このところ「スワッグ」という言葉を見聞きすることが多くなりました。SNSでも素敵なスワッグの画像が投稿され、話題を集めているようです。
今回は、初心者の方にも簡単に作ることができるスワッグと、インテリアに取り入れるディスプレイアイデアをご紹介していきましょう。
スワッグを作る前に知っておきたいこと
古くから伝わるお花の飾り物
スワッグは、古くからのアレンジメントスタイルといわれています。
その起源は、ドイツにあるという説が有力ですが、古代エジプトの時代からお花や常緑の葉を使ったガーランドやリース、サークレット、フェスツーンなどがありました。
こうした花飾りは、建物や室内を飾ったり、ファッションのように身につけたり、時には宗教的な意味を持つ飾りとされてきたのです。
おしゃれなウォールハンギングとして
ガーランドやフェスツーンが、祝祭的な意味を持つようになったのに対し、スワッグはおしゃれな壁飾りとして発展を遂げています。
季節に関係なく、好みのお花を束ねて吊るすだけという手軽さが、世界中で人気を集めているのです。
グリーンが印象的なこちらのスワッグは、ヴィンテージのタペストリーと同色の紅茶染めしたファブリックで結ばれています。
花色や葉色が残るものを選ぶ
スワッグを作る際の最大のポイントは、ドライになった状態でも花色や葉色がキープできるものを選ぶということ。
この点が、一般的なドライフラワーのブーケとは異なっています。
乾燥に適しているお花を選ぶことはもちろん大切ですが、色味のことも念頭に置いてスワッグの素材を選ぶようにしましょう。
スワッグのデザイン
インテリアにおすすめのスワッグ
スワッグには、色々なデザインがあります。
特に海外では、壁を飾るウォールディスプレイとして、特別なイベントのデコレーションとして、様々なスワッグが作られているそう。
ここでは、代表的なデザインを2つご紹介していきましょう。
ハンギングスワッグ
日本で一番人気が高いスワッグのデザインは、なんといってもハンギングタイプではないでしょうか。
フレッシュな生花やハーブをカットして吊り下げておくだけで、乾燥してドライフラワーになります。
そのまま吊り下げてインテリアのディスプレイにすれば、それはハンギングスワッグに。
手軽に作ることができるので、初心者の方にもおすすめです。
ブーケ型スワッグ
時にスワッグは、吊るすだけでなくブーケ型にもなります。
もともとの壁飾りとしての要素は薄れてしまうかもしれませんが、ドライになっても美しい花色を残しているスワッグの、ディスプレイアイデアとしても人気です。
そのままフラワーベースに生けてディスプレイを楽しんで。
スワッグにおすすめのお花や植物
ユーカリ
ここでは、スワッグにおすすめの素材をご紹介していきましょう。
独特の香りを持つユーカリは、ドライにすると葉っぱにシルバーの色味が強く出るのでおしゃれな雰囲気になると人気です。
同じように、ハーブの仲間であるオレガノもスワッグに加えると、素敵なアクセントになりますよ。
ミモザ
ミモザはドライフラワーにしてもイエローの花色が残りやすいので、スワッグにもおすすめです。
こちらは、トタン板を活用した鴨居をセルフリノベされた団地のお部屋。
ラスティックな風合いに、ミモザの花色がおしゃれなアクセントとなっています。
イエロー系では、ほかにヒマワリやサフラワー(紅花)もおすすめです。
雑穀
こちらは、雑穀スワッグ。上述のように、宗教的な意味合いを持ったスワッグの中には、ムギが使われているものも多くあります。
これは、当時の人々の豊作祈願が込められているそう。
大麦に小麦、ヒエやドライにしたトウモロコシなどを使った雑穀スワッグは、ナチュラルなインテリアによく馴染みます。
ローリエ×パインコーン
こちらはクリスマス用のスワッグ。
香りのよいローリエや色がきれいな姫リンゴ、形がユニークなアケビなどを組み合わせています。
クリスマスらしくパインコーンもプラスし、ふんわりとしたリボンを結んで。リース代わりにドアに飾っても素敵です。
ススキ×ヒバ×野バラの実×唐辛子
最後にご紹介するスワッグは、すべてご自宅のお庭の植物を素材としているとのこと。
海外でも、お庭のお花を使ったスワッグづくりは盛んにおこなわれています。
スワッグを作るために、高価なお花やエキゾチックなお花を購入する必要はありません。
ご自分の好みのお花やグリーンの組み合わせを楽しみましょう。
スワッグを飾る場所
リビングのウォールディスプレイとして
続いて、スワッグを飾る場所を見ていきましょう。
こちらは、リビングのウォールディスプレイとしてスワッグを飾っているアイデア。
ユーカリを使ったスワッグの色合いが、シャビーシックなコラージュ作品とぴったりですね!
棚板シェルフに吊るす
ハンギングタイプのスワッグは、根元に紐やリボンを結んでフックに引っ掛けることもできます。
こちらは、シンプルなスチール製のシェルフにS字フックをつけて、色鮮やかなミモザのスワッグを吊るしているアイデアです。
日が当たらない洗面所を華やかに
こちらはブーケ型スワッグをボトルに立てて飾っているアイデア。場所は洗面所です。
日が当たらない場所でも、ドライフラワーを束ねて作るスワッグなら気にしなくてもOK。
やわらかなイエローベースのスワッグが、スペースを華やかに彩ります。
まとめ
SNSなどで、最近注目を集めているスワッグについてご紹介しました。
花色や葉色が残るものを素材に、ドライフラワーを束ねて吊るすだけでおしゃれなスワッグが出来上がります。
お気に入りのお花や植物を選んで、オリジナルのスワッグ旁を楽しんでみませんか。
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