美味しそうで感動もできるお料理小説
美味しそうなお料理に有名な料理人、おしゃれな料理店などを取り扱ったお料理小説は、グルメ欲を満たしてくれるのでおすすめです。
コロナ禍でなかなか外食ができなかったり、多忙でお料理に時間や手間がかけられなかったりする人も、お料理小説を読めばお腹も心も満たされるのではないでしょうか。
気になるお料理小説を見つけてみてくださいね。
おすすめの料理小説【料理店もの】
もう一度食べたいものに出会える不思議な食堂のお話
まず最初におすすめする料理小説は食堂やカフェ、パン屋さんが舞台になっている作品です。
柏井壽さんの『鴨川食堂』は、有名な京都の東本願寺のそばにある看板のない食堂兼探偵事務所が舞台。
お客さんがもう一度食べてみたいものに出会える不思議なお店です。2013年出版の第1巻では夫の揚げていたとんかつ、実母の作る肉じゃがなどが登場。
2020年の第7巻ではチキンライスやハムカツのエピソードが楽しめます。
恋の悩みを抱えた客を包み込む料理と優しいお話
専業作家となる前に実際に食堂で働いていた経験をお持ちの山口恵以子さん。
女性ならではの視線が人気の『食堂のおばちゃん』シリーズの他に『婚活食堂』シリーズもおすすめです。
元占い師の女将が営む「めぐみ食堂」は、恋の悩みを抱えたお客さんを美味しそうなお料理で優しく包み込みます。
文庫本では2019年に第1巻が出版され、2021年には第6巻が出ました。
ドラァグクイーンが店主を務める深夜カフェの小説
続いては、ドラァグクイーンが店主を務めるカフェが舞台。古内一絵さんの『マカン・マラン』シリーズです。
カフェ2015年に第一巻『二十三時の夜食』が出版され、2018年に出た第4巻『さよならの夜食カフェ』で完結しました。
店主のシャールさんは元超エリートでイケメンという設定。深夜カフェで出されるトライフルや竜田揚げが美味しそうです。
同じ作家の新作『最高のアフタヌーンティーの作り方』もおすすめ!
デパートの大食堂再建を目指すお仕事小説
坂井希久子さんの『たそがれ大食堂』は、斜陽となったデパートの食堂再建を目指す女性マネージャーの美由紀の物語。
ところが若社長が引き抜いてきた料理長は、腕はあるけれどコミュニケーション下手な女性シェフだったのです。
さらに副料理長はヤンキー上がり。一発触発の雰囲気が漂う大食堂の再建なるか!というお料理とお仕事の両軸が楽しめる小説です。
おすすめの料理小説【料理人もの】
3回もドラマ化されている人気料理小説
続いておすすめするお料理小説は料理人にスポットが当たったもの。
杉森久英さんの『天皇の料理番』は堺正章さん、高嶋政伸さん、そして佐藤健さんとこれまでに3回もドラマ化されている有名な料理小説です。
宮内省大膳職司厨長という実際の天皇陛下の料理長を務めた秋山徳蔵さんの青年期から主厨長になるまでの人生を元にした作品で、お料理での立身出世物語としても楽しめます。
ベンチャー企業を支える家政婦さんの料理のお話
目玉焼き丼の表紙が目を引く原田ひ香さんの『まずはこれ食べて』では、家政婦さんが作るお料理が物語のカギとなっています。
大学時代の仲間たちがベンチャー企業を立ち上げ、多忙を極めているメンバー。
少しずつ殺伐としていく社内の雰囲気を改善するべく雇った家政婦さんは手際よくオフィス飯を作り社内の居心地を良くしていきます。
美味しいものとコミュニケーションの大切さが伝わる、おすすめの小説です。
神様たちの料理番となった女性が作る料理のお話
石田天さんの『神様のごちそう』は異世界モノのお料理小説です。「夏目食堂」の娘・りんは神隠しによって異世界へ。
そこで、神様たちの料理番となります。2017年に第1巻が発売されて以来人気を集めているおすすめシリーズで2019年に第4巻が出ました。
電気もガスもない異世界で奮闘するリンの姿が話題です。
有名な海外映画の原作となったお料理小説
海外の小説でも、料理人を主人公にした有名なおすすめ作品があります。
『バベットの晩餐会』は1987年に映画化されアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞しました。
作者はカレン・ブリクセンさんが筆名アイザック・ディネーセンで発表しています。
女中のバベットが宝くじで当てた1万フランをはたいて、アートのような祝宴を開くストーリー。
海亀のスープやブリニのデミドフ風といった本格フランス料理が登場します。
おすすめの料理小説【料理もの】
2021年に全10巻で完結した人気シリーズ
続いておすすめする料理小説はプロの料理人や飲食店ではなく、普通の人々のお料理にスポットライトを当てた作品です。
2016年に第1巻が出版され、2021年に出た第10巻で完結した竹岡葉月さんの『おいしいベランダ。』シリーズは、マンションのお隣さん同士のラブストーリー。
一人暮らしの大学生とベランダ園芸好きの会社員だった二人が歳月を重ね成長していく姿も魅力です。
TVドラマ化もされた大人気料理小説
原宏一さんの『ヤッさん』シリーズは、2021年に出版された第6巻で完結となったおすすめの人気シリーズです。
タイトルになっているヤッさんは、ホームレスですが築地の市場の人々や銀座の高級料理店で一目置かれる不思議な存在。
若くしてホームレスとなったタカオが、そんなヤッさんの背中を追いかけながら成長していく料理小説です。テレビドラマ化もされています。
魂の再生に欠かせない美味しい料理と優しい物語
森沢明夫さんの『エミリの小さな包丁』では、おじいちゃんが孫娘の為にお料理の腕を振るいます。
恋人に振られただけでなく、仕事もお金も住む場所も失ってしまったエミリ。
疎遠になっていたおじいちゃんだけが、そんなエミリに救いの手を差し伸べてくれたのです。
人の温かさ、家族の絆、そして魂の再生には美味しいご飯が欠かせません。
みんなで作りみんなで食べるほっこりご飯の一冊
全5巻で完結した成田名璃子さんの『東京すみっこごはん』は、ほっこりした読後感が人気のおすすめシリーズです。
物語の中心は「共同食堂 すみっこごはん」。その日に集まったメンバーが順番に料理を作るという一風変わったシステムの共同食堂です。
女子高生、OL、公務員、バンドマンにおばちゃん、さらにはタイ人など訳アリの人々が家庭料理を作り、食べながらゆっくりと再生されていきます。
おすすめの料理小説【時代小説】
大仏建立の働き手が食べていた料理のお話
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続いておすすめする料理小説は、いわゆる時代物、時代小説と称されるジャンルです。
最初の1冊は、奈良時代の大仏建立をテーマにしている澤田瞳子さんの『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』。
地方から大仏づくりのために集められた人々の楽しみは炊屋(樫木屋)と呼ばれる食堂の美味しそうなお料理だけ、という切実なストーリーです。
あまりなじみのない奈良時代のお料理ですが、キノコの汁や瓜の漬物などが登場します。
女性料理人のアイデアレシピが満載の一冊
高田郁さんの『みをつくし料理帖』。2009年から2014年にかけて全10巻が出版された大人気のシリーズです。
スぺシャルドラマ、連続ドラマ、そして映画とメディア化もされています。主人公の澪は大阪出身の女性料理人。
江戸に出てきてからは、東西の食材や味の違いに悩み苦しみながらも美味しそうなお料理を次々にこしらえます。
茶碗蒸しや蕗ご飯、昆布締めに柚餅子など季節感のあるお料理が登場する、おすすめの料理小説です。
江戸時代に普通の人々が食べていた料理の物語
宇江佐真理さんの『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』は、お姑さんやお舅さんとはうまくやっているのに肝心の夫とすれ違っている妻・のぶが主人公。
不器用な若夫婦を気に掛けながら嫁に「のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ。」と声をかける舅の忠右衛門が魅力です。
出てくるお料理は、タイトルにもある「卵のふわふわ」に「淡雪豆腐」など。江戸時代の市井のお料理小説です。
謎解きとお料理を両方楽しめる時代小説
和田はつ子さんが手掛ける大人気シリーズ『料理人季蔵捕物控』も、江戸のお料理が楽しめるおすすめ小説です。
2007年の『雛の鮨』から始まり、2021年12月には第42巻の『団十郎菓子』が出版されました。
舞台は、お江戸日本橋にある料理屋「塩梅屋」。そこで働く季蔵は元武士です。
「塩梅屋」の主人・長次郎が自殺に見せかけて殺された事件をきっかけに物語が動き出します。お料理と謎解きが楽しめる時代小説です。
お料理小説で美味しいグルメを堪能しよう
食堂やカフェ、レストランやパン屋さんといった料理店が舞台になった小説を始め、プロの料理人や時代劇など色々なジャンルやテーマのお料理小説をみてきました。
最近では、レシピ付きのお料理コミックも人気です。小説や漫画、映画に登場したお料理のレシピを紹介しているサイトもあるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
お料理小説を読んで、グルメ気分を満足させてみませんか。
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