ジーンズのようなデニム素材の洗濯は、正しい洗い方や干し方で、自宅の洗濯機でも色落ちや色移りせずに洗うことが出来ます。今回は、ジーンズの色移りしない洗濯方法や柔軟剤の効果的な使い方、縮みにくい干し方などご紹介します。
デニムジーンズの洗濯方法(洗濯機)
ジーンズの洗濯は洗濯機を使うのが一番簡単な方法ではないでしょうか?しかし、他の衣類と同様の洗い方では、色落ちしやすくなってしまいます。少しの工夫で色落ちを押さえることができるので、参考にしてみてください。
必要なもの
デニムジーンズを洗濯機で洗う手順とポイントを解説
<手順>
- ジーンズを裏返して、洗濯ネットに入れます。
- ドライコースやおしゃれ着用コースなどジーンズへのダメージが少ないコースを選んでください。洗濯時間をなるべく短くすると、さらに良いでしょう。
<ポイント>
洗濯する際にジーンズのボタンなどは留めておくと、型崩れ防止になります。色落ちを押さえるためには、ジーンズを裏返して、洗濯ネットに入れる工程を忘れずに行ってください。
デニムジーンズの洗濯方法(手洗い)
洗濯機ではジーンズの色落ちが心配という方には、手洗いがおすすめです。洗濯機での洗濯よりもさらに色落ちを押さえることができます。
必要なもの
デニムジーンズを手洗いで洗濯する手順とポイントを解説
<手順>
- 洗濯桶の中に水5Lと中性洗剤10ccを入れます。
- 中性洗剤が溶けた水の中へ裏返したジーンズを入れ、10分程つけ置きします。これだけで、ジーンズについた汚れはある程度落とすことができ、色落ちを最小限に抑えられます。
- 液体がジーンズに染み込んだことを確認した後、水を入れ替えながら、洗剤の泡がなくなるまで数回すすぎます。
- 最後に洗濯機で1分間の脱水を行います。水が垂れ落ちないことを確認できれば完了です。
<ポイント>
洗濯にお湯を使うと色落ちしやすくなってしまうので、なるべく水で洗いましょう。色落ちがどうしても気になるという方は、部分洗いという方法があります。
汚れた部分だけを洗うため色落ちしづらく、あまり手間もかかりません。洗い方はシンプルで、洗剤を含ませた布で汚れた箇所を丁寧に拭き取り、最後は水拭きで仕上げるだけです。
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デニムジーンズ洗濯時の色落ち・色移り対策
ジーンズのみで洗う
ジーンズは色落ち・色移りしやすい染料を使って染められています。色落ちに注意しながら洗濯をしていても、他の衣類に色移りしてしまう可能性があります。ジーンズを洗濯する時は、他の衣類と一緒に洗濯はせず、ジーンズ単体で洗濯をするようにしてください。
デニム同士であっても、まとめて洗うことは避けた方が良いでしょう。色移りだけでなく、生地が擦れてしまう原因に繋がります。
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酢と塩でデニムジーンズの色落ちを押さえることもできる
酢と塩を洗濯にプラスするだけで、ジーンズの色落ちを簡単に押さえることができます。
ジーンズにはインディゴという染料が使われています。このインディゴは洗剤のアルカリ性に反応してより色落ちしてしまう特徴があります。しかし、洗濯前にジーンズを酢につけ置きしておくことで、酢の酸性が洗剤のアルカリ性を中和して、色落ちを押さえます。
また、塩には染料の定着をよくする働きがあるので、さらに色落ち防止の効果が期待できます。
<必要なもの>
<手順>
- 水を溜めた洗濯桶に酢と塩を大さじ1杯ずつ入れます。水の量は、畳んだジーンズ全体が浸るくらいです。
- 洗濯桶に30分~1時間程つけ置きします。
- 時間が経ったら、洗濯機か手洗いでジーンズを洗濯します。
デニムジーンズの干すときのポイント
乾燥機を使わない
ジーンズを洗濯した後は、乾燥機を使わないようにしましょう。ジーンズの素材が天然素材である綿の場合、乾燥機を使うとで縮んでしまうことがあります。洗濯表示を確認しておきましょう。
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直射日光を避けて干す
ジーンズを干す際は日焼けを避けるために直射日光の当たらない、風通しの良いところで陰干しします。室内干しでも問題ありません。また、裏返して干すことでさらに日焼けや色落ちからジーンズを守ることができます。
裾から吊って干す
洗濯バサミでジーンズの裾をハンガーなどに固定し逆さ吊りにします。こうする自重でシワが伸びて、綺麗な仕上がりになります。この時、ジーンズは裏返して、ポケット等の生地が重なっているところの風通しを良くしましょう。
筒状に干す
物干しピンチを使って裾を広げて筒状にしてジーンズを固定すると、風の通り道ができるため乾きを早められます。
途中でジーンズの上下を入れ替える
洗濯物は上から少しずつ乾いていきます。そのため、干してからしばらくした後、ジーンズの上下を入れ替えることで効果的に乾かすことが可能です。
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デニムジーンズをわざと色落ちさせる方法
穿いて色落ちさせる方法
穿いて色落ちさせるためには、毎日のようにジーンズを穿き続けることと、メンテナンスが必要になります。メンテナンス方法は、ジーンズを穿いた状態で太もも・膝あたりに霧吹きで水をスプレーします。
その状態で、立ったりしゃがんだりを繰り返すことでヒゲ・アタリ・ハチノスなどの、ファッションとして楽しめる色落ちをさせることができます。
洗濯で色落ちさせる方法
ジーンズを洗濯するとある程度は色落ちします。さらに色落ちさせたい場合は、ジーンズを裏返さずに洗濯をすると良いです。洗剤は、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を使用しましょう。
洗濯機の場合は、標準コースを選びます。手洗いの場合は、生地同士をこすりつけるのではなく、手のひらで桶に沈めたり、浮かせたりする押し洗いで洗います。
メラミンスポンジを使って色落ちさせる方法
ジーンズの色落ちさせたい部分を霧吹きで湿らせて、濡らしたメラミンスポンジでこすります。手に染料がついてしまうこともあるので、使い捨て手袋やゴム手袋を使用してください。床に色移りしてしまうので、段ボールなどを敷いて作業すると良いでしょう。
デニムジーンズの洗濯頻度
ジーンズを洗濯しなければならない頻度は、具体的に決まっているわけではありません。しかし、あまり長い間洗濯していない場合、臭いや汚れが気になってきます。そのため汗をかきやすい時期は最低でも月に1回、匂いが気になるようであれば週に1回は洗濯する必要があります。
また、洗う頻度によってメリットも異なってきます。ジーンズを穿いた後、毎回洗うことで清潔を保てることはもちろん、汗や皮脂による生地の傷みを防ぐことができます。さらに、毎回洗うことでファッションとしての色落ちを楽しめます。
週1回洗った場合は清潔を保ちつつ、生地を傷めることも少ないため長期間にわたって同じジーンズを穿くことができます。
月に1回の頻度では、ジーンズにヒゲ・アタリ(シワや色落ちした部分)を適度につけることができるため、ジーンズらしい自然な風合いを楽しめるメリットがあります。
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デニムジーンズ同様色移りに注意
デニムは色落ち・色移りしやすい染料を使って染められています。色落ちを防ぐよう、洗濯方法に注意してください。
洗濯機の場合は、ジャケットを裏返して洗濯ネットに入れて洗います。ドライコースやおしゃれ着用コースを選んで、洗濯時間はなるべく短くします。
手洗いの場合は、洗濯機と同様に裏返して洗います。お湯ではなく水を使いましょう。洗濯機でも手洗いでも洗剤は中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を利用してください。
デニムジャケットを干すときも裏返して干す
デニムジャケットが直射日光に当たると日焼けや色落ちの原因になります。陰干しで裏返してから干すようにしてください。室内干しでも問題ありません。
デニムジャケットを干すときは型崩れに注意
デニムジャケットが型崩れしないよう、厚めのハンガーを使って形を整えてから干します。ハンガーの幅は広すぎても、狭すぎても型崩れしてしまいます。ジャケットの肩幅に合ったハンガーを選びましょう。
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