ダニ対策は重要!ただ、面倒臭いことは続かない!
みなさんは、家庭で何らかのダニ対策をしていますか?必要とわかっていても、家事や育児、仕事に追われると継続するのは難しいですよね。
folkライターの私もダニ対策を続けられず、これまでさまざまな方法を試しては挫折しています。
その私に挽回のチャンスが巡ってきました。ダニ対策グッズの開発企業にインタビューし、実際に使用してレビューをしてほしいと。しかも、本音レビューのOKまでいただきました。
前回はインタビューをしたので、今回はいよいよ実践編です。果たしてダニ対策三日坊主は克服できるのでしょうか?
ダニ対策が必要な理由と難しい理由
ダニ対策は必要だとよくいわれますが、残念ながら続けるのは簡単ではありません。具体的なレビューの前に、ダニ対策がなぜ必要でどうして困難なのかを考えてみましょう。
ダニを放置するとどうなる?
まず、ダニの死骸やフンを放置することで、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状の原因になる可能性があります。ひどい場合は発作を引き起こすこともありますので油断できません。
それから、ダニの中には人間を噛む種類もいて、睡眠中やソファでくつろいでいる間に露出した手や足に噛みつき、かゆみや腫れをもたらすことがあります。かゆみは3日〜1週間程度続くことも少なくありません。
自分や家族の健康で安全な暮らしを守るためにも、家庭でのダニ対策は必要なのです。
ダニ対策はなぜ難しい?
どの家庭でもダニ対策は必要ですが、ダニを取り除くのは簡単ではありません。ダニの性質について理解を深めながら、ダニ対策が難しい理由に迫ってみましょう。
天日干し・掃除機・洗濯では全てのダニを取り除けない
天日干し・掃除機・洗濯は一般的に知られたダニ対策ですが、残念ながらダニを完全に取り除くのは難しいです。
まず、かなりの高温にならないとダニは死滅しないため、天日干し程度の温度ではダニはいなくなりません。また、ダニの足先はカギ状の爪がついており、繊維にしっかりとしがみつくので、掃除や洗濯で全てのダニを取り除くのは困難です。
つまり、一般的な方法で家中にいる大量のダニを取り除こうとするとかなりの時間と手間がかかります。
ダニは家中に潜んで繁殖する
ダニは家中のあらゆる場所にいて、一定の条件が揃うと簡単に繁殖します。
具体的な条件は次の通りです。
- 暖かい温度
- 高い湿度
- えさ(皮脂や髪の毛、ほこりなど)
- 暗い場所
つまり、ソファの隙間やマットレスの下、押し入れの衣類と衣類の間などはダニにとって繁殖に都合がいい場所といえます。
ちなみに、「家にいるダニ」と一口にいってもいくつかの種類があり、生息場所はさまざまです。
|
生息場所 |
エサ |
特徴 |
チリダニ |
ベッド、布団、ソファ、畳など |
皮脂や髪の毛、ほこり |
人を刺さないが、
死骸やフンがアレルギーの原因となる |
ツメダニ |
ベッド、布団、ソファ、畳など |
他のダニや虫 |
血は吸わないが、
他のダニと間違って人を刺すことがある |
イエダニ |
ネズミの体 |
ネズミ、哺乳類の血液 |
吸血する |
出典:西宮市ホームページをもとに筆者が作成
最近の住宅は年中ダニが繁殖しやすい
現代のダニ対策を難しくしている原因の1つが、住宅の高性能化です。
一般的にダニは暖かくジメジメした梅雨〜秋の季節に繁殖しやすい傾向にありますが、現在は家の気密性や断熱性が上がったことで年間を通して安定した室温を保てるようになり、ダニにとっても1年中快適な空間になってきています。
また、気密性が上がったことで空気が流れにくくなり、忙しくて換気や掃除が行き届かない家はダニにとって心地よい環境になってしまっているのです。
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ダニトリーゼとは?3つの特徴を紹介
忙しい毎日の中でダニ対策を続けたいなら、便利グッズに頼るのも1つの方法です。数あるグッズの中でダニトリーゼは、手軽さと機能の高さが評判のチリダニ捕獲シート。「とにかくダニが捕れる」と口コミが広まり、通販でも大ヒットを飛ばしているとか。ここでは、開発企業の話に基づいて、具体的にどんな商品なのかを簡単に紹介します。
「2つの特許技術」で約39万匹のチリダニをキャッチ
ダニトリーゼの最大の特徴は、2つの特許技術によって実現した圧倒的な捕獲力。特許の内容は次の2つです。
- 不織布・メッシュ・粘着シートで構成された5層構造
- 香料を練り込んでメッシュへダニ誘引する技術
香料でダニをおびき寄せ、5層構造で効果的に粘着捕獲します。これにより、ダニトリーゼ1枚で最大392,832匹※という圧倒的な数のダニ捕り効果を発揮するのです。
また、5層構造により粘着面が剥き出しにならないため、粘着力が持続するのもポイント。生地タイプのダニ対策グッズは粘着捕獲力が弱いことが多く、捕獲したダニが出てくることがありますが、ダニトリーゼは強い粘着力で動き回るダニだけでなく、ダニの死骸やフンも絡め取ります。
※ダニ捕獲数の測定機関:株式会社ビオスタ(インテリアファブリックス性能評価協議会指定の試験機関)
※ダニ捕獲数は使用環境により効果は異なります。
使い方も後片付けも簡単
ダニトリーゼは、これまでのダニ対策よりも手軽に実践できるように開発されています。
使い方は、袋から出して気になる場所に置いたり挟んだりするだけ。天日干しや掃除機、洗濯機よりも簡単かつ効率よくダニを捕獲できるように設計されています。
また、使った後の処理も簡単です。防虫剤タイプのダニ対策グッズは使用後にダニの死骸を片付ける必要がありますが、ダニトリーゼなら家庭用ゴミとして捨てるだけ。
ダニ対策の最初から最後までお手軽さが続くアイテムです。
人間やペットに有害な化学物質は不使用
安心・安全に使えるという点もダニトリーゼの大きな特徴の1つです。
ダニトリーゼに使われている誘引剤は、食品添加物。防虫・殺虫成分は一切使われていないため、小さな子供やペットのいるご家庭、肌に触れるものに敏感な方でも安心して使えます。
ダニが繁殖しやすい場所でダニトリーゼを使ってみた
ここからは、ダニトリーゼを使用した私のリアルなレビューを紹介していきます。まずは、開封直後の感想とわが家に置いてみたときの様子です。
開封して手に取った最初の印象
パッケージを開けて驚いたのが薄さです。ポストカード数枚ほどの厚みのため、一見してこの中に大量のダニを捕獲する特許取得の5層構造が入っているとは信じられません。
それから、ほんのりとした柑橘系の爽やかな香りも好印象です。ケミカルな香りのものを家の中にずっと置いておくのは避けたいので、これも嬉しいポイントでした。
リビングのソファの隙間に挟む
手始めに、一番試したかったリビングのソファに設置してみました。
ソファは布団と違い、コインランドリーの乾燥機に入れて高温でダニを死滅させるといったことができないため、ダニ対策に頭を悩ませていた場所です。
ソファのフレームとマットレスの間に挟んでみたのですが、設置が驚くほど簡単で今までダニ対策に悩んでいたのが嘘みたいでした。
寝室のベッドシーツの下に挟む
ソファに次いで、ダニトリーゼを設置したかったのがベッド。
暖かくて湿気が溜まりやすく、ダニのエサとなる髪の毛や皮脂がたっぷりあるため、ダニにとって絶好の繁殖場です。
こちらも設置が簡単で、足元のシーツの下に挟んでみましたが全く目立ちません。
クローゼットの棚に置く
最後にダニトリーゼを設置したのは、私の部屋のクローゼット。
クローゼットはホコリが溜まりやすくて通気性が悪く、扉を閉めると暗くなるため、ダニが繁殖しやすい場所の1つです。
今回は、クローゼットの上の棚にある季節物の収納袋とバッグの間にダニトリーゼを設置しました。本体が薄いので、狭い隙間でも設置できるのが便利です。
なお、今回は使用していませんが、吊るして使いたい場合はクローゼット用のダニトリーゼもあります。
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使ってわかったダニトリーゼの4つの魅力
ダニトリーゼをしばらく使ってみて、次のような4つの魅力を感じました。
手軽に使えて家事の負担が軽減される
ダニトリーゼの大きな魅力は、手軽さゆえにダニ対策へのハードルが下がることです。
気になる場所へ置くだけで、ダニが誘引・捕獲されるため、従来のダニ対策のような手間がかかりません。
頭を悩ます家事が1つ減り、心に余裕が生まれました。
コンパクトでインテリアの邪魔にならない
ダニトリーゼはこだわりのインテリアを損なわず、暮らしにすっと溶け込むのもメリットです。
薄くてコンパクトなため、家具の隙間やちょっとした場所に設置すれば目立ちません。
さりげなくダニ対策ができるのは、おしゃれなfolk読者にとって嬉しいのではないでしょうか。
爽やかな香りの天然誘引剤なので安心できる
誘引剤は食品添加物でできており、柑橘系の爽やかな香りがほのかに漂うところも気に入りました。
私は自分や家族の体に触れるものに敏感になるタイプで、健康に悪影響を及ぼすリスクは避けたいと思っています。
ダニトリーゼは使用中に不安や不快感を覚えることがないため、ダニ対策を継続できそうです。
取り替え時期がわかりやすい
ダニトリーゼの取り替え時期の目安は、使用開始日から約3ヶ月。置きっぱなしにするのでいつから使い始めたのか忘れそうですが、その点もよく考えられています。
本体の下に使用開始日を記載する欄があり、いつでも確認可能です。細かいことですが、温かい心遣いを感じられますよね。
ちなみに私は忘れっぽいので、念の為スマートフォンのカレンダーの予定に取り替え日を入れています。
ダニトリーゼの気になる点や注意点4つ
ダニトリーゼは気軽に使える魅力的な商品ですが、以下のように気になったことや注意すべきこともありました。
捕獲するのはチリダニのみ
ダニトリーゼは全てのダニに対応しているのではなく、チリダニ専用の捕獲シートです。
アレルギーの原因となるチリダニやその死骸、フンはキャッチしますが、人間を噛むイエダニやツメダニには対応していません。
ツメダニは他のダニをエサとするため、チリダニを捕獲することで広い意味でのツメダニ対策となりますが、人を噛むダニに関しては別途対策が必要です。
はっきりとした効果を実感しにくい
ダニトリーゼに限ったことではなく、ダニ対策グッズ全般にいえることですが、実際にどのくらいのダニを捕獲しているのかはわかりません。
捕獲したチリダニを肉眼で確認するのは困難なためです。また、アレルギー症状はダニに限らずさまざまな原因で起こるため、仮に症状が軽減された場合でもダニトリーゼの影響かどうかは判断が難しいと思いました。
効果を実感しにくいとなるとあとはメーカーさんを信じるしかないのですが、前回のインタビュー内容を踏まえると私自身は好意的に考えています。
用途に合っていないと高く感じる可能性がある
出典:https://store.kuraray-trading.co.jp/
ダニトリーゼは誰でも気軽にダニ対策ができる便利なアイテムですが、人によっては価格に見合った価値を感じられない可能性があります。
クラレトレーディングのオンラインショップにおいて、通常サイズのダニトリーゼは3枚で1,890円 (税込)です。正直にいうと、価格だけを見たときは「ちょっと高いな」と思ってしまいました。取り替えの目安は約3ヶ月なので、1年で4回購入する必要があり、置き場所を増やすほどコストがかかります。
ただ、前回のインタビューで伺った開発への想いや、実際に使用してわかった便利さを踏まえると、個人的には価格と価値が釣り合っているのではないかと思いました。
つまり、ダニトリーゼはダニ対策の手軽さや安全性に価値を見いだせる方におすすめです。
設置場所によっては枚数を追加する必要がある
広いクローゼットや大型ベッドなどの場合、ダニトリーゼを追加購入しなくてはなりません。
というのも、推奨される設置目安は1枚/㎡とされているためです。
例えばシングルベッドの一般的なサイズは100×195cmなので、上半身側と下半身側に1枚ずつの計2枚を置くことになります。わが家のベッドは160×195cmのクイーンサイズのため、約3枚のダニトリーゼが必要です。
家族の健康のためにダニ対策は不可欠ですが、家中にダニトリーゼを仕掛けるとかなりの出費になりますので、本当に必要な場所かどうかを吟味して使うことをおすすめします。
ダニトリーゼは安全かつ手軽なダニ対策として忙しいママにおすすめ
置きっぱなしにするだけでダニを捕獲してくれて、暮らしに安心感をもたらしてくれるダニトリーゼ。気になる部分はあるものの、私にとってはメリットの方が大きく、無事にダニ対策三日坊主を卒業できました。
手軽で安全なダニ対策はどんな方にもメリットになりますが、特に家族の健康を願う忙しいママにおすすめです。子供との時間や自分の時間を増やすためにも、簡単に使えるダニトリーゼを活用してみてはいかがでしょう。
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