大切な人からのプロポーズを受けて結婚を意識したのはいいけれど、どうしても気になるのが「結婚費用って一体どれくらい必要なの?」ということではないでしょうか。
指輪の購入から新居への引越しまで結婚をトータルで見てみると、かなり大きく膨らんだ総額にびっくりしてしまいますよね。今回は「結婚にかかる費用」について徹底的に解説します!
結婚費用①婚約指輪・結婚指輪
結婚を意識した時の最初の費用と言えば「婚約指輪・結婚指輪」です。結婚をするとなると、お財布を一緒にするカップルも多いですから、女性としては婚約指輪・結婚指輪にかかった金額もきちんと把握していたいものですよね。
ここでは、婚約指輪・結婚指輪の平均費用をご紹介します。
婚約指輪の平均費用
婚約指輪の平均費用は年代によっても異なりますが、20代後半〜30代後半までのカップル婚約指輪の平均相場は「20万〜25万」とされています。
そして最近は「金額よりも女性が好きなデザインのものを選ぶ」という考えのカップルが増えてきている傾向にあります。
婚約指輪を贈る際には、金額の予算はもちろん彼女が喜ぶデザインやブランドを重視し選ぶことをおすすめします。
結婚指輪の平均費用
結婚指輪の平均費用は「25万〜35万」とされています。最近では、婚約指輪を省略する代わりに結婚指輪や他の結婚費用を充実させたいというカップルが増えています。
婚約指輪と結婚指輪を両方を贈るとなると、総額が50万円前後になってしまいます。指輪はひとつで十分なので、削減できたお金を他の結婚費用に回したいという現実的なカップルが増えてきた傾向が伺えます。
結婚費用②結納・顔合わせ
結婚を約束したカップルに次に待ち受けているのは「結納」や「両家の顔合わせ」です。結婚は2人だけで行うものではありませんので、きちんと双方の両親との都合を管理、セッティングをして両家が円滑に交流できる場を設けましょう。
どちらかの自宅で行う場合の準備額
結納の執り行い方は地域によって違いますが、もしも男性が女性の家へ出向くという昔からのしきたりに則った形式をとるのでしたら、男性は結納金や結納品を持参して女性の家に出向かなければいけません。
男性を迎え入れる女性側も、男性側をもてなすために結納料理を作ったりとおもてなしの準備が必要です。
贈答用の結納セットの相場は、簡略的なもので1万円以内。本格的なものでは5万前後のものがあります。
また、結納金の相場は地域で異なるので女性の出身地域の相場をきちんと調べることが大切ですが、全国の平均相場で見ると50〜100万辺りとなっています。
ホテルのレストランや料亭で行う食事会の平均相場
最近では、結納という形式を踏まずに顔合わせだけで済ませるカップルも増加しています。きちんとした品格あるホテルのレストランや料亭で顔合わせを行う場合の平均相場は「4万円前後」となっています。
お互いの家族の人数にもよりますが、一人頭の食事代は約4000円〜6000円前後だと見積もっておくと良いでしょう。
結婚式場や会場で行う結納の平均金額
結納を結婚式場や会場で行う場合の平均金額は「20〜25万」だという金額が一般的だとされています。ホテルで結納を執り行うと、専門のプランナーが担当なってアレコレとお世話をしてくれます。
顔合わせの食事会に比べると予算はかかってしまいますが、席の配置や引き出物・手土産の手配、当日の段取りまで細かく教えてくれるというメリットがあります。
結婚費用③結婚式・披露宴
結婚式は「チャペルや神社で行う挙式」のことを指し、披露宴はホテルや式場で「お互いの親族や友人を招いたパーティー」のことを指します。
必ず2つセットという訳ではなく、どちらか1つだけを行うカップルも増えています。
ここでは、挙式と披露宴を含めた結婚式の平均相場をご紹介します。
参列人数〜50名の相場
参列人数が〜50名までの結婚式の相場は「250万〜300万」だとされています。
結婚式のグレードにもよりますが「挙式代」「披露宴式場料金」「新郎・新婦の衣装・ヘアメイク料金」「参列者への料理」「参列者への引き出物」「写真代」など、さまざまな料金内訳があります。
これらの細かい内訳を考慮すると、最低限の予算に抑えても160万程度かかってしまうということを頭に入れておきましょう。
参列人数〜100名の相場
参列人数が〜100名までの結婚式の相場は「300万〜400万」だとされています。参列人数が100名に達すると、なかなか大きな規模での結婚式となります。
その分、料理や引き出物のトータル額が増えてしまいますが、頂くお祝儀も計算に入れて結婚式費用を算出することが一般的です。
結婚式にかかる参列者1人頭の予算が約6万、頂けるお祝儀の金額は参列者1人に対し3.5万円という風に計算すると良いでしょう。
参列人数〜150名の相場
参列人数が〜150名までの結婚の相場は「400万〜500万」だとされています。結婚式の総額が400万〜500万となると、やはりどうしても構えてしまいますよね。
150名の大規模結婚式となると、会場も限られてきますからその分増額してしまうのです。
招待人数に応じて結婚式の総額は大きく変わってきますので、パートナーときちんと話し合うことが大切です。
二次会にはどれくらいの金額が必要?
結婚式の後に準備しなければならないのが「二次会」ですよね。二次会は主に、新郎・新婦の友人とのパーティーが目的で開催されるもので、二次会の会場選びには「参加者の雰囲気に合わせた会場を選ぶ」ということが大切です。
二次会用に会場を貸し出しているところも多くありますので、世代や好みに合わせた場所を選びましょう。
また、二次会は会費制である場合が多いので、参加者の負担になりにくい予算を予め設定しておくということがポイントです。
結婚費用④新婚旅行
結納・顔合わせや結婚式が終わって次に待ち受けているのが「新婚旅行」です。新婚旅行は楽しいことがいっぱいの素敵なものですが「どれくらいのお金がかかるのだろう」と、費用面を全部考えると少し現実的になってしまいますよね。
ここでは、カップルが新婚旅行にかける平均金額をご紹介します。
旅費にかかる費用全体の項目一覧
新婚旅行の旅費にかかる費用全体の項目を一覧で紹介すると、次の費用が最低限必要になります。
・往復航空券×2名分
・ホテル宿泊費
・現地での飲食代
・アクティビティ利用・観光にかかる料金
・お土産代
こちらは最低限の目安ですので、旅行の内訳をもっと充実させたいカップルは、さらに内訳項目を増やして考えてみましょう。
旅費の内訳をどうするか目安を立てる
新婚旅行を費用を心配することなく安心して楽しむためには、予め旅費の内訳をどうするか目安を立てることが大切です。
自分たちで設定した予算で行先を決めると、充実した旅行を楽しめるでしょう。
もしも、予算10万以内で収めたい場合は「日本国内旅行」を。20万前後の予算が組める場合には「韓国・台湾・タイ・マレーシア・グアムといった比較的近場の海外」をおすすめします。
30万〜40万以上の予算が組める場合には、アメリカやイギリス、ドイツなども新婚カップルに人気の旅行先です。
お土産代を含めたトータル額は多めに設定しておく
新婚旅行の予算を予め決めておくことは、旅行先でパートナーと揉めないためにもとても大切なことです。一生の思い出となる新婚旅行を、お金のことで揉めるなんて絶対に避けたいことですよね。
旅行先で「計算外の出費に見舞われた」「余分にお土産の購入が必要になった」というイレギュラーな事態が発生した時のためにも、新婚旅行の費用は5万〜10万程度多めに設定しておくと安心です。
結婚費用⑤新生活
結婚費用で忘れずに考えておきたいのが、新生活にかかる費用です。
2人で住む新居への引越し費用や、家具・家電の購入など新生活には何かとお金がかかります。ここでは、新生活にかかる平均費用をご紹介します。
新居への引越しにかかる費用全体の項目一覧
結婚をして2人で住むとなると、どうしても必要なのが「新居への引越しにかかる費用」です。夫婦となった2人が新生活における費用全体の項目を一覧にすると、以下の費用が必要となります。
・新居へ入居の際の敷金・礼金(地域の家賃相場によって必要金額が異なるので事前に調べる必要があります。)
・必要家具と家電の購入
ベッドやソファ、食卓テーブルや掃除機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、洗濯機、テレビ、テレビボード、食器棚、衣類タンスなど。
・引越し業者への見積りと依頼
・近隣住人への挨拶用の品物
これらのことを踏まえて、カップルが新居で新生活を送る平均相場は「50万〜60万」前後となっています。
購入する家具や家電は最低限に抑える
新居での新生活を迎えるには、かなりの費用がかかります。これらを男性と女性で折半するとしても、お互いの負担額はなかなか高額なものになってしまいますよね。
ですから、新居への引越し費用を抑えるためにも「必要最低限の家具や家電の購入に留める」「要らない家具や家電は廃棄するのではなくリサイクルショップへ持っていく」ということが大切です。
今までお互いに1人暮らしをしていたのでしたら、どちらかの家具や家電は不要になりますよね。
そんな時はお金をかけて廃棄するのではなくリサイクルショップへ持っていき、費用を節約することがポイントになるのです。
引越し業者を依頼する場合はシーズンに注意
新居への引越しで気をつけたいのが、引越し業者を依頼する時にはシーズンに気をつけるということです。
引越しは、業者によっても金額が大きく変わるという特徴があるので、何社や見積もり依頼をしてみると良いでしょう。
そして、3月〜4月の春先は進学や就職のために引越し繁忙期になります。この時期の引越し相場は2倍〜3倍になることもあり得ますので注意が必要です。
結婚にかかる総額
結婚には、指輪の購入から顔合わせ・結納、挙式や披露宴、新婚旅行や新居への引越しなど、実にさまざまなシーンで費用がかかることがわかりました。
ここでは、一般的なカップルが結婚にかけた平均額をご紹介します。
結婚にかかる平均総額は全部で約500万!
指輪の購入や両家の顔合わせ・結納、挙式に披露宴、新婚旅行にかかる費用や新居への入居の際にかかる費用は、カップルの価値観によっても大きく変わります。
ですが、結婚のためにトータルでかかる総額は平均500万前後だとされています。頂いたお祝儀やお祝い金を含めた計算をすると平均で100〜160万前後が、結婚にかかる総額費用での自己負担金額だと言えます。
婚約指輪・結婚指輪・結納・披露宴への内訳
結婚をトータルで考えると、かなり大きな総額費用がかかるものです。ですから、カップル間で「自分達には何が必要で何が要らないのか」といいうことや「どこを削って、どこを充実させたいのか」という内訳を都度都度しっかり話し合うことが大切です。
お互いの価値観を擦り合わあせて、お互いが納得のできる結婚を目指しましょう。
増額することを頭に入れて計算しておく
結婚にかかる総額の合計額をいくら計算していても、やはり状況によってイレギュラーな事態が起こるものです。
いざという時になって、増額してしまった合計額に頭を抱えていては、結婚自体が億劫になってしまいかねません。
ですから、ある程度増額することを計算内に入れておくと、イレギュラーに増額することがあっても落ち着いて対応することができるでしょう。
結婚費用の分担
結婚費用の分担は、地域やカップルの価値観によってもさまざまです。ここでは、円満な結婚を成功させるために知っておきたい「男性と女性の費用分担の実態」についてご紹介します。
男性と女性の費用分担の相場と割合
結婚するに辺り平均500万前後の費用が必要となるのですが、結婚における男性と女性の費用分担の割合は「男性5:女性5の折半が約50%」「男性6:女性4が約30%」「男性7:女性3が約10%」「女性6:男性4が約10%」だとされています。
男性と女性の収入の差にもよりますが、結婚は2人にものなので綺麗に折半するというカップルが多い傾向にあります。
項目別で負担額を分担する
結婚にかかる費用の合計総額を綺麗に折半するという方法の他にも「項目別で負担額を分担する」という方法もあります。
例えば、結婚式のかかる費用においても「招待客が多い方が少し多めに負担する」だとか「こだわりたい項目がある場合は、主張した側が費用を負担する」ということです。
細かく費用分担を計算したいカップルは、このような方法を選ぶ傾向にあります。
合計額をお互いで管理してしっかりと話し合うことが大切
結婚をトータルで考えてみると、かなり大きな費用がかかります。お金というものは、価値観のズレが揉め事を起こしてしまう大変なものです。
ですから、お互いで結婚における合計総額を管理した上で、お互いの意思や意見をしっかりと話し合うことが重要なのです。
お互いが結婚における総額を把握して管理するということは、2人が今後良好な関係を築いていく重要な基盤となるので、どちらかが不満を抱えないようにすることが大切です。
結婚費用を把握しよう!
結婚というものは、2人が夫婦になる上でとても重要で大切にしたいものですよね。「全部でどれくらいのお金が必要になるのだろう」と、結婚にかかる費用のことだけを考えると、つい尻込みしてしまう気持ちもあるでしょう。
しかし、結婚のステップをひとつずつ踏んでいくということは、2人でが生涯を共にすることへのケジメとなることなのです。結婚にかかる費用をお互いで把握・管理して、お互いに満足のいく幸せな結婚をしましょう!
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