今回は、ヤンデレとメンヘラの特徴や違いについてご紹介していきます。
近年、「ヤンデレ」や「メンヘラ」というような言葉をよく聞くようになりましたよね。
どちらも似たようなニュアンスだと感じる方も多いのですが、実はこの2つには違いがあります。
その違いを詳しくみていきましょう。
ヤンデレとメンヘラの意味って?
ヤンデレとメンヘラには語源があり、またそれに伴った意味も存在します。
昨今は、ネットの発達によって様々なネットスラング(インターネットで使われる俗語)が生まれており、この2つの言葉も創作物やネットから発祥した言葉になります。
ヤンデレ
ヤンデレとは、元々二次元のキャラクターに対する形容詞で、主人公や登場するキャラクターに対して愛しすぎて精神的に「病んで」しまっている状態や、精神的に「病んで」いる状態で相手に好意を持っているキャラに対して「ヤンデレ」と使われているのが元になります。
ちなみに「デレ」というのは、相手に対して好意を持ち「デレデレ」してしまう事を縮めた言い方です。
近年では、リアルでもそういった傾向の人物に対して、ヤンデレが使われるようになってきています。
メンヘラ
メンヘラとは、最初は匿名掲示板の2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)にある「メンタルヘルス板」に常駐しているような人に対して2ちゃんねらーが使っていたネットスラングなのですが、現在は主に「精神的な疾患を持っている人」という意味で使われているネットスラングになります。
メンタルヘルス板とは、心の健康に関するカテゴリの掲示板です。
通常は、前述した「精神的な疾患を持っている人」という意味なのですが、近年ではそういった疾患を持っていなくとも、後述する特徴や行動をする人に対して呼ぶことが多々あります。
実はわざと演じている事も
また、ヤンデレやメンヘラをわざと演じている「ファッションヤンデレ」や「ファッションメンヘラ」と呼ばれる人達もいます。
これは、精神疾患も無いのにそういった行動や言動をする事で他人に注目されたい人や、そういった病んでいる自分に対して酔っていて、それをアピールポイントとして振る舞っている傾向が見られる人に対して呼ばれています。
こういった人達は、本当のメンヘラやヤンデレの人からはかなり嫌われているのが現状です。
ファッションヤンデレ
SNSでとにかく好きな人の事に関して投稿し、相手にどんな事をしたとか相手をどう監視したとかを大っぴらに投稿している場合は、ファッションヤンデレの場合が多いです。
本当のヤンデレの人は、相手に気づかれずに全てを把握し、相手の事を他の人には一切知って欲しくないという思いがあるので、それを公に発信しようとする事はあまり無い傾向にあります。
監視した事や監視した内容をよく投稿したり、「今日はあの人の事をこんなに監視しちゃった…私って病んでる?」などと逐一「ヤンデレアピール」をするような投稿が多い場合は、ファッションヤンデレかもしれません。
ファッションメンヘラ
メンヘラの人は、自分の不調や精神的問題についてSNSで発信する傾向にありますが、その発信の仕方でファッションメンヘラか判別出来る場合もあります。
自分の病んでる事をとにかくポエム調で投稿したり、「辛い…死にたい…」といった文章に関係ない自撮りを添えて投稿したりしている場合は、単なる構ってちゃんなファッションメンヘラな可能性が。
異様にタグ付けして自分の不調や不幸な投稿をしている場合も、ファッションメンヘラの可能性が高いです。
また、自傷をしていないのに手首に包帯を巻いたり、市販の睡眠薬を見せびらかすように持ち歩いていたりしている事も。
ヤンデレとメンヘラの考え方や病み方の違いは?
どちらも精神的に病んでいる事が共通しているヤンデレとメンヘラですが、その病み方には違いがあります。
好意を持った相手に対しての考え方も、この2つはだいぶ傾向の違う考え方になるのも特徴です。
ヤンデレ
好意を持った人に対しての考え方
ヤンデレの場合は、相手を愛しているが故に全てを独占にしたいと考えてしまう傾向が多くなります。
好きな人に対してかなり執着し、好きな人の周りにいる人間は、自分以外全て排除してしまいたいと思ってしまうほど偏執的です。
その人以外の事はどうでもよく、好きな人には自分さえいれば良いと思ってしまうのも特徴です。
病み方
恋愛が絡むと病んでしまう傾向にある人の事を「ヤンデレ」と呼ぶので、恋愛に関係のないことに対して病むという事があまりありません。
ですが、一度恋愛が絡んでしまうととにかく好きな人の全てを知りたくなったり、更には脳内で恋愛が進んでしまい、実際の関係と脳内の関係の区別がつかなくなったりしてしまう事も。
好意が高まりすぎると、最終的に「殺せばこの人の全てが自分の物になる」と殺意まで抱いてしまう傾向もあるそうです。
メンヘラ
好意を持った人に対しての考え方
精神的な疾患を持っている状態での恋愛になるので、好きな人に依存したり承認欲求が強くなったりする傾向にあります。
相手に認められたい、愛されたいという気持ちが出てくる一方、マイナス思考が強くなる事が多いので、好きな人に対して懐疑的になってしまう事も。
人を愛したいというよりは、人から愛されたいという気持ちが強い傾向にあるそうです。
病み方
常に精神的な病や悩みに苦しめられているので、自分を責めたり、卑下したりするような行動や言動が多くなります。
また、ヤンデレの人は行動力などが強い傾向があるのですが、メンヘラの人は塞ぎがちになり、殻の内側にこもってしまいやすいのも特徴です。
衝動的な行動を起こす時は、溜め込んだものが爆発して耐えきれなくなった時の他に、何の脈絡もなくフラッと行動してしまう事も。
ヤンデレとメンヘラの行動や特徴について
ヤンデレの人とメンヘラの人では、行動の仕方にも違いが出てきます。
ヤンデレの人は、基本的に恋愛ごとに関しての異常行動がみられるのですが、メンヘラの人はそれ以外の事柄にまで行動が及ぶことも。
ヤンデレ
常に好きな人の事を見ている
好きな人の事を全て把握していたいヤンデレの人は、常に相手の行動を監視している事が殆どです。
一挙一動を見逃さないよう常にその人を目で追い、時には尾行をしてまでその人の事を見ようとします。
ストーカー紛いな事をしてしまう
その監視行動はストーカーの領域にまで達する事もあり、尾行や盗撮の他に盗聴までしようとする事も。
相手が何を話しているのか、何が好きなのかを全部知りたいという気持ちの強さ故に、酷い時には相手宅に不法侵入を考えてしまう人もいるそうです。
恋人になっても、その行動は収まらない
恋人になったとしても、スマホのGPS機能を駆使して行動範囲を監視したり、SNSを常に監視して誰と繋がっているのか、また誰と会っているのかを監視したりする事も多々あります。
全てを知り尽くさないと気が済まないヤンデレの人は、どんなに関係が深くなっても相手の監視をやめる事はない傾向にあります。
過剰に相手を束縛しようとする
とにかく自分だけを見ていて欲しいという思いがあるので、相手を強く束縛しようとしてくる事も。
電話帳を知らない間に管理していたり、他人とあまり関わらせないようにしたりする束縛行為が目立ちます。
とにかく相手に尽くす
相手が好きでとにかく何でもやってあげたい気持ちと、自分の事を好きになってもらいたい気持ちから、とにかく相手に尽くす行動が目立つ傾向にあります。
相手に要求されたら絶対に断らず、どんな言う事も聞いてしまったりするのも特徴です。
相手の為になるなら、自分の身を投げうってでも何でもするという、ある意味とても一途な一面もあります。
別れようとすると、脅迫めいた行動をする事も
相手が好きすぎて別れることが考えられないヤンデレの人は、別れ話になると脅迫めいた事をしてくる場合もあります。
別れるくらいなら死んでやる!といった言動や行動の他に、相手を殺して永遠に自分のものにしようとする事も。
嫉妬心がかなり強い
相手が好きな故に、ヤンデレの人は嫉妬心もかなり強い傾向があります。好きな人が異性と話しているだけで、異常に嫉妬することも。
好きな人に関わって良い異性など自分以外にいないというレベルで、嫉妬心を抱いてしまうのがヤンデレの特徴です。
相手の浮気が発覚したら、浮気相手をとことん追い詰める
自分の恋人が浮気していると分かったら、その浮気相手をとにかく追い詰めようとする傾向があります。
社会的に追い詰める他に、生死が関わる部分までとことん追い詰ようとしてしまう場合も。
恋人が他の人に興味を持つことさえも許せないのに、それが浮気ともなると歯止めがきかなくなってしまう事があります。
連絡の頻度がかなり多い
とにかく相手が何をしているのか気になるので、かなりの頻度で連絡をとってくる事もあります。
1日に1回どころではなく、1日中常にやり取りをする勢いで連絡をしてくる事が多いです。
メンヘラ
自傷行為を繰り返し行う
構ってほしいという気持ちが強いメンヘラの人は、自傷行為で気を惹こうとする事が多いです。
怪我をすると心配してもらえるという事で自傷をする他に、自分を傷つけることで嫌な気持ちを紛らわすという場合もあります。
気持ちの表現や発散の仕方がわからずに、自分を傷つけるという行動でそれを発信しようとするのです。
とにかく自分を卑下する
異様に自分を卑下したり、かなり低い自己評価をしたりするのもメンヘラの人の特徴です。
鬱になったり精神的に疲れてしまったりしていると、自分に対してマイナスな考えしか浮かんでこないというのが主な原因です。
また、「そんな事ないよ」と誰かに言って欲しくて卑下する場合も。
虚言癖がある
メンヘラの人は、虚言癖のある人もいます。
自分に自信が無い故に嘘で塗り固めようとしたり、また相手の気を惹こうとして嘘をついてしまったりする事もあります。
嘘をつきたくなくても、本当の自分を知られるのが怖くて虚言を言ってしまい、後々もそれに縛られてしまう事も。
嘘をつきすぎて、一貫性のない人間に見られてしまう事もあります。
貞操観念が低い事が多い
セックスをするとその人に認められたような気持ちになってしまう事が多く、言い寄られるとすぐにセックスをしてしまう場合もあります。
人から愛されたいという思いが強く、身体を求められる事=愛されているという思い込みをしてしまいがちに。
また、一度セックスをすると恋人同士になったと思い、相手に執着するパターンが多いです。
ネガティブな内容のLINEやメールを頻繁にする
誰かに今の自分の気持を知って欲しくて、友達や恋人に頻繁にLINEやメールをしてしまう事も。
「死にたい」や「辛い」などのネガティブな内容から、「リストカットした」や「睡眠薬をこんなに飲んだ」などの自傷行為をした事を伝えるような内容を送ってくる場合が多いです。
自分を受け入れてくれる誰かに慰めて欲しい、という気持ちからこのような内容のLINEやメールをしてしまいます。
生活が不規則で、夜行性な事が多い
あまり朝や昼間に行動しようとはせず、夜に動き出す事が多いのも特徴です。
精神的に不安定な場合は、不規則な生活になりやすく、夜の活動が中心になってきてしまいます。
また、異常に睡眠時間が長かったり短かったりする場合も。
かなり頻繁にSNSに投稿している
メンヘラの人は依存しやすい傾向にあり、人の他にもスマホやSNSに対しても依存しやすい状態にあります。
ちょっとした事や日常的な事などのポジティブな内容ばかりならあまり心配はありません。
しかし、自分を卑下するような内容や体調不良について、かなりの頻度でSNSに投稿している場合はメンヘラな可能性が高いです。
SNSに投稿することで気持ちを発散させて、自分を落ち着かせようとする事からSNSの投稿が増えてしまう事があります。
自分が常に中心でありたい
話をしている時に現れる特徴として、常に自分の話に持っていこうとする事も。
何でもない事や関係のない事でも、自分の事に結びつけて常に自分語りをしてくるようであれば、メンヘラの疑いがあります。
自分に興味を持ってもらいたい、かまって欲しいという気持ちが話し方にも現れてしまうのです。
情緒が不安定
とにかく情緒が不安定で、ちょっとした事で怒ったり泣いたりしてしまいます。
他にも、泣いていたと思ったらすぐに笑っているなど、感情のコントロールが上手く出来ない場合も。
人目を異様に気にする
他人からの評価が異様に気になり、常に人目を気にしてしまうのもメンヘラの特徴です。
他人から認められたいという承認欲求が強い傾向があるので、自分の周りの人のSNSなどを調べ、自分の事を言っていないか気にして監視と巡回を常にしてしまう事も。
また、そこで陰口を見つけてしまった場合は、死にたいと思うレベルまで落ち込んでしまう場合が多いです。
まとめ
同じような意味合いでまとめられる事が多いのですが、このようにメンヘラの人とヤンデレの人では、特徴や行動がかなり違っているのが分かります。
もしかしてあの人はメンヘラかも…?あの人ってヤンデレなのかな…?と思った時は、上記の特徴などを参考してみてはいかがでしょうか。
メンヘラな人やヤンデレな人と付き合っていく場合は、こちらも心や体調を壊しがちになってしまう事が多いので、その際は慎重に付き合い判断をしていくようにしましょう。
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