つるんとした表面の質感がとても美しい、琺瑯。金・銀・アルミニウムなどの金属質に、エナメル質ガラスを焼き付け処理した製品のことですね。強度のある鉄と美しいガラスのそれぞれの良さを活かしているから、とっても使い勝手がいいんです。今回は琺瑯の魅力について、ご紹介します。
熱伝導率がいいから調理に最適
鋳物琺瑯の鍋で有名な物のひとつに、ストウブがあります。ずっしりと重たくて熱伝導率がいいので、煮込み料理などには最適です。素材の内部からじっくりと加熱するから、とても美味しく出来上がるんです。ガスコンロもIHも、どちらも可能なのが嬉しいですね。
日本の琺瑯ブランドで有名なのが、野田琺瑯。琺瑯バットで蒸しプリンだって作れちゃいます。蒸して粗熱をとり冷蔵庫で冷やし、そのまま食卓へ運んでも違和感のない可愛さが、琺瑯にはありますね。ひとつひとつカップに入れなくても見栄えのする琺瑯、ステキです。
ケトルやポットも豊富
ころんとしていて可愛らしいフォルムが北欧系のインテリアにもしっくり馴染む、野田琺瑯の「ポトル」。ポトルというのは、お湯を沸かす「ケトル」と沸いたお湯を保温する「ポット」の2つの特徴を兼ね備えたネーミングなのです。口が広く洗いやすい点や、持ち手が大きくミトンをした手でもつかめる点など、実用性もバッチリ。カラーバリエーションも豊富だから、好みに合わせてチョイスできます。写真の淡いピンクもステキですね。
同じく野田琺瑯の「アムケトル」は、レトロでオーソドックスなフォルム。口は広く、どっしりとした安定感が魅力的です。IHでも使えるし、色展開も豊富で、どんなキッチンにも合うから多くの人に支持されているアイテムなんです。
完全に蓋をすると吹きこぼれやすいこともあるようです。(中に入れるお湯の量や、火力や環境によって異なります)でも使い勝手や心地よさはピカイチですので、どんどん活用して、自分にあった使い方を見つけていくのも楽しみの一つですね。
こちらは「月兎印」のスリムポット。通称「ゲット」と呼ばれて親しまれている琺瑯ブランドです。スリムポットは滑らかな細い注ぎ口が特徴で、コーヒーをドリップするのに最適。コーヒーを愛する人たちからも絶賛されているポットです。
月兎印のスリムポットは、限定カラーのマットな黒もステキです。つるんとした質感が特徴の琺瑯では珍しいですよね!月兎印90周年記念の限定品で、もう販売されてはいませんが、もしどこかで見つけたらラッキー!ですね。
実は、ニトリの琺瑯ケトルもおしゃれで人気です。ハンドルとつまみの天然木がナチュラルな雰囲気ですよね。このケトルの他に、笛吹きケトル(やかん)やコーヒーポットもあり、琺瑯ケトルは意外とバリエーションに富んでいます。そしてニトリといえば、もちろんお値段も魅力の一つ♪琺瑯のケトルって気になるけど使い心地がどうなんだろう…と悩んでも、お試ししやすいですね。
食品の保存に最適
琺瑯は酸や塩分に強くにおい移りもしないため、食品の保存に最適です。さらに、そのまま火にかけることもできるから、とっても使いやすいんですよ。作り置きも、すべて琺瑯に♪温め直したい料理も、他の器に移し替えなくていいから洗い物も減りますね。琺瑯の熱伝導は、当然冷たいものにも有効で、カット野菜の保存にもぴったり。新鮮さが長持ちします。
作り置きを冷蔵庫に入れたら、中身を書いたマスキングテープでラベリング。透明な器はわかりやすいですが、琺瑯は中身がまったく見えないので、ラベリングは必須。食材を無駄にさせないためにも、きちんと管理したいですね。
マスキングテープに書いて、貼り付けて…が面倒なら、直接書いちゃっても!ホワイトボード用のペンを使えば、洗剤で洗うときに簡単に文字を消せますよ。品名と作った日を書いておけば、うっかり忘れることもありませんね!
琺瑯をお弁当箱として活用していますね。保冷効果と清潔感があるから、お弁当にももってこいです。琺瑯に詰められたお弁当は、なんだかとっても美味しそう!
野田琺瑯のバターケース。冷蔵庫から出しても琺瑯が冷えたままだから、すぐにバターが溶けてしまう心配もありません。木の蓋はオシャレなだけでなく、カッティングボードとしてバターを切るのにも使えます!
におい移りしないという特性がある琺瑯だから、米びつにも最適です。ライスカップも琺瑯で揃えたら、清潔感も増しますね!この米びつ、シール蓋が付いているものの密閉性はないので、唐辛子などを入れて虫除けするとより安心です。
そして、ストックしているお米がなくなったタイミングで、定期的に洗って清潔さを保ちましょう。しっかり水気を拭き取って、パストリーゼで除菌も忘れずに。
食器類は温かみがある
シンプルだけど温かみあるイラストが描かれた、琺瑯製のプレート。イラストレーター松尾ミユキさんがデザインされた品です。縁取りがあるのも可愛いですよね。パンやデザートを盛り付けたくなるプレートです。
新潟県燕市の老舗琺瑯メーカーが製作した、ツバメマグカップ。一般的な琺瑯のようなスチール製ではなく、ステンレス製の琺瑯だから、錆びにくい・薄い・軽いという特徴があります。実際に持ってみると、その繊細さにうっとりすること間違いなし。においがつきにくい琺瑯マグは、飲み物の味や香りそのものを楽しめるんです。
つけ置きにはもってこいの琺瑯
布ナプキンや布おむつのつけ置きには、琺瑯のバケツがオススメです。におい移りがなく、白いから汚れの落ち具合もとてもよくわかります。蓋が付いているので、水をこぼさないだけでなく家族の目を気にしなくていいから安心なんですよ。もちろんつけ置きでなくても、バケツとしても使えますし、可愛いデザインだから、いろんな使い方をしたくなりますね。
どんな雰囲気にも馴染む
ぽってりしたフォルムの製品が多い琺瑯は、ナチュラルな空間との相性抜群です。琺瑯の美しい白さが加わり、優しく清々しい雰囲気を引き立ててくれます。
無駄がないデザインの琺瑯は、シンプルな空間にもなじむんです。白い色を選べば、とてもスッキリしますね。持ち手とつまみが木材なミルクパンは、使い心地も抜群。
同じくシンプルな空間ですが、白ではなくグリーンのケトルも素敵ですね!基本は白い色でまとまったシンプルなキッチンですが、ティータオルやケトルがアクセントとなって全体が引き締まっています。
まとめ
琺瑯についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。デザインはもちろんのこと使い勝手も抜群な琺瑯。ぜひ、暮らしの一部に取り入れてみてくださいね。
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