今回は、男女の愚痴に対する考え方の違いや、行動の違いを見ながら、どうしたらお互い気持ちよく対応できるかについて考えていきましょう。
女性は、親しい間柄になるほど悩みや愚痴を聞いて欲しいと思うもの。彼氏ができればなおさらです。
お互いに気持ちを共有するための方法や解決策をみていきたいと思います。
男女でこんなに違う!愚痴に対する捉え方を知ろう!
職場などで嫌なことがあっても、大好きな彼氏に会うことができれば安心できますよね。
できれば、自分の辛かったことや大変だった話を聞いて欲しいと思うのが女心というものです。
けれど、話を終えてもなんだかスッキリしない。それどころか、せっかく彼氏に会えたのに、何故か喧嘩になってしまうなんてことありませんか?
それは、愚痴に対する捉え方が男女で違うから!まずは、愚痴に対して、男女でどんな捉え方をしているのかを考えてみましょう。
女性は共感してほしい
女子会などで、仕事や恋愛の愚痴を言い合うシチュエーションは多いはず。自分を振り返って思い出してみましょう。
悩みを話し始めた時に、「それはあなたが○○しなかったからでは?」とか、「△△すればよかったのでは?」とアドバイスを受けたとします。
冷静に考えれば、言われたことは正論でもなんだかモヤモヤしてしまった経験はありませんか?
このような場合に、女性が言われたいのは反省点や正しい解決策ではありません。ただ共感してほしいのです。
自分がこんな気持ちだったということを受け止めてもらいたいというのが希望で、正しい正解が欲しいわけではないのです。
男性は解決策を求める
それに対して男性は、相談や愚痴を言う時、解決策を求めます。
女性は感情や共感を重視するのに対し、男性は客観的に状況を分析し、それに対する答えを導きだそうとします。
そのため、女性が愚痴をこぼせば、反射的に解決策を提案してしまうのが男性の心理です。
あくまでも、ただ聞いて欲しいだけの女性に対し、ついアドバイスしてしまうのが男性です。
けれど、男性だって女性の悩みに対して真剣にアドバイスしてくれています。
そのため、せっかくのアドバイスに女性の反応が芳しくなければ、男性だってあまりいい気持ちにはなりませんよね?
女性が彼氏に悩み相談をした時に、上手くいかない原因はここにあるのです。
狩猟採集時代のなごり!?異なる思考がすれ違いを招いていた!
このような考え方の違いは、大昔の狩猟採集時代のなごりという説もあります。
その昔、男性の主な仕事は狩猟でした。狩りを行う際には効率的に素早く状況を把握し、なるべく早く最適な方法を見つけなければ獲物は逃げてしまいます。
そのため、会話は最低限にして問題を解決することを優先的に求めるようになったと考えられています。
女性は、木の実などの採集が主な仕事でした。他の肉食動物にいつ襲われるかわからない状況です。
そのため、お互いに声を出すことで生存を確認し合い、危険を共有していたと考えられています。
女性が共感を重視するのは、このなごりであるという考え方もあります。
女性が欲しい「がんばったね」の一言がなかなか出てこない
いずれにしても、なかなか女性が求めている「大変だったね」とか「がんばったね」の一言が出てこない!という状況は往々にしてあり得ます。
彼氏は、女性が求めているものが、解決策やアドバイスだと思い込んでいるからです。
このすれ違いの思考が続く限り、お互いの溝は永遠に埋まりません!
女性自身も自分が求めている気持ちに気づいていないことも?
更に女性自身も、自分が求めているものが共感する気持であるということに気づいていない場合もあります。
どうしたら自分の気持ちがすっきりするのかを把握していないため、満足いく回答が得られないことで喧嘩になってしまうのです。
そんな状況が続けば、彼氏も女性の話に対して消極的な態度になりますね。
普段そんなことはないのに、愚痴をこぼそうとすると話をそらす、もしくはその場からいなくなるなんてことが続けば、お互いの信頼関係にも影響が出てしまいます。
彼氏が愚痴を聞いてくれない!聞いてもらうためにはどうすればいい?
愚痴に対する男女の考え方の違いはおわかりいただけたでしょうか?
それでも、彼氏に愚痴を聞いて欲しいと思う女性は多いはず。彼氏だって、愛しい彼女が困っていれば助けたいと思うもの。
お互いにそういう気持ちがあるのであれば、女性側も彼氏が嫌な気持ちにならないように、話をする時に工夫すればよいのです。
では、実際にどんな工夫をすればよいのでしょうか?
最初に愚痴を聞いて欲しいということを宣言する
男性が、女性の愚痴に対して具体的な解決策を答えてしまうのは、それが求めている回答だと信じているからです。
それならば、女性側から、先に何をしてほしいのかを宣言してしまいましょう。
まずは導入部分が大切!
まず、全く違う会話の最中に聞いて欲しい愚痴を話し始めるのではなく、「ちょっと嫌なことがあって。愚痴なんだけど聞いてくれない?」というように、今から愚痴を言うという旨を彼氏に伝えましょう。
そうすれば、彼氏も心の準備ができますね。
アドバイスが欲しいわけでないことも言ってしまう!
そして更に状況が許すのであれば、アドバイスが欲しいわけではないこと、そしてただ最後まで話を聞いて欲しいということも付け加えましょう。
特に、ただ聞いて欲しいという一言は重要です。「今○○のことが引っ掛かっていて、話すことで気持ちが軽くなるから、ただ聞いて欲しいんだ」というような言い回しで伝えると、彼氏も理解してくれるでしょう。
ネガティブになりすぎない
せっかく話を聞いてくれている彼氏に対して、「どうせ私なんて…」という返答はやめましょう。
女性同士の会話でもそうですが、慰めても、励ましても、最終的にこの言葉を言われてしまっては、返す言葉がなくなってしまいます。
ネガティブな言葉は口癖になりやすい!
厄介なのは、この言葉は口癖になりやすいということ!
言霊という言葉があるように、実際に口に出して発する言葉には形はありませんが、現実のあなた自身を形成する一部になります。
もし「どうせ私なんて…」という言葉が、無意識にでも口癖になっているのであれば、今すぐにやめましょう。
その言葉があなたの気持ちを一層ネガティブにしてしまいます。
アドバイスに対して「でも」で返さない
悩みがあるのであれば、解決してあげたいという気持ちになるのが人間の心理です。
特に、相手が大切な彼女ならば、余計にその気持ちは強くなると考えられます。
困っている彼女に対して、一生懸命考えた解決策を「でも…」の一言で否定されたら、彼氏はどんな気持ちになるでしょうか?
相手の話を最後まで聞こう!
もちろん、女性の気持ちも大切です。自分の考え方と全く違う意見がいきなり降ってきたら、瞬間的に否定したくなることもあるでしょう。
けれど、すぐに否定せず、まずは彼氏の話を最後まで聞きましょう。
そして、その上で自分の意見を答えましょう。愚痴は会話の一部、相手との言葉のキャッチボールです。
会話のルールをしっかり守れば、相手も誠意をもって返事をしてくれるでしょう。
悪口ばかり言わない
悩みを相談されている最中であったとしても、職場の同僚や友人などの悪口ばかりであれば、聞いていて面白いものではありません。
更に、共通の友人の悪口は絶対にやめましょう。
彼氏が知らない人であれば、まだ女性の立場に立って返答できるかも知れませんが、お互いに知っている人で、なおかつ彼氏がその人に対して好意的な印象を持っている場合、カップルの関係性だけでなく友人関係にまで影響が出てしまう可能性があります。
「俺もこんな風に思われているのかも?」と思われてしまうかも!
また、悪口ばかり聞かされていては、彼氏も自分も実は陰でこんな風に言われているのかもしれないと考えてしまうかもしれません。
いずれにしても、悪口ばかりの愚痴は、女性自身の品格を貶めるものになってしまいます。頭に血が上れば、いらないことまでしゃべってしまいます。
一度自分の中で整理してから、彼氏に聞いてもらうといいですね。
彼氏の愚痴を上手に聞く方法は?
男性は、女性よりも弱音を吐きにくいもの。彼女だからこそ、格好いいところを見せたくて愚痴を言いにくいなんてこともあるでしょう。
明らかにいつもと態度が違って落ち込んでいる様子なのに、何も言えずにいることもあるでしょうが、女性が言いやすい態度で接していれば、そんな態度にも変化が現れるかもしれません。
女性自身も、彼氏が心を開いて本音を語ってくれることは、信頼の証に感じられてうれしいものです。
その時に、上手に話を聞くことができれば、彼氏は更に女性に対する信頼感を強めるでしょう。
では、どうすればうまく話を聞くことができるのでしょうか?順序立てて考えてみましょう。
余計な口出しはせずに最後まで話を聞く
まず、最も大切なことは、彼氏が言いたいことを全て話し終えるまで、一切口出しはしないこと!
男性だけでなく女性にも当てはまることですが、愚痴を言いたい時は自分の納得できない気持ちを整理したい時です。
人は実際に言葉にして話すことで、問題を客観的に捉えることができます。内在化した悩みを外に出すことだけでも、気持ちが大きく変わります。
溜まった気持ちを外に出している最中に何か意見を言われたら、すっきりしない気持ちが残ったままになってしまいます。
話を聞いている際に思いついたことがあっても、女性はまずは我慢です!
彼氏が納得するまで話をしてもらい、全て聞き終えた時にあなたの意見を言いましょう。
意見を言う時は、彼氏の話に共感してから
先ほど、女性は共感してほしい生き物だと述べましたが、実は愚痴を言っている際に男性も共感を求めています。
自分の話に対して、否定的な意見ばかり聞いていれば、男女に限らず落ち込んでしまいますよね?愚痴を言っている時ならば、なおさらです。
そのため、彼氏が話を終えたら、まずは同調して返答しましょう。そして、アドバイスがあるならば、その後に意見を言いましょう。
彼氏が何かアドバイスを求めているのに、適当な回答がわからない場合は、その場で無理に答えを出さず、一緒に考えてみようと提案するのも良い方法です。
彼氏は自分に対して真剣に接してくれる女性の態度に安心感を得るでしょう。
最後に彼氏の良かったところを褒める
彼氏の愚痴には、「○○をしてしまった…」というような後悔が残っている話もあるはずです。
もしくは「△△していればよかった」というような反省があるかもしれません。
そんな時は、「確かにそうかもしれないけれど、××したところは良かったと思うよ!」という風に、できるだけ良かった点を見つけましょう。
ポイントは、会話の最後に褒めること!これは心理学のピーク・エンドの法則に基づいています。
ピーク・エンドの法則とは?
人は、起こった出来事の善し悪しを、その出来事の「ピーク」と「エンド」で判断するというものです。
例えば、誕生日に彼氏とちょっと高級なディナーに行ったとします。
たまたま隣の席についたグループがものすごく大声で話をしていたら、せっかくの誕生日の思い出も台無しになってしまいますよね?
けれど、最後に店員さんがそのグループを注意し、もし自分たちにお詫びを言ってくれたら印象は変わりませんか?
つまり、起こった出来事の「エンド」の部分が、その出来事の印象を大きく左右するのです。
最後は褒めて終わろう!
愚痴に対しても同じことです。彼氏の悩みを聞いて、もし少し厳しいアドバイスをしたとしても、最後に褒めてもらえたら、彼氏の印象も大きく変わります。
そして、その後の彼氏の自信にもつながります。
話した後に気持ちが上向きになれば、彼氏もまた何かあった時には、女性に話を聞いて欲しいと思いますね!
それでも彼氏が愚痴を言わなかったら
もし、彼氏が気になる態度をとっているのに、何も言ってくれない時はどうしますか?
そのままそっとしておくという方法もありますが、気になるのであればこちらからうまく誘導するという方法もあります。
聞きたいことがあるなら、まずは自分から!
彼氏が明らかに困っているからと言って、「悩んでいることがあるの?」という風に、直接的に聞いてはいけません。
むしろ言いにくくなってしまう男性は多いでしょう。そこで、まず女性の方から、彼氏に対して愚痴を言ってみることです。
愚痴の内容は、些細なもので構いません。女性が先に悩みを相談することで、彼氏も、口を開きやすくなります。
1度の相談だけではなかなか愚痴を言わないかもしれません。けれど女性が日常的に小さな悩みを口に出し、相談しやすい雰囲気を作っておくことが大切です。
ふとしたきっかけで、彼氏も女性に相談するでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
男女の考え方の違いに気をつけながら、女性が彼氏に愚痴を聞いて欲しい時や、愚痴を言ってほしい時にどうすればよいかを考えてみました。
愚痴をきっかけにして、大きな喧嘩になったりすることもありますが、この方法を頭の片隅に入れておけば、無用の争いを回避することができます。
お互いに愚痴を言い合う時は是非参考にしてみてくださいね!
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