お中元のお礼メールの書き方をご紹介
お中元を贈る時期は地域によって異なりますが、7月初旬から8月中旬までとされています。お中元は日頃お世話になった方へ贈る夏のご挨拶ですが、今回はお中元をもらったときに出すお礼メールの基礎知識と書き方をご紹介します。
お礼状はハガキや手紙、電話やメールなどさまざまな方法がありますが、この記事では、メールでお礼を贈るときの例文を詳しく解説しますよ。この記事を参考に、友達や上司などのビジネスシーンで使える素敵なお礼メールを贈りましょう。
お中元のお礼メールの書き方《基礎知識》
ここでは、お中元をもらったときに贈るお礼状の書き方やお礼状を出す時期など、お礼状についての基礎知識をご紹介します。
「お中元のお礼状はいつ贈るべきか?」、「お中元のお礼状は、メールや電話でもよいのか?」など、いろいろな疑問点が解決しますよ!お中元のお礼状を出すときのマナーを知って、友達やビジネス関係の方が気持ちよく受け取れるようなお礼状にしましょう。
お中元のお返しは不要
お中元は相手にもよりますが、基本的にお返しを必ずしなくてはいけないというものではありません。一方お中元のお礼状は、出すことがマナーとされていますよ。上司や取引先などお中元を返した方がよいと判断したときは、「お中元」か「暑中見舞い」、「残暑見舞い」のように時期を考慮して贈りましょう。
因みに「暑中見舞い」は梅雨明けから立秋まで、「残暑見舞い」は立秋から8月31日頃となっています。贈る品の相場ですが、お中元でもらった品と同額で返すのがマナーとされていますよ。
お中元のお礼状を出す意味
お中元のお礼状は、お中元のお礼と無事にお中元が届いたことを知らせるために贈ります。そのため、お中元が届いてから、できるだけ早くお礼状を出すのがマナーですよ。一般的にお中元が届いた日から3日以内、遅くとも7日以内にはお礼状を出すのがよいとされています。
もしお礼状を出すのが遅れてしまった場合は、謝罪の言葉を入れましょう。また、お中元のお返しをする場合は、お礼状に「別便にて心ばかりの品を送りました。」のような文章を入れるのもおすすめですよ。
お中元のお礼状の出し方
お中元のお礼状の出し方ですが、ハガキや手紙、電話、メールなどさまざまな方法がありますよね。一般的には、手書きのハガキや手紙が最も丁寧な方法であると言われています。しかし、近年ではハガキや手紙を出す機会が減っており、電話やメールでお礼を済ませることが多くなっています。
特にメールは手紙と違い、すぐに相手に届くため、友達や親しいビジネス関係の方へは、メールでお中元のお礼を伝えるのもおすすめですよ。相手との関係性を考慮しつつ、お中元のお礼状を出す方法を検討してみて下さいね。
お中元のお礼メールの構成
お中元のお礼メールの文章の構成は、まずその時期に合った時候の挨拶を書き、その後に相手の体調を気遣う文章を入れます。そして本題であるお中元のお礼を書きます。お中元の感謝の気持ちを書く際、家族も喜んでいることも入れると更に相手への感謝の気持ちが伝わりますよ。
家族や親戚へメールを贈る場合は、お中元のお礼を述べた後、次に会える日をお知らせするのもよいですね。そして、最後に「ご自愛ください。」のような結びの挨拶を入れて完成です。
お中元のお礼メールの件名と書き方
お中元のお礼をメールで贈る場合、メールの件名を入れる必要がありますよね。メールの件名は、相手に伝えたいことを簡潔に分かりやすく書く必要があります。
例えば、「お中元の品ありがとうございました」や「ご恵贈ありがとうございました」という言葉をタイトルに入れるのがおすすめですよ。
もし初めてメールを贈る場合は、「【○○です】お中元のお品を受け取らせていただきました」のように名前も付けくわえて、相手に分かりやすくしましょう。
お中元のお礼メールの書き方《例文》
続いては、お中元のお礼メールの書き方を例文で分かりやすく紹介します。家族宛てや親戚宛てなど比較的親しい人へ贈るお礼状の書き方から、取引先や上司などビジネスシーンで使える書き方まで、相手別に幅広くご提案しますよ。
また、時候の挨拶もお中元の時期に使える言葉なので、参考になること間違いなし!ここで紹介するお礼メールの例文を参考にマナーを守り、相手に喜んでもらえるようなお礼のメールを作成しましょう。
お中元のお礼メールの書き方①家族
例文:8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照りついておりますが、お父様お母様はいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私たち家族は毎日賑やかに過ごしております。
このたびは美味しい果物を送っていただき、ありがとうございました。
子どもたちも大変喜んでおります。
盛夏の疲れが出やすい時期ですので、くれぐれもご自愛ください。
この例文は、義理の両親へ贈るお中元のお礼メールです。義理の両親でも「お義父さまお義母さま」としないように気をつけましょう。
お中元のお礼メールの書き方②親戚
例文:秋がまだ遠く、厳しい残暑が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
さて、このたびは丁寧なお心づかいをいただき、ありがとうございます。
果物がたっぷり入った美味しいゼリーに、子ども達も大喜びしております。
時節柄、ご健康にはくれぐれもご留意ください。
この例文は、8月頃に親戚へ贈るお中元のお礼メールの書き方です。親戚なので、お子さんが喜んでいる姿をメールの文章に入れるのがおすすめですよ。親戚へのお礼メールは、ビジネスほど堅苦しい書き方でなくても大丈夫ですよ。
お中元のお礼メールの書き方③友達
例文:猛暑が続いていますが、○○さんはいかがお過ごしでしょうか?
私たち家族は、元気に過ごしています。
さて、このたびは旬のフルーツをお贈りいただき、誠にありがとうございました。
さっそく家族で美味しくいただきました。
まだまだ暑さは続きますが、毎日お元気でお過ごしください。
まずはお礼まで。
この例文は8月頃の暑い時期に友達へ贈るお中元のお礼メールです。例文のように、お中元でもらった品を具体的に書いて、味の感想をメールで伝えると友達に喜ばれますよ。
お中元のお礼メールの書き方④上司
例文:拝啓
晩夏の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は何かとお世話になり、深く感謝いたしております。
さて、このたびは心づくしの品を頂戴し誠にありがとうございます。
相変わらずのお心遣いに恐縮でございます。
残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
取り急ぎお礼まで。
敬具
令和○年○月○日
○○○○
上記は、上司へ贈るお礼メールの例文です。お中元は基本的に目上の方に対して贈りますが、上司からお中元が贈られてきた場合は、お礼状を贈った後、お返しを贈るのがよいでしょう。
お中元のお礼メールの書き方⑤取引先
例文:拝啓
炎暑の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く感謝申し上げます。
さて、このたびは結構なお品をお送りいただきまして、ありがとうございます。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
略儀ながらメールにて御礼申し上げます。
敬具
(会社名)
代表取締役 ○○○○
この例文はお中元のお礼を取引先にメールで贈る場合の書き方です。取引先から贈られるお中元は会社宛てが多いので、差出人は社長の名前を明記するのがおすすめです。
お中元のお礼メールの書き方のまとめ
お中元のお礼メールの書き方の他にも、基礎知識と例文を詳しく紹介しましたが、参考になりましたか?お中元のお礼状は、お中元をもらった際に必ず出す必要があります。またお礼状を出す時期が遅くなればなるほど、マナー違反になるので注意が必要ですね。
今回紹介した例文を参考に、お中元を贈ってくれた相手に感謝の気持ちを込めて、素敵なお礼状をメールで贈りましょう。
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