片付けの順番やコツを理解しよう
「整理整頓が苦手で、何時間がかかってしまう」「片付けてもいつの間にか散らかっている」…そんな時は、片付けの順番を守れていないかもしれません。
実は片付けには絶対に上手くいく順番があり、その順序に従うとリバウンドせずすっきり綺麗な部屋をキープできる片付けが可能です。
また、順番に加えて簡単なコツを押さえると、時間をかけずに効率的に片付けられます。今回はそんな片付けの順番やコツのご紹介です。ぜひ参考にしてくださいね!
順番に片付けをするときのコツ
週末に一生懸命片付けを頑張ったのに、平日のうちに散らかった部屋に逆戻りしていることがありますよね。いつの間にか部屋が散らかる原因は主に2つです。まずは「モノが多すぎること」。モノが自分のキャパシティを超えていて溢れてしまうパターンです。
そして「モノの定位置に片付けられていないこと」もあります。これは場所が決まっていない、つい出しっぱなしにしてしまうなどが原因です。ここでは、順番に片付ける前に作業をもっと簡単にするコツをご紹介します!
少しずつ取り組む習慣づけ
定期的な大掃除より、簡単な片付けを毎日少しずつ行う習慣づけがおすすめです。確かに片付けの順番を守って取り組むと、片付けが苦手でも部屋がきれいになります。しかし、必要なモノ、使うモノは生活の中で徐々に変化するでしょう。
「今日はリビングのタンスの上」「洗面台だけ」など限られた部分だけで良いので「使ったモノを片付ける」「倒れているモノを立てる」など簡単な片付けを日常で当たり前の作業にすると部屋が片付きやすくなります。
明らかなゴミは最初に処分
意外とあるのが「ゴミが放置されている」こと。使ったティッシュや空きパッケージだけでなく、DMやインクが掠れるペンなど使えないモノも置きっぱなしにしがちですよね。これらは「捨てるかどうか」の判断がつきやすく、より簡単に片付けられます。
ただし、リビングなどの家族の共用部分では自己判断でモノを処分するのは危険です。「捨てる前に確認」「必要なモノは保管場所を決める」などルールを決め、順番に片付いた部屋を作る下ごしらえをしましょう!
収納用品は最後に用意
片付ける時に収納用品を用意する順番はラストにしましょう。片付けられない原因のひとつは「モノが多すぎること」ですが、収納用品として代表的なプラスチックケースや突っ張り棒などはあくまでモノのひとつです。
まずは本当に必要なモノを選別してから、それらが使いやすいように収納できるグッズを選びましょう。また、収納用品は少なければ少ないほどホコリが溜まりづらく掃除もしやすくなるのもメリットです。限られたお家の空間を有効活用しましょう!
「今は使わない」を受け止めること
今の自分が活用できていないものは処分しましょう。片付けている途中で「もったいない」と思ってしまうのはありがちです。しかし、そのモノは現在使っていないなら結局自分の手には余っています。
「いま自分が必要か」「どのレベルまで片付けたいか」「それが好きか」など、自分軸(周囲の価値観ではなく自分がどう希望するか)を重視して、キャパシティを超えたものは順番に手放すのがおすすめです。高価・新品のモノは周囲の人にあげてもよいかもしれません。
減らしてから増やす意識
順番を守って片付けたなら、モノを増やさないようにしましょう。自分で管理できる量のモノを把握していても、全く買い物をしないのは味気ないですよね。そんな時は「一つ買ったら一つ捨てる」をおすすめします。
衣服や文具、小物など同じカテゴリーのモノの数を一定にすると、常に流行や買い物好きな性格を守りながらも、片付けられた部屋をキープすることも可能です。こんな簡単なルール付けで部屋がきれいになるので、片付けと一緒にぜひ実践したいコツになります。
順番に片付けをする手順
片付けを始めるとき、「とりあえず始めよう!」で引き出しやクローゼットをまるごとひっくり返してしまうことはありませんか?
そもそも「片付け」とは「必要か不要か判断する」「不用品を捨てる」「使いやすい場所にきれいに収納する」と多くの手順をまとめたものを指すので、順番通りにやらないと混乱してしまいがちです。
ここでは、片付けをより簡単にするための基本手順をご紹介します。この順番を守ると片付けが上手くいき、苦手意識も無くなること間違いなしです。
順番①必要・欲しいモノの整理
「いるかいらないか」を判断する順番の前に、自分の価値観を定めましょう。「仕事に注力している」「子育てしている」など、現在どんなライフスタイルを大事にしたいですか?また、「家に友達を呼びたい」「掃除を楽にしたい」など、片付けでどんな部屋を作りますか?
重視したい生活や目標を1つの方向に定めるのが、片付けの順番の第一歩です。いっけん難しそうに思えますが、片付けをより効率よく簡単に行うために「必要・欲しい」の基準の決断はとても重要な作業になります。
順番②収納から全て取り出し
次に片付けたい場所からモノを取り出し、一度空っぽにする順番です。片付けがうまくいかない原因のひとつに「実行力の不足」があります。「片付けたい」「こんな部屋にしたい」と思っても毎日の忙しさや疲れから片付けを延期したり、途中で投げ出したりしてしまうのは順番以前の問題です。
片付けを始めるのに勇気が必要なら、最初は小さな空間から始めましょう。「今日は引き出しの中だけ」と決めて、一度中身を床などに開けて見渡すと作業がはかどりやすくなるでしょう。
順番③要・不要をひとつずつチェック
価値観の整理、モノを取り出すと順番が来たら、いよいよモノの分別です。手順①で「必要」「欲しい」と決めた基準に合わないモノを整理します。事前に価値観をしっかり整理できていれば意外と簡単にできる作業で、引き出しやスペースがガラガラになることも多々あります。
しかし、いざ見ると「捨てるにはもったいないな…」と思って処分を躊躇ってしまうグッズもあるでしょう。しかし、使えないのに持っていても仕方ないので、思い切って不要の判断を下しましょう!
順番④モノの指定席を決定
必要なモノをまとめられたら、ここでやっと収納場所を決定する順番です。自分や家族が生活するにあたって取り出しやすく片付けやすい場所を選んで指定席を決めましょう。順番通りに収納場所からモノを減らしていると収納スペースが足りるようになるので、日常の片付けがもっと簡単になるでしょう。
また、モノが減って収納カゴやケースが余ったならお役御免にします。わざわざ分けなくても良い量になったものはとても管理しやすいので、もう不要なことが多いです。
順番⑤使わない、余分なモノを処分
最後に、不要と判断したモノや収納グッズを処分する順番が来ました。選ばれた必要なモノはすっきりと収納されているので、不用品を捨てるのは比較的簡単でしょう。しかし、思い入れがあったり処分に手間がかかったりと難しいモノもありますよね。
そのようなグッズは周囲の手を借りたり、業者に依頼したりすると簡単かつ適切な方法で処分できるようになるのでおすすめです。新品でもったいないものは譲渡や、ネットオークション・リサイクルショップに持ち込みましょう!
早い順番に片付けるべきモノ
片付けの順番やコツをご紹介しましたが、「もっと簡単にできる片付けはないの?」と思ってしまうことはありませんか?モノの多さや収納の多さは部屋ごとに違うので、手順やコツを守って片付けるのも一苦労です。
しかし実は、順番の過程ですぐ片付けられるモノもたくさんあります。こちらは、どこのお家にもありがちな「なるべく早い順番で片づけるべきモノ」リストです。時間が限られている時や気づいた時に片づけて、綺麗な部屋をキープしましょう!
捨てる用意をしたゴミ
処分すると決めたゴミなのに、なぜかそのままにしまうこともありますよね。「壊れた炊飯器」や「新聞紙・段ボールの束」など、腐敗しない上にゴミ回収日も比較的少ないのが片付ける機会を逃す原因です。
これらのゴミは捨てる優先順位が高いので、片付けの順番決めにとても役立ちます。片付けが苦手で「何から片付けたらよいか分からない!」方は、まず朝一で集積所にゴミを持っていくのがおすすめです。一度やると意外と簡単ですし、片付けのモチベーションが上がりますよ。
レシート・クーポン類
「疲れて片付ける気力・体力が無い」方は、お財布の中の紙切れから捨てましょう。大事なお財布なのにレシートが溜まっていたり、使いたかった割引券が期限切れになったりするのもあるあるです。
レシートやクーポンははっきりと使わない理由ができやすいので、処分で片付けの習慣づけにも役立ちます。さらに、きれいなお財布をキープするためにレシートやクーポンを「早めに家計簿につける・使う」「最初から受け取らない」など、今後のルールを決めるのも良いですね。
なぜか着ない服
なんとなく出番がない服も、捨てる順番が来ています。「流行が過ぎた」「丈が長すぎるor短すぎる」「顔や肌がパッと見映えしなくなる」…ハンガーにかかったまま着ていない服には自分が着られない原因があることが大半です。自分の主観を信じて、もう着ない服は処分しましょう。
どうしても服を貯めがちな方は定期的に流行をチェックして、古くなったものを捨てる方法もおすすめです。また、パーソナルカラー・骨格診断で自分に似合う服を追求すると服が減るかもしれません。
使わない・使用後の参考書
使う順番が過ぎた参考書やテキストは片付けてしまいましょう。学生時代の教科書や、資格取得を頑張った参考書はもう役割を終えているので簡単に処分できるモノです。
さらに盲点なのが「買ったけど使っていない参考書」。一度は目指しても今は関心がないのなら手放しましょう。テキスト類は時代に合わせて内容も新しくなるコンテンツなので、必要になったら買い足すのがおすすめです。
空き箱・紙袋
ついストックしがちな空き箱や紙袋は処分しても大きな支障がありません。何かと使える紙袋は、かさばりがちなうえにストックされている全ては使い切れないでしょう。きれいなものを選んで、それ以外は捨てましょう。
また、空き箱も大きさや形が不揃いなことが多く、収納に使うには難易度が高いです。収納に使えるものからすぐ順番に使い始め、使わないなら片付けましょう。また、家電が入っていた箱も意外と使わないアイテムです。予定がないなら処分しても問題ありません。
片付けの順番やコツを理解しようまとめ
今回はお家の片付けの順番やコツをご紹介しました。片付けは最初に心やモノの整理をするのが順番です。その後で収納を用意し、1つ捨てたら1つ手に入れるようにモノの数を増やさないようにしましょう。
また、片付けは「引き出しの1段」や「クローゼットの服だけ」など価値観やライフスタイルに合わせ無理のない量を取り組むのがコツです。
片付いた部屋はやはり心地よく過ごせますよね。今回ご紹介した順番やコツを参考に、片付けられた素敵な部屋にしてくださいね!
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