失恋の花言葉を持つ花をご紹介
片思いが成就しなかったり、付き合っていた恋人と別れることになったり恋愛が上手くいかないことってありますよね。失恋したときには自分の気持ちに寄り添って少し休んでみることも大切です。
今回は失恋に関する花言葉を持つ花を集めました。失恋した直後に触れたい花言葉が多く、意味を深く考えると失恋した自分のことを少し客観視できるかもしれません。失恋で苦しみを感じるときには春夏秋冬の花に触れて気持ちを穏やかにしてみましょう。
失恋の花言葉を持つ花《春》
だんだんと暖かくなり、さまざまな植物が芽吹く春。元気いっぱいに咲き誇るイメージの強い春の花ですが、意外にも失恋を意味する花言葉を持つ花が多いです。
まずは、春の季節に咲く失恋に関する花言葉を持つ花たちを4つご紹介します。失恋や別れに関するものが多いですが、少し希望を感じられるものも。
別れで悲しくなった心を前向きなものに切り替えたいときには春の花をお部屋に飾ってみるのも良いかもしれません。
切なくも美しい花言葉を持つ春の花
春になると街中の花屋さんや花壇などでよく見かける白いチューリップ。身近な春の花だと感じる方も多いのではないででしょうか。
そんな白いチューリップの花言葉は「失われた愛」「純粋」です。付き合っていた恋人と別れたばかりの方の心に寄り添うような意味を持っています。
純粋に相手を愛していたからこそ失恋の後は気持ちの整理をつけるために苦しみを味わうでしょう。気持ちにぴったりと合う白いチューリップの花を眺めて、別れで傷ついている自分の心に向き合うことも大切です。
少しだけ希望を感じる春の花
ミヤコワスレは本州や九州の山に自生する春の花。薄い紫色の花びらが美しく昔から日本人に親しまれてきました。ミヤコワスレには「別れ」「しばしの別れ」「また逢う日まで」と複数の意味があります。「また逢う日まで」は別れて寂しい心を少し勇気づけてくれますよね。
花の名前は鎌倉時代に生きた順徳上皇の故事に由来。承久の乱で敗れて佐渡に流された順徳上皇は、紫色の花を眺めながら「この花を見ると都への思いをしばし忘れられる」とおっしゃったと言い伝えられています。
ギリシャ神話に由来する花言葉を持つ春の花
「別れの悲しみ」「寂しさ」などの花言葉を持つキンセンカ。ヨーロッパやアメリカでよく栽培されている花ですよ。失恋や悲しみに関係しているのはギリシャ神話に登場する水の精クリティアが由来となっています。
太陽の神に恋をしたクリティアですが失恋を経験し最後は花の姿に。キンセンカになっても太陽の方を見続けたと言い伝えられています。失恋後も相手への思いが止められないなら、そっと見守るのも良いのかもしれませんね。
儚く可憐に咲き誇る春の花
日本人の生活に馴染んでいるカタクリの花。カタクリの球根はデンプンが多く、片栗粉として古くから日本人に活用されてきました。そんなカタクリの花言葉は「寂しさに耐える」「初恋」です。
カタクリの花が咲いている姿をイメージできますか?カタクリの花は下向きにそっと咲くので、その姿が恥ずかしそうにしていて上手く気持ちを話せない少女に似ていることから名づけられたそうです。気持ちを伝えられずに失恋してしまった方に合う春の花と言えますね。
失恋の花言葉を持つ花《夏》
心地良い温度だった春が終わり、どんどんと陽の光が強まる夏。木々や花々も生命力をパワーアップさせて各々の花を咲かせます。夏に開花する花にも失恋にまつわる花言葉を持った花があり、その意味に触れると少し感傷的な気持ちに。
夏に強く咲き誇る花に自分の失恋の苦しみを重ねて、じっくり失恋に向き合う時間も必要かもしれません。失恋や別れの苦しみにたっぷり浸った後は気持ちを少し切り替えてみてください。
咲く姿に元気をもらえる夏の花
小学生のときに育てた朝顔は夏を代表する花ですよね。そんな朝顔も「はかない恋」という失恋に関する花言葉を持っています。
早朝に綺麗な花を咲かせる朝顔ですが、花の名前の通り昼にはしぼんでしまいます。短命ということから「はかない恋」との切ない花言葉がつけられたのでしょう。
また、朝顔には失恋した方を元気づける「固い絆」という素敵な花言葉もあるんです。これは朝顔のツルが支柱や棒などにしっかりと絡むことに由来します。別れても復縁を願う方に知ってほしい朝顔の花言葉です。
離れ行く愛という切ない花言葉を持つ夏の花
ハスは日本や中国、インドなど主にアジアで咲く神々しい花。日本国内ではよく寺院や公園などの水辺にひっそりと咲いています。「離れ行く愛」という切ない花言葉があり、失恋したときにそっと眺めてみるのも良いでしょう。
ハスには他にも「清らかな心」「休養」「救済」などの花言葉があります。ハスは仏教やヒンドゥー教などとの関係が深く、清らかさの象徴となっている花です。別れを経験して疲れているときはハスをイメージして心を穏やかに整えてみてください。
花言葉が日本と西洋で違う夏の花
紫色の小さな花からなるアリウム。ポンポンのような可愛らしい形をしており、フラワーアレンジメントや生け花などのときに使われる人気の花です。また、アリウムは日本と西洋では花言葉が異なる面白い花としても知られていますよ。
日本では「深い悲しみ」の花言葉を持ち、失恋をイメージさせます。この花言葉はアリウムの立ち姿は頭を下げてうなだれているように見えることから名づけられたと言われているそうです。西洋では「繁栄」「幸運」などの前向きな花言葉がついています。
失恋の花言葉を持つ花《秋》
秋は暑さも少しずつ弱まり、だんだんと過ごしやすくなってきます。木々や花々も冬支度に入り、さまざまな植物の変化を楽しめることから秋の季節が好きという方も多いのではないでしょうか。
ここからは失恋に関する花言葉を持つ秋の花を4つご紹介します。秋の季節に似合うセンチメンタルな花言葉を持つ花もあり、失恋した心にそっと寄り添ってくれるでしょう。綺麗な秋の花を見つめて、ゆっくりと自分の時間を過ごしてみてくださいね。
さまざまな花言葉を持つ秋の花
育てやすく美しいと人気の花、マリーゴールド。マリーゴールドという花の名前は「聖母マリアの黄金の花」の意味から来ており、キリスト教が広まっている西洋ではよく見られる花のひとつです。マリーゴールドの花言葉は「別れの悲しみ」「嫉妬」「信頼」「生命の輝き」など。
マリーゴールドは他の花と比べて花言葉の種類が豊富ですよね。ポジティブな花言葉、ネガティブな花言葉の両方をあわせ持っているので、じっくりチェックしてみると面白いですよ。
傷心の方に贈りたい秋の花
青く儚くそっと咲くリンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」。他にも「あなたの悲しみに寄り添う」「強い正義感」などの悲しむ人を包み込むような優しい花言葉を多く持つ花です。
群がって生えずに凛と1本ずつ花を咲かせるリンドウの姿は心が弱っているときに見ると勇気を与えてくれるでしょう。リンドウは秋の花としても定番で、よくプレゼントにも選ばれています。失恋して元気のない友人にそっと贈るのもおすすめです。
変化することを表現する秋の花
ランタナの花言葉は「心変わり」。ランタナは赤やオレンジ、黄色の小さな花が半球の形に密集して花を咲かせます。白のつぼみがピンクや黄色に変わったり、黄色のつぼみがオレンジになったりと花の色が変化することから和名では「七変化」と名付けられました。
カラフルで美しく、見る人の心を驚かせるランタナですが意味は変化表す悲しいもの。花を見ているだけでも心がうっとりするものですが花言葉を知るとグンと切なさが増してきますね。
切ない花言葉を持つ秋の花
秋に咲く代表的な花であるコスモスの中でも、珍しい種類として注目されているチョコレートコスモス。少しくすみがかったチョコレートカラーが特徴的で香りもチョコレートのように甘いことから、その名前がついたそうです。
チョコレートコスモスには「恋の終わり」「恋の思い出」と失恋の心に染みわたる切ない花言葉がつけられています。大人の女性だからこそ共感できる花言葉を持った花は、私たちに安らぎを少し与えてくれるかもしれません。
失恋の花言葉を持つ花《冬》
綺麗な紅葉も終わり、だんだんと木々の葉が散ってくる頃。寒さもだんだんと厳しくなってきて、季節の変化を肌でも実感しますよね。春や夏と比べて冬に咲く花の数は少し減りますが、失恋を連想させる花は意外にもたくさんあるんです。
冬に健気に開花する花をチェックして失恋の苦しみを少しずつ和らげていきましょう。公園や花壇で花を見かける機会の少ない冬は花を購入して、お部屋に飾るのもおすすめですよ。
失恋した心を励ましてくれる冬の花
スズランの花に似ているエリカは、イギリスやドイツの荒野でよく自生しています。「寂しさ」「孤独」との花言葉がつけられているのですが、由来は荒野でもたくましく自生しているから。失恋したときには強く咲くエリカを眺めて過ごして自分を鼓舞しても良いかもしれません。
日本では、山梨県で生産されているクリスマスエリカという品種が人気です。クリスマスシーズンに花が開くように育てられており、冬に綺麗な白い花を咲かせます。失恋で傷ついた心も癒してくれそうですね。
復縁を願う方に知ってほしい冬の花
冬に見かけることの多いスイセンの花。日本原産の花として知られ、お正月や冬のイベントの生け花などでも頻繁に活用されています。そんな日本人に馴染みの深いスイセンの花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」。
ちょっとマイナスのイメージが漂いますね。黄色スイセンは「私のところへ帰って」と復縁を願う方にぴったりのものも。恋人との別れを経験してもなお元の関係に戻りたいときは、黄色のスイセンを見つめながら思いを整理してみてください。
ドイツの伝説に関係する冬の花
ワスレナグサは「私を忘れないで」の花言葉を持っています。こちらはドイツに古くから伝わる伝説が由来です。
若い騎士と恋人の女性がドナウ川を歩いていた際、女性が岸辺に美しく咲く花を発見。若い騎士は女性のために花を摘もうとしますが川へ落ちてしまいます。
岸へ上がれなくなった若い騎士は女性に向かって「私を忘れないで」と花を投げそのまま亡くなってしまいました。女性は、その花を生涯身につけて過ごしたそうです。別れを経験した方の心にスッと入り込む悲しい花言葉と言えますね。
失恋の花言葉を持つ花まとめ
今回は季節別に失恋の花言葉を持った花をご紹介してきましたが、いかがでしたか?いつも綺麗に咲いている花にも、切なく悲しい花言葉がついています。
花の名前や花言葉の由来を知ると心が動かされるのではないでしょうか。失恋で苦しいときは失恋に関する花言葉を持つ花を眺めて、悲しみに寄り添ってみると気持ちの整理ができるかもしれません。
また、美しく強く咲き誇る花を見ているだけでも心がきっと休まりますよ。ぜひ失恋したときはお部屋に花を飾ったり、花のある公園やお店へお出かけしてみたりしてくださいね。
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