今回は、木炭の作り方をご紹介します!みなさんは木炭というとどんなイメージがありますか?バーベキューの道具の一つ、もしくは、焼き鳥屋さんを選ぶ時の決め手にしている方もいるかもしれませんね。
普段の生活では縁がないアイテムと思いがちかもしれませんが、実は木炭って簡単な作り方があるんです。
でも、木炭の作り方がわかっても使い道がわからないという方、ご安心ください。木炭の魅力も併せてご紹介します♪
木炭を自宅で簡単に作るには?
最近はアウトドアの人気が高く、バーベキューをする機会が増えたという人も多いのではないのでしょうか。
そこで必要になるのが、木炭ですよね。
木炭というとホームセンターなどで手軽に買えることができますが、実は自宅でも簡単に出来る作り方があるんです。
木炭ができる原理、仕組み
木炭の作り方をご紹介する前に、木炭のできる原理をご紹介したいと思います。
キャンプファイヤーやどんと焼きなどで、木を燃やすのを見たことがある方いらっしゃいますよね。
燃やされた木は灰になります。木炭も木を燃やしてできたものですが、灰とは違います。
その違いの原理は、酸素の少ない状態で熱しているということです。
酸素の少ない状態で木を熱すると、炭素以外の物質は気化し、煙となって無くなります。
残った個体が木炭なんです。また、灰というのは完全燃焼させ、炭素がなくなった燃えカスの状態のものです。
木炭の用途
石油や灯油が普及するまで、木炭は一般家庭でもよく使われていました。
今ではバーべキューなどのレジャーや、炭火焼きにこだわった飲食店などで目にするくらいですよね。
家庭で木炭を自作した場合、どんな使い方があるでしょうか。
除湿や消臭の効果
脱臭剤や消臭剤の商品の中には、木炭や竹炭を使ったものがあります。
炭には除湿や消臭の効果があるんです。
冷蔵庫の中、下駄箱の中などに置くと、除湿と消臭を兼ねられる木炭や竹炭はとても便利ですよ♪
木炭の作り方が分かったら、除湿と消臭グッズとして使ってみても良いですね。
インテリア
木の味わいがある木炭は、インテリアオブジェとしても人気があります。
除湿や消臭効果のある木炭が、オブジェとして飾ることが出来れば、おしゃれなのに実用性があって一石二鳥です。
今回は、花炭と呼ばれる松ぼっくりを使った観賞用の木炭の作り方もご紹介したいと思います。
料理
木炭の使い方と言えば、炭火焼きなどの料理を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
炭火でじっくり焼くと肉や魚、野菜など素材の旨みがでてとても美味しいですよね。
自宅で簡単に出来る木炭の作り方がわかったら、バーベキューでその木炭を試してみたいものですよね。
木炭を作る上でのコツ、ポイント
自宅でも簡単に木炭作りに挑戦できたらとっても嬉しいですよね。
木材を、酸素の少ない状態で熱する作り方は、一斗缶やダッチオーブンなどの道具を使うのがポイント。
一斗缶やダッチオーブンを使えば、木材を簡単に蒸し焼きにすることが出来ますよ。
木炭の作り方①準備編
ホームセンターなどで買うのが当たり前のアイテム、木炭。
一斗缶やダッチオーブンなどの材料を使うと簡単に木炭が出来ますが、実際にはどんな材料が必要なのでしょうか。
木炭の作り方の材料をご紹介します。
材料
必要な材料は作り方の手順にもよりますが、軍手、空き缶、アルミホイル、金網、ガスコンロ、そして空き缶に入る程度の木材です。
空き缶に入らないようなサイズや容量での、木炭の作り方は、空き缶の代わりに一斗缶やダッチオーブンを使います。
手順
木炭の作り方では、酸素の少ない状態にすることが大切です。
まず、木材をアルミホイル、または空き缶などに入れます。そして金網をのせたガスコンロの上に置きます。煙が出なくなったら、火を消して冷めるのを待ちます。
酸素の少ない状態を作り、炎で熱する。これが基本的な作り方です。木材のサイズによって一斗缶を使ったり、焚火を起こしたりすることもあります。
一斗缶での作り方の場合は、煙もそれなりに出るので住宅街ではご近所への配慮も必要です。
注意
空き缶を使った木炭の作り方の場合、缶のフチで手を切らないように注意して下さいね。
また、熱した空き缶を金網の上から、安全な場所に異動させる時は、軍手を使って火傷しないようにして下さい。
簡単な作り方だからこそ、怪我をしないように注意して楽しみましょう。
木炭の作り方②アルミホイルを使う
アルミホイルを使った木炭の作り方は、とてもシンプルなものです。割り箸など木材をアルミホイルに巻き、金網の上に置いてからガスコンロで熱します。
両端は2㎝ほど余らせて、片方はつぶして、もう片方は開けておきます。アルミホイルの両端を上に向かせて、熱し、煙が出なくなったら火を止めます。
いつも自宅にあるものだけで簡単に出来る作り方なので、手軽に挑戦できます。
木炭の作り方③一斗缶を使う
次にご紹介する木炭の作り方は、一斗缶を使ったちょっと本格的な作り方です。
まず、レンガを利用してかまどを作ります。レンガをふたつ並べたら、その上に一斗缶をのせます。レンガの間には、燃料となる薪木をセットします。
一斗缶の中に木材を入れて、蓋を閉めたら火を点けます。大体一時間ほど火を点け、一斗缶から上がっていた煙がなくなったら、完成です。
ここでの作り方のポイントは、すぐに一斗缶から炭を出さないことです。一斗缶をまず、まるごと土の中に埋めます。こうしたまま、火を完全に消えるのを数時間待ちます。
熱した一斗缶はとても熱く、木材を入れると重さもあるため、この作り方は十分に安全に注意する必要があります。
木炭の作り方④ドラム缶を使う
ドラム缶を使った木炭の作り方は、かなり難易度の高いものです。
グラインダーを使って木材をいれる穴を作ったり、ドラム缶の下側に煙突の穴、上側に焚口となる穴も自分で開けたりします。
一斗缶の作り方の時と同じように土で覆う必要もあり、かなり重労働の作り方なので、念入りな準備と、体力、そして厳重な安全管理が必要です。
また、一斗缶で木炭を作るよりも煙の量が多いので、住宅街ではドラム缶を使った木炭の作り方は難しそうです。
松ぼっくりを炭にする方法
松やにを含み、独特な形がとても燃えやすため、天然の着火剤としても活躍する松ぼっくり。バーべーキューなどで燃料として役に立つ優秀なアイテムです。
でも、ここでご紹介する松ぼっくりを木炭にする作り方は、「花炭」と呼ばれるインテリアとして愛でる炭の作り方です。
独特な形の松ぼっくりは、クリスマスのオーナメントとしても活躍しますよね。そんな松ぼっくりを炭にしたら実はとてもおしゃれなんです。
ここでは、トマトなどの空き缶を使ってできる簡単な作り方をご紹介します。
空き缶に直接松ぼっくりを入れ、アルミホイルで蓋をします。この時、中央に小さな穴を開けて煙の通り道を作ります。
あとは、ガスコンロの上に網を置いてから空き缶を乗せて、煙が出なくなるまで火にかけます。
煙がなくなり火を止めたら、空き缶が熱くなくなるまでしばらく待ちます。軍手をして、アルミホイルを外したら完成です。とても簡単な作り方ですよね。
備長炭の作り方
備長炭というと、焼き鳥屋さんや鰻料理屋さんでよく目にするキーワードですよね。備長炭の作り方がわかったら、自宅でも美味しい焼き鳥が食べられるかもしれません。
しかし、本来の備長炭というのはナラ・樫・馬目樫(ウバメガシ)を使ったものを指します。さらに、100度以上を均一に保ちながら炭化させるので、熟練の職人の技術が必要です。
特に、紀州備長炭の製炭技術は、無形民俗文化財にも指定されています。木の乾燥、焼き上がりを合わせて10日ほどの長い時間をかけて作られる備長炭は、煙や炎が出づらく、料理に重宝されています。
実は、自宅での作り方は設備と技術が必要なため、まず不可能ですが、少しでも木炭が作られる工程を知っていると、備長炭を使う時にもありがたさがよくわかりますよ。
木炭作りを自宅で簡単にチャレンジしてみよう
アウトドアやバーベキューがお好きな方には、ダッチオーブンをお持ちの方もいると思います。
蓋で密閉に出来るダッチオーブンは木炭の作り方も簡単にできます。
ダッチオーブンの中に木を直接入れるのが一番簡単な焼き方ですが、花炭を作る場合は、それぞれの形を崩さぬよう、アルミホイルに優しく包む作り方が良いでしょう。
また花炭以外でも、アルミホイルに包んだ方が鍋に直接木炭のすすがつかなくなります。
木材にアルミホイルを巻く作り方は、洗う手間が省けておススメですよ。
自宅で木炭を挑戦する場合の注意点
木炭は手軽な作り方の分、注意も必要です。
空き缶や、木材の端で手を切らないように、熱した缶や一斗缶、ダッチオーブンなどの容器に火傷しないように、注意した上で軍手を忘れずに使って下さいね。
また、ガスコンロを使う作り方の場合は、火の取り扱い、換気にも十分気を付けて木炭を楽しく作って下さいね。
木炭作りをマスターしよう!
今回は、簡単に自宅でもできる木炭の作り方をご紹介しました。
作り方をマスターして、バーベキューに自作の木炭を使ったら、一層料理が美味しく感じると思いますよ♪
安全に十分気をつけて、ぜひ木炭作りに挑戦してみて下さい。
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