日本のインテリアコーディネートを代表する「和モダン」日本特有の「和モダン」インテリアは、国内だけでなく海外でも注目されており、現代でも薄れることなくモデルルームでも採用されています。「畳を使った和室がないから…」と少しハードルの高いイメージですが、コーディネート次第で和のインテリアをレイアウトすることができます。今回は「和モダン」インテリアのおすすめの家具とレイアウトのポイントをご紹介します。
①和モダンインテリアのポイント
・イメージカラーは「柚子(こうじ)」と「茜(あかね)」色
和モダンのイメージカラーを言葉するには難しいですよね?日本が誇る伝統色で表現するなら「柚子」と「茜」色がメジャーな配色になります。柚子(こうじ)色は字が表す様に【ゆず】をイメージしてください。蜜柑色をやや薄くしたような、明るい黄赤色が特徴です。温暖色でも明るすぎない色彩なので、寛ぎを表現するのにピッタリなイメージカラーです。
茜(あかね)色は暗い赤色です。夕暮れ時の空をイメージして下さい。茜色も温暖色に分類されますが、和モダンの落ち着いた印象を表現するのに適した配色です。
・畳のある【和室】がベター
「和」のレイアウトを1番に表現するなら、やはり畳を使用した和室があるとベターです。近年のマンションや日本住宅でも、畳を使った和室はよく採用されており未だに需要も高いです。
二世帯でご年配の方と住まわれるなら、和室があると喜ばれますよ♪
・【節アリ】の床材
畳を使わずフローリングで「和」をコーディネートするなら、大きめの節のある床材がおすすめです。節とは自然時の木材かた生えていた枝が残った痕です。木によって大きさも形も異なるので、家具などデザインの面から見たら牽制されがちですが、床材など住宅で使用すると木の温もりを感じられます。節は木が活きていた証でもあります。
②リビングのレイアウト例
・ソファを置くなら【木肘】ソファ
和モダンインテリアのリビングにソファを設置する場合、肘付きにソファならインテリアの雰囲気を崩すことはありません。ソファの材木部分を床材と同じ木で合わせると、統一感がでるので纏まりがよくなりますよ。
・カーテンの柄、レールは【シンプル】
和のインテリアは住宅空間の木を活かしたレイアウトになるので、カーテンはベージュや薄い茶系といった、控えめの無地がおすすめです。カーテンレールも、装飾レールよりシンプルなスクエア型がおすすめです。
・【堀コタツ】を取り入れる
和モダンのインテリアを活かしつつ、家族憩いの場をリビングでレイアウトするなら、堀コタツがおすすめです。昔からある型式ですが、近年の住宅デザインではリビングのメインとしても堀コタツが採用されています。
③ダイニングのレイアウト例
・テーブルは【無垢材】
和モダンのダイニングテーブルは「木」そのものを使った、無垢材がマストアイテムと言っても過言ではありません。中でも「タモ材」の無垢テーブルは重厚感もあり、和のインテリアにピッタリなテーブルです。
・【い草】のラグを敷く
和室のない住宅でもフローリングの上に、い草のラグを敷けば雰囲気が出ます。リビングの一角に敷くことで、和室を表現できる便利なアイテムです。
・【耳あり】のテーブル
耳ありテーブルとは、天板の側面に波打った加工を施したテーブルです。特に無垢材テーブルの耳あり加工は、和モダンのインテリアにピッタリです。
④雑貨、小物を使ったレイアウト例
・壁面に【バンピーウッド】
バンピーウッドとは壁面に施すオーナメントで、古材をダイナミックに活かした凹凸が特徴です。施すことで壁に表情が出るので、木を活かした和モダンインテリアにおすすめのオーナメントです。
バンピーウッドの壁面なら、フックを使用するDIYを施しても違和感が無いので、コーディネートの幅も広がりますよ♪
・照明器具を【提灯】
照明器具を提灯デザインにすると和の風情が楽しめます。昔は提灯の灯りはロウソクでしたが、最近は中身がLED仕様のものも販売されています。デザイン性が高いだけでなく、安全面や家計にも優しい照明器具でもあります。
・関節照明を【目線より下】
雰囲気を作り出す目的の間接照明。位置を目線より下に取り入れると、落ち着いた光の演出と気持ちを落ち着かせる視覚効果があります。落ち着いたイメージの強い和モダンインテリアにはピッタリなレイアウトです。
トイレや水回りのコーディネートにも活かせます。小さいお子さんのいる家庭でも安全に使用ができます。
・【掛軸】を吊るす
和室と云えば掛軸!とアイデアに挙がるけども、実際にインテリアに取り入れると、少し抵抗があるかと思われます。近年では掛けている住宅も少なくなりましたが、基は「床の間などに掛けて鑑賞をする」のが目的です。デザインは風景、人物、仏教とさまざまです。一度見比べてみると楽しくなるので一度検討してみては?
・食器は【ぎやまん陶】
「ぎやまん陶」とは、江戸時代から明治初期にかけて用いられた器です。ガラスのような透明感ある質感が特徴のぎやまん陶は、味だけでなく目でも楽しめる食事になります。
特に人気なのが藍色デザインの「茄子紺ブルー」です。和のインテリアに清涼感のある器の組合せは食欲をそそりますよ♪
シンプルなガラス食器でも和のインテリアには合います。和菓子を食すおやつの際も、食器に拘ってみてはいかがでしょう?
まとめ
「和モダン」インテリアのおすすめの家具とレイアウトのポイントをご紹介しました。日本の伝統色を用いた和モダンのコーディネートは、住宅の【寛ぎ】を最も体感できるインテリアでもあります。この機会に侘び寂びを感じてみてはいかがですか?
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