ。
今回は「国内」「海外」「短編集」とジャンルを分けて、面白い作品や人気作品を紹介していきます。
興味のある場所の旅エッセイを手に取って、旅行気分に浸ってみてくださいね。
おすすめの旅エッセイ《国内》
そこらじゅうにて 日本どこでも紀行
観光ガイドであまり取り上げられないスポットに焦点を当てて書かれた面白い作品です。
誰もが知る人気のあるスポットではなく、奇岩や階段などの日本のどこにでもありそうな場所をユーモアを交えながら綴られています。
これまで注目していなかった国内の魅力を改めて知ることができますよ。
文章の途中にはイラストも入っていて、肩の力を抜いて読めるのでおすすめです。
いやよいやよも旅のうち
エッセイスト北大路公子さんの人気の旅エッセイです。
ぐうたらするのが大好きなエッセイストがタイトルの通り、いやいや旅をすることに。北海道から沖縄まで、1道5県を巡る旅の様子が描かれています。
海に入りたくない作者がいやいやながら海に入ったり、犬ぞりにチャレンジしたり、思わず笑ってしまう面白い描写がたくさん。
ゆるいイラストも可愛らしく、一緒に旅行に行った気分になれるでしょう。
森見登美彦の京都ぐるぐる案内
『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』などの名作で知られる小説家の森見登美彦さんの京都エッセイ。
森見登美彦さんの小説で使われている京都の魅力的なスポットを次々に紹介しています。
『太陽の塔』『夜は短し歩けよ乙女』などで舞台となったスポットを、綺麗な写真とともに楽しめますよ。
森見登美彦の作品や京都がお好きな方におすすめのエッセイです。
サザエさん旅あるき
こちらの旅エッセイは、名作『サザエさん』でお馴染みの作家、長谷川町子さんの作品。
長谷川町子さんの母親と三姉妹が、さまざまな場所に旅するお話が面白おかしく描かれています。
昭和の時代の旅行について詳しくなれるエッセイ本は、1度読んでみると面白いですよ。
どんなことが起きても、その一瞬一瞬を楽しもうとする長谷川町子さんの姿を見ていると、前向きに生きてみようと自然と思えます。
駅長さん!これ以上先には行けないんすか
絶景スポットや観光名所よりも、国内の行き止まり駅に行くといった面白い旅エッセイ。鉄道好きの方ではなくても、思いきり楽しめる本になっています。
行き止まり駅周辺の町の情景やご当地グルメなどが細かく描かれていて、まるで行き止まり駅まで自分が行ったかのような感覚に。
電車に乗って旅したい方に人気ですよ。
ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅
人気イラストレーター・エッセイストの益田ミリさんの作品です。
八丈島・奈良・京都・金沢など、行ってみたい日本の人気観光地が数多く登場します。本を読むと、まるで一緒に行ったかのような感覚になれますよ。
一人旅、だれかと一緒に行く旅、どちらの旅の良さも描かれていて、次回の旅行を計画するのが楽しくなるでしょう。
ほっこり心が温まる優しい文章で、旅に出たくなる本です。
離島ひとり旅
日本国内にたくさんある離島。その離島の魅力がギュッとつまったこちらの本は、行ったことのないところへ行ってみたい方や、一人旅に出たい方におすすめです。
30の離島について筆者の体験談が詳しく綴られていて、それぞれの島の個性も把握できますよ。
初心者向けの島から離島上級者の島まで、しっかりランク付けされているので、ガイドブックとしても使えます。
実用的な旅エッセイを探している方におすすめですよ。
おすすめの旅エッセイ《海外》
わたしのマトカ
人気映画『かもめ食堂』の撮影で訪れたフィンランドでの出来事を、女優片桐はいりさんが書いた旅エッセイです。
ヘルシンキの夕暮れや夜の牧場、トラムでの出来事…。
独特な感性で書かれた面白い旅エッセイで、ゆっくりと時間が進むフィンランドの魅力にどんどん引き込まれていきますよ。
名作『かもめ食堂』と一緒に鑑賞すれば、さらに面白いでしょう。
やっぱり食べに行こう
パリの熱々のコーヒー、ニューヨークのベーグル、ロンドンの豚骨ラーメンなど、世界中の美味しいグルメがたくさん出てくる原田マハさんの旅エッセイ。
旅行と食が大好きな方におすすめしたい名作です。ユーモアを交えて海外の取材先で食べたグルメが描かれていて、読んでいるだけでお腹が空いてしまいます。
美術や小説と関連したお話もたくさん出てくるので、飽きずに最後まで読めますよ。
美しいものを見に行くツアーひとり参加
幻冬舎
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益田ミリさんが海外ツアーに参加するといった旅エッセイ。
ドイツ、フランス、北欧、プリンスエドワード島など、一人旅なら不安な場所もツアーで行けば大丈夫!思わずツアー旅行を申し込んでしまいそうになるくらい、面白い内容になっています。
ヨーロッパ土産や美しい景色の写真など、旅エッセイならではの魅力が溢れる本ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
恋するように旅をして
『対岸の彼女』『八日目の蝉』などで数々の人気作を発表している角田光代さん。エッセイもたくさん執筆されていて、面白い本が多いです。
なかでも『恋するように旅をして』という本は、ベトナム・タイ・スリランカ・モロッコなどのアジア諸国での旅の思い出を美しく描いたエッセイ。
文庫本で、持ち運びにも便利な1冊ですよ。
いつも旅のなか
こちらも角田光代さんの旅エッセイで、人気のある本です。
角田さんがロシアやキューバ、ベネチアなどをバックパッカーのようにアクティブに一人旅をする様子が書かれています。
現地の人とのふれあいがしっかりと記されているので、まるで自分も旅に出たかのような気持ちになれるでしょう。
冒険するような、ハラハラドキドキする面白いエッセイを求めている方におすすめですよ。
女おとな旅ノート
北欧で雑貨を探しまわったり、ポルトガルの古城でお姫様のような気持ちに浸ったり…女性のときめくような要素がたくさんつまった人気の旅エッセイです。
筆者の好きなものや好きな旅行先について詳しく書かれていて、読んでいるだけでハッピーな気持ちに。
表紙や挿絵も可愛らしく魅力的で、手元に置いておきたくなる本ですよ。
ニューヨークで考え中
著者の近藤聡乃さんは人気のイラストレーターで、2008年よりニューヨークに住み始めました。
こちらの本はニューヨークへ一人で渡り、奮闘しながら生活する様を描いたコミックエッセイです。海外での暮らしやファッションが、書かれていて面白いです。
海外生活と聞くとキラキラしたものを想像しますが、こちらの本では海外生活での面白い出来事が描かれています。海外で暮らしている気分になれるでしょう。
おすすめの旅エッセイ《短編集》
旅ドロップ
こちらは『きらきらひかる』『落下する夕方』などの名作を生み出している江國香織さんの旅エッセイ。
『旅ドロップ』は37編からなるエッセイ集で、国内から海外までいろんなところでのエピソードが書かれています。
近所へのおでかけも旅と捉える江國さんの感性が素敵で、どんどん読み進めていける面白い作品です。
サラリとした文章で読みやすい短編集となっていますので、時間のない方にもおすすめです。
47都道府県女ひとりで行ってみよう
益田ミリさんが日本全国47都道府県を一人旅する人気作です。33歳~37歳の4年間、毎月東京から出掛ける一人旅。
観光するというよりも、とりあえず行ってみようという行動する様子は、読んでいるだけで面白いですよ。
旅行先で使ったお金も細かく記されていて、旅のリアルを感じられます。一人旅に出たいと思っている方はぜひチェックしてみてください。
英国田舎旅エッセイ 不思議の国に誘われて
英国の小さな村や街の風景や人とのふれあいが、30の短編集となってまとめられています。
スコットランド、湖水地方、コッツウォルズなど、魅力ある場所が数々取り上げられていて、読みごたえ抜群です。
英国まで行けなくてもこの本を読めば、英国の風土や慣習を身近に感じられますよ。ゆっくりと旅エッセイを読みたいときにおすすめの1冊です。
泣きたくなる旅の日は、世界が美しい
世界各国を旅した小林希さんが、旅先であった事を詳しく書いた人気の作品。
22の短編が掲載されており、少しずつ読み進められます。忙しい方にもおすすめの旅エッセイですよ。
チュニジアの女子とのガールズトーク、マレーシア空港の地上スタッフの話など、考えさせられる話が多いです。
日常の大切さも感じさせてくれる本でもありますよ。
0メートルの旅
人気ブログが書籍化されたもので、とても面白いと評判です。16の国と地域での旅の様子が描かれている旅エッセイで、筆者の体験が面白おかしく書かれています。
どの短編も刺激的で、旅に出たときのワクワク感、ドキドキ感を味わえるのが魅力。
海外編、国内編、近所編、家編と分けて書かれていて、とっても読みやすいですよ。
つかれたときに読む海外旅日記
海外での素敵なエピソードが綴られた人気のコミックエッセイ。
ほっこりするような短編やクスっと笑ってしまうような面白い話ばかりで、疲れたときにおすすめ。
現地の人々の暮らしや価値観はもちろんのこと、海外の人から見た日本の印象も知れて面白いです。絵柄も可愛らしいので、リラックスして読めますよ。
またたび
最後におすすめする旅エッセイは、女優・モデルの菊池亜希子さんがファッション誌「リンネル」で連載していたものをまとめた作品。
国内の秋田・千葉・岐阜・松本・金沢・四国・京都・沖縄、海外のフィンランド・ベトナム・ハワイでの様子が収録されています。
菊池さんが実際に旅先で食べたものや見た風景などが綺麗にまとめられており、一緒に旅に行ったような気分になれますよ。
おすすめの旅エッセイまとめ
おすすめの旅エッセイを「国内」「海外」「短編集」と分けて紹介してきましたが、読んでみたいと思える旅エッセイは見つかりましたか?
今回紹介した作品はその土地に行った気持ちになれるものが多く、読むと気分転換になりますよ。
行ってみたい場所やまだ知らない土地の旅エッセイを読んで、ドキドキ感やワクワク感を味わってみてください。
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