江國香織のおすすめ作品20選。何度でも読みたくなる大人にすすめたい魅力的な作品

女性の読者から絶大な支持を得ている江國香織。今回は、江國香織のおすすめ作品を「恋愛」「家族」「友情」「エッセイ」の4つに分けて20作品ご紹介。女性らしい繊細で細やかな世界観が魅力の江國香織の本。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。

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江國香織のおすすめ作品20選。何度でも読みたくなる大人にすすめたい魅力的な作品
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cocoberry

ライター

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江國香織のおすすめ作品をご紹介!

女性の読者から絶大な支持を得ている江國香織。今回は、そんな江國香織のおすすめ作品を「恋愛」「家族」「友情」「エッセイ」の4つに分けて20作品ご紹介いたします。

女性らしい繊細で細やかな世界観が魅力の江國香織の本。読んだことのある方も、まだ読んだことがないという方もぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。

江國香織のおすすめ作品《恋愛》

永遠に忘れられない恋

最初におすすめする恋愛作品は、江國香織の名作「冷静と情熱のあいだ(Rosso)」。

忘れられない過去の恋人を思いながら、「冷静」と「情熱」のあいだで揺れ動く男女の葛藤が描かれたおすすめの恋愛小説です。

女性側の視点から描かれた「冷静と情熱のあいだ(Rosso)」の他、男性側の視点から描かれた「冷静と情熱のあいだ(Blu)」という作品もあります。

合わせて同時に読むのがおすすめですよ。


 

 

禁断の恋の行く末を描いた物語

次におすすめする作品は、年上の女性と禁断の恋に落ちる2組の大学生の恋愛模様が描かれた、江國香織の小説「東京タワー」です。

恋愛の全てを年上の女性から教わりながら幸せな日々を過ごす秀と、恋人がいながらも既婚女性に恋に落ちる耕二。

東京タワーに見守られながら、2組の恋愛の行く末が描かれます。不倫の話ではありますがドロドロはしておらず、甘い魅力が漂うおすすめの江國香織の本です。


 

忘れられない恋をしたことがある人におすすめ

忘れられないあの人を思いながら引っ越しばかりを繰り返す葉子と、娘の草子の物語「神様のボート」。

激しく骨まで溶けるような恋愛をした「あの人」を忘れられず、幻想を追い求め、ただただひたすら待ち続ける葉子と、葉子から自立していく草子の成長の姿が描かれたおすすめの江國香織の本です。

狂気的であると同時に、江國香織の作品ならではの甘くロマンチックな魅力も味わえますよ。


 

江國香織作品を初めて読む方におすすめの一冊

続いておすすめするのは、江國香織の魅力を存分に堪能できる短編集「ぬるい眠り」です。

芸術家の耕介と別れた雛子が過去を葬り、新たな人生を歩み始めるまでを描いた表題作の他、ミリオンセラーとなった江國香織の本「きらきらひかる」の続編など、9つの物語が収録されています。

短編集なので読みやすく、江國香織の世界観に触れてみたいという方にもおすすめの一冊ですよ。


 

悲しみを受け止める女性たちの気高さに注目

最後におすすめする恋愛にまつわる江國香織の本は、「号泣する準備はできていた」です。

こちらの作品も短編集で、激しい恋の行く末にある破局を描いた物語や、17歳のほろ苦い恋愛の思い出を描いた作品など、優雅で気高い女性の恋愛にまつわる短編を12作品集めた江國香織の作品です。

詩的で透き通るような美しい文章を堪能できる、江國香織の魅力が詰まったおすすめの一冊です。


 

江國香織のおすすめ作品《家族》

子どもの目に映る美しい世界を堪能

続いては、江國香織の「家族」をテーマとしたおすすめの本をご紹介していきます。

最初におすすめするのは、不思議なタイトルが目を惹く「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」。

虫と会話ができる少年拓人が、問題を抱える家族や他の大人たちとの関わりを通して成長していく姿と、拓人を取り巻く大人たちの静かに変化していく日常が描かれた、不思議な魅力漂う江國香織の作品です。


 

モテない兄弟が恋人を作ろうと一念発起

繊細で細やかな女性の感情が美しく表現されているのが特徴的な江國香織作品ですが、続いておすすめするのは繊細な男心が描かれたこちらの本です。

「間宮兄弟」は30代になっても一緒に暮らす、女性にモテない兄弟の物語。

物悲しさの中に漂う独特な雰囲気が味わい深く、また愛すべき間宮兄弟の魅力を存分に堪能できるおすすめの江國香織の家族作品です。


 

風変わりな一族の愛と秘密の物語

次におすすめするのは、都内の一等地で一緒に暮らす風変わりな3世代の家族の物語「抱擁、あるいはライスに塩を」です。

一見すると幸せそうな家族でありながらも、どこか浮世離れしている一家の隠された秘密や思い、そして家族の愛が描かれています。

時系列がばらばらで上巻と下巻がある長い作品なのですが、重厚で読み応えがあり、江國香織の魅力が詰まったおすすめの本です。


 

不穏な現実を癒す3姉妹の絆の物語

夫からのDVに悩む長女の麻子と、仕事にも恋愛にも自分の意思を貫く次女の治子と、恋愛を信じていない少し風変わりな三女の育子。

江國香織のおすすめ作品「思いわずらうことなく愉しく生きよ」は、三者三様の悩みや問題を抱えながらも、同じ家族として育った3姉妹の強い絆が描かれた本です。

3姉妹はみんなそれぞれ性格が異なりますので、きっと誰かに共感しながら作品の魅力を楽しめますよ。


 

恋人を共有することを約束した姉妹の物語

最後におすすめする江國香織の家族をテーマにした作品は、アルゼンチンと日本を舞台に描かれた本「金平糖の降るところ」です。

幼い頃からボーイフレンドを共有していた姉妹の強い絆と、それぞれの愛のかたちが壮大なスケールで描かれます。

構想と取材に3年かかったと言われており、実際にブエノスアイレスへ行ったような気分に浸れる、江國香織の魅力が詰まったおすすめの作品ですよ。


 

 

江國香織のおすすめ作品《友情》

大人女性ならではの友情を描いた作品

続いては「友情」をテーマとした江國香織のおすすめの本をご紹介していきます。

最初におすすめするのは、20年以上の付き合いを続ける果歩と静江の友情を描いた作品「ホリー・ガーデン」です。

失恋の傷を抱える果歩と、不倫をしている静江の、大人女性ならではの関係性が描かれます。

大きな事件は起こらず淡々としていますが、なんてことのない日常が愛おしく思える魅力的な江國香織作品です。


 

 

大人のための童話のような魅力溢れる本

次におすすめするのは、街外れの古びたアパートに住む、ちょっぴり変わった人たちの友情を描いた江國香織の本「ホテルカクタス」。

考え方も価値観も違う3人が、同じときや出来事を共有する中で友情を育んでいくストーリーの作品です。

永遠に続くように思える穏やかで楽しい日々にも、やがて終わりはやってきて…。ちょっぴり切ない大人のための童話のような、おすすめの江國香織作品です。


 

少女2人のロードムービー

14歳の礼那と17歳の逸佳が、自由を求めて目的も行き先も決めずにアメリカを旅する江國香織のおすすめ作品「彼女たちの場合は」。

少女2人きりで、危ない目に遭いながらも様々な人たちと交流し、アメリカを横断していくロードムービーのような物語です。

礼那と逸佳は従姉妹同士ですが、友情のような姉妹のような絶妙な関係性もストーリーの魅力のひとつ。アメリカを旅したくなるおすすめの本です。


 

ユニークな世界観が魅力のおすすめ作品

お庭で育ったレモンでレモネードを作り、針仕事をしながら暮らすおんなのこと、彼女の住む世界に迷い込んだ私の友情を描いた物語「すきまのおともだち」。

なんとなく疲れたとき、寂しいとき、眠れないときに穏やかで温かい気持ちにさせてくれる江國香織のおすすめの作品です。

一風変わったファンタジーのようなテイストの作品で、江國香織の「ホテルカクタス」が好きな方におすすめですよ。


 

夏の気だるい記憶を思い起こすおすすめ短編集

11人の少女たちの夏の記憶が集められた、江國香織の短編集「すいかの匂い」。

どこか気だるい夏独特の雰囲気や子どもの頃の記憶を思い出させる、ノスタルジックな気分に浸れる江國香織のおすすめの本です。

夏の爽やかな青春物語というよりも、どこか切なく暗く秘密めいていて、不思議な魅力に包まれています。

少女ならではの世界観に触れられる、夏におすすめの一冊ですよ。


 

江國香織のおすすめ作品《エッセイ》

自身の結婚生活を綴ったエッセイ

最後にご紹介するのは、江國香織のおすすめのエッセイ。まずはじめにおすすめする江國香織のエッセイは、「いくつもの週末」です。

いくつもの週末を共に過ごした彼との結婚生活が、甘くほんのりビターに綴られています。

数多くの恋愛小説の名作を手掛ける江國香織のリアルな結婚生活に興味があるという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめの、魅力溢れる本です。


 

美しくて詩的な文章が魅力のエッセイ集

続いておすすめするのは、江國香織の記憶から紡ぎ出されるエッセイ集「都の子」。30歳となった記念として作られた、江國香織の初めてのエッセイ集です。

今までに訪れた場所や出会った人、記憶に残る風景のこと、子どもの頃のこと…。

江國香織の繊細な感性を眩しいほどに感じられる、おすすめの作品ですよ。感受性が鈍ってしまったなと感じた方にもおすすめ◎


 

犬と音楽が好きな方におすすめの作品

次におすすめするのは、不思議なタイトルからは全く内容が想像できないこちらの作品です。雨とは、栗色をした犬のアメリカンコッカスパニエルのこと。

こちらの「雨はコーラがのめない」では、愛犬である雨と過ごす特別な日々のことや、雨と一緒に聴いた音楽のことが描かれています。

犬好きの方、音楽(とくに洋楽)好きの方にはたまらない、おすすめの江國香織作品ですよ。


 

日常の中にある大切なとるにたらないもの

とるにたらないものだけど愛おしく、日常に欠かせないもの。

次におすすめするのは、そんなかけがえのないささいなものを60集めた、江國香織のエッセイ集「とるにたらないもの」です。

身の回りにある大切なものにまつわる思いが、簡潔ながらもユーモアたっぷりに綴られています。

自分にとっての大切なとるにたらないものがさらに愛おしく感じられる、そんなおすすめのエッセイ集です。


 

美しい絵画とともに楽しむエッセイ集

最後におすすめする江國香織の作品は、「日のあたる白い壁」。

美術館へ行くのが好きという江國香織が、27人の画家の作品を取り上げながらその絵に対して思いを巡らしていくという、一風変わっているけれども美しい魅力が溢れるエッセイ集です。

セザンヌやゴッホ、マティスなど、美しい絵を描く画家たちに抱く嫉妬や憧れの感情が描かれます。


 

江國香織のおすすめ作品まとめ

江國香織のおすすめの作品を「恋愛」「家族」「友情」「エッセイ」に分けてご紹介いたしました。江國香織の本を読んだことがない方でも、題名は聞いたことがあるという作品もあったのではないでしょうか。

映画化やドラマ化も数多くされている江國香織の作品。おすすめした作品の中で気になるものがありましたら、この機会にぜひ手に取ってみてくださいね♪

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