電気圧力鍋と圧力鍋の違いとは

電気圧力鍋の購入を検討している方の中には、ガスで調理する圧力鍋との違いがいまいちわからない方もいるでしょう。
この章では違いだけでなく、自分に合う製品は何か選択肢が絞れます。
圧力鍋は電気圧力鍋と比べてどう違うか、主な違いは以下の4点です。
デメリットを知る前に、自分に合った製品はどちらか注意深く見極めましょう。
電気圧力鍋と圧力鍋の違い:サイズ
圧力鍋は小ぶりなので、事前に置き場所を作る必要がありません。また、コンセントの位置を気にする必要がないのも利点です。
一方、電気圧力鍋は大きく、コンセントの位置を気にする必要があります。人によってはデメリットと感じる方もいるでしょう。
デメリットといえる大きさですが、容量によってはコンパクト化されている製品もあります。省スペースがある方は両方チェックするとよいでしょう。
電気圧力鍋と圧力鍋の違い:価格
圧力鍋は電気圧力鍋と比べると、比較的価格が安い傾向にあります。圧力鍋は約4千円~3万円程度で購入できるものがほとんどで、1万円以下で買える製品も多いです。
一方で、家電である電気圧力鍋は1万円~3万円台が多くみられます。家電という点で電気圧力鍋は少々高いと思っておいてよいでしょう。
しかし、家事の負担を減らせるため、自分にとって適正価格か見極めが大切です。
電気圧力鍋と圧力鍋の違い:火加減調整機能
圧力鍋は自分で火加減の調整をする必要があります。料理中も他の家事をしたい方には、デメリットといえるでしょう。
しかし、微調整もできることから、食材を自分好みの柔らかさにすることも可能です。
一方、電気圧力鍋は自動で火加減を調整してくれるので、その場を離れられる特徴があります。簡単に料理がしたい方は、自動で調理してくれる電気圧力鍋がおすすめです。
電気圧力鍋と圧力鍋の違い:音の大きさ
おもり式の圧力鍋は、調理中に大きな音が鳴ります。音に敏感な方など、なるべく静かに料理や家事をしたい方にはデメリットといえるので注意が必要です。
一方、電気圧力鍋は比較的音が静かなので、他の家事をしていても気になることが少ないでしょう。
ただし、どちらも圧力をかけて調理するため、多少の音は鳴ります。少しでも音量を抑えたい方は、圧力鍋のスプリング式か電気圧力鍋がおすすめです。
意外と知らない電気圧力鍋のデメリット
ここからは、電気圧力鍋のデメリットに焦点をあてて解説していきます。ガスを使わずに短い時間でごちそうができる電気圧力鍋。
食材を加えた後は自動調理してくれるので、他の家事に時間が充てられるのも利点です。しかし、デメリットも以下の通り存在します。
- サイズが大きく場所をとる
- 調理時間の短縮にはならない
- 自動レシピ数が少ない
- 手入れがめんどう
- 価格が高く、気軽に購入できない
では、詳しく解説していきます。
デメリット①サイズが大きく場所をとる
電気圧力鍋のデメリットとしてあげられるのは、サイズが大きいために場所をとり、家事の邪魔になる点です。
主に1L~5Lサイズがあり、ホットクックだと1Lで幅22・奥行30.5・高さ24(cm)あります。
1Lでもそこそこ存在感があるので、場所を確保しましょう。料理の時や他の家事をする際に、場所をとることはデメリットの要因になってしまうため注意が必要です。
デメリット②調理時間の短縮にはならない
電気圧力鍋は調理の時短にならない点が、デメリットといえるので注意しましょう。
たとえば、「5分で角煮ができる」と表記されているとしたら、5分という時間は加圧の調理時間を示しています。実際の時間は、下準備・加圧・蒸らしなども含めると約1時間。
容量によって異なりますが、基本は料理中でもキッチンから離れて他の家事などに時間を充てられる家電として、認識しておきましょう。
デメリット③自動レシピ数が少ない
自動で調理してくれるため、家事の手間や料理の工程が減らせる便利な家電。
しかし、製品によってはレシピ数が少ないデメリットがあります。炊飯などの基本レシピはありますが、基本レシピ以外の料理は自分で調べて設定しなければいけません。
手間をかけずにさまざまな料理を作りたい方には、デメリットとなり注意が必要です。事前に自動で調理できるか確認しておきましょう。
デメリット④手入れがめんどう
電気圧力鍋は料理後に、本体以外のパーツも手入れしなければいけないというデメリットがあります。
パーツが取り外せない・食洗器不可・パーツの数が多い製品は特に注意が必要です。
優秀な製品でも手入れがめんどうだと、家事や料理の手間が減らせず、長く愛用したい方にはおすすめできません。
ふたの取り外しの有無、パーツの数など、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
デメリット⑤価格が高く、気軽に購入できない
電気圧力鍋は、家事の手間を省きたい方や本格的な料理を作りたいときにおすすめです。
しかし、比較的価格が高く、気軽に購入できないデメリットがあります。容量などによっては約3万円以上の製品が多く、少々手が出しにくい印象です。
しかし、調理法や容量によっては1万円前後で購入できるものもあります。価格重視の方はどんな機能が欲しいかなど、優先順位をつけるとよいでしょう。
デメリットを踏まえた電気圧力鍋の選び方

ここからは、電気圧力鍋のデメリットを踏まえたうえで、購入を考えている方に実際の選び方のポイントをご紹介します。
また、注意点も同時にわかるので、購入を検討中の方は確認しておきましょう。
- サイズと保管場所
- お手入れ方法
- 自動レシピ数
- 加熱方式
- 安全性
では、それぞれ注意点を踏まえて詳しく解説していきます。
選び方①サイズと保管場所
デメリットでもお伝えした電気圧力鍋の大きさ問題。容量の他、縦幅や奥行きも事前にチェックし、場所が確保できるかも注意して確認しましょう。
容量は家族の人数に1Lをプラスした大きさが適当なので、1人で使用するなら2L、2~3人だと3L以上がおすすめです。
また、保管場所にコンセントがあるか、家事の邪魔にならず、料理中にキッチンでの動線がよいかもチェックしておきましょう。
選び方②お手入れ方法
手入れのデメリットを解消するには、ふたの取り外し・パーツの洗いやすさ・パーツ数の事前チェックが必要です。
製品によっては本体とふたが分離できないものもあり、注意が必要です。
また、手入れするパーツが多いと手入れに時間がかかり、キッチンにいる時間や家事の手間を増やしてしまうことも。
機能も大事ですが、手入れも注意して確認しておくと購入後に長く愛用できるでしょう。
選び方③自動レシピ数
料理の手間を減らしたい方は、自動で調理できるレシピ数をチェックしておきましょう。
デメリットでお伝えした通り、時間の設定などで時間がかかると、結果的に家事の手間やキッチンにいる時間の短縮に繋がりません。
また、予約メニューできるレシピが少ない電気圧力鍋もあるので注意が必要です。予約して調理したい方は、対応しているレシピ数がどの程度あるか確認しておくとよいでしょう。
選び方④加熱方式
マイコン式は消費電力や本体価格が比較的低いですが、底のヒーターだけで加熱するためムラができやすいので注意が必要です。
一方、IH式は側面や底にある電機誘導加熱技術で均等に加熱するのでムラがでにくいですが、価格は比較的高いといえます。
料理中の安全面などは変わりありませんが、メリットデメリットが存在するため、解説を参考に注意して確認しておくとよいでしょう。
選び方⑤安全性
電気圧力鍋は、事前に正しい使い方を知らないと危険なので注意しましょう。
たとえば、全ての食材や調味料が使えるわけではなく、豆類・パスタ・ルー・大量の油など、膨らむものは入れることができません。
また、アクリルアミドといわれる化学物質ができると噂されていますが、120℃以上で長時間加圧調理しなければ問題ないでしょう。安全に長く使うためには、正しい使い方や知識が必要です。
デメリットも知って電気圧力鍋を活用しよう
電気圧力鍋は解説の通りデメリットもありますが、デメリットを超える利点も多くあります。自動で調理している間に、他の家事などをできる点は最大の利点といえるでしょう。
多くのキッチン家電がありますが、電気圧力鍋は調整の少なさから、料理初心者や玄人まで使えるのも魅力のひとつ。
正しい使用方法とデメリットを知って、家事の負担を軽減させてくれる電気圧力鍋を安全に活用しましょう。
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