他の観葉植物と比べて比較的お世話がしやすい多肉植物は、その個性的でユーモラスな風貌とキュートなたたずまいがインテリアとしても愛され、特に若い女性の間で不動の人気を誇っています。そんな魅力あふれる多肉植物を10点選び、ご紹介していきたいと思います。
1.ハオルシア
まるでお花のように肉厚の葉を開く多肉植物
アロエのように肉厚な葉を可憐な花のように開かせる「ハオルシア」は、今若い人の間で人気が高まりつつある多肉植物です。種類も豊富にあり、特に透き通った肉厚の葉が八重咲きの花のように開く「オブツーサ」は非常に高い人気を誇っています。
こちらは同じくハオルシア属の「玉扇」と「寿」を交配させた品種で、アロエのような肉厚な葉がまるで扇のように連なり、不思議な魅力を醸し出しています。ハオルシアには先ほど紹介しました軟葉系のほか、硬葉系のものもあり独特の魅力を見せてくれます。
2.エケベリア
バラの花のように優雅に葉を展開する多肉植物
まるでバラの花弁のような形をした肉厚な葉をロゼッタ状に展開する「エケベリア」は、ナチュラル系インテリアファンのあいだで不動の人気を誇る多肉植物の一つです。中央アメリカやメキシコなど乾燥した温暖な気候の国を原産とし、その華麗な姿に似合わず頑丈で、環境変化に強いのが特徴です。
エケベリア種類は200以上とされ、形状や色合いなども多種多様でしかもホームセンターや観葉植物を扱うお店だけでなく、100円ショップでも購入することができるため、手軽に楽しめるのも魅力的です。多肉植物に初めて手を出すという方は、まずはエケベリアから育ててみてはいかがでしょうか?
3.サボテン
多肉植物の定番。ユーモラスで愛嬌たっぷりなフォルムが魅力的
多肉植物といえば、やはり「サボテン」を思い浮かべる方は少なくないと思います。植物専門店から100円ショップまで、比較的安価でお求め安いサボテンは、頑丈で水やりも最低限で済み、育てやすいため初心者から上級者まで幅広い人気を誇っています。
1万を超える品種を誇るサボテンは、まさに多肉植物の王様といえるほど。じっくり適度にお世話をしつつ大切に扱えば、そのユーモラスな外見からは思いもつかない優美で可憐なお花を咲かせます。単一の鉢植えを愛でるのもよし、複数のサボテンを鉢植えしてバラエティー感を楽しむのもよし。インテリア性も考えるとサボテンは非常にコスパ優秀な多肉植物なのです。
4.セダム
まるでサンゴのような形状が不思議な魅力を感じさせる
ぷっくりした肉厚の小さな葉が房状に連なり、まるでサンゴのような姿をとる「セダム」は、そのキュートなたたずまいと多肉植物特有の頑丈さからインテリアとして注目が集まっています。特に葉の先端に向かってグリーンから鮮やかなピンクに色づく「乙女心」は、メルヘンチックな姿で女性人気の高い品種です。
セダムの育て方としては、他の多肉植物と同じく日当たりと水やりに気を付ければ問題はありません。また、温度の変化にも強く増やし方も容易なため、初心者の方も簡単にお世話をすることが可能です。また植物専門店だけでなく、100円ショップなどでも扱っていることもあり、入手しやすいのも魅力的です。
5.ペンデンス
小さな肉厚の葉が連なった可憐な多肉植物
ベンケイソウ科コレチドン属でコロコロと小さな肉厚の葉が集まって連なるように生える多肉植物「ペンデンス」は、風通しが良く、日当たりの良い場所を好むため、ベランダや窓際に置くのがオススメです。そのかわいらしい姿から観葉植物としても人気があります。
こちらは、ペンデンスをDIY製の木箱鉢に植えたもの。こうして自作の鉢やプランターに植えることでよりペンデンスの魅力を引き立たせます。寒さには若干弱いですが暑さには強く、挿し木で増やしやすいほか、愛情を込めてお世話をすると小さなかわいらしいお花をつけることもあります。
6.サンセベリア
スラッとしたシルエットがオシャレな多肉植物
多肉植物といえば、小さく丸っこいイメージがありますが、こちらの「サンセベリア」は厚みのある細身の葉をまるで鋭い剣のように長く伸びて生育するのが特徴です。丈夫で環境の変化に強い多肉植物ですが、お部屋のほこりなどが付きやすいため、ティッシュなどで軽くふき取るようにしましょう。
スマートな形状が特徴的なサンセベリアは70種ほどあり、鮮やかなグリーンが生える細身のものから、幅広の剣のような葉を背高く伸ばすもの、模様、色、様々な種類があります。お世話の仕方によっては大きく生長するので、大きめの花瓶や鉢などに植えてオシャレな楽しむこともできます。
7.ユーフォルビア
ユニークな形状がインテリアとしても楽しめる
トウダイグサ科ユーフォルビア属の中でも500~1000種ほどある多肉植物の「ユーフォルビア」は、そのユニークな形状と葉に棘を持つことから一見サボテンと見間違えることもありますが、サボテンはサボテン科の多肉植物であるため、全く別の種類です。
多肉植物のユーフォルビアは、株の形状によって「柱形」、「球形」、「低木状」、「コーデックス(塊茎)」、「蛸物」と大きく5つ分かれることができ、それぞれが実にユニークかつ個性的な形状を示します。そのバラエティーの豊かさから、ユーフォルビア愛好家も少なくありません。
8.グリーンネックレス
まるでネックレスのように優雅に垂れ下がる様が魅力的
コロコロと小さく鮮やかなグリーンの肉厚な葉がまるでビーズのように連なり、垂れ下がる様がキュートかつ優雅な雰囲気の「グリーンネックレス」は乾燥に強く丈夫であるため、幅広い年齢層に人気がある多肉植物です。日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光よりもカーテン越しの柔らかな日差しを好みます。
グリーンネックレスはキク科セネキオ属の多肉植物で、葉に班が入ったものや葉が桃のような形をしたもの、三日月のような形をしたものとバラエティー豊富です。また、丹精込めて適度なお世話を続けることで、小さく素朴ながらも可憐なお花を咲かせることがあります。
9.リトープス
奇妙で不思議な魅力あふれる多肉植物
多種多様な形状を持つ多肉植物の中でも、ひときわ異彩を放つ文様と形状が奇妙で不思議な魅力を感じさせる「リトープス」は日本では「メセン」と呼ばれ、およそ150~160種が自生するとされています。因みにリトープスの最大の特徴であるユニークな形状は、過酷な環境に耐えるために茎と葉を一体化することで得られたものだそうです。
主にアフリカの砂漠や山岳地帯で生育するリトープスは、環境に応じてその独特な文様を変化させる擬態能力や脱皮を行うなど変わった特性を持つ植物でもあります。その一風変わったユニークな容姿と特性から、「こよなき魅力」、「用心深い」という花言葉を持ち、その奥深い魅力に魅せられるファンも少なくありません。
10.アガベ
スタイリッシュで野生的な魅力が人気の秘訣
リュウゼツランの一種である「アガベ」は、その独特な形状と野生実を感じながらもスタイリッシュな風貌でインテリアとしての人気が徐々に高まりつつある多肉植物です。葉にとげを持つものが多く、丈夫で手間もかからないため初心者も安心して育てることができます。
アガベには様々な種類があり、葉の模様や色、棘のあるスタンダードなものやあまり棘の見られないもの、白い繊維質の「フィラメント」と呼ばれる繊毛を持つものなど多種多様です。また、育て方によってはとても大きく生長するため、庭に植え替えて楽しむこともできます。
まとめ
今回はインテリアにオススメしたい魅力的な多肉植物を10点厳選してご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?個性的かつユーモラスな魅力で人を惹きつけてやまない多肉植物は、お部屋を彩るインテリとして幅広い世代から愛され続けています。もしインテリアに取り入れたいというのであれば、まずはこのまとめを参考にしてお気に入りの多肉植物を選んでみてはいかがでしょうか。
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