進級で親が嬉しかったこと、困ったこと

我が子から学ぶ、言葉と行動の奥深さ。日常生活の「あるある」から子どもの成長まで、思わずクスッと笑えて共感できる、まいまいまま(mymymama)さんのエッセイをお届けします。題名の通り、2分でサクッと読めるので日々の家事の合間やお仕事の休憩時間にぜひご覧ください。

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進級で親が嬉しかったこと、困ったこと
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まいまいまま(mymymama)

ライター

我が子から学ぶ、言葉と行動の奥深さ。ちょっとした驚きと感動を皆様とクスッと笑いながら共感出来たら嬉しいです。『2分で読める子育てエッセイ』を2020年12月4日よりnoteにて執筆開始。

進級で親が嬉しかったこと、困ったこと

我が子から学ぶ、言葉と行動の奥深さ。日常生活の「あるある」から子どもの成長まで、思わずクスッと笑えて共感できる、まいまいまま(mymymama)さんのエッセイをお届けします。

題名の通り、2分でサクッと読めるので日々の家事の合間やお仕事の休憩時間にぜひご覧ください。

前回はこちら▼

【2分で読める子育てエッセイ】想定外!購入のタイミングが違ったあれ!

進級は全員同じメンバー

【2分で読める子育てエッセイ】進級で親が嬉しかったこと、困ったこと

この春、新小5年生の娘と新2年生の息子の通う小学校は各学年1クラス。各クラス30人前後なので、苗字と名前が出席番号順に全員言える、幼馴染だらけの子供達。

ワタクシの時は、1クラスの人数も50人程で同じ学年に数クラス。やっと馴染んだな~と思った頃には進級の繰り返し。クラスメートの名前も曖昧だったワタクシからするとなんだか羨ましい。

毎年進級する4月、なんとなく心落ち着かないソワソワとするこの時期に、娘はいつもとあまり変わらない。

「クラスのメンバー毎年同じだよ~。担任の先生と、教室が変わるくらいで、全く代わり映えしないよ~」

と、娘は可愛い不満を口にした。いまの所目立ったトラブルもないし、1クラスって悪くないみたい。

「でもクラスで一人、担任の先生だけが緊張しているんだよね~」

先生だけがアウェーでソワソワ。なんだか かわいい。

 

お家でお帰りが言える幸せ

幼稚園バスに乗らないと泣き、車で送って行った約1年。バス通園になってからは、バス停に行き帰り迎えに行くことさらに2年間。お姉ちゃんの時代を入れ計6年。そんな息子が小1になり、初めて小学校から一人で帰ってきた。

「同じ方向の人が班になって帰って来たよ。先生もお家の近くまで送ってくれた。」

と、何て事なかったように言っている。

「一人で学校に行き帰り出来るなんて、小学生素敵すぎる!」

と感動していたら、息子にこう言われた。

「お母さん。昨日は学校まで迎えに来てくれたのに、今日は来なかったね?なんで?」

ドキッ!そこに気が付く?実はワタクシ10分早く帰宅する事、完全に忘れてたよ~。

「もうお兄ちゃんだから大丈夫かな~と思って」

とゴマかしてみたものの、内心超焦った。

「お母さん。もしかして時間間違えたの? 何で間違えるかなあ?」

うそ~ん!理由まで完全にバレてる!あんたはエスパーか~!その後、息子に素直~に謝り、いつもよりイイ感じのおやつを用意した。

「今日は家で帰ってくるのを待つぞ」

と、ドキドキしながら待つ「初めて記念日」をぼーーーーーっとしている間に、うっかり迎えてしまった。台無し。

 

姉弟の持ち物トラブル

子供達が同じ小学校に進級してちょっぴり困った事。「持ち物がサイズ違いのお揃い」問題。

体操服、赤白帽子、給食着が同じデザインなので、毎回、姉弟、どちらの物か確認するのはトランプのババ抜き状態。

さらに親の分もある靴下などは、もっと複雑化して、もはや神経衰弱。

ある日、帰宅した娘が、プンプン怒ってこう言った。

「今日、給食着に着替えようと思ったら、イチ君(息子)の服が私の方に入ってた!」

え?マジで?

「私、わざわざ取り換えに行ってきたよ!なんでお母さん、間違えるかな~。めっちゃ恥ずかしかった~!」

120㎝と150㎝だよ?大きさ微妙で間違い探しレベルじゃーん。

「だったら、持っていく前に自分で確認してくれる?」

洗濯してもらっておいてなんだよ!とモヤモヤしたので、思わずトゲのある言い方をしてしまった。大人げな~い!

 

すると後日、今度は、娘がこんな事を言ってきた。

「今日ね、体操服に着替える時、同じクラスのほのちゃんがこれキツ~イ!妹のだ~!って騒ぎ出したの。」

あ!いた!姉妹でサイズ間違えた人!

「ほのちゃん、制服にもう一回着替える時間がなくて困ってたから、私、代わりに妹のクラスに体操服取りに行ってあげたの。ほのちゃんの妹『なんか、大きいな~と思ってたけどそのまま使ったよ』って言ってた。ギリギリセーフだったよ~」

ワタクシこの話を聞いて、ニヤリとしてしまった。ね?お母さんだけではないでしょ? 間違えちゃうの。

でも、この話を聞いて、ふと思った。サイズを間違えたら、着れなくて困るお姉ちゃんと、ブカブカでも着れるから困らない下の子。

「なんだか不公平だよね~」

そしてこれからも、お母さんが間違えるたびにお姉ちゃんが尻ぬぐい。なんだかとっても、気の毒になった。

「悪いけど、持っていく前に自分の物かどうか一度確認してくれる?」

今度はお姉ちゃんに、やさし~くお願いした。どうせワタクシ、また間違えるに決まっている。それも何回も。

―完―

 

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