今の時代、アラフォーでも独身の女性はよく見かけますね。それもそのはず、2015年の国勢調査では、50歳まで一度も結婚したことのない人を示す生涯未婚率が、女性で14.06%と過去最高の割合になりました。
また平均初婚年齢も女性は29.4歳で、30年前と比べると約4歳も上昇しています。もちろん、結婚することが人生の全てではありません。
独身でも充実し、満足の行く生活を送っているアラフォー独身女性もたくさんいることでしょう。しかし同時に、結婚したいと考えている女性も少なくありません。
そこで今回は、独身のアラフォー女性にどんな特徴があるのかを生活環境と考え方の観点から考察し、そんな女性たちに合う婚活について考えてみました。
独身アラフォー女性の生活環境の特徴は?
結婚したいけれど、気がついたらアラフォーに。そんな女性たちにはいくつかの特徴がみられます。生活環境でありがちなパターンをまとめてみました。
仕事ができる!仕事中心の生活で男性が入り込む隙間がない
仕事の上で、アラフォー世代は丁度脂ののった時期ではないでしょうか。仕事ができる女性ならば、管理職に抜擢されて、今まで以上に忙しくなるということもあるでしょう。
そんな理由で恋愛が後回しになり、気づけばアラフォーという女性は案外多いものです。そして、バリバリと仕事をこなしてきた女性たちは、周囲からの信頼も厚いのでますます多忙になり、更に仕事中心の生活になってはいませんか?
仕事をバリバリとこなす女性たちは、長年社会に出て働いてきた分、身だしなみや社会常識はしっかりと備わっているので、独身には見えないことも多いでしょう。
しかし、男性顔負けで仕事をしてきた分、自分の意見をはっきりと言ったり、気が強く負けず嫌いであったりと、男性から誘いにくい雰囲気を醸し出している場合もあるようです。
更に、仕事を頑張ってきた分、収入や蓄えも人並み以上に持っている場合もあります。そんな女性たちは、たっぷりと自分のためにお金をかけることが可能です。
そんな生活に慣れてしまえば、誰かと一緒に生活する方が煩わしく感じてしまうかもしれませんね。
もしくは、このライフスタイルを変えたくないと考えているケースもあるでしょう。仕事ができるアラフォー女性は出会いに時間を割くことができない場合も多いでしょうが、本人たちも現状に満足しているというケースもあるようです。
おひとり様大好き!一人で楽しめる趣味を持っている
ヨガや料理教室や旅行。アラフォー女性が趣味にしていることが多いのではないでしょうか。
日常のストレスを解消し、リフレッシュした気持ちでまた仕事に向かえるのであれば、ストレス発散の趣味はとても良いものです。しかし、趣味ばかりになってしまうと独身を長引かせてしまうかもしれません。
例えば仕事が終わったら、スケジュールのほとんどを趣味の習い事で埋めてしまえば、男性との出会う機会は遠のいてしまいます。
男性もいる趣味の場ならばまだよいですが、ヨガなど女性に人気の習い事は、男性の割合は低いのが現状です。
また、アイドルやアーティストにはまっていると、その相手に夢中になるあまり、現実の男性では物足りなくなってしまう傾向もあります。
長年一人で楽しめる趣味を続けていると、次第に他人に合わせることが煩わしく感じることもあるようです。
例えば、旅行に行く時も、一人ならば他人に配慮する必要もなく、自分の好きな場所で好きなものを食べられますね。
グループで行けば全員の意見を合わせる必要があるので、本当に自分が行きたいところには行けないこともあり得ます。
それならば一人で行動する方が楽だと、気が付いたら休日の過ごし方は一人になってしまっているなんていうこともあるのではないでしょうか?
居心地が最高!実家暮らしがやめられない
一人暮らしをするタイミングとして多いのが、進学や就職ですが、通勤の利便性などの理由で社会人になっても実家暮らしを続け、気づけばアラフォーになってしまった。
そんな女性も少なくないのでは?もちろん実家暮らしである以上、親の干渉など煩わしいと感じることもありますが、それを上回るくらいのメリットもあります。
自由に使える収入が増える
実家暮らしであれば、たいていの女性は家にお金を入れています。しかしほとんどの場合、一人暮らしで発生する家賃や光熱費、食費の合計に比べれば少ない金額でしょう。
バリバリと仕事をこなすキャリア女性のような高収入ではないけれど、安定した稼ぎがあれば、一人暮らしの生活よりも自分のために使えるお金は格段に多くなります。
それを捨て、わざわざ生活レベルを下げてまで一人暮らしをする必要はないと考えてもおかしくはありません。
家事負担が減る
次に生活面のレベルが格段に変わるという点もメリットですね。食事や洗濯、掃除は、きっちり分けているという女性もいるでしょうが、親が用意してくれる場合も多いのではないでしょうか?
疲れて帰ってきておいしいご飯が食べられる。そしてきっちり畳まれて洗濯物が置いてある。
こんな生活をしていたら、すべて自分でやらなければならない一人暮らしをしようとは、積極的には考えなくなってしまうかもしれません。
家族と同居しているので寂しくない
実家で暮らしていれば寂しくない!これは精神的に大きな違いでしょう。一人暮らしなら、帰ってきても家で待っていてくれる人はいません。
暗い部屋の明かりを自分でつけて、冬で寒ければ暖房をつけて、震えながら温まるのを待つ。そんな状況なら「家に誰かいてくれたらいいな」という思いは自然に湧き上がってきますが、実家暮らしはそうなりません。
疲れて帰ってきても「おかえりなさい」と言ってくれる人がいる。それだけでもほっとしますね。
以上の理由により、タイミングを逃したアラフォー女性は、実家暮らしをずるずると続けてしまうのです。
更に20代ならばいざ知らず、アラフォー女性の場合はその生活が長年染みついてしまっています。よほど強い意志がないと、その年齢から一人暮らしに切り替えるというのは難しいかもしれません。
ペットが恋人!出会いよりもペットに夢中になっている
帰ってきても寂しくないという点から考えれば、ペットを飼っているということも同様にあてはまります。
「一人暮らしの独身女性がペットを飼い始めると、婚期が遅れる」という話はよく聞きますが、アラフォー女性がペットを飼い始めてしまうと、遅れるというよりは、未婚のままになってしまうという可能性も少なくありません。
ペットを飼うとなぜ婚期が遅れると言われるのかを考えてみましょう。
ペットが寂しさを紛らわせてくれる
まず1つ目の理由は、寂しさが軽減されるから。これは実家暮らしの場合と同様ですね。
ペットは喋りませんが、疲れて帰ってきた時に、玄関の前でちょこんと座って待っていてくれたら、これほど癒やされることはありません。
仕事が終わっても遊びに行かなくなる
2つ目の理由は、仕事が終わったらそのまま帰宅することが増えるからです。ペットがいなければ習い事をしてみたり飲みに行ったりと、外に出る機会は増えます。
しかしペット優先になってしまえば、どこにもよらすにまっすぐに家に帰りたいと考える人は多いでしょう。
家で可愛いペットと過ごした方が楽しいという考えになってしまえば、ますます外出する機会は減ってしまいますね。
デートや旅行など、特に長期の外出に消極的になる
そして最後に、デートや旅行など外出しにくくなるという理由もあります。
特に長期で家を開けることの多い旅行は、上手く預け先を見つけても、飼い主の方が気になってしまって旅行を楽しめなかったり、そもそも長期で預けたくないからと旅行を断念したりということもあり得ます。
恋人がいても、ペット優先のスケジュールで動けば、不仲になってしまうこともあり得ます。
結婚したいけれど上手くいかない!独身アラフォー女性の男性に対する考え方
自分の道を突き進んできたアラフォー独身女性は、結婚相手に対する考え方にもこだわりのある場合が多いようです。
独身アラフォー女性が陥りがちな男性への考え方をまとめてみました。
自然に出会いたいと思っている
アラフォー世代は結婚=恋愛結婚という考え方が一般的です。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、アラフォー世代が20歳になった2000年頃は、恋愛結婚が全体の約87%に対し、お見合い結婚の割合はおよそ6%!
世の中の流れを見てみても、アラフォー世代は恋愛結婚が常識という社会情勢の中で育ってきた年代です。さらに、恋愛ドラマや漫画などメディアの影響もあり、結婚相手は自ら率先して積極的に探すものではなく、生活の中で特に努力などせずとも出会えるものであるという考え方が無意識のうちに刷り込まれています。
しかし結婚したいアラフォーにとって、この考え方は大変危険です。
仕事や生活がある程度落ち着いてきたアラフォー女性は、生活範囲も固定化されています。
今現在「自然に」出会えていないのに、今後も同様の行動パターンを続けていて、新たな出会いが向こうからやってくる可能性はかなり低いと言わざるを得ません。
理想が高い
アラフォー女性に限らず、ほとんどの女性が結婚相手を考える時、相手の年収は重要なポイントです。
婚活パーティーや街コンに参加しても、ほとんどの会場で男性のプロフィールカードには年収の記載欄があります。そのくらい、年収は興味のある条件の1つなのです。
ある調査によると、30代の女性が結婚相手に求める年収の第1位は、500万円以上。しかし、30代で500万円以上の収入を得ている男性は全体の約1割で、ほとんどがそれ以下の収入なのです。このような差が、「理想が高い!」と言われてしまう要因の1つになってしまいます。
しかしこれはある程度は仕方のないことなのかもしれません。アラフォー女性たちの親世代がバリバリ働いていた頃、日本は好景気でした。
その親元で、余裕のある子ども時代を過ごしたアラフォー女性たちは、どうしてもその時の生活水準が基準になってしまいます。
さらにアラフォー世代の母親の多くは専業主婦。収入の大半は父親一人が稼ぎ出していました。そんな親を見ていれば、「男性一人で家族が生活できる収入を得ることは普通のこと」という考え方が芽生えても不思議ではありません。
長年過ごしてきた生活水準や、自分の中の常識は簡単には変えられません。そんなところも「理想が高い!」と言われてしまう一因になっている可能性が高いのです。
また、自らも高収入を得ているアラフォー女性は、男性にも同じくらいの収入を求めてしまう場合もあります。
これまでの生活スタイルによって確立されてきた考え方に、現状の自分収入という事実が合わされば、更に男性の収入に対するこだわりを下げることは難しくなってくるのかもしれません。
親の期待に応えようとする優等生タイプ
優等生タイプと独身アラフォー女性、一見関係がないように見えます。しかし、結婚したいと考えているのになかなか上手くいかない場合、小さい頃から優等生タイプで生きてきたというアラフォー女性は意外と多いのではないでしょうか?
その理由は、親の期待に応えようとするから。例えば進路や就職先を決める際、全てではないにしろ親のことを考えて決定した人はいませんか?そんな女性は要注意です!
気になる男性ができたとしても、無意識に親も気に入ってくれるかということを考えてしまいがちです。
もちろん、結婚は家同士のつながりなので、相手が親に気に入ってもらえれば、その後の生活も円滑に進む可能性は高くなります。
しかし、そればかりを気にして相手を選別すれば、目の前にタイプの男性が現れても、迷っているうちにチャンスは過ぎ去ってしまうかもしれません。
また、優等生タイプは努力家でもある場合が多々あります。「親の期待に応えたい」という欲求が原動力だとしても、現在の地位は自らの努力で獲得したもの。結婚に関しても自分の努力で何とかなると考えがちです。
しかし結婚は相手があることなので、自分だけが努力しても必ずしも上手くいくとは限りません。
アラフォー独身女性に適した婚活は?
独身のアラフォー女性は、すでに長い時間をかけてライフスタイルを確立しています。その行動パターンや考え方は、かなり固定化されていると考えてよいでしょう。
結婚に対しても同様です。こだわりが強すぎて相手が見つからなかったということは往々にしてあり得ます。しかし、婚活が上手くいかなかったという場合、自分の生活様式や結婚相手に求める考え方について、振り返って考えてみた女性はどのくらいいるでしょうか?
もちろん、全てを変えろというわけではありません。自分にとって譲れない条件というのは誰しも必ずあります。しかし、その条件を明確に把握していた方が婚活を続ける上では有利です。
「ただなんとなく」で婚活を続けているなんで時間が勿体ない!向こうから相手がやってきてくれるのを待っているだけの時間など、アラフォー女性にはないのです!
自分の生活スタイルと男性に対する考え方を明確にする
まずは、自分の現状を改めて考えてみましょう。婚活は就活と似ているという話も聞きますが、かつて新卒採用の就職活動を行ったことがあるのなら、自己分析を行った経験があると思います。
婚活でも自己分析が大切です。すでに婚活をしているのではればなおさらです。
現状で上手くいっていないのであれば、自分の生活スタイルと男性に対する考え方を理解することは重要です。
おすすめは頭で考えるのではなく、紙に書いてまとめること!書くことで問題点が整理され、自分の理解も深まります。
地元のアットホームな結婚相談所を探す
自分の現状を把握できても、実際にパートナーを見つけないと婚活は成功しません。そこでおすすめなのが結婚相談所への登録です。ただし条件があります。
大手の相談所ではなく、地元のアットホームな結婚相談所を選択してください。お見合い市場において、女性は35歳を過ぎると男性からのアプローチがぐっと減ってしまうのが現状です。アラフォー女性には厳しい現実です。
そんな現実に立ち向かうためのパートナーが、地元の小さな結婚相談所です。小さな結婚相談所は、カウンセラーさんとの距離が自然と近くなりやすいのが特徴です。
また様々な面で、よりきめ細やかな対応をしてくれることもあります。例えば料理の苦手な女性に対して、個別にカウンセラーさんが料理指導を行ったなんて話も!もちろんカウンセラーさんとの相性もありますので、相談所選びは慎重に!
まとめ
いかがでしたか?結婚したいと考えているアラフォー独身女性の生活環境や考え方について考えてみました。
どの項目でも言えることは、アラフォー女性たちが、長い年月で自身の生活パターンや思考をすでに確立しているということです。それは自分の努力で勝ち取ってきたものもあるでしょう。簡単には手放せません。
しかし、もし今独身で、結婚したいと考えているのであれば、少し視点を変えることは大切です。
思考や環境はなかなか自分だけでは変えられません。それならば、親身になってアドバイスをくれるパートナーを見つけて、二人三脚で進んでみてはいかがでしょうか?
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