「別れ」を意味する花言葉の花12選。見た目とは裏腹な意味を持つ花を季節別にご紹介

美しい花には花言葉があります。密かにメッセージを忍ばせることもできるので花を贈る際には花言葉から選ぶ方法もおすすめです。春夏秋冬、季節ごとに別れを意味する花言葉を持つおすすめの花を見ていきましょう。

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「別れ」を意味する花言葉の花12選。見た目とは裏腹な意味を持つ花を季節別にご紹介
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

花言葉の中には別れを意味するものも

美しい花には花言葉があります。密かにメッセージを忍ばせることもできるので花を贈る際には花言葉から選ぶ方法もおすすめです。中には別れを連想させるものもあるので選び方には気を付けてくださいね。

ここでは春夏秋冬、季節ごとに別れを意味する花言葉を持つおすすめの花を見ていきましょう。花言葉には諸説あり花色によっても異なる花言葉が設定されていることもあるので気になる方はお店の方に確認することをおすすめします。

別れを意味する花言葉を持つ花【春】

別れを意味する花言葉を持つ花【春】

まず初めに、春に開花時期を迎えるお花の中からおすすめの別れの意味の花言葉を持つものを見ていきましょう。別れと一口に言っても、さまざまな意味があります。

愛が終わり決別する別れもあれば、新しい世界への旅立ちによる別れもあるでしょう。出会いと別れの季節でもある春に咲く花には、別れを意味する花言葉が多くなるのかもしれませんね。

 

 

エドワード朝を象徴するスイートピー

甘い香りが人気のスイートピーも開花時期が4月から6月の春の花です。花の色は赤やピンク、白に青、紫といろいろあります。色によっても花言葉が違います。

スイートピー全般の花言葉は前向きな旅立ちを意味する「門出」や、失恋を連想させる「別離」など。ほかに「永遠の別れ」という花言葉を持つ花です。

イギリスのエドワード7世の妻がスイートピーを好んだのでエドワード朝を象徴する花となりました。花束にしてもおすすめです。

 

順徳天皇に由来するミヤコワスレ

ミヤコワスレも、4月から6月に花を咲かせるおすすめの春の花です。秋の花で紹介しているシオンの仲間で、紫や青、白に赤、ピンクなど花色のバリエーションが多くあります。

「野春菊(ノシュンギク)」「東菊(アズマギク)」とも呼ばれています。佐渡島に流された順徳天皇が、この花を見て心を慰め都を想う心を忘れたという伝承からミヤコワスレという名前がつきました。

この伝承によって「別れ」を意味する花言葉になっています。

 

藤花色の花を咲かせるハナニラ

白い星型の花が可愛らしいハナニラは、早春の3月から5月にかけて開花します。イエス・キリストの生誕を東方の三博士に知らせたと伝えられる「ベツレヘムの星」という異名を持つ花です。

花色は、白や藤青、ピンクなど。可憐なハナニラの花言葉は「悲しい別れ」という失恋や愛が消えてしまったような寂しさを感じさせるものです。

ハナニラの花言葉に「悲しい」が付くのは、青みがかった花色のイメージからきているとされています。

 

別れを意味する花言葉を持つ花【夏】

別れを意味する花言葉を持つ花【夏】

続いては、夏に開花時期を迎えるお花の中で、別れを意味する花言葉を持っているおすすめを見ていきましょう。夏を代表する花である朝顔は花が開いている時間が短いので「儚い恋」という花言葉があります。

また、通年で咲きますが初夏に似合う黄色いバラの花言葉は「別れよう」というストレートな別れの言葉です。別れる気がない相手に花束にしてプレゼントにするのは気を付けた方がいいかもしれませんね。

 

希少動植物種に指定されたアツモリソウ

ラン科のアツモリソウは、5月から6月に開花時期を迎えるおすすめの夏の花です。紅紫色の花は、袋のような形。

平安時代の武将、平敦盛が矢から身を護るために身に着けていた母衣(ほろ)のようだということからアツモリソウという名前が付いたそうです。

人気が高まり、乱獲や盗掘のせいで希少な植物になってしまいました現在でも採取は特例の場合を除いて禁止されています。そんなアツモリソウの花言葉は「君を忘れない」です。

 

泥水の中から花を咲かせるハス

7月から9月にかけて開花するハスの花言葉には、いろいろなものがあります。泥水の中から美しい花を咲かせることにちなんだものも多く、「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」などポジティブな言葉が有名です。

ところが、同じハスの花言葉の中には「離れゆく愛」という別れを連想させるものもあります。これは、ハスの開花期間が非常に短いことに由来しているそう。早朝に咲き、お昼ごろには閉じてしまうほど短いのです。

 

可愛らしい姿かたちのアリウム

初夏から秋にかけて花をつけるネギ科のアリウムは、150センチほどまで草丈が伸びるものもあります。

細い花茎の先端に小さな紫色の花をみっしり球状につけるアリウムの花言葉は、「繁栄」「不屈の心」などです。別れを意味する「深い悲しみ」「無限の悲しみ」「別れの悲しみ」という悲しいものもあります。

これは、アリウムを花茎を付けてカットして切り花にして飾った時に、頭を垂れている人に見える姿に由来しているそうです。

 

 

別れを意味する花言葉を持つ花【秋】

別れを意味する花言葉を持つ花【秋】

続いては、秋に開花時期を迎えるお花の中で、別れを意味する花言葉を持っているおすすめを見ていきましょう。秋の花は、どことなく寂しい印象の花言葉を持つものが多くあります。

夏から秋へと季節が移り替わり、気温がだんだん低くなったり木々の葉が落ちて行ったりすることにも由来しているのでしょう。恋愛の別れだけでなく、死別など永遠の別れを感じさせるものも多いのが秋の花の特徴です。

 

 

古くから愛されているキク科のシオン

9月から10月に花が咲くシオンは、淡い紫色の花をつけるキク科の植物です。漢字表記にすると「紫苑」となります。日本には平安時代に伝えられたそう。

ほかにも「鬼の醜草(オニノシコグサ)」や「思い草(オモイグサ)」などいろいろな異名があります。

シオンの花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」など、心を残した別れを感じさせるものです。秋の寂寥とした雰囲気の中、静かに「さよなら」を伝えてくれます。

 

おしゃれなチョコレートコスモス

茶色みのある深い赤が印象的なチョコレートコスモスは、5月から11月にかけて花を咲かせます。花期が長いチョコレートコスモスですが、その色合いから秋におすすめのお花です。

チョコレートのようなほのかな香りも人気の理由になっています。このチョコレートコスモスの花言葉は「情熱」「欲望」「移り変わらぬ気持ち」といったポジティブなものだけではありません。

「恋の思い出」「恋の終わり」など別れを感じさせるものもあります。

 

亡くなった人との別れを連想させるヒガンバナ

9月中旬の空きのお彼岸ごろに深紅の花を咲かせるヒガンバナ(彼岸花)は、マンジュシャゲ(曼殊沙華)という別名もあります。英語では花の形からスパイダーリリーと呼ばれているそう。

ヒガンバナには「悲しき思い出」「あきらめ」といった別れをイメージさせる花言葉があります。

ヒガンバナには毒性があるので、土葬にした遺体を虫や動物が荒らしたりしないように墓地によく植えられていました。そのため、死別の印象もあるようです。

 

別れを意味する花言葉を持つ花【冬】

別れを意味する花言葉を持つ花【冬】

最後は、冬に開花時期を迎えるお花の中で、別れを意味する花言葉を持っているおすすめを見ていきましょう。そもそも冬に開花するお花は少ないのですが、それでもいくつかのお花には別れをイメージさせる花言葉あります。

恋愛が破局したり大切な人との死別などに由来している悲しい別れを意味する言葉だけでなく、新しい道へ進む退職による別れや再会を願うおすすめの言葉もあるのでチェックしてみてくださいね。

 

相手への思いを感じる黄色いスイセン

スイセンは花の色によって花言葉が異なります。別れを感じさせるのは黄色のスイセンのもの。「私のもとへ帰って」という別れた相手への悲痛な思いを感じる言葉です。

白いスイセンは「神秘」、ラッパスイセンは「尊敬」、そしてスイセン全般では「自己愛」「神秘」という花言葉になっています。

もともとキリスト教では黄色に「裏切り」「嫉妬」というイメージがあるそうです。それが黄色の花の花言葉にも影響しているのでしょう。

 

英語の花言葉に注目したいシクラメン

冬を彩るお花としておすすめなのはシクラメン。花色のバリエーションも多く、赤や白、ピンクにクリーム、紫や青なども人気です。赤いシクラメンは「嫉妬」、白いシクラメンは「清純」というように花色によって花言葉もいろいろ。

英語では別れを感じさせる花言葉があります。それが「resignation and good-bye(退職と別れの言葉)」です。冬に花をつけるシクラメンにぴったりではないでしょうか。

 

ポジティブな花言葉がおすすめのネリネ

秋の終わりから冬にかけてユリのような花をつけるネリネは、ダイヤモンドリリーとも呼ばれています。花色は、ピンクに赤、白にオレンジ、紫などバリエーションが豊か。

さらに花びらにウェーブがかかっているタイプとストレートタイプがあります。

清楚なイメージのあるネリネの花言葉は「華やか」「忍耐」のほかに「また会う日を楽しみに」という別れを連想させるものもありますが、再会を願うポジティブな言葉なのでおすすめです。

 

別れを告げるときは花言葉に託してみよう

別れを意味する花言葉を持つおすすめのお花を、春夏秋冬の季節ごとに見てきました。別れを付ける相手に、さりげなく気持ちを伝える手段としてもおすすめです。

別れる気がない場合は、深読みされないように気を付けましょう。今回は季節ごとにおすすめを見てきましたが、季節を問わず一年中通年で花をつけるものの中にも、別れを意味する花言葉を持つものもあります。

花を選ぶときは、こうした花言葉もチェックしてみてくださいね。

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