ハロウィンの伝統的な食べ物とは?意外と知らない本場のご飯やおうちで簡単に楽しめるレシピも

日本でもイベントとして定着してきたハロウィンですが、ハロウィンの由来は宗教的な行事にあります。また、ハロウィンの本場でふるまわれる料理やお菓子、飲み物は伝統的な食べ物ばかり。一体どのようなものがあるのか、見ていきます。

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ハロウィンの伝統的な食べ物とは?意外と知らない本場のご飯やおうちで簡単に楽しめるレシピも
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

そもそもハロウィンとは

都心や各地の人気テーマパークで開催される大規模な仮装パレードや、かぼちゃや骸骨などのデコレーションがクローズアップされるハロウィンですが、そもそもハロウィンにはどのような意味があるかご存知でしょうか?

まずは、意外と知られていないハロウィンの歴史や本場の食べ物を見ていきましょう。

 

ハロウィンは宗教的な行事だった

ハロウィンは宗教的な行事だった

ハロウィンは、古代ケルト人が2000年以上も前から行っていた宗教的な行事「サウィン(Samhain)」が起源と言われています。ケルトの暦で10月31日は夏が終わり、現世と来世の境界が弱まる時。

家族の元に戻ってくる死者の魂と一緒に悪霊もやってくると信じられていたので、仮面をつけて身を守りました。

こうしてハロウィンは秋の収穫を祝うとともに、悪霊を払う宗教的な行事として根づいたとされています。

 

 

本場はアイルランド

本場はアイルランド

ハロウィンの本場は、その起源からもアイルランドと言えます。とはいえ、ハロウィンといえば、アメリカでは定番の「ジャック・オ・ランタン」や、仮装した子供たちが近所をまわってお菓子をもらう「トリック・オア・トリート」が有名ですね。

アメリカでハロウィンが広まったのは、アメリカに移住したアイルランド人たちによって伝えられたから。宗教色は徐々に薄まり、季節のイベントとして定着していったのです。

 

かぼちゃよりもじゃがいもがメジャー

かぼちゃよりもじゃがいもがメジャー

ハロウィンの伝統料理や食べ物には、かぼちゃが多く使われているイメージがありますが、実はじゃがいもを使った食べ物の方がメジャーです。

その理由は、ハロウィンの本場であるアイルランドでは、じゃがいもがよく穫れるため。アイルランドの伝統料理の多くにじゃがいもが使われています。

アイルランドに次いでハロウィンが定着しているアメリカでは、この時期に収穫されるかぼちゃを使った食べ物のレシピが増えていきました。

 

本場のハロウィンで伝統的な食べ物・料理9選

ハロウィンの本場では、伝統料理や食べ物が今も伝えられています。ここでは、アイルランドとアメリカのハロウィンで食べられている食べ物やお菓子をピックアップ。

日本ではあまりなじみのない食べ物やお菓子もありますよ。簡単な作り方も載せていますので、チェックしてみてくださいね。

 

アイルランドのハロウィン料理

アイルランドのハロウィン料理

コルカノン

アイルランドのハロウィンにおける伝統料理の1つが、コルカノン(Colcannon)。じゃがいもを使う伝統料理が豊富なアイルランドですが、コルカノンもじゃがいもを使って簡単にできるおすすめの食べ物です。

聞きなれない料理名ですが作り方は簡単。マッシュしたじゃがいもにキャベツかケール、あるいはリークかチャイブを混ぜます。アイルランドの色であるグリーンに染まり、ハロウィンのテーブルを彩る食べ物です。

 

バームブラック

ドライフルーツが入ったパンまたはケーキである、バームブラック(barmbrack)も、アイルランドのハロウィンにおける伝統料理です。ハロウィンディナーの最後に出されることが多く、切り分けられたバームブラックの中に入っているもので吉凶が占われます。

指輪は結婚、硬貨は金回りがよくなること、布切れは貧困を意味するとのこと。食べ物で占うのは、フランスの伝統料理であるガレット・デ・ロワに似た風習ですね。

 

ボクスティ

ボクスティ(boxty)は、じゃがいもを使ったパンケーキのことで、ハロウィンだけでなく年中食べられている簡単にできるおすすめの食べ物です。ボクスティは単品で食べる食べ物というよりは、お肉やチーズを巻いて食べます。

マッシュポテトに卵や小麦粉を混ぜて生地を作りますが、あまり滑らかにしない作り方がアイルランド流。口に入れた時にじゃがいものつぶつぶ感が残るぐらいに粗目に作るスタイルがおすすめです。

 

アップルサイダー

ハロウィンには食べ物だけでなく、おすすめの飲み物もあります。

サイダーと聞くと炭酸飲料のイメージがありますが、アイルランドのサイダーはリンゴを原料としたアルコール飲料です。ハロウィンでは、ナツメグやシナモンなどのスパイスをプラス。焼きリンゴや砂糖もミックスした甘く温かい飲み物です。

ハロウィンパーティーにも欠かせない飲み物で、アイルランドではラムスール(Lambswool)とも呼ばれています。

 

キャンディーアップル

棒をさしたリンゴをキャラメルやチョコレートでコーティングしたキャンディアップル(Candy apple)も、ハロウィンの本場で食べられている食べ物です。日本のお祭りでも人気のりんご飴と似ていますね。

ダークカラーに色づけた飴をかけたり、チョコレートスプレーをまぶしたりしてデコレーションする簡単な作り方もおすすめ。こうした伝統的な食べ物や伝統的なお菓子は、ハロウィンの日に子供たちを魅了しています。

 

アメリカのハロウィン料理

アメリカのハロウィン料理

パンプキンパイ

かぼちゃを使った伝統料理や食べ物が主流のアメリカのハロウィンでは、子供も大人も大好きなパンプキンパイは外せない食べ物。

アメリカ流のパンプキンパイは、パイ生地にピューレ状にしたかぼちゃを注いで焼き上げます。アップルパイのように、トップをデコレーションする作り方ではないので作り方も簡単。

アメリカではハロウィンだけでなく、その後のサンクス・ギビング・デイでも人気が高いおすすめの食べ物です。

 

マカロニチーズ

マカロニチーズは、「アメリカの母の味」とも評される伝統料理。ハロウィンに限らず、家庭に伝わる伝統料理としておすすめの食べ物です。特に子供たちに人気で「マッケンチーズ(Mac’n Cheese)」という愛称もあるほど。

伝統的な食べ物ですが、マカロニをゆでてチェダーチーズで作るソースを絡めるだけと作り方も簡単です。オーブンで焼き上げてグラタン風にしてもOK。より簡単に作れる冷凍食品もありますよ。

 

デビルエッグ

アメリカのハロウィンの食べ物では、デビルエッグ(Deviled Eggs)も人気です。卵を使った伝統料理の1つで、ゆで卵を使って簡単に作れておしゃれなので、ホームパーティーでもおすすめの一品。

絞り袋などを使って絞り出すのが、伝統的な食べ物としての通常の作り方。ハロウィンともなると、おばけ風に目を付けたり、オリーブで作った蜘蛛をのせたりとデコレーションにもこだわるのがおすすめです。

 

キャンディコーン

日本では聞きなれないキャンディコーンも、アメリカのハロウィンには欠かせない食べ物です。

トウモロコシの粒のような形のキャンディーで、秋の収穫をイメージさせる黄色とオレンジ、白の3色で彩られています。蜂蜜とバター、バニラがブレンドされた甘い味わいです。

キャンディコーン味のオレオや M&M’s、マシュマロなどが販売されるほど、アメリカのハロウィンの定番お菓子になっています。

 

 

日本のハロウィンの食べ物といえば?

日本のハロウィンの食べ物といえば?

  • かぼちゃのシチュー
  • かぼちゃのグラタン
  • ハロウィン風サンドイッチ
  • ハロウィン風ピザ
  • ハロウィン風アイシングクッキー
  • かぼちゃの蒸しパン

日本のハロウィンの食べ物といえば、伝統料理はありませんが秋に旬を迎えるかぼちゃを素材にしたメニューが大人気。伝統料理というよりも簡単にできる定番の食べ物やおやつですね。

ハロウィンらしいモチーフを取り入れた食べ物も、日本ならではのおうちメニュー。サンドイッチやおむすび、カレーライスのようないつものご飯に、食べ物で作ったハロウィンモチーフを合わせるだけで簡単に気分も盛り上がります!

 

 

【家でも簡単】ハロウィンにおすすめのレシピ3選

続いては、おうちでも簡単に作ることができるハロウィンにおすすめの食べ物をピックアップ!

伝統料理ではありませんが、どれもハロウィン気分が高まります。いつものおかずからホームパーティー、お弁当にもおすすめの3種類のおしゃれでおいしい食べ物を紹介しているので、ぜひチェックしてください。

 

かぼちゃのサラダ

かぼちゃのサラダ

かぼちゃとおからのサラダは、大人も子供も楽しめるハロウィン向けの簡単にできるおすすめおうちメニューです。

ハロウィンパーティーらしく一口サイズにまとめたら、トップにはマスカルポーネチーズとアーモンドスライスをトッピング。シナモンパウダーを振りかけると、よりおしゃれな雰囲気になりますね。

伝統的な食べ物であるかぼちゃの煮つけをマッシュしてサラダにするだけでも、簡単でおしゃれです。

詳しいレシピはこちら

 

かぼちゃのクロケット

かぼちゃのクロケット

コロコロとしたフォルムもかわいいかぼちゃのクロケットは、ハロウィンのテーブルを華やかにしてくれる一品です。油で揚げずオーブンで焼き上げる簡単なクロケットは、外側はサクサク、中身はモチッとした食感が楽しめます。

おうちで楽しむホームパーティーでは、一口でつまめるサイズのメニューが鉄板。お弁当にもおすすめのかわいいサイズ感です。

日本では伝統的な食べ物よりも、今風の食べ物のほうがハロウィンらしい雰囲気になじみやすいでしょう。

詳しいレシピはこちら

 

パンプキンプティング

パンプキンプティング

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ハロウィンには、かぼちゃを使ったスイーツも外せません。パンプキンプティングは、前日に作って冷蔵庫で冷やしておくので、ホームパーティーの手土産にもおすすめです。

かぼちゃに卵、生クリーム、牛乳と身近にある材料で作れる点も嬉しいポイント。カラメルソースが決め手なので、ぜひカラメルソースから作ってみてくださいね。

かぼちゃを使った食べ物やお菓子は、これから日本のハロウィンの伝統的な食べ物になっていくかもしれませんね。

詳しいレシピはこちら


 

おいしい食べ物と一緒にハロウィンを楽しもう

日本でも定着しつつあるハロウィンですが、その歴史や本場の伝統料理の食べ物やお菓子のことを知るとより深く楽しめますね。

仮装やデコレーションだけでなく、伝統的な食べ物や飲み物にもハロウィンを取り入れると楽しいですよ。おうちで簡単に作ることができるレシピを参考に、おいしい食べ物やおすすめのお菓子でハロウィンを盛り上げてみませんか。

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