【保存版】片栗粉の代用になるもの8つ!用途別におすすめの代用品&食材を徹底解説

片栗粉を切らせてしまった時は、自宅にある他の食材で気軽に代用ができます。ただし、片栗粉をどのように使うかによって代用できる食材が異なります。そこで、この記事では片栗粉の用途に合わせておすすめの代用品をご紹介!

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【保存版】片栗粉の代用になるもの8つ!用途別におすすめの代用品&食材を徹底解説
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maharacooking

ライター

調理師&食育インストラクターの資格保有。「家族が喜ぶ何度も使えるレシピ」がコンセプトの料理教室を主宰しつつ、レシピやインテリア記事のライターとして日々記事を執筆中。みなさんの暮らしがより楽しく素敵になるよう、お手伝いしたいと思っています。

片栗粉とは?代用品を考えるまえに片栗粉を知ろう

さまざまな調理工程で活躍する片栗粉は、便利なのでおうちに常備している人も多いのではないでしょうか?

はじめに、普段何気なく使っている片栗粉についてご紹介します。原料や保存方法、どんな料理に使えるかなど、基本的な情報を確認していきましょう。

片栗粉はどんな食材?


片栗粉は、ユリ科のカタクリという植物から採れるでんぷんで作る粉のこと。

カタクリのでんぷんは大量生産が難しいこともあり、現在流通している片栗粉のほとんどが、じゃがいも(馬鈴薯)でんぷんを原料としています。

原料はカタクリからじゃがいもに変わりましたが、同じでんぷんを原料にしており同様の使い方ができることから、名称は片栗粉のまま流通しています。

 

片栗粉の保存方法


片栗粉はほかの粉類と同様、温度と湿度に注意して保存する必要があります。気温や湿度が高いと、ダニが発生してしまうので注意しましょう。

開封後は湿気防止のために、密閉容器に入れて、直射日光の当たらない涼しい場所で保存する方法がおすすめです。シンク下のような湿度の高い場所は避けましょう。

冷蔵庫での保存方法もありですが、使用後出しっぱなしにすると結露して傷む原因になるため、注意が必要。使用後はすぐに冷蔵庫に戻すことを心がけてください。

 

片栗粉の使い道


片栗粉には、あんかけのようなとろみをつけたり、揚げ物の衣にしたりする使い道があります。

あんかけやおかずのソースにとろみをつけるときは、水溶き片栗粉を加えて加熱する方法が一般的です。

揚げ物の衣にすると、サクサクした食感となり、冷めてもベチャ付きにくくなるメリットがあります。

そのほかにも、片栗粉を肉にまぶして焼くことで柔らかな食感となったり、餅のようなお菓子作りに使えたりと、さまざまな料理に使えて重宝する食材です。

 

片栗粉の代用となる粉物の食品とは?

片栗粉がない!そんなときに役立つ身近な代用品をご紹介します。まずは、代用として使える粉物の食材をピックアップしていきます。

代用品その1《小麦粉》


小麦粉は、その名の通り小麦を原料とした粉で、片栗粉と同じようにでんぷんを含む食材です。自宅にストックがあることも多い食材なので、片栗粉を切らせてしまった場合の代用として使いやすいでしょう。

小麦粉は、でんぷん以外にもたんぱく質が含まれている点が片栗粉とは異なる点。そのため、つなぎとして代用するとギュッと締まった感じになり、とろみ付けに使うと焦げやすい特徴があるので注意してください。

 

代用品その2《コーンスターチ》


片栗粉がカタクリやじゃがいものでんぷんから作られるのに対し、コーンスターチはとうもろこしのでんぷんを主成分とした粉です。

見た目や触った感じは片栗粉に似ており、とろみ付けや衣などほぼ同様の方法で使えるため代用として重宝します。

片栗粉に比べて、温度が低い状態でも粘性(とろみ)を保ちやすい特性があるため、冷たいスイーツ作りでの利用方法が一般的。

プリンやブランマンジェなど、とろみのある洋菓子のレシピに適しています。

 

代用品その3《米粉》


米粉は、うるち米を細かく砕いて粉状にしたもの。きめ細かなサラリとした粉で、吸油率が低い特徴があります。

そのため、揚げ物の衣にすると、冷めても油がベチャっとすることなく、薄い衣となりサクサクした食感をキープできるのです。

米粉にはグルテンが含まれていないので、グルテンアレルギーの方や健康志向の方に注目されています。

 

代用品その4《パン粉》


パン粉は、原材料に小麦粉が含まれており、片栗粉をつなぎとして活用したい料理で代用が可能です。ハンバーグや肉団子などの料理では、つなぎで片栗粉を使う方法で作ると、ツルンとした食感でまとまりがよくなります。

パン粉を使うと肉がふんわりジューシーに仕上がる特徴があり、食感が異なりますが、つなぎとして使う場合は代用が可能です。パン粉は水分を留める役割もあるため、肉汁の流出を防いでくれます。

 

片栗粉の代用となる粉物以外の食品

代用品その5《粘り気のある食材…オクラやなめこなど》


とろみのある料理に仕上げたい場合、片栗粉の代用として粘り気やとろみのある食材を加える方法もあります。

オクラやなめこ、モロヘイヤやえのきなどは粘りがあるので、スープや炒め物のソースにとろみをつけるレシピに有効です。

また、細かく刻んで混ぜ込むことで、つなぎとしても代用可能。粘り気のある野菜は、ビタミン類などの栄養もあり、美容や健康面でのメリットも大きいです。

 

代用品その6《卵》


片栗粉の代用になりそうな粉類も切らしてしまったら、卵を代用する方法もあります。

片栗粉とは特性が異なるため、料理の見た目や食感は変わりますが、美味しく仕上げることはできますよ。

定番の代用方法はつなぎとして使うこと。ほかにも、ピカタやチキン南蛮のように揚げ物の衣として卵をまとわせて仕上げる料理もあります。

また、スープに溶き卵を加えることで、ほんのりとろみをつける方法もあるので覚えておきましょう。

 

代用品その7《芋類》


そもそも片栗粉の原料でもあるじゃがいもがあれば、代用ができます。つなぎで使うレシピでは、じゃがいもをすりおろして、生地や肉ダネなどに混ぜ込むとよいでしょう。

片栗粉と同じでんぷんが多く含まれているため、もっちりとした食感になります。じゃがいも以外ではとろろを作る山芋も、同様にすりおろしてつなぎとして代用可能。

つくねや肉団子は、片栗粉で作るよりもふんわりとした食感に仕上がります。

 

代用品その8《お麩》

代用品その8《お麩》


お麩は、小麦粉にも含まれるグルテンを主原料とした食材です。

すき焼きや煮物、お吸い物などに入れて料理することが多い食材ですが、もし使い切れずに余っていたら片栗粉の代用として消費する方法もあります。

そのままの形状では使いにくいため、ブレンダーやおろし金などで細かく粉砕して代用する方法がよいでしょう。

お麩は小麦粉よりも水分保持力が高いため、ハンバーグのような料理でつなぎとして活用すると、ジューシーに仕上がります。

 

【用途別】片栗粉の代用品一覧

とろみをつける


料理にとろみをつけたい場合は、下記の食材で代用してみましょう。

  • コーンスターチ
  • 小麦粉
  • 粘り気のある食材

コーンスターチが最も片栗粉に近いとろみがつきます。使用方法も片栗粉同様、水に溶いて加熱すればよいので簡単に代用できておすすめです。

このほかに、白玉粉やくず粉もとろみ付けでの代用が可能です。自宅に余った白玉粉やくず粉がある場合は、片栗粉の代用として消費してしまうのもよいでしょう。

 

つなぎにする


料理のつなぎとして活用するレシピでは、下記の食材で代用してみましょう。

  • コーンスターチ
  • 小麦粉
  • パン粉
  • 芋類
  • お麩

小麦粉は、グルテンの量が多いほど粘り気が強く固くなります。中力粉や強力粉はグルテン量が多くなるので、レシピ中の用途によっては小麦粉の種類にも注意しましょう。

つなぎは比較的幅広い食材で代用が叶います。それぞれの食材の特性を生かして、料理に合うもので代用してください。

 

衣にする


唐揚げのような料理の衣で使用する場合は、下記の食材で代用してみましょう。

  • コーンスターチ
  • 小麦粉
  • 米粉

片栗粉で衣をまとわせる料理は、サクサクと軽い食感に仕上がるのが特徴です。コーンスターチは、片栗粉に近い食感で、やや軽い食感となります。

小麦粉は、カリっと質感のある衣になり、ジューシーな食感に。米粉はきめ細かい粉状で薄衣となり、吸油率も低いため、カロリーが気になる方におすすめです。

 

用途に合わせて片栗粉の代用品を選ぼう!

片栗粉はとろみ付けや衣、つなぎにするなどの用途によって、代用できる食材がたくさんあります。

今回は自宅にありがちな食材を選んで代用食材をご紹介しましたので、片栗粉を切らしてしまったときは、ぜひ活用してみてください。

用途や料理によって、代用すべき食材が異なりますので、用途別のおすすめ食材を参考にしてくださいね。

 

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