おすすめの大人向け恋愛小説《映画・ドラマ化》
ドラマや映画化されたおすすめの大人向け恋愛小説をご紹介していきます。
女性・男性関係なく楽しめる話題になった有名作品から、ハッピーエンドの心温まる名作などをピックアップしました。
自己愛と愛情の曖昧さ|エゴイスト
セクシャリティで悩む方や、今一度愛について考えたい方におすすめの1冊。
東京の出版社で働いている同性愛者の浩輔は、闘病中の母を支えながら暮らす龍太と出会います。
そして、何気ない幸せな日常を過ごす2人に、残酷な運命が待ち受けていて。
愛情とエゴの境界線の曖昧さが表現されており、愛について考えさせてくれる大人の作品です。
テンポよい恋愛小説|肩ごしの恋人
共感できるポイントが多く、女性におすすめの作品です。
人生に貪欲なるり子と、恋愛にのめり込めないOLの萌。対照的な2人は、友情・恋愛を通して幸せを模索していきます。
テンポもよいので、次へ次へと読み進めたくなる1冊です。
女性のリアルな本音は、大人向け恋愛小説だからこそ。2007年にドラマ化されている有名な恋愛小説です。
切なくも心温まる名作|センセイの鞄
優しくも切ない大人向けの恋愛に浸りたい方は、本作がおすすめです。ツキコさんと30歳離れた高校時代の古文の先生が居酒屋で再会。
「ツキコさん、デートをいたしましょう。」というセンセイの言葉から、温かくも切ない恋愛が動き始めます。
ピュアな恋愛と切なさ。大人だからこそわかる恋愛小説といえるでしょう。
潔い不倫の名作|A2Z
読みやすい不倫をテーマにした作品をお探しなら本作がおすすめ。編集者として働く夏美と、同業者である夫の一風変わった夫婦の物語。
夫の不倫が判明した後、夏美も不倫してしまいます。
お互い不倫していることを知りながら、夫婦関係を維持している2人。夫婦の形とは、何が正解で間違っているのか、ふと考えてしまう傑作。
潔い不倫の物語なので、読みやすい作品ですよ。
乗り合わせる人達のラブストーリー|阪急電車
サクサク読める恋愛小説をお探しなら、本作がおすすめ。短編が繋がっている構成で読みやすくなっています。
本作は、阪急電車の宝塚から西宮北口までの駅を舞台にした傑作恋愛小説です。
他人同士でも不思議と絡み合い、繋がりさえも感じられる作品。それぞれが少しずつ成長していく過程が、心温まるおすすめの大人向け恋愛小説です。
おすすめの大人向け恋愛小説《名作》
ドラマ・映画化された作品の次は、大人向けの恋愛小説の名作をご紹介。
恋愛小説初心者の方、読み慣れている方まで楽しめるおすすめ作品を厳選しています。ぜひ、ご参考ください。
繊細で上品な大人向け作品|マチネの終わりに
大人の恋愛小説でおすすめなのが、40代の生き方についても盛りこまれている本作。
蒔野というクラシックギタリストと、洋子という通信会社で働く女性の大人の恋愛小説です。
出会った瞬間から2人は強く惹かれ合いますが、心は繋がったままにすれ違います。読み進めたくなる一方で手を止めたくなる、不思議な感覚の作品です。
燃え上がる恋から愛へ|サヨナライツカ
胸を焦がすような恋愛小説をお探しなら本作がおすすめです。
豊は魅力的な女性・沓子と出会い、情熱的に求め合います。しかし、婚約者・光子との人生も捨てきれない豊。沓子は豊の元から去り、25年後、再び2人は出会います。
大人向けの描写もありつつ、物語としての展開も面白い作品。読み手によって印象が分かれる名作です。
7つの愛の短編小説|逃げてゆく愛
読み応えがあり、かみ砕きながら作品を楽しみたい大人の方におすすめです。
ドイツ人男性とユダヤ系アメリカ人女性の2人が、さまざまな壁を乗り越えようとする純愛などを収録。
朗読者という作品でも有名なベルンハルトが描く、7つの愛についての名作です。
切っても切り離せない、ナチスの記憶が未だ色濃く残るドイツの苦悩が随所に見受けられます。
苦悩の中に見える純愛の名作|狭き門
美しく、切ない純愛小説をお探しの方におすすめ。
アリサへ愛情を抱くジェロームと、神への愛・青年への愛に苦悩するアリサの物語。片思い中の方は胸が苦しくなるほどの純愛。
恋愛観は人それぞれですが、純愛というものはこういうものではないかと思える美しさがあります。
文章の美しさやピュアな心に泣ける、おすすめの名作です。
今なお色褪せない恋愛小説の名作|傲慢と偏見
少女漫画やイギリスの文化が好きな方におすすめ。19世紀初期のイギリスの片田舎を舞台にした恋愛小説です。
当時の結婚感や階級社会が分かり、偏見によるすれ違いや現代人にも通じる人間心理が見どころ。
純文学が苦手な方は、映画を先に鑑賞するのがおすすめです。雰囲気や概要がわかるため、小説にも入り込みやすいでしょう。
おすすめの大人向け恋愛小説《泣ける》
名作の次は、大人向けの泣けるおすすめ恋愛小説をご紹介します。
ここからは泣ける有名作品ばかりなので、恋愛小説で泣きたい大人の方におすすめです。
静かに染みる大人の恋|平場の月
穏やかで切ない恋愛小説をお探しの方におすすめ。
検査で病院を訪れた青砥と、中学時代の同級生・須藤が再会。徐々に距離を縮めていきますが、須藤は身体の不調を感じ始めます。
青春時代のような胸キュンもありませんが、平場にいる2人の恋愛はリアルで泣けます。
互いの意思と、自分の意思を尊重する2人。大人の恋愛小説を読みたい方におすすめの有名な作品です。
片思いの胸キュン短編|百瀬、こっちを向いて
大人だからこそ胸キュンしたい方におすすめの本作。
若者の瑞々しい恋心が描かれた作品で、大人だからこそ感じる甘酸っぱさに胸キュンします。
片思い中のもどかしさや、初恋のほろ苦さが詰まったラブストーリーを4編収録。
ほろっと泣ける胸キュン作品なので、ドロドロとした恋愛小説に疲れてしまった大人の方にもおすすめ。
幸せを見つめることができる名作|風立ちぬ
恋愛小説で泣きたい方におすすめなのが本作。重い病を患っている婚約者の節子と、付き添う私の純愛小説です。
美しい高原の中、死と生を静かに見つめる2人の姿が、切なくも心を温かくさせてくれます。
本作は作者の実体験をモデルにした有名な作品で、映像化もされています。
重いテーマでありながら、光を当て続けてくれているかのようなピュアな明るさもあります。
ピュアな愛が美しい傑作|きみに読む物語
大人になった今、ピュアな愛を築きたい方におすすめの作品。
10代で出会ったノアとアリーの初恋から60年間にわたる愛の物語。アリーは病気によって記憶を失い、ノアは思い出のノートをアリーに読み聞かせます。
愛する・愛されることは、美しく奇跡的で、少し切ないのかもしれません。映画化もされているので、併せて観るのもおすすめです。
おすすめの大人向け恋愛小説《日常・仕事》
泣ける有名作品の次は、大人向け恋愛小説の日常・仕事編です。
日常や仕事に精を出しつつ、恋愛にも一生懸命な主人公が登場するおすすめ小説をご紹介します。
大人の胸キュンが詰まった作品|無銭優雅
歳を重ねても、胸キュンな恋愛がしたい方におすすめな本作。
西荻窪と吉祥寺を舞台とした大人向けの恋愛小説です。花屋の斎藤と予備校講師の北村は40代同士。
2人は10代から30代の青春のような、健やかな恋を大いに楽しみます。
2人を見守る脇役たちも魅力的で、次のページを早くめくりたくなるようなラブストーリーです。
不器用な女性におすすめの名作|言い寄る
女性が共感できる要素が散りばめている本作は、不器用な女性におすすめです。
30代独身の乃里子は人気フリーデザイナー。仕事は忙しくも順調で、男性にも言い寄られるなど、私生活も充実していました。
しかし、片思い中の五郎にだけは言い寄ることができない不器用さ。本作は50年も前に書かれた作品ですが、古さを感じない名作です。
ふる・ふられるがテーマの作品|くまちゃん
失恋中の方や失恋した経験がある方に、おすすめの失恋ラブストーリー。
バイト先でゆりえと英之は出会い、すぐに同棲を開始します。転職したゆりえの仕事先で出会ったのは、長い間ファンだったバンドマンの槇仁。
ゆりえは英之との関係を終わらせ、槇仁へ想いを寄せます。ふる、ふられるをテーマにした少し変わった恋愛小説。
日常の香りを感じる恋愛小説|コイノカオリ
ハッピーエンドに囚われず、大人の恋や愛を読みたい方におすすめの傑作短編集。
角田光代氏や島本理生氏など、名だたる6名の女流作家が「カオリ」をテーマに執筆した恋愛小説です。
全体を通して感じる恋愛の切なさ、大人のリアルな心理描写など読んでいて飽きません。
6名の作家がさまざまな角度・思考・恋愛を描いた贅沢なおすすめ作品です。
夫婦と愛情の多様性|きらきらひかる
結婚や愛について、考えることが増えてきた方におすすめなのが本作。アルコール中毒の妻・笑子と同性愛者の夫・睦月。
お互いを許し合い結婚しましたが、徐々に結婚生活の歯車が狂っていきます。笑子と睦月の苦しみが伝わってくる場面では切なくなるでしょう。
しかし、全体を通して軽やかに描かれているので、スッと心に入ってくる傑作です。
おすすめの大人向け恋愛小説《純愛》
歳を重ねたからこそ読みたい、おすすめの大人向け純愛小説をご紹介します。
泣ける名作などもご紹介しているので、お疲れ気味な大人の方にもおすすめです。
愛とは|やめるときも、すこやかなるときも
恋愛・結婚を考えている方におすすめの大人向け恋愛小説。
トラウマで12月に声を出せなくなる壱晴。そして、結婚を望みながらも恋愛が苦手な桜子の不器用な大人の純愛小説です。
悲しい場面がありつつも、読み終えた頃には優しい気持ちになれる作品。
2人の目線で交互に語られるので、互いのリアルな心情が伝わりやすく読みやすいでしょう。
微妙な距離感と心地よさ|袋小路の男
読み心地のよい純愛小説をお探しなら、本作がおすすめ。
高校時代の先輩・小田切に、今でも片思いを続ける日向子の純愛小説「袋小路の男」。
一方、小田切の目線から語られる「小田切孝の言い分」と、異なる「アーリオ・オーリオ」で構成されています。
日常的な言葉で登場人物の深浅が表現されており、読みやすい大人の純愛小説です。
優しく寄り添う作品|流れ星が消えないうちに
優しくも泣ける大人向け恋愛小説をお探しなら、本作がおすすめです。
加賀と奈緒子と巧は高校の同級生。加賀と奈緒子は恋人同士でしたが、不慮の事故で加賀は帰らぬ人となります。
傷心した奈緒子は巧と手を取り合い、前に進もうとする温かい作品。手を差し伸べてくれる存在は、前向きな気持ちにさせてくれます。
心が温かくなる有名作品|カフーを待ちわびて
少しお疲れ気味の方におすすめしたいのが本作。与那喜島で暮らす明青。数ヶ月前に「嫁に来ないか」と冗談で書いた絵馬から物語が進み始めます。
緩急の心地よさがあり、読み終えた頃には心が温かくなるおすすめ小説。穏やかな沖縄の雰囲気を感じつつ、純愛に胸キュンする大人向けの名作です。
読みやすく、ラブストーリー初心者にもおすすめ。
大人向けの小説を読んでさまざまな恋愛を擬似体験しよう
大人向け恋愛小説は幸せだけではなく、生と死や生きていく術なども考えさせられる作品が多い印象です。
大人の女性・男性に関わらず、さまざまな方にもおすすめしたい作品ばかり。
カテゴリーにわけておすすめの恋愛小説をご紹介したので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
おすすめの大人向け恋愛小説を読んで、恋愛を疑似体験しましょう。
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