クリスマスといえば何を連想する?意味や由来・定番の過ごし方・食べ物・曲・映画・言葉も

冬の大イベントであるクリスマスの起源を知っていますか?ここではクリスマスの由来をはじめ、クリスマスツリーの飾りつけやプレゼント交換といった定番の過ごし方も改めてチェック。さらに、「クリスマス」と言えば連想される食べ物や音楽、映画や言葉をピックアップしてみました。

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クリスマスといえば何を連想する?意味や由来・定番の過ごし方・食べ物・曲・映画・言葉も
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

そもそも「クリスマス」とは?

そもそも「クリスマス」とは?

クリスマスは、冬の大イベントとして有名です。

お友達同士やカップル、あるいはご家族でクリスマスパーティーをしたり、プレゼント交換をしたりする人も多いことでしょう。けれど、クリスマスの起源や意味はご存知ですか?

まずは、クリスマスとは一体どういうものなのかを解説していきます。

 

 

クリスマスの由来・起源

クリスマスは、キリスト降誕のお祝いに由来しています。4世紀初頭にはキリストの誕生日を12月25日に定められたとされていますが、この日は当時のローマ暦で収穫を感謝する冬至のお祝いの日でした。

家族が集まって食事を共にし、来るべき厳しい冬に備える冬至の習慣と、キリスト教の宗教的なお祝いが重ねられていったのです。

 

クリスマスの意味・語源

英語表記の「Christmas」は「キリスト(Christ)のミサ(mass)」をあらわす言葉です。ミサは、キリスト教の祭事や儀礼を意味します。

新約聖書が書かれたギリシャ語では、キリストを「Χριστóζ」と表記することから「Xmas」と表記されることもあります。語源としてはこちらの方が古いのですが、最近はあまり使われていないそうです。

 

クリスマスイブの意味

日本では「クリスマスイブ」を「クリスマスの前夜」という感覚で使うことが多いのですが、実は本来の意味は違います。

クリスマスイブとは、Christmas evening(イブニング)が語源。直訳すると「クリスマスの夜」という意味になります。

古来の暦に従うと、クリスマスは12月24日の日没から25日の日没までを指すのです。つまり「クリスマスの夜」は24日の夜だけ。「前夜」という意味ではありません。

 

「クリスマスといえば」でイメージする【定番の過ごし方】

「クリスマスといえば」でイメージする【定番の過ごし方】

ここからは、「クリスマスといえば」でイメージされるあれこれをジャンル別に集めていきます。まずは、「クリスマスといえば」外せない定番の過ごし方から見ていきましょう。

 

クリスマスツリーを飾る

クリスマスといえば、クリスマスツリーはメインのデコレーション。オーナメントは、星や雪といった自然モチーフの他、キリストの降誕にまつわるモチーフやボールなどが定番です。

こうした飾りに使われるクリスマスカラーは、キリストが十字架で流した血を表わす赤、純潔を意味する白、そして常緑樹が象徴する永遠の命を表わす緑の3色。

海外では、香りも楽しめる松やモミの生木を飾る風習も残っています。

 

プレゼントを交換する

クリスマスプレゼントを交換し合うことも、クリスマスならではのお楽しみですね。

その由来には、キリスト降誕そのものが神様からのプレゼントだからという説と、キリストが行った人に親切にするという行為の解釈という説があります。

クリスマスシーズンになると、高価なプレゼント合戦が話題になることもありますが、もともとはお互いを思いやる心の表れだったのです。

 

クリスマスパーティーをする

友達同士やご家族で楽しめるクリスマスパーティーも、「クリスマスといえば」でイメージされる過ごし方です。

クリスマスツリーやリースなどのデコレーションをあしらい、ケータリングやデパ地下で購入したおいしいお料理を並べれば、準備は完了。

最近は、クリスマスデコがなされたレンタルスペースを借りてパーティーを楽しむ人も増えています。自宅で開催するよりも気楽かもしれませんね。

 

イルミネーションを見に行く

イルミネーションを見に行くことも、クリスマスの過ごし方として定着してきましたね。

大型商業施設や街路樹などにあしらわれているイルミネーションだけでなく、よみうりランド「ジュエルミネーション」、東京ミッドタウン「MIDTOWN WINTER LIGHTS」、大阪の「光のコリドー」など、日本各地でさまざまなイルミネーションが行われています

 

「クリスマスといえば」でイメージする【食べ物】

「クリスマスといえば」でイメージする【食べ物】

続いての「クリスマスといえば」でイメージするものは、食べ物です。クリスマスは家族が集まってごちそうを食べる習慣のある欧米諸国では、伝統的な食べ物がイメージされます。

ここでは、伝統的な食材をはじめ、日本独自のクリスマスに食べるものもチェックしてみましょう。

 

ローストチキン

鶏を一羽丸ごと焼き上げる「ローストチキン」は、ヨーロッパのクリスマスディナーといえば必ず出される伝統料理の1つです。アメリカでは、チキンよりも七面鳥の丸焼きが好まれる傾向があります。

日本では、海外に比べてオーブン料理が普及していないこともあり、ご飯とも相性のよいフライドチキンやモモ肉のグリルがよく食べられていますね。

 

クリスマスハム

大きなハムの塊をオーブンでじっくりと焼く「クリスマスハム」も、クリスマスといえばで連想されるお料理です。

一度しっかり焼き上げたあとは、冷蔵庫に入れて連日食べ続けます。次の日はサンドイッチやサラダに入れてアレンジも。

クリスマスの時期が夏になる南半球では、温かいロースト料理よりもコールドミートの方が食べやすいのでしょう。オーストラリアやニュージーランドのクリスマス料理として有名です。

 

マッシュポテト

クリスマス料理のサイドメニューといえば、マッシュポテトが一番人気です。

日本ではポテトサラダの方がよく知られていますが、欧米ではゆでてつぶしたジャガイモに、牛乳やバターを加えてよく混ぜるマッシュポテトがよく作られています。

生クリームやチーズ、にんにくやベーコンなどを加えるレシピも人気です。肉料理にも魚料理にも合う付け合わせになります。

 

ブッシュ・ド・ノエル

日本でクリスマスケーキといえば、イチゴのショートケーキが定番ですね。

イギリスでは洋酒に漬け込んだドライフルーツを入れて蒸し上げるクリスマスプディング、イタリアでは発酵蒸しパンのパネットーネが伝統的な食べ物。

日本でも、ロールケーキを丸太に模した「ブッシュ・ド・ノエル」はよく知られていますね。こちらは元々フランスで食べられていた伝統的なクリスマスの食べ物です。

 

 

「クリスマスといえば」でイメージする【音楽】

「クリスマスといえば」でイメージする【音楽】

「クリスマスといえば」でイメージされる音楽は、さまざまです。

小さな子どもたちにも人気の「赤鼻のトナカイ」や「ジングルベル」、キリスト教のミサで歌われているクリスマス・キャロル「きよしこの夜」もよく流れていますね。

ここでは、「クリスマスといえば」聞きたくなる音楽を4曲セレクトしました。

 

 

ラスト・クリスマス / ワム!

世界中で愛されているクリスマスソングといえば、まっさきに思い浮かぶのがイギリスの男性デュオWham!(ワム!)の「Last Christmas(ラスト・クリスマス)」という人も多いのではないでしょうか。

1984年の発売以来、クリスマスシーズンを彩る定番のクリスマスソングです。日本では松田聖子さんやEXILEなどがカバーを出しています。

 

クリスマス・イブ / 山下達郎

日本人アーティストによるクリスマスソングの定番曲といえば、山下達郎さんの名曲「クリスマス・イブ」が挙げられます。

こちらも1983年にリリース以来ロングヒットを続けている名曲です。タイトルにも歌詞にもクリスマスが入っていますね。

こちらの曲は、クリスマスといえばでよく連想される、JR東海によるクリスマス・エクスプレスのコマーシャルソングでもあります。

 

ホワイト・クリスマス / ビング・クロスビー

世界で最も売れたクリスマスソングは、Bing Crosby(ビング・クロスビー)による「White Christmas(ホワイト・クリスマス)」です。

第二次世界大戦下のアメリカで発表されたクリスマスソングで、どこか物憂げな雰囲気が漂います。

ミュージカル映画の中で使われたこの曲は、1942年のアカデミー歌曲賞を受賞しました。

 

クリスマスソング / back number

カラオケで人気のクリスマスソングといえば、2015年に発売されたback number最大のヒット曲「クリスマスソング」がおすすめです。

ドラマの主題歌でしたが、2019年にはMV再生数が1億回を突破しロングヒットになっています。

カラオケでは、ほかに「今夜のクリスマス(川崎鷹也)」「Happy X-mas (War Is Over) (Awich)」などのクリスマス曲がランクインしていますよ。

 

「クリスマスといえば」でイメージする【映画】

「クリスマスといえば」でイメージする【映画】

続いては、「クリスマスといえば」で連想される映画を見ていきましょう。『ホームアローン』や『ダイハード』など、クリスマスの日に起こる事件を描いた作品もあれば、サンタクロースを主人公にした映画もあります。

ここでは、小さなお子さんも楽しめる定番のアニメーション映画から、大人向けのコメディ映画まで人気のクリスマス映画を集めました。

 

グリンチ

『グリンチ(The Grinch)』は、クリスマスの時期に繰り返しテレビでも放送されている定番のアニメーション映画の1つです。

世界中で愛されている児童書が原作で、映画化も3度行われています。2018年度版は3DCGバージョンです。

村人たちが楽しみしているクリスマスをめちゃくちゃにしようとするグリンチが主人公。子どもはもちろん、大人も楽しめるクリスマス映画です。

 

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

クリスマスを題材としたアニメーション映画といえば、1993年に公開された『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(The Nightmare Before Christmas)』も外せません。奇才ティム・バートンの原案・原作です。

ハロウィンタウンのパンプキン・キング「ジャック・スケリントン」が、サンタクロースに成り代わって奇妙なプレゼントを配るというストーリー。

ファンタジーとホラーがミックスされたおしゃれさは、公開から30年たっても色あせず魅了されます。

 

クーパー家の晩餐会

2015年に公開された『クーパー家の晩餐会(Love the Coopers)』は、クリスマスに家族が一堂に会する習慣にまつわるコメディ映画です。

4世代11人と1匹の犬が集うクーパー家のクリスマスディナー。代々伝わるレシピに則ったクリスマス料理が並ぶ中、家族は皆それぞれ「離婚」「偽の婚約者」「失職中」などの秘密を抱えている、という設定です。

 

ブラックナイトパレード

邦画のクリスマス映画が観たい方には、2022年に公開された『ブラックナイトパレード』がおすすめです。中村光による人気ギャグ漫画が原作で、監督は福田雄一。

ひょんなことから奇妙なサンタクロース会社で、強制労働させられることになった主人公を描くクリスマス・ファンタジー・コメディです。吉沢亮や橋本環奈、中川大志や山田裕貴らが出演しています。

 

「クリスマスといえ」でイメージする【花・植物】

「クリスマスといえ」でイメージする【花・植物】

花や植物の中にも、クリスマスならではのものがあります。室内に生けたりリースにしたりすると、クリスマス気分も盛り上がるのでおすすめです。

とはいえ、日本のクリスマスといえば、花や植物が少なくなる冬ですね。だからこそ、クリスマスらしい花や植物を飾ってみませんか。

 

ポインセチア

真赤に色づく葉がクリスマスカラーとマッチするポインセチアは、クリスマスといえば連想される植物の筆頭です。日本では11月から12月ごろに色鮮やかになるので、クリスマスフラワーとも呼ばれています。

鉢植えで楽しむことが多いので、クリスマスらしい鉢カバーに入れるとよりムードが高まるでしょう。花言葉はクリスマスにまつわるものが多く、「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」などが有名です。

 

アンスリウム

赤と緑のクリスマスならではの色合いの植物なら、アンスリウム(オオベニウチワ)も有名です。サトイモ科の観葉植物で、ツルツルピカピカした赤い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、花ではありません。

この苞がハート型をしているため、花言葉は「恋にもだえる心」という恋愛にまつわるものや、「情熱」「心は燃えている」「炎のような輝き」「強烈な印象」など、パッションを感じるものが多くあります。

 

シャコバサボテン

11月から3月にかけて開花するシャコバサボテンは、海外では「クリスマスカクタス」とも呼ばれています。花の色は、赤やピンク、白に黄色とさまざまです。寒い冬のクリスマスは、かならず温かい室内で育てましょう。

「美しい眺め」のほか、花が咲いていない時期が長いことにまつわる「一時の美」や、形状に由来する「もつれやすい恋」といった花言葉があります。

 

赤いバラ

クリスマスに贈りたい花といえば、一番人気は赤いバラです。緑の茎や葉との組み合わせはクリスマスカラーですし、華やかな雰囲気もクリスマスにぴったりですね。

クリスマスプレゼントに赤いバラのブーケを添えても喜ばれることでしょう。

赤いバラの花言葉は「愛」「美」「情熱」「熱烈な恋」「あなたを愛しています」といった、愛にまつわるものがたくさんあります。

 

「クリスマス」にまつわる【言葉・単語】

「クリスマス」にまつわる【言葉・単語】

クリスマスといえばイメージされる言葉や単語は、いろいろあります。なんとなくクリスマス関連の言葉だとは知っていても、それぞれの由来や深い意味は知らないものもあるでしょう。

ここでは、クリスマスといえば連想される言葉やメッセージに添える一言に使いたいフレーズを集めてみました。

 

サンタクロース

クリスマスの夜、世界中の子どもたちにプレゼント配ってくれるサンタさんを知らない人はいないのではないでしょうか。イギリスでは「Father Christmas(ファーザークリスマス)」と呼びます。

諸説ありますが、サンタクロースのモデルはオランダの民間伝承にある「シンタクラース」や、キリスト教の司祭である「ミラのニコラオス」が有力です。それぞれ貧しい人や困っている人を助けた逸話があります。

 

サンタズ・リトルヘルパー

有名な『ザ・シンプソンズ』の主人公一家の飼い犬の名前でも知られる「サンタズ・リトルヘルパー(Santa’s Little Helper)」は、直訳すると「サンタのお手伝い」という意味の言葉です。

こちらも諸説ありますが、北欧に伝わる「ニッセ(Nisse)」やゲルマン神話の「エルフ(Elf)」といった小人の妖精を指します。彼らはサンタさんのお手伝いをして、プレゼント作りなどをするそうですよ。

 

メリークリスマス

クリスマスといえば「メリークリスマス(Merry Christmas)!」というフレーズは欠かせませんね。

「楽しい」や「陽気な」という意味の「メリー」を付けることで、「クリスマスを楽しんで!」「クリスマスおめでとう!」という意味になります。

クリスマスの時期は、このフレーズを口にすることや目にすることが増えるでしょう。お互いを労う明るい挨拶の言葉です。

 

ハッピーホリデーズ

海外では「メリークリスマス!」が使えないこともあります。なぜなら、クリスマスがキリスト教に由来しているものだから。一神教の宗教の中には、他宗教のお祝いをタブー視するものもあります

その場合は、代わりに「ハッピーホリデーズ(Happy holidays)」というフレーズで挨拶をするとよいでしょう。日本ではあまり気にされていませんが、多様化が進む現代は心に留めておくと役に立つかもしれません。

 

「クリスマスといえば」で連想するイメージはツリーだけじゃない!

「クリスマスといえば」でイメージされるあれこれを、ジャンル別に詳しく解説しました。元々はキリスト教の宗教行事に由来しているクリスマスですが、日本に伝わって以来、広く親しまれてきた冬のイベントです。伝統や由来を知ると、さらに奥深い楽しみが味わえます。

「クリスマスといえば」で連想できるさまざまなイメージを取り入れて、クリスマスシーズンを楽しんで下さいね。

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