住宅の照明は、一般的にシーリングライトで部屋を均一に明るくしていましたが、最近では、シーリングライトに代わって、天井に埋め込むタイプのダウンライトが主流となりましたが、ダウンライトだけでは飾り気のない部屋になります。今回は、さまざまな照明方法を用いたおしゃれな空間作りをご紹介します。
天井から吊るす
シャンデリア
シャンデリアは、リビングや玄関に設置されることが多いです。豪華な風貌で、インパクトがあるので、人目につきやすい場所に設けると効果的です。
シャンデリアは、それ自体も明るくて、さらに天井も照らすので、部屋がとても明るく、華やかな印象になります。存在感も強いので、インテリアの中心的存在になりますね。
ペンダントライト
部分的に明るさをもたらすペンダントライトは、ダイニングに設置されることが多いです。1灯で設置して存在感を出したり、小さい物を数灯設置してテーブルの長手方向に連続性を持たせたり、さまざまな配置の仕方があります。こちらのペンダントライトは、『PH5 Classic』という有名な照明で、ダイニングに使われる例がとても多いです。独特で、洗練された形が印象的ですよね。
こちらは、キッチンに用いられている例です。ペンダントライトは好きな高さに設置できるので、手元の明るさが確保されます。また、デザインも豊富なので、部屋のインテリアにふさわしいデザインを選びやすいです。こちらのペンダントライトは、『ゴールデンベル』という照明で、丸みのある曲線がとても可愛らしい照明ですね。
こちらは、小さいペンダントライトを連灯にすることで、すっきりとした印象にしています。また、ライティングレールに設置されているので、位置の変更もできて、家具の配置が変わった場合にも対応できます。
吹き抜け灯
吹き抜けは照明がとても目立つ場所なので、インパクトのあるデザインが選ばれやすいです。こちらの画像のように、丸くて光を拡散する照明は全方向に光が届くので、吹き抜けにおすすめです。高さを変えて設置することで、ふわふわ浮いているような印象となり、吹き抜けの天井の高さがとても生かされていますね。
こちらもデザインにインパクトのある照明です。宙に浮いている感じが天井の高い階段や吹き抜けによく合いますね。
壁に設置する
ブラケットライト
壁に設置する照明のことをブラケットライトと呼びます。壁を照らすことで、その壁面のアクセントとする効果があります。テレビボードやベッドサイドに対称となるように設置すると、インテリアとして特別感が出ておすすめです。
廊下の壁に写真を飾って、ブラケットライトで照らすことで、アクセントとすることもできます。こちらは、アルネ・ヤコブセンがデザインした照明『AJシリーズ ウォールライト』をブラケットライトのように壁に設置しています。形の特性を活かした、アクセント効果の高い照明です。
スポットライト
スポットライトは、壁や天井に設置して、照らしたい物を照らすことに特化した照明です。向きを変えることのできる物が多く、住宅よりも商用として使われることが多いです。ライティングレールと組み合わせれば、照明範囲は広がり、照明方法のバリエーションも豊かになります。ダウンライトのように、万能な照明と言えます。
フットライト
こちらの画像の右下に設置されている照明のように、足元を明るくする目的の照明がフットライトです。足元の安全性を向上させる効果があります。また、視覚的な効果で、目線よりも下が明るいと、明るさを感じやすくなります。
階段の手摺りから下に向かって照明を設置しています。階段がよく見えるので安全ですね。高齢者に優しい照明です。下に向かって照射する光で明るくなり、その光を階段が反射してさらに明るく感じられます。
置くタイプ
フロアスタンド
床に置くタイプの照明で、椅子やソファのそばに置かれることが多いです。一人掛けソファの傍に置いて読書灯としたり、こちらの画像のように対称となるように配置してアクセントとしたり、デザインも豊富なので好みの雰囲気を作りやすい照明ですね。
こちらの画像では、フロアスタンドによっておしゃれな雰囲気が出ていますね。照明は他の物を照らすことに存在意義がありますが、フロアスタンドはそれ自体の存在感がとても強いので、おしゃれなインテリアとしての効果が高いです。
テーブルスタンド
机の上に置かれるのがテーブルスタンドです。テーブルの上に置かれている物やテーブル自体がよく目立つので、フロアスタンドよりはインテリアとしての効果は薄れますが、デザインが豊富で優しい光の物が多いので、雰囲気は作りやすいです。
ベッドサイドには、本や小物を収納するためのサイドテーブルを設置することが多いので、テーブルスタンドが置かれることが多くなります。ベッドサイドの読書灯としてよく設けられています。
間接照明
シックで大人な間接照明
間接照明は、壁や天井を照らすことで、優しく暖かい雰囲気が出せるので、とても人気です。また、こちらの画像のように、暗い色調の部屋に壁を照らす間接照明を設けることで、シックで大人な雰囲気を作ることもできます。
コーニス照明
こちらのように、壁を照らすタイプの間接照明のことを、コーニス照明と呼びます。照らされている壁面がとても印象的になります。壁に付けられている棚が特徴的で、目立つデザインにしているので、おしゃれですね。
コーブ照明
こちらの画像の右側の間接照明のように、天井を照らすタイプは、コーブ照明と呼びます。天井を照らす光が反射して部屋を明るくするため、より優しい光になります。押入れの下にスペースを作り、こちらにも間接照明を設けながら小物を飾っており、とてもおしゃれな和室ですね。
ハイセンスなデザインの間接照明
こちらは洗面台の鏡の後ろ全てが間接照明となっており、ダイナミックな印象です。洗面台の照明は鏡側から人の顔を照らす必要があるので、とても理にかなった照明方法な上、シンプルで、ハイセンスなデザインですね。
まとめ
今では、多くのデザイナーによってたくさんの照明デザインが考案され、照明方法も多岐にわたります。リビングなど多くの人の目に付く場所は、間接照明やスポットライト、ペンダントライトなどさまざまな照明方法を用いるのがおすすめです。バリエーション豊かな照明パターンを作れるようにすると、時間帯やシチュエーションによって部屋の雰囲気を変えることができます。それぞれの照明が持つ特性を生かして、多彩な照明方法で豊かな空間を作りましょう。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物