おすすめの文庫本をご紹介!
読書を楽しむ時に多くの人が手にするのが、手頃なサイズの文庫本ではないでしょうか。
バッグの中にも忍ばせておけるサイズなので、職場や電車の中でも物語の世界に入り込めるのが文庫本の魅力でもあります。
膨大な作品数がある文庫本は、どの作品を選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は文庫本選びに迷った時にぜひ手にして欲しい、人気&おすすめの作品をジャンル別で集めました!
おすすめの文庫本《恋愛》
感涙度100%のおすすめ文庫本
人気作家・市川拓司さんが描く、最上の恋愛小説『いま、会いにいきます』は、文庫本から映画化もされた人気作品。
妻に先立たれ、息子と2人でひっそりと暮らしていた主人公・巧に、ある日訪れた町はずれの森で奇跡が訪れます。
当たり前の幸せが当たり前でないことなど、シンプルなのに忘れがちな真実がファンタジックに描かれています。
映画の人気も高いですが、文庫本もおすすめです。
ピュアな恋愛を描いたおすすめ文庫本
村山由佳さんの人気シリーズ『おいしいコーヒーの入れ方』の第一弾。高
校3年生になる春、父の転勤のために年上のいとこと同居することとなった”僕”が主人公。
いとこの秘密を知ることで”守ってあげたい”と強く惹かれていく、”僕”のピュアなラブストーリーです。
読みやす差でも人気の作品なので、文庫本初心者にもおすすめ。全部でなんと19巻もある文庫本シリーズなので、漫画本感覚で楽しめますよ!
切なくて悲しいおすすめ文庫本
物語の主人公はカメラマン見習いの晴人と、新米美容師の美咲。
お互いに惹かれ合い、やがて恋人同士になる2人ですが、美咲は人の何十倍もの速さで老化していく難病を発症してしまいます。
治療法がないと言われた難病を抱えた美咲と晴人の、切なくて悲しい恋愛物語。
桜のように儚くて美しい恋を描いた文庫本は、普段恋愛ものを読まない方にもおすすめです。
結婚の意味を問うおすすめ文庫本
2018年に放映された人気ドラマの原作となっている文庫本『あなたには帰る家がある』。
些細なことがきっかけで恋に落ち、不倫をきっかけにすれ違っていく2組の夫婦を描いたストーリー。
感情移入をしてしまうほど、登場人物それぞれの心情が繊細に描かれており、夫側の言い分や妻側の言い分、既婚者の方は考えさせられる部分がたくさんあるおすすめ作品です。
ほっこり胸キュンのおすすめ文庫本
電車や休憩時間など、ちょっとした時間に読むなら短編集の文庫本がおすすめです。
人気作家・有川浩さんの作品『阪急電車』は、片道わずか15分のローカル電車で起きる、小さな奇跡を切り取ったオムニバス形式。
ひとつひとつの物語は短いですが、物語同士がどこかで繋がっている面白い作品です。
恋の始まりや別れの兆しなど、胸がキュン&ほっこりできますよ!
おすすめの文庫本《コメディ》
笑って泣けるおすすめ文庫本
1991年に直木賞を受賞した名作文庫本『青春デンデケデケデケ』は、バカバカしくも温かい青春を描いたコメディストーリー。
四国の田舎町に住む高校生4人組が繰り広げるロックと友情と恋の物語は、王道の青春ストーリーかと思いきや、途中途中のエピソードには抱腹絶倒でコメディ要素もたっぷり。
最後は青春時代の終わりのようで、笑って泣けるおすすめ作品です。
悩みが吹き飛ぶおすすめ文庫本
プール依存症や携帯電話依存症といった風変わりな病気で悩む人々が、精神科医・伊良部のもとを訪れます。
しかし、無神経で空気を読まない伊良部の暴走治療で、自分の悩みなんてバカバカしくなっていくコミカルな物語。
文庫本といえば、恋愛やサスペンスがメジャーではありますが、文庫本でコメディを楽しむのもおすすめですよ!
短編集なので隙間時間におすすめの1冊です。
歴史×笑いのおすすめ文庫本
映画監督や演出家など、様々な分野でコメディ作品を手がけている三谷幸喜さんの文庫本。
もちろん期待を裏切らない笑えるコメディたっぷりな内容です。
信長の亡き後の清洲城を舞台に繰り広げられた5日間の攻防を現代語訳で綴られた、笑いとドラマに満ちたおすすめ作品は、歴史ものが苦手な方にもおすすめですよ♪
まるで映画のようなおすすめ文庫本
タイトルからして笑いが起きる予感のする文庫本は、ミステリー作品で人気の作家・赤川次郎さんの作品。
アメリカ・ラスベガスを舞台に、お気楽の中年男・大前剛とキャリアウーマンから娼婦に転職した梶野理沙、そして英雄なのに落ちぶれジョン・キングスレイの3人が、スロットマシンで大当たりの5400万ドルを叩き出す物語。
エンターテイメントな展開はまるで映画を観ているようですよ!
笑って為になるおすすめ文庫本
コメディ小説と自己啓発本を混ぜ合わせたような、濃い内容でが幅広い年齢層に人気の文庫本。
コテコテの関西弁を喋る象の神様・ガネーシャが、ダメダメなサラリーマンを成功に導くために様々な課題を与えます。
「靴を磨く」や「募金をする」など簡単な課題ばかりですが、大切なのは実行すること。
心に響く言葉が多く、定期的に読み返したくなるはずです!
おすすめの文庫本《ミステリー・サスペンス》
読み応えのあるおすすめ文庫本
好きなミステリー作家ランキングでも上位に位置する人気作家・東野圭吾さんの文庫本。
どれも人気作揃いですが、中でもおすすめなのが『百夜行』。
1973年の夏に大阪のビルで起った殺人事件が物語の始まりとなり、被害者の息子と容疑者の娘の19年間を、様々な登場人物たちの視点を通して描かれた長編小説です。
分厚い文庫本なので、長編大作にのめり込みたい時におすすめ。
劇場型犯罪を描いたおすすめ文庫本
未曾有の連続誘拐殺人事件を描いた現代ミステリーの金字塔とも言われている人気作品。
犯人がテレビなどのマスメディアを利用し、観客として映画を見るように犯罪が進んでいく「劇場型犯罪」が描かれています。
犯罪者や加害者の家族が直面する問題にも触れているのも見どころ。
宮部みゆきさんの文庫本の中でも全5巻の大作ですが、物語の先が気になり、どんどんと読み進められるおすすめ作品です。
ピアニストも絶賛のおすすめ文庫本
第8回「このミステリーがすごい」の大賞を受賞した作品は、ドビュッシーの調べにのせて描かれた音楽ミステリー。
ピアニストを目指している遥は、火事に遭って全身大火傷の大けがを負ってしまいます。
しかし、それでもピアニストを目指し続けて練習に励む中で不吉な出来事が起こり、ついに殺人事件まで発生する物語。
音楽がテーマとなった、新感覚のミステリー作品ですよ!
極限の母性を描いたおすすめ文庫本
直木賞も受賞した人気作家・角田光代さんが全力を注いで書き上げた『八日目の蝉』は、新聞で連載されていた作品が文庫本となりました。
不倫の相手の赤ちゃんを誘拐し、東京から名古屋、そして小豆島へと逃亡生活を送る希和子と、娘として育てられた薫。
本当の母子ではない2人の逃亡生活に、光が射す日はくるのか。
最後の最後までノンストップで読み切りたいおすすめの文庫本です。
イギリス生まれのおすすめ文庫本
日本以外の文庫本を読みたくなった時におすすめなのが『そして誰もいなくなった』。
作者はイギリス生まれのアガサ・クリスティーで、”ミステリーの女王”とも呼ばれた人気作家です。
本作は孤島に招き寄せられた面識のない10人の男女が、童謡の歌詞通りに1人ずつ殺されてゆく衝撃的なミステリー。
時代や世代、言語を超え、世界的に人気のある文庫本は、ぜひ1度は読むべきですよ!
おすすめの文庫本《SF》
日本の危機を描いたおすすめ文庫本
日本のSF史に残るベストセラー文庫本『日本沈没』は、日本に住むすべての人におすすめしたい1冊。
日本消滅の危機を壮大なスケールで描いた作品です。
阪神淡路大震災や東日本大震災がまだ起きていない時代に発刊された文庫本ですが、まるで未来を予測したかのような内容に驚きます。
文庫本ですが、緻密な描写や内容にのめり込むこと間違いなしです。
生きる意味を考るおすすめ文庫本
本屋大賞第1位に輝いたおすすめSF作品!
学校で居場所をなくし、閉じこもっていた”こころ”。
ある日突然光り始めた鏡をくぐると、その先の世界には自分と似た境遇の7人が集められており、秘めた願いを叶えるために城に隠された鍵を探すSFストーリーです。
生きるということを少年少女の視点から描かれており、生きづらいと感じている人へのメッセージが込められた人気作品です。
生き方を選択するおすすめ文庫本
ベストセラーとなった文庫本『君の名は。』を生み出した新海誠監督による、長編アニメーション映画『天気の子』の原作小説。
離島から家出して東京にやってきた少年と、祈るだけで晴れにできる不思議な能力を持つ少女が、運命に翻弄されながらも人生を選択していくストーリー。
SF×ロマンスがテーマの作品は、現実世界とは少し距離をおきたい時におすすめです。
未来の仕事事情を描いたおすすめ文庫本
令和よりちょっと先の未来を描いた近未来SF文庫本。
国民は99%の働かない「消費者」と、働く1%のエリート「生産者」に分類された世界が舞台の作品です。
働く必要はないけれど、仕事を紹介する職安の需要は健在。
いろんな事情を抱えた「消費者」が、仕事を求めて職安にやってくる姿を描いた、ほっこり楽しいSFストーリーです。
SFの先駆けとなったおすすめ文庫本
SFジャンルを読むなら、海外の文庫本もおすすめですよ!
こちらはアメリカのSF作家、ロバート・A・ハインラインが1956年に発表した人気作品。
50年以上も昔の作品ですが、令和になった今もなお色褪せることなく世界中で愛されています。
文庫本ジャンルのひとつとして人気がある、”タイムトラベル”を扱った初期のSF小説は、SFファンもそうでない方も必見です!
おすすめの文庫本のまとめ
今回は人気&おすすめの文庫本を特集しました。
人気の文庫本は映画化されていることも多く、すでに映画は観たという方もいるかもしれませんが、同じ作品でも文庫本と映画では描写が異なるので、文庫本を読むことで新たな発見があるかもしれません。
また普段読まないジャンルに挑戦するなら、人気の作品から読み始めるのがおすすめです。ぜひ、文庫本選びの参考にしてくださいね♪
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