少ない荷物で楽しく暮らす
お部屋探しや、引越しの疑問に、グッドルームスタッフが答えます。
今回は、もうすぐふたり暮らしをスタートされる方に向けて、気をつけたい「収納のルール」をまとめてみました。
実際のインテリア事例を参考に、ぜひシンプルライフをスタートしてみてください。
text : goodroom 編集部
Q. シンプルに暮らすコツって、ありますか?
1Kに2人で住む予定です。収納スペースも限られているので、荷物を最小限にして生活したいのですが、心がけることはありますか?
A. 2人で共有する「収納ルール」を決めておきましょう
2人暮らしのスタート、暮らしていくうちにどんどんお互いの荷物が増えて、喧嘩になっちゃうことってよくありますよね。
なんとなく「片付けなきゃ」と思っていても、愛着のあるものを捨てる/捨ててもらうのは、難しいもの。
「収納のルール」を明確にして、お互いに共有しておくようにすると、スムーズですよ。
goodroom journal で取材をした中でも、「とってもシンプル!」と感心する暮らしをされていらっしゃる方の事例をまとめてご紹介します。
「さっと取り出せる」量だけを持つ
クローゼットや食器棚、冷蔵庫など。入る分だけ、100%ぎちぎちに詰め込むと、探すのも一苦労でストレスが溜まっていきます。
おすすめは、収納力全体の「6〜8割まで」の量だけにとどめること。
さっと取り出すのも、片付けるのもびっくりするほど楽になって、驚きますよ。
こちらは、整理収納アドバイザーの本多さおりさんのお部屋。家族3人暮らしでオンシーズンの衣服はこれだけという少なさ
(捨てるモノ、しまうモノ。本多さおりさんに聞く「シンプルに暮らすコツ」)
「買い足す」のではなく、「買い換える」
家具や洋服などを買うときに心がけたいのは、新しく買ったら、今まで使っていたものをひとつ、減らすこと。
特にお引越しの最初には、2人が持っていたものを寄せ集めると「足りないもの」にばかり目がいってしまいがちですが、思い切って、新しい部屋、新しい暮らし方に合わせて、家具はすべて買い換えてしまうのも、すっきりと暮らすにはおすすめです。
大事に使っていたものは、意外に高値で買い取ってもらえることも多いです。古着買取や、リサイクルショップなどを上手に活用しましょう。
持たない暮らしを徹底している中村さんの部屋。引っ越すときに、部屋に合わせてほとんどの家具は買い換えているそうです
(東京、ワンルームで持たない暮らし。男性Webエンジニアの部屋)
収納スペースを増やさない
物が多くて入りきらないときには、新たに収納する場所を増やすのは避けましょう。
収納するスペースが増えれば増えるほど、なぜか荷物の量も同じだけ増えていってしまうものです。
入らなくなったときは、見直しのチャンス。不必要なものを整理するようにしましょう。
小さな1Kに暮らす越智さんの部屋。大きな収納は備え付けのクローゼットとベッド下のみ。とてもすっきりしてます。
(すっきりしているのにマニアック!ベンチャーで働く若手女性の部屋)
すべてオープンにしてみる
クローゼットの奥や、食器棚の奥など、死角になっている場所には、どんどん「死蔵品」が溜まっていきます。
壁にかけたり、扉をとりはずしたりして、すべてのものに目が行き届く仕組みを作ると、自分が持っている物の量が把握でき、不思議と部屋が片付きます。
UR×無印良品の団地に暮らすplus9さんのお部屋は、収納のほとんどがオープンで、入っているものがよくわかります。
(UR×無印良品の団地に住む。plus9さんのシンプルで機能的な暮らし)
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