読み聞かせにもおすすめの6歳向けの絵本
子どもの情操教育や日本語教育、親子間のコミュニケーションなどに絵本が大きな影響力を発揮することはよく知られています。また、絵本はプレゼントの定番です。
ロングセラーの名作絵本、ベストセラーになった話題作など、おすすめはいろいろあります。読み聞かせをしてあげてもいいですね。ここでは、小学校入学の年齢、6歳の子どもたちにおすすめの絵本を見ていきましょう。
6歳におすすめの絵本【新1年生】
1年生になるくんちゃんのドキドキが読める
まずおすすめしたい絵本は、新1年生がテーマになっている絵本です。6歳は幼稚園や保育園を卒園して、小学校に入学する年齢。
お家にお姉ちゃんやお兄ちゃんがいない6歳さんは、小学校はどんなところかなと、ちょっぴり不安に思うこともあるでしょう。
『くんちゃんのはじめてのがっこう』では、1年生になるこぐまのくんちゃんのドキドキワクワクな気持ちが、6歳さんの心情と重なります。
1年生への思いが高まるランドセルのプレゼント
Tokuma Shoten/Tsai Fong Books
『ランドセルがやってきた』も、新1年生のドキドキワクワク感が楽しめる6歳さんにおすすめの絵本です。主人公はうみひこくん。
ある日、大きなプレゼントが届きます。送ってくれたのは、うみひこくんのおじいちゃんでした。
プレゼントの中身は、青いランドセル。同じ経験をしたことがある6歳さんは、うみひこくんと同じような気持ちになったのではないでしょうか。
6歳さんの不安を吹き飛ばしてくれるとのさま
6歳さんにおすすめしたい新1年生をテーマにした絵本には、小学校での勉強や先生、友達への不安も描かれています。
「いやじゃいやじゃ。1ねんせいはいやじゃ。1ねんせいになんてなりたくない!」と言って駄々をこねるとのさまが主人公の『とのさま1ねんせい』は、6歳さんの不安な気持ちを吹き飛ばしてくれる絵本。
読み聞かせにもおすすめです。
6歳におすすめの絵本【自分の気持ち】
読み聞かせにもおすすめしたい男の子の物語
6歳さんにおすすめの絵本、続いては自分の気持ちを見つめることをテーマにしている絵本です。
『おこだでませんように』は、自分の気持ちや思いが上手に伝えられなくて、いつも誤解されてしまう男の子が主人公。
どうしたら怒られないんだろう、どうしたらほめられるんだろう。男の子はそんなことを考えながら、習いたてのひらがなで七夕の短冊を書くのです。
悔しい気持ちがたっぷりつまったけんかの絵本
『けんかのきもち』の主人公も、男の子です。一番の友達とけんかをしてしまうストーリーが、シンプルなことばと力強い絵で描かれていきます。
仲良しなのにというよりも、仲良しだからこそ取っ組み合いのけんかをしてしまうのかもしれません。
主人公と同じような悔しい気持ちになったことがある6歳さんにおすすめの絵本です。
いろいろな形のさびしさを感じるファンタジー
続いておすすめする絵本『ちいさなぬま』は、人間の男の子や女の子が主人公ではありません。主人公は、ぬま。
森の中でずっと独りぼっちだったぬまのもとに、ある日ちょうちょがおとずれます。
うれしくて、別れがたくて、ぬまはちょうちょを飲み込んでしまうのです。ぬまの感じるさびしさを、6歳さんも自分ことのように感じるかもしれません。
6歳におすすめの絵本【知育系】
数字のカウントと間違い探しが楽しめる絵本
続いて6歳さんにおすすめしたい絵本は、ゲーム性のある知育系の作品です。
読み聞かせでも、子どもたちが夢中になる絵本が多いのでぜひチェックしてみてください。
『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』では、王様が外出中に3人の家来が好き放題をします。
でも、王様が帰ってくるまでに、大急ぎで片付けなくてはなりません。間に合うかどうかドキドキするだけでなく、数字のカウントや間違い探しなども楽しめます。
タテに開いて数字のカウントができる大型絵本
『もりの100かいだてのいえ』も、数字のカウントが楽しめる6歳さんにおすすめの絵本です。100個のお部屋が丁寧に描かれています。
1階のお部屋にある楽器は何?3階で働いているのは何人?など、クイズをしながら読んでもいいでしょう。
こちらの絵本は、『100かいだてのいえ』シリーズの第5弾として2021年に出版されました。
英文でも書かれているマインドフルネス絵本
『ねえねえ、みつけて、わたしを』は、6歳さんにもおすすめのマインドフルネス絵本です。
ライオンのこどもが周りの生きものや自然を心で感じると、それらすべてと繋がっていくというストーリー。
美しいアートでもある絵の中から、生きものを見つけるゲーム性もあります。和文と英文の両方でかかれているので、英語の知育にもなるでしょう。
6歳におすすめの絵本【幸せを感じる】
地球上のさまざまな命や幸せを感じる物語
6歳さんにおすすめの絵本、続いては幸せを感じるストーリーやテーマを取り上げている作品です。
『ちび竜』は、小学校の国語の教科書にもその作品が数多く掲載されている、詩人の工藤直子さんの言葉が魅力的。
周りにいるさまざまな生き物たちに出会い、いろいろなことを教えてもらいながら成長していくちび竜を通して、いのちや幸せについて考えることができるおすすめの絵本です。
毎日の生活にあるいいことに目を向ける絵本
『そりゃあもう いいひだったよ』は、タイトルからして幸せ感が溢れている絵本です。主人公は、ぬいぐるみのくま。
生まれて初めてお手紙をもらったくまが、お手紙をくれた人のもとへ旅をしようと思い立ちます。
旅の道中、さまざまなできごとがありますが、そのすべてが「そりゃあもう」と言いたくなるような小さな幸せに満ちているのです。
眠る前の読み聞かせにもよいでしょう。
生きる意味を感じる6歳さんにおすすめの絵本
6歳さんには、動物が主人公になっている絵本が人気です。『100年たったら』は、表紙にライオンが描かれている絵本。
一人きりで生きているライオンと、飛べなくなった鳥の交流が描かれています。100年ごとに触れあう命。
そこに生きている意味や出会いの意味はあるのでしょうか。
何回目かの100年目に、ライオンと鳥は男の子と女の子として出会います。大人にもおすすめの感動作です。
6歳におすすめの絵本【シリーズ作品】
37冊目のロングセラーシリーズ最新作
6歳さんには、シリーズものの絵本もおすすめです。気に入ったら、同じシリーズの絵本を次々に読めるので楽しみが広がります。
『ねずみくんのピッピッピクニック』は、大人気ロングセラーのシリーズ最新作です。みんなで行くピクニックの行き先が決まらず、もめるなかまたち。
最後はハッピーエンドになるので、6歳さんも安心して楽しめます。シリーズの他の作品もおすすめです。
24冊目のわんぱく3人組のファンタジー
『わんぱくだんのりゅうぐうじょう』も、ロングセラーの名作シリーズの最新作です。
累計で100万部を突破したおすすめのシリーズで、本作は24作目。けんとひろしとくみ、わんぱく3人組が大きな亀に取れられて竜宮城へ向かいます。
そう、まるで浦島太郎のように。昔話をモチーフにしながらも、現代の子どもらしい視点で描かれるファンタジー絵本です。
世界中で人気を集めているSDGsな絵本
『もったいないばあさんの いただきます』も、シリーズ全体の発行部数が100万部を突破している人気シリーズです。
「もったいない」が口癖のおばあさんが、昔の知恵を披露しながらどうしたらもったいなくなるかを教えてくれます。
アニメにもなっている人気シリーズです。しかも、6ヶ国語に翻訳されているとのこと。食育にもつながるおすすめの絵本です。
6歳におすすめの絵本を読んで心を育もう
小学生となる6歳さんにおすすめの絵本を見てきました。小学校入学への不安や期待をテーマにした絵本や、気持ちを表すことがテーマの絵本を読むと、6歳さんも自分の気持ちの整理につながるでしょう。
言葉を増やすだけでなく、数字や英語など知育系の絵本も人気です。名作シリーズは、次々に読みたくなるかもしれません。豊かな読書経験は、子どもの心を育んでくれます。6歳さんにおすすめの絵本を親子で楽しんでみませんか。
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